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360日目 広島最後の夜

寝坊。寝坊から始まった1日で、ゆっくり部屋を片付けて、荷物を運び出して、なんてやるはずが、慌ただしくなってしまい、なんだか感慨もなく、部屋を確認に来た派遣会社の社員さんと別れ、寮を出てきた。外は、ザーザー降りの雨。お、おろしたての旅衣装が・・。
最後に競艇好きのおっちゃんに挨拶したかったが、おっちゃんは出掛けてしまったのか、留守であった。仕方ないので、部屋のドアノブのところにシャンプーやら使いかけのボールドやらを短い手紙と一緒に洗濯カゴに入れ、引っかけてきた。寮の管理人のおばちゃんにも挨拶したかったが、これまた不在だったために菓子折りだけ置いて、メモ帳に
「お世話になりました。314号室 高沢」
と書いて、ペタシと貼り付けてきた。
ファミマで実家に不要な荷物を送り、店長とマネージャーと赤ん坊と自分の4人で記念撮影をして、少し話をしてからお別れ。歩き出して、あ、いけね、と思い出し、手に持っていた洗濯済みの制服を返しに行って、今度こそお別れ。スタスタと歩いていたら、今度は店長が走って自分を追って来て、何かと思ったら、手に持っていたフライドチキンを自分にくれた。そして自分はタクシーに乗り、街へ。
今日は最後に広島で人と会う約束があって、その相手はと言うと、このブログで知り合った「なぉさん」という女性なのだけど、彼女は広島の人であり、まあ、自分は広島に来る前から、このブログによくコメントをくれた彼女と、「旅の途中で広島を通る時は一緒に酒を飲もう」なんて話していて、まさか自分もこんな形で広島に来ることになるとは思っていなかったので、いや、広島滞在中、なぉさんには色々とお世話になった。
今回はちゃんと許可をもらって書いているのだが、実は広島に来てすぐの頃、自分に宮島や原爆ドームを案内してくれたのはなぉさんで、何度か一緒に酒も飲みに行った。去年のびっくりドンキー坊主事件復活以来、自分の方がてんやわんやで交流は途絶えていたのだが、その間もなぉさんにはブログの方に温かいコメントをいくつも頂いて、自分は助けられた。
だから、今回はお礼を兼ねて飲みに行きたいと自分から誘ったのであり、突然ですが、いや、忙しい中をどうもありがとう、なぉさん。
お寿司を食べてきた。ヒジョーにうまかった。酒の飲み比べをしたら、あれ、自分が負けたんだろうか。ビール、日本酒、梅酒。なぉさんはなかなかのツワモノで、自分はとにかく酔っ払った。ヘロヘロであった。酔っ払った状態での早口言葉対決とか面白かった。正月に買っておいたのだというお守りまでもらってしまった。
その後、用事があるというなぉさんと別れ、自分は一人、流川の歓楽街をうろついた。この前、Kさんと行ったフィリピンパブを見に行ったり、未だにあの辺りの通りがどういう繋がりになっているのか分からず、客引きを冷やかしながら、フラフラフラフラしていると、一人の路上ミュージシャンが雨にも関わらず、通りの端、シャッターが下りた店の前で歌っていたので、しばしそれに聴きいった。
この人はTさんという人で、広島をホームグラウンドにもう8年も全国旅唄いを続けているらしく、その日の稼ぎだけで生活していると言う。歌々の間で話をしていると、話が面白く、しばらくその場にいたのだけど、0時を回り、今日は稼ぎが少ないので場所を移動してまだ続ける、と言うTさんに、今日は僕もインターネットカフェに泊まろうと思っていたので一緒に行きませんか、と誘い、2人で自遊空間というインターネットカフェへ向かった。
久々のインターネットカフェ泊。広島最後の夜にこんな出会いもあって、自分はますます旅への期待が膨らみ、ユーチューブでクロマニヨンズを見ながら、聴きながら眠った。
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361日目 福岡へ

20080401193154
インターネットカフェにて。朝9時頃、Tさんが自分のブースに起こしに来てくれて、目が覚めた。9時間ナイトパックでの入店だったので、支度をして店を出て、まあ、時間もあることなので朝食でも、ってことで、近くの喫茶店に入ってモーニングセットを食べた。あそこは何ていう通りなんだろう。本通りだろうか。いまいち、広島の街中をよく分かっていない。
喫茶店でTさんと話していると、同じ旅人、しかも同じ音楽好きであるから話が盛り上がり、考えたり、笑ったりと、色々勉強になった。気づけばもう昼で、朝食で入ったのに、周りはランチの客で混んでいて、あれっ、いつの間に、と思いながら退店。店を出てから少し一緒に歩いて、Tさんと別れることになった。
「ホント、またどこかで会うかもしれませんね」
旅人同士にさよならは無用。お互い、旅を続けている限り、きっと、またどこかで会うはずである。お疲れさまです、と言って別れた。
後、自分はこれも以前、広島に来た時からちょくちょくお世話になっていた流川の居酒屋に顔を出して、旅立ちの挨拶をしてきた。実は昨日、なぉさんと別れた後に一人で行こうと思ったのだが、日曜で休日だったらしく、そんなわけで今日、そこはランチもやっているのでランチを食べに行ったのだ。
前回来たのは、確か、クリスマスの夜、親父とだから、3ヶ月ぶりくらいになるか。早いもんだ。あの時は、これまた自分がお世話になった近くのサウナ屋の受付のおばちゃんを誘って、なんか、自分と親父とおばちゃんと知らんおばあちゃんの4人で合コンみたいな飲みをしたんである。自分、寝てしまったけど。そうだ、そのおばあちゃんが確か原爆を体験した人で、その話にすごく興味があったんだけど、徹夜明けの睡魔に負けたんだったな。
まあ、いいや。
それで、それぶりに店を訪ねたら、マスターと女将さんが良くしてくれて、旅立つ自分に餞別だと、ランチをタダにしてくれた上、焼酎を一杯奢ってくれたんだけど、それじゃあまるで自分がタダ飯食いに来たみたいであるから、ランチだけは灰皿の下にこっそり代金を置いて店を出てきた。
「広島来たら、必ず寄れよ!」
「はい、来ます!」
そう言いながら、手を振り、別れ、そして自分はついに広島駅へ向かった。
いよいよ、広島ともお別れである。昨日、ロッカーに預けておいた荷物を取り出して、新幹線の切符を買う。広島→博多。
今日の早朝、Tくんから電話があって、もしかしたら会えるかも、と言っていたんだけど、無理であった。些か心残りではあるが、自分は新幹線ホームへ。すぐに飛び込んできた「のぞみ」に乗車して、博多へ向かう。ドアが閉まり、新幹線は走り出す。自分は喫煙自由席を目指して車内を黙々と歩いた。
広島。広島。ありがとう。さようなら。また会おう。

