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旅の終わり、そして旅の始まり

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
なんつって、日が暮れてゆきますよ。感傷に浸ってる場合じゃないな。

今日で「徒歩で日本一周」を終えようと思います。このブログが2007年4月2日にスタートして、今日が2009年12月2日。
これまで旅の中で出会ってきたすべての人は元気だろうか。時が移ろい、あの時、桜のアーチをくぐって中学校や高校に入学していった子供たちが、今時分、ちょうど自分の進路に向き合って悩み、あるいは楽観し、あるいは何をすればいいのか分からぬまま、希望と不安を胸に日々を過ごしていることだろうと思う。
このブログを始めた当初、僕はおこがましくもこの日記が、あなたの日記になればいいなと思っていた。18の頃に聴いていた音楽を久し振りに聴いた時、18の頃に考えていたことや出来事をふと思い出すように、このブログがまたそんな役割を果たせたらな、という思いがあった。
2年8か月というわずかな時間ではあったが、このブログはその役割を果たせたであろうか。僕は作家を目指す者として、そんなものを書けてきたろうか。自問自答を繰り返している。

旅とブログを振り返って、反省すべき点は多々ある。正直言って、自分の道を疑った時もあったし、嘘もたくさんついたし、それによって人をたくさん傷つけもした。支えられて生きてきた道をまるで自分の足だけで立っているように勘違いした日もある。いやむしろ、毎日がそんな日々だったんじゃないだろうか。
旅をしている間に様々なことを考えた。家族のことや将来のこと、人との接し方や社会における自分の立場、人に冷たくされたこと、人に冷たくしたこと、まだ見ぬジャングルの奥地や宇宙の果て。日々のブログにそんな思いは詰め込んできたつもりだ。
大きなことを言えば、旅を通じて僕は全てを見渡せる真実の目が欲しかった。けれど、そのためには僕はあまりにも無知だった。これが自分にとって最も大きな反省点だろう。
今現在、宮崎にいる僕は、少しづつでもそんなことを知っていこうとしている。きっと、世間一般から見れば手前勝手な旅を僕はまだ続けている。覚えなければいけないことは無数にあるが時間は限られていて、時間は限られているが無数のことを覚えていかなければいけない。この「徒歩で日本一周」も、すべては作家になるという旅路の上にあった。

昔、夢というのはウサギみたいだな、と思ったことがある。二兎を追えば一兎も得られず、手を離せば脱兎の如く逃げ出して、寂しがらせたら死んでしまう。一つの夢を真剣に毎日愛してやらなければならない。そんなこと出来るだろうかと考えている暇はない。やらなければならないのである。逃げ出したウサギを捕まえるのは、もっと大変だ。
今日は満月。空は生憎の雨雲だが、雲の向こうにいるウサギはきっと宇宙飛行士の夢だろう。そんなことを考えながら今日も僕は歩き続けている。
家族、友人、旅の間にお世話になったすべての方々、応援して下さった皆様、このブログを読んで下さっているあなたに心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

※「徒歩で日本一周」の更新はこれで終えますが、新たなブログを立ち上げ、これからも書き続けます。アドレスは、
http://sarobou.blog119.fc2.com/(こちらからでも)
です。どうぞよろしくお願い致します。

部屋にて
2009年12月2日 宮崎にて 高沢 里詞
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theme : 本日の日記
genre : 日記

思いを巡らす(近況報告4)

