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436日目 沖縄へ(1)

6月14日。船の出航は21時半。余裕をもって3時間前に自宅を出るものの、いい時間に港に到着した。船に乗り込む。
乗客が結構いるかと思っていたが、予想に反して少ない。10人ちょいくらいじゃないだろうか。それよりもコンテナの積み込みの方が主要なようだ。
この船は鹿児島、奄美大島を経由して那覇へ向かう。自分の入った那覇行きの2等船室には大広間に自分含めたったの3人しかいなかった。やはり若い旅人風だ。
船内を散策しつつ、書棚から本を借りて、船室の角に取った自分のスペースに寝転がって、コンビニで買ってきたビールを飲んでいる。船内アナウンスが、沖縄到着は明明後日の朝だと言っている。つまり明日と明後日は、ずっと船の中だ。
本を読んでいるうちに部屋が消灯になったので、そのまま寝た。
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437日目 沖縄へ(2)

6月15日。
じゃがりこの味が虚しいなあ。オリオンビールがうまく感じない。きっと動いてないからだね。夕飯に売店で買ってきたんだな。今日は一日、本を読むか寝ていた。
朝飯、昼飯は我慢した。フェリーは飛行機より安いけど、よく考えれば飯代がかかるんだね。でも、この、段々近づく感じ。船旅ってのは旅情があっていい。
船は一般的な長距離カーフェリーだけど、人が少ないから快適である。シャワールームなどは24時間開放のようで、お湯を張れば風呂にも入れる。食堂もあって、値段が高いかと思ったらそうでもない。ラーメン530円とかである。朝昼夕のピンポイントで営業していて、先に売れた食券の分だけ作っているようだ。出来上がるとアナウンスで呼び出される。全体的に案外快適。
船は現在、四国の南を航行中。

438日目 沖縄へ(3)

6月16日。
朝、鹿児島の志布志港に到着。乗客が一人か二人下りて、しばらくはコンテナの積み卸し作業をしていたようだった。
船旅、ということで気をつけていたことがある。船酔いである。丸2日間船の中にいるわけだから船酔いになったら大変だ、と思っていた。ところが。

船酔いになってしまった。

原因は恐らく、飯代を浮かすために食事を避けて空腹だったところへ、自分はどうしてもビールを飲まなければやっていけないのでビールだけは飲んで、揺れるラウンジで読書をしていたからじゃないかと思う。吐きそうになった。夜風に当たろうかと思ってデッキに出れば、夜の海の暗さよ。何も見えない。ますます気持ち悪い。仕方ないので部屋に戻って寝たが、船酔いは寝るに限る。朝起きたら治っていた、という次第である。
昼飯にカップラーメンを食べていたところ、船内アナウンスがかかり、今右手に屋久島が見えます、なんてことを言うから覗きに行ったら、確かに島があった。あれが屋久島かあ、と胸が高鳴った。
日暮れ時、船は奄美大島名瀬新港に到着。やはり数人の乗客が下り立った後、今度は10人位が乗船してきた。観光客であろうか。
夜、カップラーメンを2つ食べる。なんだか船酔いが完全に治りきらず、常に胸が気持ち悪い。夜風に当たってカップラーメンを食べようとデッキに出たら、カップラーメンのフタの上に乗せてあった液体スープが風に飛ばされてしまった。もう船旅はやめよう、と思った。
22時、雑魚寝で眠。

439日目 那覇~糸満

20080619002450
6月17日。4時半起床。
5時、船が那覇新港に到着。暗い空が段々に白み始めてきた。今日も一日が始まる。そして今日、自分は初めて沖縄の土を踏む。

沖縄上陸。

北海道稚内から歩き始めて439日目。とりあえずの折り返し地点、沖縄に到着した。感慨もひとしおである。なんだか、色々なものが新鮮に見える。街並みが外国テイストである。
「これが沖縄かあ・・!」
心の中でそう呟いた。
しかし、とりあえずの沖縄の感想として、まず感じたことは・・

暑い。

正直、ここまで暑いとは思わなかった。去年の夏である程度暑さに揉まれた自分だが、結果的に今日一日体力がもたなかった。というより、暑気あたりになった。頭痛に襲われ、初日から危ないところだった。きっと、前2日間にわたる船酔いが効いてたんだと思う。いや全く、頭がオーバーヒートしてしまった。
友達に頼まれていた沖縄スロットの調査をしてきたのだけど、沖スロすごいわ。偶然入った店では、スロット14列中の12列が沖スロで、残り2列は半バラエティコーナーと化していた。そのシマの入り口に何と書かれていたか?
「ここはチビコインコーナー」
と書かれてあった。これにはビックリで、自分はカルチャーショックを受けた。ただ肝心な出玉はというと、別にあまり出ている様子もなかった。
沖縄の自販機は特徴的である。暑いからか、500ml缶の品揃えが多く、どの自販機も安い。110円が当たり前である。100円の自販機だってそこら中にある。またオリジナリティ溢れる商品も多く、必ず見かけるのが『さんぴん茶』という飲み物である。ドクターペッパーも多い。自分は好きだけど、関東でドクターペッパーの500ml缶はまず売れないだろう。
そしてシーサー!どこの家にも飾られていた。門だったり、屋根の上だったり。それがまた各家で形や色が違うから面白い。
初日から暑さでグデングデンになった自分は、歩数計が壊れたので歩数計を買い、琉球ガラスの工芸店を見学、ひめゆりの塔を訪ねた後、今日は宿へ泊まらねばヤバいと感じ、民宿に泊まることにした。これがアットホームな旅宿で、家族団欒のような夕食のあと、自分はベッドへ。体力回復を図るべく、ゆっくり眠。

天候
曇りのち晴れ
気温
朝27℃ 昼30℃ 夜30℃
歩数
30078歩
累計6527404歩
出費
飲料×5・・483円
おにぎり×2・・210円
歩数計・・3980円
ガム・・60円
ゴーヤチャンプル丼・・398円
宿代(1泊2食、缶ビール)・・5300円
計10431円
累計820418円
食事
朝・・おにぎり×2、麦茶
昼・・ゴーヤチャンプル丼、さんぴん茶
夜・・宿飯(ヘルシーメニュー)、缶ビール
道中・・コーラ×2、ポカリスエット

440日目 糸満~与那原

6月18日。6時50分起床。
沖縄は昨日、梅雨が明けたらしい。今日はまた憎いほどにスカッと晴れた空。あっついので、なるたけタオルで頭を覆うようにして歩き出した。宿のご主人夫婦と子供が門のところまで出てきて、手を振り送ってくれた。
通りを歩いていると、どこからともなく三線の音色が聴こえてくる。沖縄感100%である。それがまた心をのんびりとした気分にさせてくれるんだな。なんだか風鈴と似ている。さとうきび畑を見ながら、のどかな一本道をひた歩いた。
昼飯に沖縄そばを食べる。うまし。ダシが好きだ、沖縄そば。沖縄で食べたかったのは、沖縄そばとタコライス。居酒屋に行くことがあれば、ミミガーとかラフティーも食べてみたい。
午後、沖縄の海で初めて泳ぐ。まるで貸し切り状態のビーチにトランクスで突入。海にプカプカしていると、後から客の男4人がやって来たので海から上がれなくなってしまった。さすがにトランクスを見られるのは恥ずかしい。
早く帰ってくれないかな、と思いながら海面に顔だけ出して様子を見ていたら、何だかその客の様子がおかしい。機材のようなものを浜辺に持ちこみ、ロケバスが何とかと叫んでいるのである。
すると次の瞬間、奥の駐車場からレースクイーンみたいな美女が4人、日傘を差してキャーキャー言いながらやってきた。
その人ら、なんとグラビア撮影のためにこの浜辺を訪れたらしい。ついさっき自分が服を脱ぎ散らかした砂浜で、あろうことか、撮影を始めたのである。
いや、嬉しいけど・・参った。ますます海から出られなくなってしまったではないか。何だかスタイリストやらメイクさんみたいのが水着を着てポーズをとっているアイドルを囲んで、パシャパシャやってるんである。
自分は今のグラビアアイドルなんてアッキーナくらいしか知らないから、それが誰だか分からないのだが、シャイな自分は恥ずかしくなって、沖まで泳いでしまった。ビヨビヨのトランクスで。そしたら沖合でメガネを海に落としてしまって、一時大変であった。
夜、涼しくなってから歩こうという作戦で夜型歩行に切り替え、歩調を取り戻し歩く。与那原という町のマックスバリューでベンチにごろ寝していたら、警備員がやって来て怒られたので、起き上がって腰掛け直し、腕組みをして眠。この体勢で寝るのは集中力が必要だ。

天候
晴れ
気温
朝30℃ 昼31℃ 夜27℃
歩数
43982歩
累計6571386歩
出費
沖縄そば・・500円
飲料×6・・670円
油性マーカー・・127円
カップラーメン・・128円
マカロニサラダ・・26円
アイス・・63円
計1514円
累計821932円
食事
朝・・宿飯
昼・・沖縄そば
夜・・カップラーメン、マカロニサラダ、シークァサードリンク
道中・・ポカリスエット、ビタミンドリンク、クリームソーダ、ルイボス茶、野菜ジュース、アイス

441日目 与那原~浦添

6月19日。8時半起床。
マックスバリューにて起。立ち上がって歩き出したら、見知らぬおじさんに呼び止められ
「あんた、大丈夫か?!」
と言われた。何のことかさっぱり分からない自分はおじさんに
「何がですか?」
と聞いてみると、おじさんは
「歩き方がフラフラしているよ」
と言う。
フラフラしてたかなあ、と思いながらもしばらく話をして、その場を去った。おじさんはなんだか色々と自分のことを気にかけてくれた。
今日は那覇へ向かう予定だ。実は沖縄にやってきた日に、広島でお世話になったファミマの店長のお姉さんから(詳しくは広島バイト編参照)、週末にBBQのお誘いを受けていたのである。というわけで自分は先に沖縄南部を一周して、8の字で沖縄本島を一周する作戦に出た。沖縄は縦に細長い島なので横断はすぐである。途中、首里城を見学しながら一気に横切って那覇まで戻ってきた。
とりあえず沖縄南部を一周して感じたことは、物価が安いなということである。飲食関係は特にそう感じる。自販機が安いという話をしたが、今日など朝飯に食べた沖縄そばは200円、昼飯のたこ焼きは10個入りで150円であった。たまたまそういう店だったのかもしれないが、例えば本州を歩いていて、そんなたまたまもない。
宿にしたってそうである。那覇にはゲストハウスと呼ばれる激安の宿が密集しているのだが、一泊1000円ほどである。集団部屋だったり相部屋だったりはするが、ゲストハウスには大抵シャワー、エアコン、洗濯機が備えつけられている。今日、自分もそのゲストハウスに泊まってみたが、個室だったし、いやぁ快適である。ビル5階の部屋だったから見晴らしはいいし、早速シャワーを浴びて、洗濯機で洗い物をし、ベランダに干したりした。いい風が吹いているので、洗濯物もすぐ乾く。
夜は近くのスーパーに買い出しに行って、缶ビールとつまみを購入。共同台所で漫画を読みながらカップラーメンを食べようとしたら、これまた共同のシャワールームからバスタオル一枚を体に巻いた女性が出てきてびっくりした。なんだかここから近くの会社に通っているOLさんらしい。全く楽しい宿である。
たった3日歩いただけでリュックが汗臭くなってきてしまったので、スーパーにて消臭スプレーを買ってきて噴射。この暑さで汗が半端ないんだ。クーラーを効かせた部屋で快眠。
あ、あと沖縄南部のコンビニ、ファミマが多い印象。

天候
晴れ
気温
朝30℃ 昼31℃ 夜30℃
歩数
22786歩
累計6594172歩
出費
飲料×3・・303円
アイス・・62円
除菌・消臭スプレー・・498円
沖縄そば・・200円
たこ焼き・・150円
宿代・・1800円
洗濯機代・・100円
アロエ&ナタデココヨーグルト・・100円
カップラーメン・・78円
枝豆・・169円
チキンメンマ・・169円
缶ビール×2・・330円
計3959円
累計825891円
食事
朝・・沖縄そば、麦茶
昼・・たこ焼き、レモンティー
夜・・枝豆、チキンメンマ、カップラーメン、缶ビール×2、さんぴん茶
道中・・さんぴん茶、アイス