周りがガヤガヤし始めたので目を覚ますと、新幹線はすでに博多駅に到着していた。久しぶりの博多である。いや、たったの7ヶ月しか経っていないのだが。駅前の工事が少し進んでいたこと以外、特に変わりはないように見えた。博多の冬はどんな冬だったのであろうか。自分は福岡に戻ってきたということを目前に確認して、なんだか意気が上がり、手帳を取り出して、こんなことを書き殴った。
「野良犬が野良に戻った」
目がギラついて。体は軽く。自分は駅前で大声でパンクロックを歌いたかった。狂人のように。

とりあえず、近くのファミレスで軽く荷物をまとめながら、この後の予定を確認し、福岡キャナルシティへと向かった。モンベルというアウトドアショップに用があったのである。自分はこの旅の再開に際し、前回の反省から、しっかりしたレインウェアを買おうと決めていたのであって、それを探しに行ったのだが、生憎、今はモデルチェンジの時期らしくて、求めているものが見つからない。どうしても、リュックの上から被れるポンチョ型のやつが欲しいのである。
店員さんに聞いてみると、このキャナルシティには、他にもノースフェイスや、コロンビアなどのアウトドアショップがあると言うので、そちらへGO。なんとか、コロンビアで新作入りたてのレインポンチョがあって、それを即購入。満足。サティスファクショォォォン!!

明日の予行も兼ねて、新幹線をおりてからは歩きのみの移動。買い物を済まし、福岡(天神)駅へ。ここは、自分が旅を一旦中断した場所だ。7ヶ月前の自分は徒歩日本一周をここまで歩いた。明日からその先へ進むのだ。近くの安いビジネスホテルを探し、今、その一室からこれを書いている。
とうとう明日に迫った旅のスタートの前に、初期とはだいぶ違ってしまった装備を一応紹介し、前回までの記録をおさらいしておこうと思う。

装備
・25Lリュック(モンベル)
・寝袋[ダウンハガー#5](モンベル)
・一眼レフデジタルカメラ(ニコン)
・三脚(ハクバ)
・アルミシート(モンベル)
・レインポンチョ(コロンビア)
・水筒(LAKEN)
・携帯ラジオ(ソニー)
・電子手帳(カシオ)
・腕時計(カシオ)
・下着(アディダスTシャツ、アディダス靴下、トランクスはアンダーアーマースパッツに変更、通気性速乾性重視)
・上着(アディダスジャージ)
・靴(アシックス)
・ズボン(モンベル)
・ネックレス(ファイテン)
・タオル
・薬[頭痛、腹痛、絆創膏、アリナミンA]
・コンタクトレンズ
・メガネ
・爪切り
・耳かき
・耳せん
・ポケットティッシュ[水に溶けるタイプ]
・8徳ナイフ
・手帳、ペン
・目薬
・小説×3
・洗濯中の着替え[トランクス、Tシャツ]
・携帯電話[ウォークマン]
・延長コード
・電池
・洗面用具[歯ブラシ、ひげそり]
・入浴用具[シャンプー、ボディーソープ]
・お守り
・携帯灰皿
・タバコ
・食料

前回までの記録
玄海~福岡
歩数
累計4696176歩
出費
累計604082円

あと、道中、広島にいる間に書きためた詩を少しずつ更新していこうかなと思う。
じゃっ、おやすみっ!!