履歴書を書いていると、いつもなにか胸苦しくなる。
経歴を振り返っているうちに、自分が平らな社会の中にもぐりこんでいってしまうようで、暗澹とした気分になる。
公立の農業高校を卒業したのち、農業系の大学に進学し、そこを中退したのちはフリーターを続けていた。サッと言ってしまえば自分の経歴はこの通りであり、それを正直に履歴書に書くのが辛い。そうして、自分がこれまで勤めてきた数々の職場を思い出しては、あれは(株)だったろうか(有)だろうかと思いを巡らし、30分ほどかけて書いたあやふやな紙切れ1枚を持って、またフリーターになりに出掛けるのだ。
一つづつ、また一つづつ、流動的に書く項目が増えてゆく自分の履歴書は、まるで世の若者、最近の若者、その中でも特に堕落したダメな若者を象徴しているようで、履歴書を書くというのは自分で自分に落第を言い渡しているような気になる。
しかし考えてみれば、華やかな経歴とは何だろうか?僕がもしここに、例えば一流大学の名を書きこんだところで、有名企業の名を記したところで、華やかな気持ちになったであろうか。虚空を見つめ、ボーっと物思いにふけったところで、そんな気もしないのは、やはりきっと履歴書を書くという行為自体が虚無的だからだろう。本当に華やかな経歴なんていうものは履歴書など書く必要のない生活なのだ。そんなものを書かずとも、安心して誠実に、正義を持って生きてゆける環境なのだ。そして、その経歴は決して履歴書という紙切れ一枚に収まることはない。どうだ、この紙一枚で僕という人間が計れるか!
義憤のような個人的憤りを壁にぶつけ、僕は立ち上がった。書きあがった履歴書を持って、セブンイレブンにバイトの面接を受けに行くためである。
コンビニの事務所で、オーナーを前にして「えぇ、そうですねぇ」「はいぃ」を連発してきた。まったくもって、自分はダメな若者である。そうしてダメな自分を引きずって、帰宅したそばから缶ビールを呑んでいるのは今現在の僕の姿なのだが、そんなわけで宮崎にて仕事を探しているのである。
昔、うちの祖母が言っていた。
「働かざる者、食うべからず」
部活帰りで、居間にごろ寝している自分を足で軽く小突きながら言い、起こした。
「なんだよ、ばあさんだって働いてねえじゃねえか」
肘をついて上半身だけ起こしながら、自分がそう言い返すと
「あたしは昔にたくさん働いたんだ」
祖母はそう言っていた。

働きたくねえと叫んで若者は仕事に向かう、なんて詩を書いたのはまだ学生の頃だった。
作家になるために、とりあえず当面は生活費をバイトで稼がねばならない。最近は相変わらずの編集作業と並行して、段々宮崎で暮らす準備をしている。卓ちゃんは今、すぐ横でケータイにてユーチューブを見ている。音から察するに「すべらない話」なのだけど、時々笑い声をあげている。それがうるさいので、僕はコビーで音楽を聞きながらこれを書いている。コビーってのは、要するにウォークマンです。ツタヤで1980円で買った、なんてーの?音楽再生機器ですな。
近いうちに、新たなブログを立ち上げようと思っている。もう「徒歩で日本一周」ではないので。
僕は、5年ほど前からブログをしているけれど、初めはここのリンクにもある「さろ坊日記」だ。これは自分のバンドのブログだったが、フリーターを続けながら将来に悶々としたものを抱えた内容のこれが起こりとするならば、「徒歩で日本一周」を承と捉える。そうして今、ブログは転の時期を迎えているんじゃないかと思うのだ。次のブログを転と捉えれば、自然、転のブログの結末は作家になるという目標を達成した時点で終わりとなるのだが、その後、結は作家として、どんな生き方を世の中に残せるかということに繋がってくる。
正直、結の終わりは見えていないが、結は転次第でどうにでもなってしまう。もしかしたら、転がそのまま結になってしまうことがあるかもしれないし、それは分からないのだけど、とりあえずステップを踏んでいこうと思っている今日この頃である。