442日目 浦添~北谷

6月20日。9時50分起床。
ゲストハウスにて起床。チェックアウトが11時で、宿の主人に
「ゆっくり休めばいいさ~」
と言われていたので、お言葉に甘えギリギリまで部屋に滞在。歩き出したのは昼近くであった。
今日の目的地は北谷(ちゃたん)にある米軍施設である。ここには、広島バイトでお世話になったファミリーマート店長のお姉さんが住んでいる。
縁は異なもの味なもので、それは男女の仲だけにあらず、こうやって全ての人と一人一人『出会う』というのは実に不思議な運命であると自分は思う。たった一秒の時差、たった一つの選択が大きく『出会い』、延いては『未来』を左右するのだから、自分は今に感謝して生きたい。今回のことは、広島の酒場にて店長夫妻と旅の話をしていた時に出た話であり、自分はあれから今日の日を楽しみにしていた。
お姉さんの旦那さんは沖縄の米軍基地で働く米兵さんである。その基地が北谷にあると伺っていた。道中、米軍払い下げ品を扱うミリタリーショップを覗いてみたり、タコスを食べながら、北谷に到着したのは夕方である。
待ち合わせのゲートを自分が通り過ぎてしまうハプニングがありつつ、初対面して挨拶。今日はお姉さん家のゲストということで特別に基地内へと入れるのであり、緊張しつつも免許証を提示し、いざゲート内へ。
家まで案内してもらい、旦那さんとも挨拶。旦那さん、ものすごく強そうだ。自分は英語が出来ないので、お姉さんに通訳をしてもらった。2歳になる息子のドレイク君と4人で別の基地内にあるバーガーキングに移動して夕食。ハンバーガーがでかい、でかい。基地内は基本アメリカンであり、何でもサイズが大きかった。
その後、基地内のショッピングセンターへ。ここには映画館もあるそうで、食事も買い物も税金は全くかからないそうだ。基地というと自分はもっと軍事的なのかと思っていたが、生活的な部分が大きいことを初めて知った。基地で働く米兵さんの家族は各基地内に住んでいて、学校も小、中、高、大とあるそうである。
スーパーでビールとつまみを購入して、家へと戻る。旦那さんの友人がきて家で飲み会。この友人さんというのが23歳らしいのだが、自分よりも年上に見える。またガタイがいいんだ。
明け方まで飲んで騒いで、大画面のテレビでレーシングゲームをやり、眠。

天候
晴れ
気温
朝30℃ 昼32℃
歩数
18694歩
累計6612866歩
出費
タコス・・500円
アイス×2・・115円
ビール1ケース・・4350円
計4965円
累計830856円
食事
朝・・アロエ&ナタデココヨーグルト、さんぴん茶
昼・・タコス
夕・・ハンバーガー、フライドポテト、コーラ
夜・・ビーフジャーキー、スナック、枝豆、カシューナッツ、缶・瓶ビール×10?
道中・・アイス×2

443日目 北谷滞在

20080624161023
6月21日。
二日酔いで目が覚めたのは昼過ぎであった。実はBBQなんであるが、今夜開催される予定である。自分はBBQの前日からお世話になって、なんと2泊3日も居させて頂くことになっているのだが、初日にしてこの二日酔い、大丈夫なんであろうか。
リビングでゆったりくつろいでいると、お姉さん手作りのサンドイッチが運ばれてきたので昼食。ハムとチーズとこんがり焼いたトーストの組み合わせ、うまし。
基地内は、住まいにしても食事にしても、アメリカンテイストである。家の中を拝見させてもらったのだが、台所や洗濯機、リビングまでが、テレビで見るようなアメリカの暮らしであって感動する。思わず、ほえー、などと言ってしまう。
旦那さんに、キャメルバックを頂いてしまった。キャメルバックというのは、水嚢と言えばいいんだろうか、背中に背負うリュック型の水袋のことである。これは日本ではあまり使っている人を見ないのだが、アメリカ人はランニングなどをしながら結構使っているらしい。
旦那さんが自分にくれたそれは、イラク戦争の時に使っていたものだそうだ。旦那さんはイラク戦争の時、7ヶ月間イラクに行っていたらしいが、このキャメルバックは軍から支給された物だそうである。
そんな貴重なものをもらってもいいのだろうか、と思ったが
「2つあるし、1つあげるよ」
というお言葉に甘え、ありがたく頂いた。大切に使おう。
夜、お姉さん家の友人家族が3組来て、庭でBBQ。BBQというと、自分はこう、外で皆が鉄板を囲んでワイワイやっているというイメージがあるのだが、アメリカンスタイルはそうではないらしい。庭に出ているのは男性陣のみである。旦那さんが肉を焼き、その周りで他の男性陣がお喋りをしている。女性陣はというと、家の中で調理や子供の相手をしたりしながら、お喋りをしているのである。
男性陣は焼きあがった肉と共に家の中へ戻り、そこで初めて皆でバイキングのようにして肉やサラダを皿に取り合って食べたのだった。
食事のあと、皆さんがそれぞれに帰宅していく中、自分は皆さんに旅のことを応援してもらった。全員が帰り、静かになった部屋でTVを見る。『松本人志のすべらない話』初めて見た。
お姉さんが出してくれたケーキを4人で食べながら、明日の話を少しして眠。

天候
晴れ
気温
計測なし
歩数
計測なし
累計6612866歩
出費
0円
累計830856円
食事
昼・・サンドイッチ、コーヒー
夕・・バーベキュー(肉、ポテトサラダ、パン、とうもろこし)、缶ビール×3、サイダー
夜・・ケーキ

444日目 北谷~嘉手納

6月22日。
遅めの起床。昼ご飯を食べながら、お姉さんが
「旅をしていて、あれ食べたいなーとか、恋しくなるものってある?」
と聞いてきたので、すかさず食卓の上に乗っていた味噌汁を指差して、
「これです」
と答えた。
味噌汁がね、やはり恋しくなるんだな。味噌汁、納豆、豆腐。どれも大豆食品だけど、これらはどうしても恋しくなる。素朴な家庭料理、と言い換えてもいい。お茶もまた、その内の一つである。
「あと、緑茶ですね」
とお姉さんに言ったれば、お姉さんは
「お茶ならあるよ」
と言って、食後にお茶を淹れてくれた。茶はうめえなあ。なんだか、じいさんみたいである。
午後、嘉手納にあるカデナエアベースという施設に連れて行ってくれるというので4人で向かった。
カデナエアベースは極東一の巨大な米軍施設らしい。初めて東京の横田基地を見た時もでっけぇなあと思ったけど、それよりもでかいということになる。中を案内してもらったのだが、まず見せてもらったのが戦闘機であった。表現として間違ってるかもしれないが、施設内には戦闘機がゴロゴロしていた。庭園には歴代の米軍戦闘機が飾られていて、F-15をバックに4人並んで写真を撮ってきた。すっげぇなあ。戦闘機かっこいいなあ。マニアにしたら垂涎ものであろう。感動した。しかも、エアベース内の飛行場は那覇空港よりもでかいんだという。
そして、な、な、なんと!エアベース内にはカジノまであるという。たまげた。スロットだけだけど、とのことだが、自分でもプレイ出来るというので、これは是非やりたい旨、お姉さんと旦那さんに告げ、連れて行ってもらった。まさかねぇ、沖縄でカジノが出来るとは思わないから興奮したさ。
昔、マカオのカジノスロットで大当たりしたことがあって。思い出すなあ。訳が分からぬ内に25セントが800ドルになったんだよ。あの出っぷり、日本じゃ味わえない。早速、両替所で5000円をドルに替えて、勝負してみた。
30分ほどして、次はエクスチェンジと呼ばれるショッピングセンターへと向かった。ここでは、アパレルから家電、書籍、食料品と、至るものが売られていて、まんま、アメリカのショッピングセンターのようである。日本語は見当たらない。
極めつけはこのカデナエアベース、ゴルフ場まであるというんだから、もう腹一杯である。たっぷりと施設を案内してもらった後、厳重なゲートをくぐって家へと戻ってきた。
車の中でお姉さんが
「カジノの中に、日本人のおばあさんがいっぱい居たでしょう?」
と言っていた。自分も気になっていたので、
「はいはい、いました!あれは何ですか?」
と聞いたのだが、おばあさん達は退役したアメリカの軍人さんの奥さんなのだそうだ。
「出る台は全部、あのおばあさん達が座ってるよ」
とお姉さんは教えてくれた。おばあさん達は毎日カジノにいるので、今日はどの台が出るのかを知っているそうだ。いや、さすが日本のおばちゃん。どこ行っても強い。
家で旦那さんに、イラク戦争の時の装備品を見せてもらった。防弾チョッキやガスマスク、ヘルメットに銃のマガジン。その一つ一つが何かを物語っていた。そして・・
3日間、長々とお世話になってしまった。時が過ぎるのは早いもので、お別れの時となった。握手をして別れ、自分はゲートを出た。ドレイク君は寝てしまったので起こさぬようにして、お姉さんと旦那さんは手を振って見送ってくれた。
また一人である。自分はリュックをしっかり背負って歩き出した。
ところで、7月4日はアメリカの独立記念日でカデナエアベース内で花火大会があるのだという。お姉さんと旦那さんが、それをまた一緒に見に行こうと言ってくれたので、このあと沖縄北部をどう回ろうか、そんなことを考え、まだまだ楽しみは尽きない。

天候
曇り
気温
夜27℃
歩数
11786歩
累計6624652歩
出費
アイス・・62円
缶ビール・・215円
ジャンボバーガー・・540円
ジュース・・110円
スロット代・・5000円
ショッピング代(海パン等)・・5000円
計10927円
累計841783円
食事
昼・・ご飯、味噌汁、目玉焼き、焼肉、ポテトサラダ、緑茶
夜・・ジャンボバーガー、レモンティー、缶ビール
道中・・アイス、スナック

445日目 嘉手納~恩納

6月23日。10時半起床。
道の駅ベンチにて起。この道の駅『かでな』は日本最南端の道の駅とのことである。いやぁ、道の駅には北から南まで散々お世話になったが、ここから北上、さらにあと半分お世話になる。これからもよろしく、道の駅。
近くのコンビニで朝食にしようと思ってレジに立つと、またしてもカルチャーショックなことがあった。なんとこのローソン、ドルが使えたのである。1ドル=90円とある。スゲーと思ったが、ここの店員はやりたくないな、とも思った。面倒くさそうだ。
今日通る予定であった道に『象のオリ』と呼ばれる米軍施設があって、一時TVで騒いでいたやつである、見てみるつもりでいたのだが、曲がり道を間違えて見はぐってしまった。残念。
道を歩いていると、時々、道路脇にシーサー屋というのを目にする。シーサーの焼き物を売る店なのだが、さすが沖縄である。自分の地元には埼玉(さきたま)古墳という有名な古墳群があるので、ハニワ屋というものがあるが、こういう焼き物って好きである。歩きでなかったら買って帰りたい。
そういえば、沖縄でまだハブを見ていないが、野生のマングースは2度見かけた。2回とも猛暑の中、自分の前を横切っていったのである。2回目などは親子マングースであった。親がササッと走り抜けていったのだが、その後ろにいた子供が続かない。道路脇に立ち止まって自分の方をジッと見ているのである。痺れを切らした親が、今行った道を戻ってきて、子供に
「何やってんの、あんたはっ!早く行くよっ」
という感じで急かして、やっと2匹して道路を横断していったのだった。
夜、通り道に
「元祖・海ぶどう丼」
と看板を出していた食堂に入って夕飯を食べることにした。せっかくなので、勇気を出して海ぶどう丼を注文してみる。
海ぶどうってのは海藻の一種だと思うんだけど、海藻の丼なんてうまいのか甚だ疑問であったが、果たしてこれがうまかった。海ぶどう丼、ちと高いがオススメな沖縄料理である。
その後、万座毛という景勝地まで歩いたが、すでに日没であったのでここは明日観光することにして、近くの草むらにテントを設置して眠。
ところでこのテント、入り口が蚊帳のようになっていて便利なのだが、設置時に誤って蚊が1匹テント内に侵入してしまったので、安心していたところを刺されまくって、夜、大変であった。テント内で「くわぁ」と騒いだ挙句、仕留めることに成功したのは明朝のことである。