362日目 福岡~福岡西区

20080402225527
4月1日。天気は曇り。昨日の夜に食べた博多ラーメンがうまかった。ビールがうまかった。朝、目を覚まして、ホテルの無料モーニングサービスでパンとコーヒーとスープとオレンジジュースを食べ、飲んだら、腹の調子が悪くなって、部屋のトイレへ行くものの、あら、電気がつかない。まあ、いいや、と思い、用を足して、ウォシュレットのボタンを押すが、出ない。何度押しても出てこない。ふざけている。どういうことだ、これは!まるで電気が切れているみたいじゃないか、と憤り、あ、思い出して、机の上にあったカードキーをドアの横にあるポケットに挿しに行く。内股で。カードキーを挿さんと部屋に電気がつかない仕組みなのを忘れていた。便利なんだか、不便なんだか分からない。
無事、電気がついたトイレで用を足し終え、荷物をまとめて、ちょうど10時にホテルをチェックアウト。
外に出て、近くのコンビニで野暮用。お次、郵便局を探す。人に旅出発の挨拶の手紙を出し、実家に今年の3月から10月分までの年金を現金書留で郵送する。諸用済んだところで、スタート地点へ。
午前11時、徒歩日本一周再スタート。
福岡(天神)駅、三越前より国道202号線に乗り、歩き出す。BGMは、三好亮の「友よ」。自分の友達であり、札幌のミュージシャン、三好亮の代表曲である。
通りを歩いていたら、向こうから横綱評議委員の内館牧子さんみたいな人が歩いてきた。あれ、えっと、九州場所はまだまだのはず・・おかしいな、あれ本物か?と思ったら人違いであった。紛らわしい。
2時間くらい歩いたろうか。雲と雲の間から太陽が顔を出し、暑くなってきたので、自分は上に着ていたジャージを脱ぎ、Tシャツで歩いた。道路脇には桜がチラホラと咲き、春の風を漂わせている。
久しぶりのような感じ。地図を換えたので、少し感覚が狂うし、見方もなんだか覚束ない。歩いていても、どこに気をつけて歩けばいいのか、車のよけ方、楽な歩き方、ほとんど忘れてしまっている。調子こいて歩いていたら、すぐ股のつけ根、ケツの辺りが筋肉痛になった。自分は一体どんな感じに歩いてたっけか。今更ながら、あの北海道から福岡まで歩く中で身につけてきた歩きのテクニック、歩きの筋肉は伊達でなかったと感じた。すでに歩いていた期間より、ブランク期間の方が長くなっているのだ。考えてはいたことだが、思っていたよりも気合いを入れないといけなさそうである。
道中、ほどけた靴ヒモを結び直したり、締め直したりして、靴の履き心地を確かめながら、12、3kmほど来たろうか。今宿という町でジョイフルを発見したので、昼飯を食べることにして入店。
色々とあるファミリーレストランの中で、一番好きである。ジョイフル。ここはとにかく安い。中でも感動的なのが、生中299円だ。早速、ビールとランチセットのパスタを注文して、しばしくつろいでいたら、そのまま眠ってしまった。
起きると、外は暗く、店内はすでにディナータイムになっていた。初日からこれである。何時間、寝たんだろうか。近くの席にいた女の子のグループが
「何しようと?ご飯食べようと?」
「遠かろう、絶対」
「ばりウマイ」
と話しているのが途切れ途切れに聞こえ、ああ、そうか、ここは福岡だ、とボンヤリ考えて、へへ、でも、博多弁、いや福岡弁て言うのだろうか、九州弁だろうか、いいな、使ってこ、と思い、夕食にビールとポテトフライを追加注文して、店を出た。ばり、うまかった。
そういえば、これから自販機でタバコを買う場合、タスポというカードが必要になるのだけど、広島にいる間に作ろうかどうしようか悩んで、結局作らなかった。結構、手続きが面倒なんである。住所をなくした今、もう作れず、コンビニとかで買うしかない。
夜、歩き出して、国道から県道54号線へ。地図を見る限り、九州は地形が複雑なため、今後も県道に入ることが多そうだ。県道は道に迷いやすい。注意していかねばならない。何度もリュックを下ろして、曲がり道の度、地図を確認して進んだ。やがて、すぐ右側に海が見える道になり、今まで何度も経験したような道、段々に歩くことに慣れ始め、ウォークマンを聴きながら歩いているとKさんから電話がかかってきた。
「歩き始めたんか?」
「ええ、今日から」
Kさんが
「高沢くんが辞めた後、大変だったで」
と言うので
「どうしたんですか?」
と聞くと、あの後、自分がマツダを去ったあとに、さらに2人、3月一杯で職場を辞めさせられたそうである。前にTくんからもそんな話をチラッと聞いていたが、この2人は自分のような原因もなく、職場の都合で切られたらしい。2人とも他の職場に行ったのか、よくは分からないが、派遣社員なんて軽いもんだと思う。
「可哀想ですね。真面目にやってたのに」
「ああ、ホントにな。まあ、高沢くんも体に気をつけて」
「はい」
そう言って、電話を切った。
今日はおかんからも電話があった。皆、体に気をつけて、と言う。
海の向こう、遠くに福岡マリノアシティの大観覧車がライトアップされているのが見え、辺りに街の灯りが小さく揺れていた。
「歩いたな」
思わずそう呟いたが、いやいや、実際はまだまだこれからなのだ。そう思い直し、歩き出すものの、身にしみる寒さ。桜咲く季節といえど、夜になるとさすがに寒い。上着、ジャージ1枚は簡単すぎたか。
そのまま少し歩き、22時も回ったところで、適当に見つけた公園に入った。潮騒しか聞こえぬような静かな浜辺の公園である。看板に「海釣り公園」とあり、見ると、確かに海の上を沖へ続く長い桟橋が走っている。自分は、ウンコをする前の犬のように辺りをグルグルし、ここっ!と決めたベンチ下に寝具をセットした。本当は荷物軽量化のため、寝袋を持たずにアルミシートのみで行こうかと思ったが、(寝袋は夏場になれば使わない)持ってきてよかったと思った。というか、潮風に吹きつけられて、寝袋の中でも寒い。寝袋の中で丸まりながら、三好亮の「あなたの道」を聴き、さあ寝ようと思ったら、すぐ脇の道路を暴走族のバイクが十数台、爆音で走り抜けていった。福岡では今、暴走族が盛んなのだとニュースで見たことがある。起き上がってチラッと見たら、バイクがすっげー改造されていた。
やがて、バイクの音が消えていき、取ってかわる潮騒。ザザァ、ザザァ、って、寄せては返す波。布団ってやっぱりありがたかったな、と思いながら震えて眠。

天候
曇りのち晴れ
気温
朝15℃ 昼22℃ 夜10℃
歩数
28209歩
累計4724385歩
出費
明太スパゲッティセット・・499円
ポテトフライ・・199円
生ビール×2・・598円
タバコ×2・・600円
計1896円
累計605978円
食事
昼・・明太スパゲッティ、サラダ、スープバー、生ビール
夜・・ポテトフライ、生ビール

※装備の補足
・地図[ツーリングマップル2008九州沖縄版]

363日目 福岡西区~前原

20080405155454
4月2日。10時20分起床。
すっげー寒い。ビュウビュウいっている。あたしの周りがビュウビュウいっている。
早朝から寝袋に入ったまま、寝たり起きたりを繰り返し、日が昇るのを待っていたがどうも今日は曇りらしい。見切りをつけて起き上がると、海釣り公園とだけあって、桟橋の先の方で釣りをしている人が多くいた。家族連れもある。自分が寝ていたのは、その桟橋の脇にある公園の東屋で、起き上がって荷物をまとめた後、ファミマの店長&マネージャーにもらった食料の中から板チョコとウィダーインゼリーを取り出して食べた。
後、歩き始めてすぐ、道路端に宇宙船のような近未来チック銀色の建物があり、なんじゃこら、とその建物の入り口らしき方を見てみたら、なんてことはない、歯医者であった。独断であるが、歯科の開業医というのは、なんだか独創的な建物を建てる人が多いように思う。凝ってます、という感じの。
この辺りは歴史上で言うと、元寇のあった土地らしく、蒙古塚なんてものが近くにあり、道を歩いていると、昔、社会の教科書で見たような蒙古襲来の壁画なんかがあったりする。歴史に疎い自分は電子手帳で元寇を調べてみたところ、時は鎌倉時代、入貢を求めてきた元のフビライに対し、日本がこれを拒絶。そして、元軍が壱岐・対馬を侵し博多に迫った、とある。二度に渡る元寇であったが、その二度とも大風が吹いて、海上にいた元軍の船はほとんど沈没してしまい、日本はなんとか助かった、というのは授業で習った覚えがある。二度目に至っては兵力10万とあるから、もしもこの時、風が吹かなかったら今の日本はなかったかもしれない。ありがとう、風。すげーぜ、風。でも今は寒いだけだぜ、風。
途中、海を見渡せる見晴らし台のベンチで昼食にして、これまたファミマの店長&マネージャーにもらったクッキーを食べた。いつの間にか、自分のリュックに小さな青虫がくっついていたので、つかまえて、野に帰した。自分は何故か即興で「野に帰れ」という歌を歌った。