theme : 本日の日記
genre : 日記

近況報告3

遅くなりましたが、おかげさまで無事イベントを終了することができました。
今回、宮崎で自分が手伝わせて頂いたイベントというのは太極拳のイベントだったのですが、正直、太極拳というものを自分はよく知らず、それ自体を色々と学びながらの活動でしたが、自分の中で太極拳に対するイメージはがらっと変わりました。
それまで自分の中にあった太極拳のイメージといったら、中国の天安門広場でおっちゃんおばちゃんがガーやってる、ガーやってるようなイメージしかなかったんですが、まず、太極拳って体操かと思っていたのが、格闘技だったんですね。
というか、空手だったり、合気道だったりは太極拳から派生したものらしく、空手なんかは沖縄が源流だと言われていますが、元は唐手であり、中国から沖縄に伝わったものらしい、と。太極拳と少林拳もそもそも同じで、それこそ漫画に出てくるような3年殺しや秘功突きみたいな技があるということを知りました。
とは言いつつも、今日本で行われている太極拳のほとんどは、この体操的な太極拳が主であり、ネックなのは太極拳が高齢者のスポーツというようなイメージが強いことで、そういう意味で今回のイベントに来られた一般の皆様には、太極拳に対してまた違った見方をして頂けたかと思います。そういう意味で、今回のイベントは大いに実りあるものでした。
私見ですが、きっとこれから太極拳は静かなブームになるでしょう。

最近まで、そのイベントのために名古屋から来られたヴァイオリニストとリコーダー奏者の方と暮らしていたのですが、面白い日々でした。イベント活動の一環として、お世話になった県内の幼稚園、小、中学校に赴き、音楽演奏や自分の詩の朗読をさせて頂いたりもしました。

ところで皆さんに一つお知らせがあるのですが、自分の今後の活動をしばらく宮崎にて行うことにしました。一旦は地元に帰って活動を始めようと思っていたのですが、やはり先生の下で、もう少し研鑽を積ませて頂こうと思った次第です。というのはですね、自分はどうも先生という人間に魅かれ、離れられそうにないのです。ちょっと異常なようで、こんなことをストレートに書いても理解して頂けるか分からないのですが、きっと、人それぞれの人生の中で「この人だ!」と思う人に出会えたら、見逃してはいけないんですね。色々な柵はありますが、出来るだけそばに居させて頂いて勉強するというのがベストな選択だと自分は思っています。
先生にも、その方がいいと思うと言って頂き、御配慮で今住んでいる部屋をそのまま使わせて頂けることになりました。
とりあえず、これからはそこで卓ちゃんと一緒に暮らすのですが、実はもう一人一緒に暮らす仲間がいまして、彼はイラストレーターをしています。二十歳の青年なのですが、彼の絵と僕の詩で作品を作ってみたらいいんじゃないかという先生の提案で、今、本の出版やら、個展といった活動を目標に励んでいます。

現在、イベントの様子を記録したDVDの編集作業に入っており、これらの仕事が終わり次第、このブログも一新して書いていこうと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。

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genre : 日記

青雲のこと

青雲の今後について書いておかなければいけない。

ここ宮崎に来るまで、正直、旅をやめるつもりなんてこれっぽっちもなかった。作家宣言にも書いたように自分は、やっていることが支離滅裂であった。この決断を必死で肯定したい自分がいるのは不思議だけど、無理もないと思う。だって、まだ結果が出ていないんだもの。
長岡卓と青雲を結成して4か月余り。青雲は、宮崎で解散となる。自分は地元に帰るが、卓ちゃんは宮崎で生きる決断をした。宮崎で暮らし、先生のもとで勉強を教わるようだが、これ以上は僕の語る領域ではないので控えておこうと思う。

さて、今回のことを自分は前もって親に連絡した。
その時、おかんは「なんでやめるの?ここまで来たんだからゴールした方がいいんじゃないんかい」と言っていた。
親父は「お前がそう決めたのなら、それでいいんじゃないか」と言っていた。
知人の皆さんからも「なんでやめるの?」「まあ、いいんじゃない」とお言葉を頂いたが、そんな中、友人N氏がこんなことを言っていた。
「俺は、初めからそうした方がいいと思ってたよ。日本一周しても作家になれるわけじゃないし、その分勉強してた方がいいしね。まあ、無駄じゃないけど、どっちが早いかって言ったら、勉強してる方だよね」
あまりに的確なので、「的確だなあ、おい」と返したが、旅に出なければそんなことにも気づけなかっただろうから、やはりこの旅は必要なステップだったのだろう。
旅に出た自分を肯定したい気持ちと否定したい気持ちが渦を巻いている。
旅自体を否定する気はない。旅はいいと思う。ただ自分は目的が曖昧だったのだ。