天候
曇り
気温
朝29℃ 昼31℃ 夜29℃
歩数
29210歩
累計6653862歩
出費
海ぶどう丼・・1260円
アイス×2・・188円
缶ビール・・197円
おにぎり・・105円
カップラーメン・・195円
スポーツドリンク・・100円
ミネラルウォーター・・150円
計2195円
累計843978円
食事
昼・・カップラーメン、おにぎり
夜・・海ぶどう丼
道中・・アイス×2、缶ビール、スポーツドリンク、ミネラルウォーター

446日目 恩納~名護

20080626103018
6月24日。6時40分起床。
テントにて起。実は自分がテントを立てた場所というのは、草むら、と言っても交差点の一角で、長居は危険と判断し、朝から早々に荷物をまとめ立ち去った。
荷造りを終えた後、まず、すぐ近くの万座毛へ向かった。ここはどんな所かというと、要するに『崖』である。立派な崖だ。思い起こせば自分はこれまでに様々な崖を見てきたものだ。写真を撮った後、コンビニにて朝食にした。
今日も一日暑くなりそうである。沖縄に来てからまだ一度も雨に降られていないのは幸いだが、こう暑いと、汗がうざくてしょうがない。
沖縄には温泉がほとんどない。銭湯もない。沖縄には集団で風呂に入ったり、湯船に浸かる文化があまりないのだ。よって、自分は風呂に入る機会が少ない。宿に泊まるか、浜辺のシャワーを浴びるくらいである。しかし、この汗。
替えの下着は2セットしかないので、洗濯のことも考えて、出来れば1セットを3日くらい着回したいのだが、1時間で背中がびしょびしょになってしまう。2日目になると、昨日かいた汗が乾いてTシャツが白く塩を吹いてしまう有り様で、なんかミルク臭いし、早く着替えたいし、しかし風呂がないしで、どんどん滴る汗が目に入ったりして、なかなかハードな道のりである。
で、今日は堪らず海に入ってきた。有料のリゾートビーチだったが、シャワー使い放題で500円であった。しばし海を泳いだあと、ビーチチェアに寝そべりながら体を焼いて、シャワールームへ。すっきり。
夜、名護市街まで移動。パチンコ屋の休憩所を経由して24時間営業のマックへ。カウンターで注文しようとして、レジに人が来るのを待っていたのだが、なかなか人がやって来ない。普通、マックと言えば客がカウンターに近づくや、すぐにやって来て
「ご注文はお決まりでしょうか?」
なんて聞かれるのだが、ここはその気配が全くない。
「すいませーん」
と呼んでも
「はーい」
と生返事して、各々が自分の仕事に没頭するばかりなのである。なかなか注文を取りに来てくれない。
実は沖縄に来て、こんなことは初めてじゃない。他の店などでも、よく待たされるのだ。
「ははあ、これが噂に聞く沖縄タイムか」
と自分は思った。沖縄の人は善くも悪くも時間に執着しない、という話を聞いたことがある。のんびり、のんびり。これが長寿県沖縄の長生きの秘訣なのかもしれない。そして、郷に入っては郷に従え、と言う。それならば、自分も沖縄にいる間は沖縄タイムで生きようと決めたのだった。
店内の席で休んでいたら、2人組の女の子に話しかけられた。なんだか質問に答えてくれという。
「愛はどこにあると思いますか?」
「あなたの夢は何ですか?」
二人に質問され、差し出したノートに答えを書いてくれと言う。
何かの宗教かと思って話を聞いてみたら、2人は岡山出身の女子大生らしく、同じ質問を100人に聞いて回る旅をしているのだと言った。それ以上のことは聞かなかったが、なかなか面白そうな旅じゃないか。悩み多き乙女か、卒論のテーマか、自分は思ったままのことをノートに書き綴ったのだった。
「ありがとうございます!」
と言って2人は立ち去って行った。いやあ、かわいい子だったなあ。なんて思いながら、マックで座眠。

天候
曇り
気温
朝29℃ 昼32℃ 夜30℃
歩数
31710歩
累計6685572歩
出費
沖縄そば・・550円
缶ビール・・160円
飲料×5・・583円
ビーチ入場料・・500円
パン・・130円
おにぎり・・105円
計2028円
累計846006円
食事
朝・・おにぎり、カレーパン、コーラ
昼・・沖縄そば、缶ビール
夜・・ハリボーハッピーコーラグミ、コーラ
道中・・カフェオレ、ミネラルウォーター、コーヒー

447日目 名護~本部

20080627172214
6月25日。8時50分起床。
沖縄タイムにどっぷりつかろうと思い、朝のマックでまどろんでいたら、店員がやってきて
「お客様、もう9時になりますのでお起きください」
と起こされた。沖縄タイム終了である。よく考えてみれば、自分は別に沖縄じゃなくとも沖縄タイムで生きているような人間であって、これ以上沖縄タイムで生きたらば一日中ゴロゴロしてしまうだろう。むしろ、巻きで生きねばならぬ。すぐにリュックを背負って店を出た。
や、外は暑い。憎いなぁ、憎いね。ひた歩く自分に刺しかかってくるような日光。熱。紫外線。たまらない。今日の昼は沖縄に来てからの最高気温34℃を自分の百均で買った温度計がマークした。暑いはずである。
今日は美ら海水族館に寄る予定だ。今、日本一流行っている動物園と言えば北海道の旭山動物園で、水族館はと言えば、この沖縄美ら海水族館と言っても過言ではないかもしれない。それぐらい人気のある水族館ということで、是非チェックしておこうと思ったのだ。
ところが・・。
午後になって空に雲がかかり、次第に雨が降り始めたので、堪らず道端の食堂に避難した。そこで沖縄そばを食べて休んでいるうちに、なんだか水族館に行く気がなくなってしまった。
今日はもう宿に泊まって、汚れた物を洗濯して、風呂に入って、ゆっくり寝ようという気分になったのだ。
しばらく休んだが雨はやまず、仕方なく歩き出した。いくらか涼しいので逆に思っていたよりも歩きやすかった。水族館の前を素通りし、夕飯にタコライスを食べ、民宿を予約。
宿はコンビニの情報誌で探し、携帯電話で予約したのだが、宿のおばちゃんに
「電話番号いいかね~」
と言われて
「はい。090の・・」
「090ね~」
「4911・・」
「え?466・・1?」
「いや、違います!4・9・1・1」
「4911ね、分かったよ~。それじゃ、待ってるね~」
「あ、ちょっと」
と答えたところで、電話を切られてしまって、自分の電話番号は090の4661ー4911ということになってしまった。まあいいか、と思い宿に向かう。
宿に着いてみると、これがすごい宿である。どうすごいか、というのはなかなか言葉にしづらいのだけど、一つ挙げるなら玄関と台所に転がっているゴキジェットである。我が家かっ!
いや、でも畳と布団。これはもう幸せ以外の何物でもない。カーテンを閉めたら寸足らずなので、半開きのまま眠。

天候
晴れのち雨
気温
朝31℃ 昼34℃ 夜28℃
歩数
33919歩
累計6719491歩
出費
沖縄そば・・500円
タコライス・・750円
生ビール・・500円
アイス×2・・124円
DPE代・・270円
飲料×2・・160円
おにぎり×2・・210円
宿代・・2500円
計5014円
累計851020円
食事
朝・・おにぎり×2、レモンティー
昼・・沖縄そば
夜・・タコライス、生ビール
道中・・ミネラルウォーター、野菜ジュース、アイス×2

448日目 本部~大宜味

20080627195027
6月26日。9時半起床。
民宿にて起。干していた洗濯物をとりこんで、身支度を調える。昨日の雨でだろうか、洗濯物は乾ききっておらず、Tシャツは湿っていた。まあいい、どうせ着ればすぐにびしょ濡れになるのだ。ビニール袋に1セットずつ取り分け、リュックへ入れた。出発。
さあ、今日はどう進もう。昼はどうしようか。歩こうか、休もうか。夜型で行こうか。ハブが怖いな。コンビニあるだろか。云々。考えながら歩いていたら、今帰仁(なきじん)城へ向かう道路標識を発見したので、今帰仁城へ行ってみることにした。
沖縄にはグスクと呼ばれる城(跡)が島内に点々としている。一番有名なのが首里城だが、今帰仁城含め、9つのグスクが遺跡群として世界遺産に登録されている。自分はそこにたまたま通りがかったわけだが、世界遺産ということもあり、これは見ておこうという気になった。
1kmほどの脇道を小高い丘へと登っていくと、石垣が見えてきた。あった。が、どうやら観覧料がかかるようである。大人個人400円。
「400円かあ・・」
自分は少し迷った。
400円あれば、おにぎりが3個買える。おにぎり3個と、滅多に見る機会のない世界遺産を天秤にかけるのもバカらしいが、自分は食い意地が張っている。うーん、なんて考えていたら今度は雨が降ってきた。
休憩所にて雨が止むまで昼寝し、起きてから雨が止んでいたので結局見てみることに。なかなか面白い地形の城跡であった。
夜、夕飯を食べた後、18時過ぎから本格的に歩き出す。目的地は25km先の道の駅である。やはり夜は歩きやすい。しかし、快調に歩くものの、またも降りだす雨。コンビニで雨宿りしたり、缶ビールを飲んだりしながら、レインポンチョを引っ張り出して歩いた。
次第に強まる雨。地元へ帰った時に新しく装備したヘッドライトの明かりを頼りに水しぶきの舞う国道を進んだ。乱反射する車のライト。運転手に自分が見えているであろうか。注意しながら慎重に歩く。
午前2時、無事、道の駅に到着した。北谷でお姉さんに頂いた虫よけスプレーを手足に塗って、屋根のついたテーブルの上にて眠。

天候
曇りのち雨
気温
朝30℃ 昼27℃ 夜27℃
歩数
29148歩
累計6748639歩
出費
沖縄そば・・600円
沖縄そば定食・・650円
今帰仁城観覧料・・400円
サーターアンダギー(2コ)・・100円
缶ビール・・159円
アイス×2・・116円
飲料×3・・389円
計2414円
累計853434円
食事
朝・・スナック、ミネラルウォーター
昼・・沖縄そば、さんぴん茶
夜・・沖縄そば定食、さんぴん茶
道中・・サーターアンダギー、ライフガード、マウンテンデュー、アイス×2、ミネラルウォーター、缶ビール