「野に帰れ」 作詞・作曲 高沢里詞

野に帰れ
野に帰れ
生まれてきたのに
野に帰れ

野に帰れ
野に帰れ
せっかく来たのに
野に帰れ

※5回フルコーラス

この旅に向け、自分は下着を変更、それまで穿いていたトランクスをスパッツ、まあ、ボクサーパンツみたいなのにしたんだけど、これが予想以上に通気性が良すぎて、スースーする。そしてスースーする割には、動いてないとムレやすい。やはり、トランクスの方が良さげである。高かったんだよ、1枚4千円くらいするパンツだったのに。
アバウトであるが、この辺りにカブトガニの生産場所、というのか、産卵ポイントがあるらしく、最近、ゴミのポイ捨てで、その産卵ポイントが減ってきているらしい。
「カブトガニがかわいそう!」
と、小学生の字だろうか、結構リアルなイラスト付きで書かれた看板が通りに出されていた。カブトガニかあ・・。
志摩町から前原市に入ったところで、またジョイフルを見つけたので、即入店。とりあえず、生。
ジョイフルって、大分県に本店があるという話を前にチラッと聞いたことがあって、九州は支店が多いそうだ。全く嬉しい限りである。
ちょっとだけいるつもりが、あまり居心地がよくて、小説なんかも読み始めて、これが結局、翌日の朝まで続いたのであった。

天候
曇り
気温
朝13℃ 昼14℃
歩数
32456歩
累計4756841歩
出費
0円
累計605978円
食事
朝・・板チョコ、ウィダーインゼリー
昼・・クッキー
夜・・ペッパーバーグ、サラダ、ライス、スープバー、生ビール×3

364日目 前原~二丈

20080406120010
4月3日。一応、6時50分起床。
昨日からジョイフルで小説を読んで、うとうとして、また小説読んでを繰り返し、ついに1冊読み切ってしまった。内田康夫、おもろ。ミステリー、おもろ。読み出すと止まらない本っていいね。あー、おもろ。
自分の後ろの席にいたカップルが、
「ジョイフルのくせに高くね?」
「ソースで味を隠してる感じだよね」
なんてことを話していた。
なに?聞き捨てならないな。ジョイフルのくせに?他のどこにこれほど安いファミレスがあるんだ。ソースで味を隠してる?この企業努力が分からんのか。399円やるから、これ以上のハンバーグを作ってみろよ。チキンドリアを作ってみろよ。
全く、勝手なことを、って時計を見てみると、あれ、もう10時である。自分がここに入店してから、ざっと18時間経過している。自分は一体、何杯スープバーをおかわりしたろうか。あの店員、昨日も見た気がする。どうやら、自分が一番いらない客のようである。愛と商売は別物か。
「ごちそうさまでーす」
と言って、すごすごと店を後にした。ジョイフルは24時間営業なので、油断すると、つい長居してしまう。
外に出てみると、気持ちのいい天気。上着を脱いで、伸びをして、歩き始める。のんびり、のんびりと。水の澄んだきれいな川が、太陽の光を浴びて、キラキラと乱反射している。のどかな田園風景だ。雲が流れてく。ウォークマンを聴きながら歩いていると、向こうから子供が走ってきた。道路を挟んだ反対側では、板金屋がつなぎ姿で仕事をしている。ところどころに油の黒いシミがある。
生活してるなあ。みんな。急に自分が、まるで優雅な生活をしているような気がしてきて、恥ずかしくなった。貧乏には貧乏の喜びと憂いがあり、金持ちには金持ちの喜びと憂いがある。そこに差はない。ありそうでない。幸せになるには、そのどちらでもいい。ただ、自分は優雅だった。そして、それが恥ずかしかった。何故だかは分からない。
少し行ったところに、「きららの湯」という温泉があったので、ちょうどいい、自分はそこに入っていくことにした。
昼風呂。やっぱり優雅である。露天風呂につかって、サウナに入って、脱衣場でタオルを絞っていると、一人のおっちゃんに声をかけられた。
「あなたもやっぱり、山登りに行くの?」
おっちゃん、一体自分の何を見て山登りと思ったのか分からず、
「え、何でですか?」
と聞き返すと、どうやら自分のリュックが登山用のリュックに見えたらしい。鋭い人である。自分のリュックは小型なのだが、アウトドアショップで買った登山にも使えるリュックなのだ。ウエストのところに、リュックがぶれない為のベルトが付いていて、なかなか使いやすい代物である。それを見極めるとは、アナタもさてはやりますね、と思い、
「山登りをされるんですか?」
と聞けば、出てくる、出てくる、相当な旅好きの人であった。屋久島やら、軍艦島やら、北海道から沖縄まで自分の興味があるところはほとんど行っていた。しばし、旅談義。
話が終わり、その人の後を追うように脱衣場を後にすると、4、5人のおばちゃんが近づいてきて
「あなたが歩いてる人?」
と聞いてきた。
「はい」
と答えると、わあわあと盛り上がっている。先ほどのおっちゃんがその奥にいた。話が回るのが早い。おっちゃんは自分より10秒くらい早く出ただけなのだ。
「どこから歩いてるの?」
「北海道です」
「うわー!北海道だって!」
「どのくらい、歩いてるの?」
と聞かれ、少し考えて
「ああ、そうか。もう1年ですね。でも歩いたのは5ヶ月くらいですよ」
と答えると、
「うわー!1年だって!」
おばちゃんのリアクションは大きい。そして何故か周りに向かって復唱する。しかし、よく考えてみれば、実際に歩いたのは4ヶ月である。1ヶ月、サバを読んでしまった。
その後も、おっちゃんに色々と屋久島のことについて教えてもらい、自分は休憩室へ。ケータイの充電をしながら、昼寝でもしようと思ったら、また夜まで寝てしまった。
全然歩きが捗っていない感じで自分もさすがに焦り、とりあえず進めるところまで進んでみようと思い、夜、国道を行くのだけど、海沿いで歩道もなく、ガードレールにへばりつくようにして車をやりすごす始末。すぐ右は海へ落ちる崖だし。
なんとか1駅分歩いて、今日はもう辞めることにした。
コンビニで立ち読みして、コーラを買って、筑肥線「大入」という正面の無人駅へ移動。駅舎内で寝ようと思ったら、また暴走族。コンビニに何か文句があるのか、駐車場に集団でたまって、ブォンブォンボボボボと爆音を響かせるので、全く眠れない。それにしても数がハンパなく、何度も行ったり来たりしている。
やがて落ち着いて、寝袋にくるまって眠。