皆様から頂いたコメントに感謝致します。同じ木に咲いた桜の花は風に吹かれて散り散りとなり、青雲は別々に生きることになりました。これからの二人をどうぞよろしくお願い致します。

theme : 本日の日記
genre : 日記

近況報告2

というわけで、突然ですが旅をやめることにしました。
それに伴い、今まで旅を応援し、信頼し、協力してくださっていた皆様には大変申し訳なく思います。この決断をするのに、そういう点でずっと心に引っかかるものがありました。

正直、怖いです。旅をやめて真剣に作家を目指すということが、油断のならぬ人生の幕開けであり、完璧にこなせるか。こなそうと思っていても、どこかでコケるんじゃないか。すっごく不安です。
これまでは旅があったから、「まだ先だ」とどこかでノホホンとしていましたが、これを切りました。切るという決断は早かったですが、それまでに日々、無意識に積み上げてきた苦悩がありました。

仕事が取れるか、暮らしていけるか、問題は往々ですが、とにもかくにもこの道しか自分にはなく、遅かれ早かれ、ぶつかる問題です。26で下した決断は、決して早いものではないと思っています。
例えば、自分の地元の隣町に熊谷という行田より毛の生えた程度に栄えた町がありますが、ここに青山七恵さんという作家が住んでおられます。彼女は僕と同い年ながら、2007年に「ひとり日和」という作品で芥川賞を受賞しました。これは当時、旅に出る直前の僕にとって衝撃的なニュースでしたが、その作品を実際に読んでみて、自分はほとほと力の差を感じ、悔しさが込み上げてきました。
それから彼女は今年に入って川端康成文学賞も受賞したようですが、同い年ですでにこれだけの差が開いてしまっているのです。
そんな中、遅ればせながらしたこの決断には、しっかりと立ち上がり、開いていく差に食い下がっていこう、そのために一時も無駄にしたくないという脱ノホホンの決意が込められています。勝つか負けるかではなく、胸を張って渡り合える程度の力をつけていこうと思うのです。

重複しますが、そのためにご迷惑をおかけした皆様に心よりお詫び申し上げます。今、旅をやめるということは自分にとってのステップアップであり、落胆してほしくないのです。このブログに励まされていたという方がいたならば、自分の今後はもっと人を励ませるものにしていきますし、楽しみにしてくれていた方には、もっと楽しいものをお届けするつもりです。
ただ、飽くまで旅ブログとしてこれをご覧下さっていた方には、もうしばらく旅中継をお届けすることは出来ません。本当に申し訳ありません。
そして、この旅に仕事として関与してくださっていた各マスメディアの皆さま、大変申し訳ありません。僕の中途半端な想いで、結果的に沢山の嘘をついてしまいました。ごめんなさい。

今は、宮崎にてスポレクという太極拳のイベントの仕事を引き続き、やらせて頂いております。10月17日、18日に宮崎県日向市文化センターという場所で開催されますので、お近くの方は是非ご来場ください。お待ちしております。

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プロフィール

高沢 里詞

Author:高沢 里詞
埼玉県行田市出身
S57・12・7生
26歳♂
B型
パンクロッカー・詩人
行田秘湯の会会長
S・O’S(スーパーアウトドアーズ)部長
行田不毛の会会長
行田死語の会会長

注※どの会も新規会員募集は行っておりませんが、もしも会員になりたい方がいましたら密談でどうぞ。

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