449日目 大宜味~国頭

20080630233746
6月27日。7時起床。
道の駅『大宜味』にて起。今朝は激しい雨が降った。雨粒がアスファルトの地面を叩き、白い水しぶきが視界を遮るほどだった。自分はベニヤ板のテーブルの上で足元にその余波を受けながらボーッと寝転んで、降るなぁ、と鼻をほじっていた。
二度寝。
軽トラがやってきた音で目覚めると、地元のおっちゃんが道の駅の売店に果物を納入しているところであった。雨は止んでいる。挨拶をして少し会話をすると、自分は北へ向かって歩き出した。
海沿いを走る国道で、先の方にやたらトラックが路駐してある箇所がある。遠目にそれを見た自分はピンと来た。はっはあ、あれはさては・・。
ビンゴ!弁当屋である。海辺にポツリと建つ弁当屋であった。ちょうどいいので、ここで朝食。
ところで今日は嬉しいことがあった。
やった。
久しぶりに当たった。
何がって・・ガリガリ君が当たったのである。嬉しかったなあ。毎日ガリガリ君を食べた甲斐があった。当たり棒を写真に撮った。
オクマビーチというビーチにて海水浴。リゾートビーチのため、入場料がかかる。リゾートビーチというのはこれで二度目だが、感覚的には広いプールという感じで、海っぽさがない。綺麗に整備されていて、その分、安心だし遊びやすいのだが、どうしても人工的な感じがしてしまって自分には物足りない。このオクマにはJALのリゾートホテルがあって、一泊3万強からのようである。
『宿泊』というのは、おかしなものである。民宿辺りなら二食付き5000円くらいからある。が、高級ホテルとなれば、それがウン万円であり、ロイヤルスイートなんて名前がつく部屋だとウン十万なんて値段をとられる。けれど時間の流れが変わるわけでなし、同じ10数時間であり、チェックアウトを過ぎれば、フロントから電話もあるだろう。野宿なら0円だ。チェックアウトもない。
価値はどこにあるんだろう、という話である。その空間か、サービスか。満たされのは心か、欲求か。金を払えば本当にくつろげるのか。
高級ホテルは、男と女の情事、そのムード作りのためにあり、そのために高い金を払うのだろう、なんてことを思う。
道路脇のパーキングエリアで、潮風に吹かれながらベンチにごろ寝。夜景でも見に来たのだろうか、一台の車がやって来たが、自分と目があって、そのまま引き返してしまった。ムードがなくなるんだろうなぁ。

天候
晴れ一時雨
気温
朝27℃ 昼32℃ 夜27℃
歩数
34434歩
累計6783073歩
出費
弁当・・200円
ビーチ入場料・・750円
缶ビール・・150円
アイス・・62円
おにぎり×3・・273円
飲料×2・・172円
パン・・105円
カップうどん・・168円
計1880円
累計855314円
食事
朝・・弁当
昼・・おにぎり×2、パン、グレープティー
夜・・カップカレーうどん、おにぎり、野菜ジュース
道中・・ガム、アイス、缶ビール

450日目 国頭~国頭奥

20080702145214
6月28日。8時半起床。
あつい、アツイ、暑いっ!!暑いぞ熊谷!じゃなくて沖縄!
沖縄の人でも、熊谷が日本一暑い町だということは知っている。熊谷は暑いんだ。でも、沖縄もアツーイ!
溶けそうだ。ああ、俺は冷蔵庫でキンキンに冷えたラムネ、そのラムネ自体になりたい思いでアスファルト、通称フライパンロードを突き進んだ。なんだか蛇の道を歩いているような気分になってくる。この道の先に界王様がいそうだ。
東屋で休んでいたら、近くに車が止まって人が4人下りてきた。東京の目黒から来た家族だそうだ。親父さんに話しかけられた。じいちゃんと奥さんと息子さんの3世代4人家族だ。なんだか、スキューバダイビングが好きで、家族で全国回っているらしい。
「沖縄は10回以上来てますよ」
と言って笑っていたが、自分はこの人の職業が何なのか知りたかった。家族4人を全国連れ歩いてスキューバダイビングをやるだけのお金と暇がある東京の仕事って何であろうか。
今日、ついに沖縄最北端『辺戸岬』に到着する。
沖縄は那覇を中心として南部が栄えている。那覇に次いで中部も名護辺りまでは栄えているが、それから北はどんどん自然が色濃くなってゆく。特に東海岸と呼ばれる地域は、小さな集落がいくつかあるだけで、ジャングルのようだと聞いていたので、自分は沖縄攻略に関しては北東部が砦だなと考えていた。
この辺戸岬を過ぎればいよいよそのジャングルである。ちなみにこの辺りではヤンバルクイナの観察が出来るらしいのだが、もしかしたら自分も野生のヤンバルクイナが見れるかも知れないと期待した。ヤンバルクイナは飛べない鳥なので、道路を横断したりするそうである。
道を歩いていると野鳥が警戒してか、自分の頭を小突こうと挑発してくるので、自分は猿の物真似をして追い返した。目には目を、挑発には挑発を、である。

久しぶりに野グソをした。今季初。この旅で二度目の野グソである。人目がないことを確認して、道路脇の砂利道へ。更に砂利道の奥の死角まで進み、腰を下ろして出すものを出す。もしも現場を人に見られるようなことがあれば自分は精神的瀕死だ。
こんな時のために自分のポケットティッシュは水に溶けるタイプである。2008年、今年はエコを心がけている。
足し終えた用に、早速ハエが2匹やってきてブンブンしている。自分は一応、カモフラージュのために近くに生えていたシダ系植物を引っこ抜き、用の上にそっとかぶせた。そのカモフラ具合いがあまりに完璧で、まるで迷彩色、野グソ版ウォーリーを探せ、みたいなので感動してしまって写真を撮ってきた。この写真のどこかに野グソが隠れていますよ、みたいな。
国頭村の奥という集落で偶然に宿を見つけたので、泊まることにした。この宿が大当たり。自分のツボ的宿であった。
ご主人が
「飯は食ったか?」
と言うので、
「いえ、まだです」
と答えると、
「泡盛は飲めるか?」
と聞いてきた。

「・・はい、飲めます」
「じゃあ、今夜おじさんと飲み行こうね~」
「え?」
「集まりがあるから、一緒に行こうね~」
「ほんまっすかあ?!」

もう最高である。公民館に連れていってもらい、さっきシメたという豚肉料理を出してもらって、自称喜納昌吉の三線の師匠というおっちゃんが六線という三線の六弦バージョンの楽器で演奏を披露してくれた。
この演奏、ただの演奏ではない。ジミヘンよろしくの背面弾きである。地元の有名人だそうだ。カッコイイ!
宴もたけなわで宿に帰って、寝るのかと思いきや、おっちゃん、庭でまた泡盛を飲み出した。
「ここからが本番ですが・・何か?」
といった具合いに。最高だぜ、沖縄。

天候
晴れのち曇り時々雨
気温
朝33℃ 昼32℃ 夜28℃
歩数
35836歩
累計6818909歩
出費
飲料×4・・420円
焼きそば・・350円
カップラーメン・・160円
アイス・・52円
宿代・・3500円
計4482円
累計859796円
食事
朝・・カップラーメン、スポーツドリンク、アイス
昼・・焼きそば、コーラ
夜・・豚肉と野菜の炒め物、豚のスープ、ビール、泡盛
道中・・レモンティー、ジュース、ガム、きんかん×2

451日目 国頭奥~国頭安波

20080705202257
6月29日。6時50分起床。
ヤンバルクイナの鳴き声で起きた。キョッキョッキョッキョッて鳴くんだな。キョッキョッキョッキョッって草むらの中で鳴いている。1羽が鳴くと、つられて皆鳴き出すらしいから、結構賑やかである。
自分は二日酔いだ。宿の主人であるおっちゃんは、朝飯に、昨日の集会所からわざわざ料理を持ってきてくれた。集会所ではまだ飲みが続いているらしい。さすが沖縄。そして、それと一緒に商店でおにぎり2個とコーヒーを買ってきてくれたようで、
「昼飯に食べなさい」
と言って、自分に渡してくれた。
そんなことをしたら、おっちゃんの儲けが減ってしまうじゃない、と思い
「おにぎりとコーヒー代は払いますよ」
と言ったのだが、おっちゃんは頑として受け取らなかった。ここは素泊まりしかやっていない宿なのだが、結局自分は一泊三食も付けてもらったことになる。
握手をしてお別れ。
宿ホームページのアドレス↓
http://i.citydo.com/showpage.php?cID=565001123&pDir=okinawa&tel=

ジャングル。この辺りまでくると、ハブをよく見かけるようになった。なんか、道路でひかれて一夜干しみたいになってるんである。よく見かける。しかし、まだ生きているのは見ていない。
いい所だなぁ、と思う。歩いていて気持ちがいい。コンビニはなくとも、チェーン店はなくとも、余りあるほどの自然がある。木陰をすり抜けながら、深呼吸をして歩く。
だけど、そんな山道にも時折顔を覗かせるゴミの山。誰がこんなところにゴミを捨てるのであろうか。家電が道路脇の草むらに放り投げられている。こんなことをする奴は誰だ。こんなことをする奴にも家族はあるのか。愛する人がいるのか。愛してくれる人がいるのか。どうなんだ、答えてみろ。自分は悲しくなった。
午後、日照りが一層厳しくなり、今日自分は一時くたばりかけた。熱中症だか脱水症だかの症状が表れ、手足の痺れ、意識がフワフワしてきてしまったのだ。昨日の飲み過ぎで体内の水分が飛んでしまったのが最大の原因であろう。
歩いていると、意味もなく笑いがこみ上げて、自分は狂人のようになって歩いた。休憩しようにも休憩ポイントがなかなか見つからない。自販機がないのには困った。
ついに自分は山中につぐんでしまった。救急車も考えたが、地図を見ると次の町まで、あと4kmほどである。
・・約40分。
太陽に雲がかかったのを見計らって、自分はヨロヨロ立ち上がり、歩き出した。

辿り着いた町は安波という集落である。商店前の東屋に倒れこむようにして、寝転がった。2時間ほど寝たろうか。電話が鳴ったので起き上がると、今朝の宿のおっちゃんからである。

「どこまで行ったか?」
「安波という町まで来ました」
「雨は大丈夫だったか?」
「ええ、大丈夫です」
「そこの東屋は毎晩地元の人間が酒を飲んでいるはずだが、いんかね?」
「え?いや、いませんね」
「そうか。・・今日はそこに泊まるのか」
「はい、そうしようかなと思ってます」
「そうするといい。店の人にちゃんと断ってな」
「はい」

電話を切ると、自分は周りを4、5人の大人に囲まれていることに気づいた。
「青年、生まれはどこか?」
一人のおっちゃんが話しかけてきた。皆、それぞれ片手に缶ビールを持っている。
「・・埼玉です」
「埼玉か。ようし、じゃあ飲もう」
おっちゃんの言っていたことは本当だった。その場ですぐに宴会が始まったのである。
テーブルに広げたつまみを食えと勧められたが、自分は暑さにやられた疲れで全く食欲がない。しかし、それでも食えと言うので、一口だけ頂いた。

「それ、何だと思う?」
「・・何だろう。魚ですか?」
「ヤンバルクイナの内蔵よ」
「ええっ?!本当ですか?ヤンバルクイナって天然記念物じゃないんすか?!」
「それは国が勝手に決めたことだろ?地域には地域の習慣ってもんがあるさね」
「はあ~、そうゆうもんなんすか」
「嘘よ」
「へっ?」
「嘘よ。ヤンバルクイナのわけあるかよ。そりゃ、サメの皮よ」
「サメっ?!」

なんて。疲れてはいたが、なかなか楽しい。
一人のおっちゃんが、
「おい、明日から3日間仕事を手伝えよ。3日で1万5千円でどうだ。免許持ってるか?」
と言うので、話を聞いてみると、パイナップル農園の手伝いらしい。このパイナップルやるから、とわざわざ自分の息子にパイナップルを持ってこさせて、自分にくれた。
「いいっすよ」
と言ったのだが、おっちゃんは酔っ払うと一人で帰ってしまった。話はオジャンである。一体、どうなってんの?
真面目な話もした。
「同和問題って、ヤマトンチュ(沖縄県外の人間)は、どうして部落差別なんてことする?ウチナンチュ(沖縄県人)はそんなことしないよ」
と言うので
「沖縄では無いんですか?あれは何が始まりなんですかね。もっとも、今の若い人達はしませんけど」
なんてことを喋った。

宴会は深夜にわたり、ピーク時には8人ほど集まった人々が次第に散り散りになっていった。自分は最後まで残っていたおっちゃんの家に泊めてもらうことになった。

ところが。

おっちゃん、家に帰って寝るのかと思いきや、畳に泡盛とつまみを広げて飲み始めた。
「ここからが本番ですが、何か?」
って感じだ。
最高だぜ、沖縄。

天候
晴れのち曇り時々雨
気温
朝28℃ 昼32℃ 夜29℃
歩数
27674歩
累計6846583歩
出費
アイス・・53円
飴・・63円
飲料×3・・360円
缶ビール×2・・420円
パン×2・・247円
計1143円
累計860939円
食事
朝・・豚肉と野菜の炒め物、おにぎり×2、コーヒー
昼・・おにぎり×2、アイス、スポーツドリンク
夜・・サメの皮の天ぷら、馬刺し、缶ビール×2、缶チューハイ×2、泡盛
道中・・ドクターペッパー