天候
晴れ
気温
朝17℃ 昼21℃ 夜15℃
歩数
12401歩
累計4769242歩
出費
ペッパーバーグ・・399円
洋食セット・・199円
生ビール×3・・897円
チキンドリア・・399円
カップラーメン・・168円
野菜ジュース・・84円
タバコ×2・・600円
風呂代・・500円
ゲーム代・・200円
コーラ・・125円
計3571円
累計609549円
食事
朝・・チキンドリア、スープバー
昼・・スニッカーズ、カロリーメイト、ウィダーインゼリー、かきの種
夜・・カップラーメン、野菜ジュース
道中・・コーラ

365日目 二丈~唐津

20080408194544
4月4日。6時10分起床。
そういえば昨日、風呂場で体重を量ったら65kgであった。前回は仁木での67kgから、広島に来た時点で57kgまで落ちていたが、今回はどのくらい絞れるであろうか。少し楽しみである。
今日はしっかり歩こうと思い、早朝から歩き出す。歩いていると、道路と歩道を隔てた柵に何やら白いものがグルグル巻きにされていたので、トイレットペーパーかと思って見てみたら、包帯であった。
「包帯クラブだ」
呟いた。包帯クラブってのは、そういう映画があったんだけど、自分も観たわけではない。CMだあね。最近、映画観てないな。ってことに落ち着いてテクテク。
ずっと道路を歩いているとよく見かけるのだけど、道々のカーブの辺りにお地蔵さんが立っている。供養塔というんだろうか。交通安全、という文字と一緒に人の名前が書いてあったりして、事故なんだろう、見かける度に手を合わせている。
途中、鳴き砂の浜に寄ったりしながら足は順調に進んでいった。
9時25分、佐賀県突入。
誰かが飛ばしたのだろうか。赤い風船の束が萎んで道路脇に落ちており、手紙でも付いているかなと思い調べたが、何も付いていなかった。子供の頃にスーパーかどこかでもらった風船に手紙を付けて飛ばしたことがある。あれ、誰か拾っただろうか。それとも誰もいない山の中にでも落ちたろうか。この風船にも、もしかしたらあったかもしれない物語を想いながら歩いた。
昼、国道202号線から県道347号線に入り、唐津市は虹の松原に到着。虹の松原とは、なんだか聞いたことがある。説明板を見てみると、日本三大松原の一つとある。現在はおよそ100万本の松が植えられているらしく、鬱蒼と茂った松原の中を一本の道が走っていて、頻繁に車も行き来していた。その昔、当時の唐津藩藩主が潮風を防ぐために砂浜に松を植えたのが始まりとのことだが、盗賊から松を守るために
「この松原の中に特に私の愛する松が7本ある。その松を傷つけたものは死刑に処す」
というお触れを出して、肝心なその7本がどれかは言わなかったのだそうだ。これにより、この松原から松を盗むものは現れず、今のような立派な松原へと生長したらしい。いや、こういう機転って大事だよね。昔の人の知恵ってすごい。やるぅ。
その後、数km続いた松原を抜けてすぐのところにあった唐津城を見学。お城の庭には桜が咲いていて、そこで花見をする人が大勢いた。沿岸の小高い丘の上に建つ城で、そこからの景色と城を眺めながらの花見はさぞ格別であろう。空を見上げると、トンビが3羽、気持ちよさそうに飛んでいた。風に乗ってクルクルと回り、時折、ピーヒョロロと鳴く声が聞こえてくる。
夕方、県道347号線から279号線を通り、国道204号線へ。道中のコインランドリーで洗濯。下着だけの洗濯だし、洗濯機を使うと高くつくので手洗いして乾燥機だけの使用。で、思ったんだけど、乾燥機って、だいたい10分100円である。それを20分くらい使うわけだから、そう考えると下着を100円ショップで買い込んでおいて、使い捨てていった方がなんかお得である。天日干しだと時間を食うし、天気に左右されるし。今後の参考にしておこう。
夜、呼子(よぶこ)という町まで歩き、いやぁ、久しぶりである、旅にはあなたが欠かせないね、道の駅との対面。相変わらず最高だ、道の駅。正面にコンビニがあって、屋根のかかったベンチ、なかなかレベルの高い道の駅である。近くにはスーパーまであって、思わず自分は、やった、とガッツポーズをして、スーパーにて半額になった惣菜と缶ビールを購入した。この辺り一帯、イカが名産のようで、よく「イカの活づくり」という文字を見かけるが、自分も今日2杯のイカを食べた。ビールも2杯。最高。星空を眺めていると、北斗七星のちょうど真ん中辺りを飛行機が横切っていった。
卓ちゃんから電話がかかってきたので世間話をしていたら1時間が経ってしまった。途中、警備員が懐中電灯を持ってやって来たので、こんばんは、と挨拶したが、なにしろ真っ暗なのでこっちも向こうもドキドキである。電話を切った後、へっへって笑いながら、寝袋にくるまってベンチの上で眠。地べたじゃないから、少しだけ温かいのだ。ベンチ、最高。
あ、ところで「ラーどん」だけど、これ、ラーメンと丼物という意味でなく、ラーどんで一つの料理のようである。自分は寄らなかったが、福岡佐賀県境にそのラーどんを食べられる店があるので興味のある方は是非。レポお願いします。