452日目 国頭安波~東

20080706172850
6月30日。7時起床。
おっちゃんの家にて起。

自分は本当におっちゃんが好きだ。

個人ではない。

おっちゃんという存在が好きだ。

ホモではない。

おっちゃんというジャンルに住まう人々が好きなのだ。

だから自分は、もしかしたら同年代の人達と一緒にいるよりも、おっちゃんといる時間の方が長いかもしれない。
世の中に疲れたような、増えるシワそのもののような、哀愁のような、喜びのような、色々を見てきたはずなのに、力強く生きている、その情けない背中、愛すべき背中、だからこそ越せない大きな背中、語る瞳が好きなのだ。
ちなみに、おっちゃんと一言で言っても、おっちゃんの中には更に細かいジャンルがあって、おいちゃん、おいさん、おじちゃん、おじさん、おっちゃん、おっさん、とあるのだけど、それぞれ違う。
どう違うのかは個人的なことなので割愛させて頂くが、大した差はない。要するに見た目とファーストインプレッションである。
自分には、来るべきおっさん時代のために、目指すべきおっさん像があり、実は毎日そのための訓練を欠かさないのであるが、それはどんな訓練かと言うと、まあ、はっきり言って、飲酒である。
これは、おっさんになるためには欠かせない要素の一つで、コレにも更に細かいジャンルがあるのだが、取り分け『飲んだくれ』なんかレベルが高くて結構好きだ。
で、そんなわけで今日も若干二日酔い気味なんだけど、朝から歩き始めた。

ポケットに入れておいた携帯電話がひどいことになっていた。同じくポケットの中に入れておいたガムとの癒着が発覚したのである。糸を引くネバネバした関係。
♪ネバネバしたくな~い
ってのは忌野清志郎である。そうそう!キヨシローはいつの間にか復活していたね。やったぜ。
今、自分が歩いているヤンバルという地域は米軍の演習地も多く、道の脇に立ち入り禁止の看板がよく立っている。聞いた話によると、そこでは米軍によるジャングル戦を想定した訓練が行われているそうだ。確かに、それだけ植物は鬱蒼としている。
また、この近辺にヘリパッドと呼ばれる米軍のヘリコプター基地が建設予定だそうで、それに反対する地元民の座り込み運動にも今日は何度か出会った。

昨日の暑さに打ち勝った自分は、今日は調子よく歩き、国頭を抜け東村の宿に到着。シャワーを浴びて、ゴロゴロして、眠。

天候
晴れのち曇り時々雨
気温
朝28℃ 昼33℃ 夜28℃
歩数
36774歩
累計6883357歩
出費
アイス×2・・108円
飲料×4・・410円
カップラーメン×2・・340円
缶ビール・・150円
宿代・・2625円
コインクーラー代・・100円
計3733円
累計864672円
食事
朝・・パン×2、メロンクリームソーダ
昼・・カップラーメン、スポーツドリンク、アイス
夜・・カップラーメン、缶ビール、レモンティー
道中・・サイダー、アイス、ミネラルウォーター、飴

453日目 東~宜野座

20080708135655
7月1日。9時10分起床。
朝から自分は泣きそうだった。

何故か。

歩きながら、クロマニヨンズの新曲『エイトビート』を聴いていたからである。

ただ生きる/生きてやる/呼吸を止めてなるものか

このワンフレーズが脳天に突き刺さり、自分は目をウルウルさせながらフンフン息をして歩いた。
ロックンロールを聴くと、自分はよく泣く。意味もなく泣く。きっと心が熱くなるから、汗として、結露として、水分が外に出るのだろう。至って自然な涙である。

宿を出てくる時に、女将とお客さんにそれぞれパインとクッキーを頂いてしまった。頑張って、と言って送り出してくれた。北部に来てから何度か、車乗るか?と声をかけて頂いたり、人に接する機会が増えた気がする。
と思っていたら、ウチナンチュ曰く、
「やっぱり北と南では、沖縄でも人が違うよ。北の人間は優しいんさね」
とのこと。そういうもんなのか、と思った。
今日驚いたのは、歩道を歩いていたら、自分の横に停まった車からおばちゃんが降りてきて、
「本土の方?」
と自分に聞くなり、
「これでお茶でも飲んで!」
と500円を自分にくれたことである。

そんな土地であるから、やはり虜になってしまう旅人も多いらしく、今日立ち寄った食堂では、そこに住み着いていた東京青年の話を聞いた。
東京からやってきた青年が、その地域で1ヶ月15000円という低家賃の家に住み着き、3年近く滞在していったそうである。毎晩、地元の人間と泡盛を飲んでいたらしいが、その気持ち、すっごく分かる。自分も思わず住み着きたくなってしまう空間なのである。
ところで今日は4日ぶりにコンビニを見つけた。
宜野座という町のローソン前で一人缶ビールを飲んでいたら、店にやって来たカップルに話しかけられた。
少し旅の話をして、帰るのかと思ったら、彼女の方が自分の分のビールまで買ってきてくれて
「じゃあ、飲みますか」
と、コンビニ前で飲みが始まった。
もう、なんか沖縄という場所が本当に日本なのか疑わしい。
『カップルが見知らぬ男と、深夜のコンビニで飲む』
そんなことあるだろうか。ウルトラCである。もう、トカチェフ、トカチェフ、も一つトカチェフって感じだ。沖縄って、すごい。

しかも、このカップルはその後自分を連れて、二人の思い出の場所みたいなところに連れて行ってくれた。
そこはダムに造られた公園で、彼氏の方がここでギターの弾き語りをしてくれたのであった。
「お兄さんも何か歌える?」
というので、3人でザ・ブルーハーツの『青空』を歌うことに。

♪生まれたところや/皮膚や/目の色で/一体この僕の/何が分かるというのだろう

星が綺麗だった。星空の中、うっすらと天の川がかかっているのが見えた。

帰り、彼氏が自分に
「お兄さん、今日はうちに泊まってって」
と言うので、
「ホント?」
なんちゅって、泊まらせて頂くことにした。

ところが。

この直後、彼氏の爆弾発言が。

「俺、こいつと交尾してくるからさ」

そう言う彼氏。

思わず
「・・え?」
と聞き返してしまった。

「交尾?」
「うん、こいつんちで交尾してくるからさ」
「交尾?」
「うん、交尾」
「交尾?」
「交尾」
「そおかあ、交尾かあ。ごゆっくり」

自分を家へと案内した後、
「シャワーは下にあるから自由に使ってね」
と言って、彼氏は彼女と二人、明け方の町へと消えていった。

とにかくスゲーんだぜ、沖縄。

天候
晴れのち曇り
気温
朝29℃ 昼33℃ 夜30℃
歩数
48917歩
累計6932274歩
出費
ソーキそば・・500円
飲料×4・・508円
カップラーメン×2・・365円
アイス×2・・113円
生ビール・・400円
缶ビール×5・・1088円
計2974円
累計867646円
食事
朝・・ソーキそば
昼・・カップラーメン、乳酸菌飲料
夜・・カップラーメン、アップルティー
道中・・パイナップル、レモンティー、生ビール、つまみ惣菜2品、アイスレモンティー、アイス×2、ポカリスエット、缶ビール×6

454日目 宜野座~うるま

20080709032012
7月2日。13時10分起床。
昼過ぎ、目覚めると家の中から人の声がする。彼氏のお母さんと弟さんのようである。
自分はどんな顔をして部屋から出て行こうか迷った。
昨日、話の成り行きで自分は彼氏の家に泊めてもらうことになったわけだが、肝心のその彼氏が、彼女のアパートに行ってしまって、自分はなんか見知らぬ家で一人で寝ていたわけである。
彼氏はあれから帰ってこない。きっとスローセックスだ。

いやぁ、これはなかなか困難な状況だよな、まるで間抜けな泥棒が人の家に入って寝入っちゃったみたいだよな、なんて考えつつ、二日酔いでガンガンする頭をフル回転させ、自分は荷物をまとめた。部屋のドアノブを回す。
カチャッという音にお母さんが気づいた。
「誰かいるの?」
とお母さんが言うので、自分は部屋からアホ面を覗かせて
「あの~、・・コンニチハ。僕、○○くんの友達で、昨日一緒にお酒を飲んで、泊めてもらったんですけど・・」
と、しどろもどろなことを言うと、お母さんの反応は意外なもので、
「あら~!そうなの?!○○の?今、ご飯用意するから待っててね」
と言って、自分の食事の用意を始めたのであった。
自分は、へっ?てな感じで拍子抜けである。
あら?ってな感じ。
普通、もっと怪訝な感じじゃない?という感じ。
だって、お母さんの立場からすれば、自分の息子の部屋から昼過ぎに見知らぬ男が出てきて、肝心の息子がいないのである。奇妙に思うだろう。
ところがお母さんは、そんな様子をオクビにも出さない。
「大丈夫です、大丈夫です!」
と、自分はもちろん食事を遠慮したのだが、なんだかんだいって用意してくれたのだった。

いや

ホンット、スゲーぜ沖縄、って思う。
沖縄、というまとめ方をしてもいいのだろうか。すっげー平和、隣人愛である。

そういえば、全く関係ない話だけど、沖縄ではでっかいゴキブリをよく見る。この前一緒に飲んだおっちゃんが言っていた。
「トービラ(ゴキブリ)は仲間よ」
戦後、食糧難の時代にゴキブリを食べて飢えをしのいだのだと話していた。
スゲーぜ、沖縄。

金武(きん)という町にある『キングタコス』というタコライス発祥の店でタコライスを食べた。タコライスうまいよなあ。タコスもうまいし。沖縄ソウルフード、いいわあ。

今夜も宿に泊まり。最近宿が多いけど、沖縄はいい宿が多いのだ。それもそのはず。宿の主人は大抵、こんな沖縄にやられて本土から移住してきた沖縄病患者達なのだから。
分かるなあ、その気持ち。

天候
晴れ
気温
昼33℃ 夜30℃
歩数
33934歩
累計6966208歩
出費
タコライス・・600円
宿代・・2000円
飲料×4・・439円
ボールペン・・105円
アイス×2・・115円
缶ビール・・215円
計3474円
累計871120円
食事
昼・・ご飯、豆腐汁、豚肉と野菜の炒め物、焼き鮭、サラダ
夜・・タコライス
道中・・レモンティー、チェリーウォーター、缶ビール、さんぴん茶、アイス×2、ミネラルウォーター

455日目 うるま~沖縄

20080709125637
7月3日。9時50分起床。
うるま市内の宿にて起。
ここの主人もどうやら、沖縄の魔力にとりつかれて、沖縄へと移住してきた人らしい。
沖縄に移住してくる人、まあ、北海道に移住する人もなのだけど、関東圏の人間が多い気がする。埼玉の人も多い。
以前、何かのランキングで見たのだけど、埼玉の人間はあまり埼玉を好きじゃないらしい。それが自分には少しショックというか、そりゃあ北海道みたいに、沖縄みたいに、綺麗な海や大自然はないかもしれないけど、もう少し自分の地元に誇りを持ってもいいんじゃない?なんてことを思わせる。
「じゃあ埼玉の誇りって何だ?」
と笑って言う人間があるかもしれない。でも、もしそう聞かれたら、胸を張って
「ドーナツ化現象のホームグラウンドだ。埼玉が東京支えてるんだ、延いては日本を支えてるんだ、バカ野郎」
ぐらいのことを言っていいと思う。実際そうだと思うし、誇りってそういうものだと思う。
しかしね、

敵わんなあ、沖縄には。埼玉から移住する気持ち、分かる。正直言って。埼京線とか乗ってらんない、とか分かる。毎日ギュウギュウにされてたら、沖縄ハマるわ、そりゃ。

今日も一日暑いさね。昼飯に入った食堂で沖縄そばを注文。クーラーがガンガンに効いているので、生き返るような心地。
沖縄そば500円。代金を支払おうとしたら、財布の中に小銭がなく、1万円札を出した。すると、店のおばちゃんが、小銭はないか、と言う。

「ないんすよ~」
「小銭、いくら持ってんの?」
「え?・・260円しかないんですよ」
「じゃあ、それでいいよ」
「え?」
「260円でいいよ。お兄ちゃんカッコイイからまけとくよ」
「マァジっすかあ!」

なんて。
こんなところでも、沖縄。
いや、これは関西のノリか。

与勝半島をグルリと回って、沖縄県沖縄市へ。自分は沖縄に来るまで知らなかったのだけど、沖縄にも沖縄市があるのだね。
本当は今日、その沖縄市に住む友達と飲むはずだったのだけど、友達の都合で明後日に変更。
コザという沖縄市の中心街まで歩き、ゲストハウスに宿泊することにした。

このゲストハウスは偶然見つけたのだけど、雰囲気が『あいのり』っぽい。若者に人気の宿みたいだ。
自分は広島にいる時に、びっくりドンキーのパートさんが持ってきた『あいのり』のビデオを見て、いつの間に加藤晴彦がウエンツ瑛士に代わっていたのか、衝撃を受けたが、まあ、それは置いといて・・。
ドミトリーと呼ばれる相部屋にて、台湾人男性と二人で寝た。彼は彼女と沖縄旅行に来たらしく、彼女の方は女性用のドミトリー部屋に滞在している。
台湾と沖縄の行き来は結構手軽らしい。台湾か。なんとなく誘われるなあ。

天候
晴れ時々雨
気温
朝30℃ 昼35℃ 夜31℃
歩数
39148歩
累計7005356歩
出費
タコス・・700円
かき氷・・150円
飲料×3・・296円
沖縄そば・・260円
宿代・・1500円
アイス×2・・115円
カップラーメン・・138円
ポテトチップス・・135円
缶ビール×2・・366円
もずく酢・・99円
計3759円
累計874879円
食事
朝・・タコス
昼・・沖縄そば
夜・・もずく酢、ポテトチップス、缶ビール×2
道中・・アイス×2、コーラ、レモンティー、ウーロン茶、かき氷

456日目 沖縄~北谷

20080712111301
7月4日。9時40分起床。
宿にて起。クッキー、カップラーメンを食す。
今日はアメリカの独立記念日である。北谷に住むお姉さんから昨日メールが届いた。
そう、嘉手納のエアベースにて開催される花火打ち上げイベントの件だ。
先月20~22日の3日間、北谷にあるファミマ店長のお姉さん家族に散々お世話になったのであるが、その時に、今日のイベントでまた会いましょうと声をかけて頂いて、自分は今日を楽しみにしながら沖縄北部を回ってきた。
そんなわけで、今現在はどこにいて、北谷にはどう向かうかなどメールにて連絡していたのだが、急遽、お姉さんの旦那さんが今日自分と一緒に沖縄から北谷まで歩くことになった。
というのは前回お会いした時にそんな話があったので、自分が「どうですか?」とお誘いしたのである。旦那さんはそれをOKしてくれ、二人で
「沖縄~北谷間!本島横断徒歩の旅」
ということに相なった。
午後に市内のマックで落ち合い、そこから少し移動して、東海岸を確認した後、歩いて西海岸に渡る。
自分にとって二度目の沖縄横断だ。お姉さんに見守られながら、二人でいざスタート。
旦那さんは、ベース内でどういった仕事、訓練をしているのだろうか。前にも書いたが、ガタイがよくて、めちゃくちゃ強そうである。日本語は少し話すが、基本的に英語で喋る。
一方自分は痩せ型の日本人で、日本語以外喋れない、語学オンチである。いや、日本語も怪しい。
英語はと言うと、
「アップルがワン。オーケー?(リンゴが一個あったとします。いいですか?)」
レベルである。
使いこなせる単語を並べて、相手の想像をフル活用するという汚い話術しか出来ない男だ。
そんなもんだから、二人、歩きながら会話したが、全く会話にならない。言葉のキャッチボールが出来ないのだ。
それでも話していれば、少なくもお互いに通じるものはあるわけで、空を見上げて
「ベリーホット!(とても暑い!のつもり)」
「ハイ!トテモ、アツーイ!」
と二人同じ感想を話しては、笑いながら歩いた。

途中、旦那さんがトロピコー、トロピコーと言うので、
「トロピコー?」
と聞き返すのだが、自分にはトロピコーが何だかさっぱり分からない。
トロピコーって一体何であろうか、考えながら、トロピコートロピコーと呟き歩いていたら分かった。

「あー!トロピカル!!」
「イエッ!イエッ!トロピコー!」

丘の上から北谷の町が見えるようになった頃、自分と旦那さんは歩き始めの頃よりも、だいぶ意思疎通が出来るようになっていた。
後半、二人で
「ドリンク、ビアー!!イェーイ!!」
と言っては笑った。
暑い、暑い中を3時間も歩いたのである。
「この後にはビールが待ってるよ」
と語れば顔も自然と笑顔になる。

夕方、お姉さんが待つ北谷の家にゴール。いつもと変わらぬ歩き旅のはずなのに、自分はなんだか感動した。
シャワーを浴びてビール。
うまし!うまし!!うまし!!!
ビールはなー、ホンット、うまいよなあああ。

夜、嘉手納のエアベースに花火を見に行った。このイベントは今日と明日の2日間行われ、一般開放は明日らしいのだが、なんだか自分は今日見させてもらうことが出来た。
いや、本当はいけなくて、ちゃんとチェックの人間もいるのだが、うまい具合に潜り込んだというのか、旦那さんが
「今日、君とカジノに行けば絶対勝てたね」
とジョークを言うほどのラッキーボーイぶりで、守衛も手荷物検査もくぐり抜けて潜入したのであった。

夜は家に泊まらせてもらうことになり、お姉さん宅でビールを飲みながら今日の歩き旅について話をした。
そんな中、お姉さんが紙袋を持ってきて、自分に渡してくれた。
プレゼントらしい。

「開けてもいいですか?」
「うん、開けて開けて」

袋を開くと、中に入っていたのは、USマリーンのTシャツとコイン、キャメルバックのチューブカバー、それに前回自分がお世話になった時に「好きなんですよ」と話していたハリボーのハッピーコーラグミが2袋、スナック菓子であった。
思ってもいないことである。
何日間も家にお世話になり、珍しいところへ連れて行ってくれ、これでもかというほど自分を楽しませてくれた。お礼をしなければいけないのは自分の方なのに、プレゼントまでもらうとは。しかも、こんなに想いのこもったプレゼントを。
「ありがとうございます!サンキューベリマッチ!」
自分は二人に向かって頭を下げた。とても嬉しかった。

夜も更け、皆、2階の寝室に移動して眠。フカフカのベッド。自分は本棚にあった古谷実の『シガテラ』を読んでいたら熱中してしまい、それを読み終えてから眠。

天候
晴れ
気温
朝31℃ 昼34℃
歩数
20764歩
累計7026120歩
出費
チーズバーガーセット・・470円
マックシェイク・・100円
アップルティー・・88円
計658円
累計875537円
食事
昼・・チーズバーガー、フライドポテト、コーラ
夜・・サンドイッチ、枝豆、ウインナー、ウインナーパン、ピザ、生ビール、缶ビール×3、ゲータレード
道中・・ミネラルウォーター、マックシェイク、アップルティー

457日目 北谷~沖縄

20080712120444
7月5日。10時50分起床。
お昼ごはんをご馳走になった後、お姉さん宅を後にすることになった。
実は、お姉さんと旦那さんは、あと2年沖縄にいたら、その後アメリカへと行ってしまう。
というのは、軍人さんは世界各国にある米軍のベースを3年単位で転勤して回るそうなのである。
転勤が全世界なんだから話のスケールがでかいよなあ、と思うのだけど、そんなわけで、次また沖縄で会えるかは分からない。
「沖縄じゃなくても、アメリカに来ることがあれば、いつでも遊びにおいで」
とお姉さんと旦那さんは言ってくれた。
ゲートまで見送ってもらい、手を振ってお別れ。二度目のお別れだ。ケータイで音楽を聴きながら、力強く歩き出す。さあ、沖縄も終盤である。

北谷を発った自分は、一昨日お世話になった、あいのりな宿『ラブ&ピース』へと向かった。
今夜は沖縄市に住む友達と飲む約束になっている。
沖縄市の繁華街で、安いゲストハウスがあるような場所というと『コザ』という場所がある。ここは沖縄県の観光名所であり、音楽の街のようである。自分も気になっていた場所なので、今夜も自分はコザ泊まり。『ラブ&ピース』はコザ十字路という交差点のすぐ近くにあるのだ。
宿に飛び込みで行くと、一昨日顔を合わせたお客さんがまだ皆いた。
ここのスタッフさんは3人である。オーナーの『ボス』と、ボスの彼女『タエさん』と、熊本から来たという『ひでみん』。
前回も書いたが、若者に人気の宿で、スタッフも若い。和気あいあいとした雰囲気の宿だ。

夜、自分は友達と飲みに出掛けた。
この友達はT夫妻という。
T夫妻とは4年ほど前、自分が地元で働いていた時に、同じ職場で知り合った。カップルで沖縄から埼玉に働きに来ていて、自分は、まだ雪を見たことがないという彼らを軽井沢に連れて行ってあげた。
10月の軽井沢には、残念ながらまだ雪は降っていなかったが、1コースだけ人工雪を積もらせたスキー場で半日滑って、帰りに温泉へ寄って帰ってきた。
その後、すぐに沖縄へ帰った彼らが、結婚したという話を風の便りに聞き、沖縄へ行った時は会おうと話していたのだが、今回それがようやく叶ったわけである。
居酒屋で懐かしい話に花が咲く。T夫は車の修理屋、T妻は市内で小学校の先生をやっているが、今はオメデタで休業中だそうだ。
「あのスキーの帰りに食べたしゃぶしゃぶがおいしくってね、沖縄に帰ってきてから色々なしゃぶしゃぶ屋を回ったんだよ」
なんて話を聞きながら、自分はつまみのミミガーをつついていた。
島酒(沖縄で泡盛のこと)を飲み交しながら、おいしく楽しい夜はあっという間に過ぎ去って、気づけば深夜の2時過ぎ。
沖縄の店は、スーパーにしろ、飲み屋にしろ、結構深夜まで営業している。T夫曰く、
「沖縄の飲みは日付が変わってから」
とのことで、
「仕事?二日酔いが体調不良の理由になるさ~」
と話していた。
しかしまあ、今日は店仕舞いで切り上げようか、ということになり解散。

で、いつもの如く、ヨッパライは一人ヨチヨチ宿に帰って眠。

天候
晴れ
気温
昼34℃ 夜31℃
歩数
13016歩
累計7039136歩
出費
宿代・・1500円
洗濯機代・・100円
缶ビール・・200円
居酒屋代・・4000円
アイス×2・・115円
トランクス・・525円
さんぴん茶・・78円
計6518円
累計882055円
食事
昼・・パンケーキ×4、コーヒー
夜・・居酒屋メニュー(ミミガーの酢味噌和え、ラフティー等)、生ビール×3、泡盛
道中・・缶ビール、アイス×2、さんぴん茶、ミネラルウォーター