天候
晴れ
気温
朝12℃ 昼20℃ 夜12℃
歩数
53123歩
累計4822365歩
出費
アイス・・62円
串焼きイカ・・350円
缶ビール×2・・438円
イカの唐揚げ・・199円
コーラ・・100円
乾燥機代・・300円
タバコ・・300円
カップラーメン×2・・356円
カップ焼きそば・・195円
野菜ジュース×2・・204円
チョコバー・・52円
計2556円
累計612105円
食事
朝・・カップラーメン、野菜ジュース
昼・・串焼きイカ、缶ビール
夕・・カップラーメン、カップ焼きそば、野菜ジュース、チョコバー
夜・・イカの唐揚げ、缶ビール
道中・・コーラ、アイス、カロリーメイト

366日目 唐津~玄海

20080409093353
4月5日。7時起床。
今日で旅を始めて丸一年になる。今年は閏年なので366日。そして今日がその366日目である。
朝早くから自分の周りで農作物を運ぶ人が行き交っており、目が覚めた。道の駅では、よく、そういった地元の特産物を販売しているのだ。急いで身支度をととのえ、向かいのコンビニへ。コンビニに入ると、どうも立ち読みをしてしまう。ゆっくりと朝食を頂いてから、すぐ近くの名護屋城博物館へと向かった。
名護屋城というのは、自分は初めて聞いたと思うが、歴史上で重要な遺構らしく、簡単な説明をすると、豊臣秀吉が天下統一後、朝鮮出兵(文禄・慶長の役)のために築いた城とのことである。今は城自体はなく、石垣のみの城址となっている。
朝鮮出兵は中学校で習ったが、出兵とはこちらの言い分で、朝鮮からしてみれば侵略の歴史だ。朝鮮半島の南から相当激しい戦いを重ねたらしく、一時は現在のソウルを越え平壌まで日本軍の手は達したらしい。時代は違えど、今の拉致問題はそれに比べたら小さいものに見えてくる。日本と韓国、北朝鮮が底から分かり合うというのは、こういう歴史がある以上難しいのだろう。唐津には唐津焼きがあり、近くの伊万里には伊万里焼きという有名な焼き物があるが、双方とも、その時日本軍が朝鮮から連れてきた陶工によって発展したものらしい。それこそ拉致であり、このことを自分は今日まで知らなかった。そういう焼き物が純粋な日本独自の文化だと思っていた自分が恥ずかしい。色々と勉強になった。
この城を囲むようにして点々と全国諸大名の陣跡が残っていて、当時の豊臣家の隆盛を象徴している。伊達政宗やら、徳川家康やら、前田利家、毛利、島津、その数は100を越え、おどろおどろしい。全国の武将がここに集結していたわけだ。今は無き名護屋城も大坂城に次いで大きなものであったらしい。
秀吉が睨んだ世界統一、こればかりは現代でも成し得た国はない。だからまだ戦争は起こるのだろうけど、力による統一なんて、浅ましく感じるのは自分だけだろうか。
ところで、歴史の話に乗じて、江戸時代の参勤交代であるが、この大名行列が1日に歩く距離は40kmほどだったという。自分が1日歩いてそれぐらいなのだから、靴、道路、荷物などのことを考慮すると、当時の人にとっては相当な労力だったであろうと思われる。やはり、昔の人ってすごい。
夜、今日はほとんど進まず玄海町にて宿泊。野宿する場所が見当たらず、探すのが面倒くさくなり、旅館に素泊まりすることにした。3500円。「泊まり」の出費は痛い。夕食にコンビニでカップラーメンを買って食べる。とっぱちからくさやんつきラーメン、というやたら長い名前のカップラーメンであったが、とっぱちからくさやんつき、とは福岡弁で「すぐにやみつきだぁ」という意味らしい。博多とんこつ味であったが、心なしか、福岡から、どこのコンビニでもとんこつラーメンの品揃えが充実しているように思う。最近はカップラーメンもとんこつ味ばかり食べている。そうそう、そういえばカップラーメンも缶ビールも値段が上がったね。僅かな差だが、毎日買うものなので気になる。
宿にて風呂につかり、部屋でTVを見る。浴衣を着る。新しいシーツの布団に寝る。クケケ、って笑って、これまたコンビニで買ってきた缶ビールとつまみにキムチなんぞ食べたら、天国モード。
BSで黒澤明監督特集をやっていて「羅生門」を観た。以前もビデオを借りて観たことがあったが、名作は何度観ても飽きない。また違う発見がある。
その後、タバコを吸って、換気のために窓を少し開けて眠。

天候
曇り
気温
朝9℃ 昼17℃ 夜12℃
歩数
9986歩
累計4832351歩
出費
おにぎり・・105円
チョコ菓子×2・・53円
タバコ×2・・600円
カップラーメン×2・・356円
名護屋城見学料(清掃料)・・100円
コーラ・・100円
キムチ盛り合わせ・・210円
ポテトチップス・・105円
緑茶・・84円
缶ビール×2・・394円
宿代・・3675円
計5782円
累計617887円
食事
朝・・おにぎり、カップラーメン、チョコ菓子
夜・・カップラーメン、缶ビール×2、チョコ菓子、ポテトチップス、キムチ盛り合わせ
道中・・コーラ