458日目 沖縄滞在

20080713175812
7月6日。10時起床。
宿のチェックアウトは正午である。
10時に起床した自分は、荷物をまとめ、宿を出るはずが、なんか今日は一日宿でのんびりしたいなという気分になり、ボスに一日延泊を願い出た。
諸用を済ませたかったという思いがある。だが、それ以上に『沖縄』にどっぷりつかりたいという思いがあった。皆が集まるリビングで、ゴロゴロしながらビデオを見た。
『マリリンに逢いたい』という昔の邦画である。
この映画には個人的な思い入れがある。
どういう映画かと言うと、犬の純愛ストーリーと言ったらいいのか、それを中心とした周りの人間模様の話であり、実はこの映画がリアルタイムで上映されていた頃、自分の実家で飼っていた犬が、この主人公の犬にそっくりだったのである。
自分が飼っていたのはケンという名の犬だったが、よくケンのことを映画スターを見るような目で見つめては、
「実は映画に出ているあの犬は、ケンなんじゃないか」
なんて、親に向かって本気で訴えたりしていた。
「お前はいつ、映画に出たんだよ!」
とケンに向かって言ったこともある。懐かしい思い出だ。
そんなケンも、自分が高校の時に白内障にかかり、老体を引きずって家出をしたまま行方不明になってしまった。
たまたま宿に置いてあったビデオであったが、子供の頃以来に見ると、色々と違う見方が出来て、今見ても面白い映画だった。
ラストの、マリリンが死んでしまうという展開には、思わず泣いてしまったが、はて、こういう展開だったかなあと首をかしげもした。

夜、新しいお客さんが宿に到着。東京から来たという『さとみん』。横浜で結婚式場の仕事をしているそうだ。
リビングで話をしていたら、
「私は明日ここのシュノーケリングツアーに申し込んでいるの」
と言うので、
「へえ、ここ、そういうツアーも企画してるんだ。知らんかったなあ。俺も、青の洞窟ってやつは行ってみたいんだよね」
なんて話したら
「えっ!明日行くの青の洞窟だよ!一緒に行かない?!」
と言う。
青の洞窟、というのは最近沖縄で人気のダイビングスポットで、ここはかなりイイらしい。魚も多いし、何より洞窟内の幻想的な雰囲気がたまらんという。どの沖縄情報誌もハズしていないスポットである。
で、自分は迷った。
明日シュノーケリングに行ったら、まあ、明日も泊まりだよなあ、ってことがネックだったからである。
2連泊は避けたいところだ。何故なら・・

沖縄病にかかりそうだから。

うーん、しかしなあ、せっかくだしなあ。
さとみんが言うには、二人で行けばツアー代が安くなるのだそうだ。一人だと3000円だけど、二人以上なら一人2000円らしい。

「よっしゃ、行こ!」
結局、自分も明日シュノーケリングツアーに参加することにした。
ボスにその話をしたら、その場にいた『めぐみん』も参加表明して、3人でのツアーということに。
めぐみんは、愛知県から沖縄に2ヶ月ほどの予定で遊びに来ている女の子だ。ラブ&ピースには10日前からいるらしい。
スタッフのひでみんも交えて、
「じゃあ、明日の夜は皆で夕飯を食べに行こう」
ということになり、今日は就寝。
明日が楽しみだ。

天候
晴れ
気温
朝33℃ 昼35℃ 夜31℃
歩数
計測なし
累計7039136歩
出費
宿代・・1400円
飲料×3・・346円
チョコ菓子・・105円
寿司・・300円
カップラーメン・・148円
カップ焼きそば・・148円
アロエヨーグルト・・95円
缶ビール×2・・366円
計2908円
累計884963円
食事
昼・・寿司、カップラーメン、クリームソーダ
夕・・アロエヨーグルト、ラムネ、チョコ菓子、レモンティー
夜・・カップ焼きそば、缶ビール

459日目 沖縄滞在

20080713180702
7月7日。9時10分起床。
10時に青の洞窟シュノーケリングツアー出発。
ボスに案内されるまま、ラブ&ピース、通称ラブピワゴンで行く。
このワゴン、というか、ラブ&ピースという宿自体、テーマはレゲエであり、リビングには四六時中レゲエが流れている。よって、このワゴンもレゲエ、というか、ジャマイカ、赤黄緑で全体がカラーリングされた派手なワゴンである。
しかも、そのペイントが、板金屋な仕事ではなく、ハケで塗りました調のなかなかスパイシーなもので、ますますエーア、エーア、バイブレーションな感じを醸し出している。
青の洞窟は恩納村にある。ワゴンは沖縄市から嘉手納を抜け、一路恩納へ。
目的地である真栄田岬に到着すると、駐車場は他の会社のダイビングツアー客でごった返していた。
「青の洞窟へ行く前に、まずあっちの浅い海で練習してみよう」
というボスの言葉で、誰もいない浜辺へと向かった。
講習を受けつつ、シュノーケルをセットして、海に潜る。

・・・

・・・

なんだか別世界に来たようであった。
自分は正直、これほどとは思っていなかったのだ。
沖縄を歩きながら、いくつかのビーチで海に潜ったが、どこか物足りなかった。だからこそ、今回のこともそれほど期待していなかったのだが・・

この熱帯魚のように色鮮やかな魚の群れ。ウニやナマコ。生きたサンゴ。
これだよ!自分が沖縄に求めていた画はコレなんだ!

いや、全く素晴らしい世界だった。ボスからもらったエサの魚肉ソーセージを手にしていると、自分の周りを魚が群がってくる。早くよこせと、手をつついてくる。
自分の頭の中では、パチンコ海物語沖縄バージョンがエンドレスで連チャンしていた。いつ、マリンちゃんが出てきてもおかしくない雰囲気だ。

あっという間に講習は終わり、昼ごはん。午後から、いよいよ青の洞窟に潜ることになった。

青の洞窟。こちらは特に感想を述べることもないと思う。その感動は『るるぶ』を見ればよく分かるはずだ。
ただ、人が多いのは若干ネック。さとみんは、
「最初に潜った海の方が、人がいないからよかった」
と話していた。
自分は、あの世界を味わえてよかったと思う。

ボス曰く、他のツアーではここまでやらない、とのことだが、素人の自分からしても、2000円でこれだけのツアーを組んでくれたボスはすごいと思う。
ラブピの『青の洞窟シュノーケリングツアー』、太鼓判を捺してオススメする。

夜、めぐみん、さとみん、ひでみん、さとしんの4人で、宿近くの食堂へ夕飯を食べに出掛けた。沖縄料理を食べようと、ボスに聞いて向かった店で4人、それぞれ違うメニューを注文して、それを取り合い食べた。
さとみんは明日、東京へ帰る。明後日から仕事だそうだ。
帰りに皆でスーパーに寄って、自分は缶ビールを購入。宿に戻って、やっぱり飲んで、深夜。
「シュノーケル、楽しかったわあ!」
と、めぐみん、ひでみんと話をして、眠。

天候
晴れ
気温
朝33℃ 昼35℃ 夜31℃
歩数
計測なし
累計7039136歩
出費
宿代・・1300円
シュノーケリングツアー代・・2000円
缶ビール×2・・383円
ゴーヤチャンプルー定食・・600円
飲料×3・・348円
カップラーメン・・138円
デジカメCD書き写し代・・1520円
冷やし沖縄そば・・700円
計6989円
累計891952円
食事
昼・・冷やし沖縄そば
夜・・ゴーヤチャンプルー定食、フー炒め、ネリ炒め、ナーベラ、缶ビール×2
道中・・コーラ×2、ハリボーハッピーコーラグミ

460日目 沖縄滞在

20080714112045
7月8日。13時10分起床。
昼過ぎ起床。起き上がって、リビングへ。もうチェックアウトの時間は過ぎている。
けれど、いいのだ。今日は洗濯を理由にもう1泊することに決めたのだ。はは。

完全に沖縄病だな、こりゃ。

もう、なんていうか、帰りたくないもの。ずっとここにいたい。ここで暮らしたい。連泊するごとに宿代が安くなっていくし。
さとみんはもうチェックアウトして帰っていったそうである。
「明日から仕事か・・。可哀想だな」
と思ってしまう。しっかりしろよ、俺。

15時だったか、16時頃だったか、自分がリビングにいたら、宿が揺れた。
地震である。
結構グラグラッと来たのでビビった。めぐみんがやって来て、
「今、地震があったよね」
と言うので
「あったあった!」
と言い、TVをつけてみると、与論島(鹿児島最南端の島、沖縄本島まで23km)が震度5弱という。
えぇぇぇぇ。
なんでぇぇ?
沖縄、地震がないって聞いていたのに。
まあ、自分がいた沖縄市は震度3だったが、沖縄の住民が、こんなに大きい地震を経験したのは生まれて初めてだと話していた。
この旅で大きな地震は新潟に続き二度目だから、不吉ではあるけど、もう一回あるだろうな。地震、恐い。

その後は、屋上に干した洗濯物を取り込んで、皆でお茶会みたいなことをして、のんびり。

夜、めぐみんと二人で夕飯を食べに出掛けた。ひでみんは宿の仕事が残っていたので、お留守番。
ボスに聞いたステーキ屋に行こうと、コザのゲート通りを目指す。夜の街を二人、肩を並べて歩いていたら楽しくて、自分は、やっばい、恋をしそうだ、と思った。
夏の沖縄。そうなんだよな。本来はリゾートなんである。
自分はこれまでの旅を割とサクサク歩いてきたつもりで、確かに途中、
「しばらくここにいたいな」
と思うことはあったが、
「いやいや、ダメだ。自分にはゴールがあるのだ」
という気持ちでそれを振りきって進んできた。
北海道でも本州でも、広島でバイトをしている時も、それは同じだった。

しかし沖縄・・、なかなかやるわ。

自分は人生の中で『一夏の恋』みたいなことをしたことがないが、車のヘッドライト、テールランプの行き来する熱帯夜の通りを二人語らいながら歩いていたら、もしかしたらこれがその始まりなのかもしれないな、なんてことを思って、ますます沖縄病にかかってしまいそうだった。
ブラブラと夜の街を散歩した後、ステーキ屋ではなく、焼肉屋に入った。食べ放題だったので二人モリモリ食べて、食後に
「アイスが食べたいね」
という話になり、ゲート通りのアイスクリーム屋へ。
帰りの道中、めぐみんが自分に
「末っ子でしょ?」
と聞くので、
「そうだよ」
と答えると、
「末っ子っぽくないよね」
と話し初めた。

「いやいや、めっちゃ末っ子だけどね」
「えー、なんかお兄ちゃんみたいだよね!」
「ホント?お兄ちゃんなんて初めて言われたわ」
「お兄ちゃんだよ!」
「いや、でもお兄ちゃんって、あなたの方が年上だけどね」
「そうだけどさー、アハハ」

スーパーに寄って、ひでみんや皆の分のアイスを買って、
「ただいまー!」
と宿に帰った。

「おかえりー!」

本当にずっと居たくなってしまう。本気になってしまいそうだ。

だから去らねばならない。

「よーし、明日こそ帰る!」
リビングで自分は周りに宣言してから、横になった。今日はリビングで眠。

天候
晴れ
気温
昼34℃ 夜31℃
歩数
計測なし
累計7039136歩
出費
宿代・・1200円
洗濯機代・・100円
焼肉代・・3300円
レターセット・・200円
缶ビール×4・・796円
アイス・・197円
緑茶・・98円
計5891円
累計897843円
食事
昼・・カップラーメン、スナック菓子、ふがし、ハッピーコーラグミ、缶ビール×2、グレープティー
夜・・焼肉、ビビンバ、ワカメスープ、サラダ、キムチ、生ビール、ドリンクバー、アイスクリーム、缶ビール×2、緑茶

461日目 沖縄~那覇

20080714221451
7月9日。10時10分起床。
直前まで、挫けそうだった。今日も一泊しようかと思った。
ボスに
「さとしは、今夜どうすんの?」
と聞かれ
「帰ります!」
と言って、なんとか自分を吹っきった感じだった。

「もう沖縄に住んで、バイト探せばいいじゃない」
「いや、帰りますっ!」

みたいな。
もう、昨日から皆とこんなやり取りをしている。
油断すると、自分が
「沖縄にしばらくいようかな・・」
とかポツリと口にしてしまうためである。
昨日の夜は、屋上で一人、星を見ながらブルーハーツを聴いた。
進まなければならない。そう思った。
「旅なんだから、ゆっくりやればいいさ」
と言う人がいる。
それでもいいと思う。
でも、そう出来ないのは、自分が不器用な性格だからだ。
ここに長く留まってしまったら離れられなくなるのを分かっているから、早いとこ去らなければいけない。
逃げなければならない。

皆と写真を撮って、握手をして、宿を後にした。
「また来るといいよ」
ボスがそう言っていた。

今日で沖縄一周を終える予定だ。那覇まではもう、すぐである。
13時より、この前一緒に飲んだT妻と会う約束になっていたので、近くのファミマで待ち合わせ。
何の用だろうか、と思っていたのだが、何だか自分の知らぬ女性を一人連れて待ち合わせ場所に現れた。
エンダーというハンバーガーショップに移動して、話をする。
暫くは、旅の話やら世間話をしていたのだけど、T妻が切り出すようにして言った。

「実は今日、高沢くんをここに呼んだのはだね・・」
「うん」
「高沢くんが旅に出る前に話しておきたいことがあったんだよ」
「何、何?どうしたの?」
「高沢くん、○○会って知ってる?」
「○○会?知らない」
「△△△教なんだけど・・」
「△△△教?△△△教は知ってるよ」
「その△△△教の団体なんだけど・・」

まあ、早い話が宗教の勧誘であった。自分が一番嫌いなテの話だ。
しばらく話を聞いていたのだが、横にいた女性が、実はその団体の広報なんです、みたいな感じで話してきた。
自分としてはT妻に対して
「何、そんなメンドくさいもんにハマっちゃったの?!」
という気持ちである。
広報女性曰く、

○○会は幸運を運んでくる団体であり、今後日本はとんでもない時代を迎える、然るにその対処として、民は○○会に入信するしか助かる見込みはなく、○○○会以外の人間ははっきり言って地震とかで死にます。今は考えられないかもしれませんが、日本人口1億総数が○○会に入信する日が必ず来ます。何故ならそれが仏様のお導きだからです。仏様のお言葉がすでに現象としてこの世に現れていますよ。見て下さい、親が子を殺し、子が親を殺すという最近の風潮を。これらは全て仏様が予言なさっていたことなのです・・

とのことで、一通り話を聞いていた自分は、もう嫌んなってしまった。この人が女じゃなかったら、頭をひっぱたきたいと思った。

しかし、どこかで聞いたような話だ。そう考えていたら、広島ファミマの1860万のおっちゃんのことを思い出した。
そういえば、おっちゃんも同じようなことを話していたのである。為替詐欺のようなことをやっている会社の会員になって、儲かるんだと心底信じ、
「いつか皆が、俺も入れてくれ、って言うようになるよ」
と話していた。

なんだ。
程度が同じじゃないか。

まともに正面から話をしてもバカバカしいので、すっかり話を聞いた後に、自分は
「宗教って、何であるんでしょうね」
と話を振った。
「宗教って色々あって、どこの宗教の人もあなたみたいに、自分の宗教が正しいというようなことを言うけれど、僕はね、どの宗教も教えていることは根本的に同じだと思うんです」
「え?それは何ですか?」
「人に対する思いやりと、感謝の心を持て、って教えてるんだと思うんですよ。どの宗教も。聞いたところ、△△△教もそう教えているようですし」
「いや、それは・・」
「でね、僕は、この気持ちをいつも心に持ってる人は、必ず救われると考えてるんです。決してね、○○教だからとか、△△教だから救われるとかじゃないですよ。大事なのは、人への思いやりと感謝の心を持つこと。宗教なんて何教でもいいんです」
自分の言いたいことを言い切った。
それでも、まだ広報女性は
「いや、そうじゃなくて。○○会に入らない人間は、運がなくなって皆死んでしまうんですよ!」
と言うので、自分の方で話を切り上げた。

「いつか、入っておけばよかったと思う日が必ず来ますから。覚えておいて下さい、○○会です」

みたいな捨てゼリフを言っていた。
広報女性が席を外した時に、T妻に
「いつからやってんの?」
と聞いたら、高校の時からだと言う。
まあ、それは自分の信じたことなので、好きにすればいいと思う。善かれと思って勧めてくれたのだろうし、このことで別に付き合いが変わるわけでもない。
駐車場に出て、しばらく話をしてから、手を振り別れた。
歩きながら、ぼんやりとさっきの事を考え、
「あそこまで信じ切れるものがあるってのは、確かに幸せなことなのかもしれないな」
と思った。

20:01。与那原の交差点に到着。これで正式に沖縄一周完歩ということになる。
あとはここから那覇まで4度目の沖縄横断をして、終わり。
BGMはやはりクロマニヨンズの『エイトビート』。力が、勇気が、湧き出てくる。

段々、市街地に入ってきた。

22時過ぎ、那覇のゲストハウスに到着。

1泊800円という激安の宿で、夜遅くに飛び込みで行ったにも関わらず、泊めてくれたので助かった。
3段ベッドの最上段で眠。

天候
晴れ
気温
朝31℃ 昼34℃ 夜31℃
歩数
31527歩
累計7070663歩
出費
宿代・・800円
飲料×4・・396円
缶ビール・・222円
カップラーメン・・153円
おにぎり・・84円
メール便代・・400円
チーズバーガーセット・・450円
計2505円
累計900348円
食事
昼・・カップラーメン、おにぎり、アップルティー、ハンバーガー、フライドポテト、ルートビア
道中・・ヨーゴ、ポカリスエット、さんぴん茶、缶ビール

462日目 那覇滞在

20080715211951
7月10日。9時20分起床。
朝起きて、とりあえず顔を洗って、歯をみがき、
「さあ、今日はどうしようか」
と考えた。
どうしようか、と言ってもやることは一つで、
「鹿児島行きのフェリーに乗る」
のみなのだが、今日はもう船が出ていないようである。
「国際通りでも見てみてから、フェリーチケットの予約をしに行くかな」
と、宿を後にした。

今日も沖縄は暑い。でも、今日は別に長時間歩くわけでなし、気楽なもんだ。国際通りの土産物屋などを冷やかしつつ、プラプラした。

さんぴん茶。
沖縄でよく飲んだな、と思う。さんぴん茶は、ジャスミンティーのことである。
本州などにいる時は、はっきり言ってジャスミンティーなど、まず飲まない。それが不思議なもので、沖縄にいるとさんぴん茶が飲みたくなるのである。
先日、めぐみんとその話をしたら
「そうなんだよね!」
と話が通じた。やはり、皆そうらしい。
ゴーヤチャンプルーにしたって、本州の食堂にあっても多分食べない。でも、沖縄にいたら食べたくなるんだから不思議だ。

100円ショップで、小瓶を買った。波之上ビーチという砂浜に行き、これに一つまみの砂を詰めた。これから日本列島の太平洋側を縦断するにあたって、全国各地の砂浜で、一つまみずつ、砂浜の砂を小瓶に詰めていく予定だ。
ゴールの稚内の砂を詰めた時、自分の旅の証が完成する。きっと宝物になるだろう。

フェリーのチケットを予約した。出発は明日の朝7時。
今日はフェリーターミナル近くのゲストハウスに泊まることにした。

ゲストハウスにて三線を弾いたり、オセロをやったり、ドンジャラをやったり。
全く
沖縄って、
沖縄の宿って、
なんでこんなに楽しいんだろうな。恨めしくなってくる。
熊本から来ているというオサムさんが、夜、国際通りにストリートライブをやりに行くというので見学しに行った。
オサムさんは、ディグリジュという大きな木管楽器の奏者である。ディグリジュとは、オーストラリア原住民の楽器だそうで、オサムさんは現地で奏法を学んできたらしい。
宿にいたチヒロちゃん、ワダくんと3人で、途中、居酒屋に寄りながら、現場へ。
会場に着くと、
おお!
おお!
ゆんたくが始まっていた。
ゆんたく、というのは『飲み会』みたいな意味の沖縄方言で、自分は最近知ったのだけど、沖縄の人は、どこでも、誰とでも、この『ゆんたく』を始めるという印象が自分にはある。
オサムさんの回りにはすでに7、8人の若者が集まっていて、サークル組んで酒を飲んでいた。
オサムさんは、警察が来たので演奏はもうやめたのだと話していた。

ので、

自分もそこに加わって飲酒。
不思議である。沖縄は。
どうして皆こんなにすぐ、仲良くなってしまうんだろう。
サークルには、おばちゃんが加わったり、ギャルが加わったり、外国人が加わったり、風来坊のおっちゃんが加わったりしては、各々に散り、形を成していた。
酒がなくなると、誰かがどこからともなく酒を持って現れる。そして加わっては、誰かが抜けていく。
不思議である。沖縄は。
自分は何かの魔法にかけられたみたいだ。

明け方、皆にお礼を言って、チヒロちゃんとワダくんの3人でその場を後にした。そのまま、カラオケに向かう。もう、朝までコースである。
チヒロちゃんは仙台から来た女の子で、なんかひたすらパラパラを踊っていた。自分も踊らされた。
ワダくんは千葉から来た男の子で、沖縄には自分を変える為に来たらしい。流行りの歌をよく知っていた。
自分は埼玉から来た男の子で、明日沖縄を発つ。寂しさを紛らわす為にロックンロールをシャウトし続けていた。

天候
晴れ
気温
昼35℃ 夜32℃
歩数
10785歩
累計7081448歩
出費
宿代・・1500円
居酒屋代・・2000円
カラオケ代・・1600円
缶ビール×2・・430円
飲料×2・・193円
カップ沖縄そば・・195円
じゃがりこ・・145円
おにぎり・・84円
小瓶・・105円
チリドックセット・・504円
計6756円
累計907104円
食事
昼・・チリドック、フライドポテト、コーラ
夜・・居酒屋メニュー6品、アイス、デザート、生ビール×2
道中・・缶ビール×5、さんぴん茶、じゃがりこ、レモンティー、ドリンクバー、ワイン、スナック菓子

463日目 那覇~鹿児島

20080715212303
7月11日。徹夜明け。
一旦、ゲストハウスに戻って荷物をまとめる。
昨日買っておいたカップラーメンは、結局食べなかったのであげてきた。ゲストハウス宛に絵ハガキを書く約束をして、朝の沖縄を通りに出て歩く。
フェリーターミナルまでは僅かな距離である。5分位歩いたら着いた。
自分は相変わらず二日酔いだ。沖縄の半分位は二日酔いだった気がする。
予約してあったチケットを購入して、フェリーに乗り込む。
鹿児島⇔沖縄航路を結ぶ『フェリーあけぼの』は、まだ今月に就航したばかりの新造船だそうで、船内はピカピカだった。
この船はこれから与論島、沖永良部島、徳之島、奄美大島を経て、鹿児島港へと到着する。到着は明日の朝8時の予定だ。
自分は案内された2等室で、すぐに横になり寝入った。

目が覚めたのは昼であった。5時間ほど寝たろうか。
腹が減った。
何か船内に食べ物はないだろうか。
起き上がって船内をウロウロすると、幸いなことに食堂がやっていたので、食堂でラーメンを食べた。
部屋に戻り、もう一眠りしようと布団に横になって、うっすらと沖縄のことを想った。
自分の正面の布団にいた老夫婦が、船室の窓から、ただ青々と広がる海を並んで黙って見つめていた。

鹿児島に着いたら、その足で折り返し、屋久島に向かう予定だ。
時折、船内アナウンスに起こされながら、自分はなんとなく寝たり起きたりを繰り返し、船が鹿児島に到着するのを待った。

天候
晴れ
気温
朝32℃
歩数
1040歩
累計7082488歩
出費
フェリー代・・14800円
コーラ・・120円
おにぎりせんべい・・110円
いなりずし・・320円
ラーメン・・480円
計15830円
累計922934円
食事
昼・・ラーメン
夜・・いなりずし、おにぎりせんべい、コーラ
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プロフィール

高沢 里詞

Author:高沢 里詞
埼玉県行田市出身
S57・12・7生
26歳♂
B型
パンクロッカー・詩人
行田秘湯の会会長
S・O’S(スーパーアウトドアーズ)部長
行田不毛の会会長
行田死語の会会長

注※どの会も新規会員募集は行っておりませんが、もしも会員になりたい方がいましたら密談でどうぞ。

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