367日目 玄海~伊万里

20080409153518
4月6日。8時50分起床。
宿のおばちゃんが部屋を掃除しに入ってきて目が覚めた。聞き忘れていたが、チェックアウトが9時だったのだろうか。おはようございます、と挨拶し、洗面所で顔を洗って身支度。出発。
今日は快晴の一日。今季初の逃げ水も確認。風がそよそよと吹くいい天気だ。高校の頃、化学か何かのテストで答えが「晴天」となるところを自分は「良い天気」と書いてペケをくらい、抗議したところ、教師曰く
「誰にとっても晴れがいい天気とは限らない。雨をいい天気という人もいるでしょう。だから×」
と言われ、ぐぬぬ、と唸ったことがあるのだが、やーいい天気。
親から電話がかかってきて、今日は埼玉の方でも快晴らしく、これから花見に行くんだ、と話していた。こちらはもう桜が散り始め、葉桜になりつつある。もう少ししたら新緑の候となり、梅雨を迎え、恵みを受けた草木が盛大に生い茂る夏へと季節が移っていく。2008夏。これから来る、そしてもう二度と来ない夏だ。
道中、「浜野浦の棚田」という景勝地に立ち寄った。失礼ながら、この辺り、というか、もう結構前からなんだけど山ばかりで、田んぼといえば棚田ばかりである。これがどこまで続くのかは分からないが、とりあえずこの浜野浦の棚田というのは観光客も訪れる有名な棚田、キングオブタナダイン佐賀といったところらしく、恋人の聖地100選にも選ばれているそうだ。この棚田の素晴らしいところは山と山に挟まれて棚田のある谷があり、その奥に玄海灘が見渡せるところである。思わずうっとりしてしまうような景色で、まあ、だから恋人の聖地に選ばれているのだろう。もっとも、その100選はまだ全て決まっていないらしく、女優の菊川怜さんやデザイナーの桂由美さんが選定中らしいが。是非、地元埼玉行田の古代蓮タワーをその一つに加えて欲しい。うーん、無理か。
棚田を見渡せる場所は小さな公園のようになっていて、そこの壁にハート型の絵馬が大量にぶら下げられていた。それを見てたら、なんだか悔しくなってきたので写真を撮ってそそくさと退散。
いや、それにしてもホント山と島が多い。峠越えばっかりしている気がする。島ばかり見ている気がする。山道を歩いていたら、1台の軽自動車が自分の横に止まり、中にいた2人の男性が話しかけてきた。同い年くらいだろうか。
「さっき、あっちの方歩いてなかった?」
「はあ。歩いてましたよ」
「ここまで歩いたと?」
「はい」
「・・え、どこから来たと?」
「北海道です」
「・・北海道?」
「はい」
「ここ、どこか知っとーと?」
「はい、佐賀ですよね」
「・・・」
「・・・」
「どこまで行くと?」
「沖縄です」
「・・沖縄?」
「はい」
「沖縄まで歩いて?」
「いやいや、鹿児島から沖縄はフェリーですけどね」
「ああ、ああ」
「・・・」
「そうかぁ。頑張ってねー!」
後ろの車がやって来たので、2人はそう言いながら走り去ってしまった。あざーっす、と言って自分もまた歩き始めた。
ようやく、歩き旅での地図の見方を思い出してきた。今使っている地図というのは、以前使っていたものより縮尺が小さい(というのか?)まあ、細かく描かれたものなのだけど、それでも徒歩にしたら物足りず、色々と工夫して読まなければいけなくて、例えば、学校なんか地図記号で〇に文て書くけど、学校がある、ということはそこに歩道もある可能性が高く、ならば、この記号から近くの町までは夜でも歩けるかな、なんて予測して歩く。これをトチると来た道を戻らなければならなくなったり、危険な目に遭いかねないのだ。あと、真っ暗な夜道では道路の案内標識が見えないのだけど、あれはよく反射するから、ケータイの明かりをそっちに向けるだけで読めるようになるし、道端に落ちているゴミからも色んな情報が得られる。歩きの中でのそういう感覚をようやく思い出してきた気がする。
最後にもう一つ、広島で今の靴を買った時に一緒にインソールを買ったのだけど、これがすごく調子いい。インソールでこんなに違うとは思わなかった。足裏がノーダメージである。「ソルボ」という商品だったと思うけど、これオススメします。
夜、伊万里市に到着。いい町だ。最近お決まりのパターンでジョイフルに入店。生ビールとソーセージ、んで読書。な1日。

天候
晴れ
気温
朝12℃ 昼22℃ 夜12℃
歩数
60111歩
累計4892462歩
出費
コーラ・・100円
タバコ・・300円
野菜ジュース・・105円
パン×2・・256円
おにぎり・・105円
カップラーメン・・195円
缶ビール・・197円
生ビール・・299円
ポテトフライ・・199円
アイス・・63円
チョコ菓子・・32円
計1851円
累計619738円
食事
朝・・パン×2、おにぎり、野菜ジュース
昼・・ポテトフライ、生ビール
夕・・カップラーメン
夜・・あらびきソーセージ、生ビール
道中・・ガリガリ君ソーダ、チョコ菓子、コーラ、チュッパチャップス、ハイチュウ

368日目 伊万里~浦ノ崎

20080412120819
4月7日。6時半起床。
朝から雨。またもジョイフルで完徹した後、雨止まないかなーと雨やどりのモーニングを食べ、雨は止んだけど、結局ずるずるとランチも食べている。
いきなり余談だけど、ジョイフルのモーニングはヤバい。目玉焼き、ベーコン、サラダ、ポテトのワンプレート(おかず)にライス(大盛り無料)、さらにドリンクバーまで付いて399円である。もはや価格破壊。デフレだ。
ドリンクバーでコーラとメロンソーダばかり飲みながら、この炭酸の泡ってのはどこからくるんだろー、とグラスを見つめている。すると泡が、これ、液体の中から出ているのではなく、グラスの底面や壁面から出ていることが分かった。ってのはですね、風呂に入るとよく肌に泡がいっぱい付いて、そこを触るとブクブクブクブクーッて小さな泡が水面に浮いてくるでしょう。あんな感じ。あれ好きなんだよな。ついつい、おー、と言ってしまう。まあ、それは置いといて、ビールとかあんま泡たつと量が減ってくような気がして残念だ。泡、その正体は正味のところよく分かんないままだけど、多分液体中の成分が何らかの作用で分離するのかと思われ。いやいや、適当なことを言うのはよそう。恥の元だ。
ランチを食べ終え、出発。すでに15時。最近は歩きも夜型だ。
けれど、歩き始めてまだそんなに経っていないのに、コンビニを見かけると寄ってしまう。堕落している。コンビニに入って何をしているかと言うと、立ち読みをしている。今日はヤングマガジンの新しいのが出てたので読んだ。「赤灯えれじぃ」が休みだった。よく休むなあ。「食べれません」も好きで必ず読む。1時間は読む。で、週プレも読む。こちらは松本人志、リリー・フランキー、イノマー、3氏のコラムを読む。で、全て読み終えると、フライデーに手が伸びる。グラビアをペラペラッとめくり、ほっほう、とか頭の中で呟く。で、時事ネタを掴む。ファッション雑誌はまず読まない。手前の棚に差さってる自己啓発本なんか読む。
「デキる人間はここが違う」
とか
「くよくよしない100の言葉」
とか、そんなん。漫画の棚から
「実録!ミステリー大全」
みたいのも読んだりする。
で、全てソッと棚に戻して、タバコを1箱買って店を出る。
今日、そんな感じでコンビニにてカップラーメンを買って店を出たら、野良猫が自分のところにやって来た。白い猫であったが、ケンカでもしたのか耳に怪我をしているらしく、そこが赤く滲んでいた。
自分が買ったのはキムチラーメンであり、果たして猫がキムチラーメンなんか食べるのかそこんとこが疑問で、お前が食べるものはないよ、と言っていたのだけど、あまりに鳴くので仕方なく麺をあげたら、がっついていた。
コンビニに居着く猫。なんだかヨーカイのことを思い出す。あいつ、元気でやってるだろうか。
食べ終えたら、その猫、今度は自分の横に丸まって寝始めた。脇に置いていたリュックを枕みたいにしている。あまり気持ちよさそうなので、そっとしておいて、自分はこの猫のために詩を書いた。コンビニ前でアグラをかいて詩を書くホームレス、とその横で寝る野良猫、の構図が出来上がり、コンビニに来た人達が皆こちらを見ている。しばらくして、立ち上がり歩き始めたが、猫はそこにちょこんと座ったままだった。
福島口という駅まで移動して眠。

天候
雨のち曇り
気温
夜15℃
歩数
19034歩
累計4911496歩
出費
タバコ×2・・600円
生ビール・・299円
あらびきソーセージ・・199円
モーニングセット・・399円
日替わりランチ・・399円
カップラーメン・・195円
計2091円
累計621829円
食事
朝・・モーニングセット
昼・・日替わりランチ
夜・・カップラーメン

野良猫

野良猫
お前は腹がいっぱいになれば
どこかへ行ってしまうんだろう
今はここにすがりついて
鳴いてばかりのお前だけど
日の沈んだ暗がりに
帰る家もないくせに
姿を隠してしまうんだろう
だけど
野良猫
お前は腹がふくれても
ずっと横で黙ってる
悪いけど
早く帰ってくれないか
俺は温かい家が待ってるのだから
お前がそこにいたら
俺は帰れない
いや
うそ
俺も帰る家はない
ついてくるか
こないよな
野良猫
お前が不憫でたまらない
いたたまれない
このビールを飲んだら行くぜ
鳴くなよ
ラーメンやったろ
今日の寝床を別々に探そう

言葉なんて(田舎における唖者)

言葉で自分を語れない
知的な言葉の呂律も
自分の何すら表現出来ない
だから言葉なんか
捨てちゃった
興ざめだ
自暴自棄だ
あなたに全てを伝えようとして
クルクルクルクル空回り
もどかしい
この苦しさ
言葉なんて飽きっぽくて役立たず
この涙さえ
この呻きさえ
百の言葉を語ってくれず
あなたはただ
上の空

あなたを言葉で語りすぎた
稚拙な言葉の羅列で
あなたをべらべら喋りすぎた
だから口なんか
閉めちゃった
うんざりだ
自業自得だ
無意味に重ねた優しさを
言葉に置き換え何度あなたを
持ち上げたろう
突き落としたろう
言葉なんて顔もないくせ傲慢だ
この思いすら
この気持ちすら
百の言葉は語ってくれず
あなたはただ
上の空

369日目 浦ノ崎~松浦

20080412185145
4月8日。7時起床。
朝、小学生の集団に起こされた。駅のベンチで寝ていたら、うわっ、なんだあれっ、キモッ、という声が聞こえ、寝袋から顔を出すと、5、6人の小学生が自分を囲んでいた。
「なんだー、おい。おはよう」
と言うと、キャハキャハ笑い始めた。
「何してんのー?」
と言うので
「寝てたんだよ」
と答えると
「こんなところでー!?」
と言い、ゲラゲラ笑うので
「そうよ、家がないからな」
と喋れば、小学生達は猛烈に笑い始めた。おもしれーおもしれー、とおもしれーを連呼している。子供は無邪気だ。あと3つ年を取れば、もう自分の近くに寄ってこなくなるだろう。なんてことを感じながら、自分は話を続けた。
「ホームレス?」
「おう、ホームレスよ」
ゲラゲラゲラ。
「寒くねー?」
「寒いよ」
ゲラゲラゲラ。
「何でここに寝てんの?」
「ええ?ここまで歩いてきたからよ」
「どこから?」
「伊万里から」
「嘘だあ!ぜってー嘘だよ」
「ホントだよ」
「おっちゃんさぁ、何で歩いてんの?」
「(おっちゃん?!)んー、旅人だからな」
「旅人?」
「ああ、北海道から歩いてきたんよ」
「きたんよ、だって」
ゲラゲラゲラ。
その後ろで、ひたすら
「嘘だ嘘だ、ぜってー嘘だ」
と喋っている子があったので、自分はリュックから地図を取り出して、それを開いて見せた。
「本当だ!地図持ってる!」
地図を持っていたところで別に何の証拠にもならんのだが、自分は毎日、自分が歩いた区間をペンでチェックして日付を書き込んでいる。渡した地図を皆で覗き込んで真剣に見始めた。
「今、ここだろ。これから佐世保の方に行くんだよ。佐世保行ったことある?」
地図を指差しながら聞くと、
「んー、お父さんとお母さんと1回行ったことがあるよ」
と小学生。
寝袋を丸め荷物をまとめつつ、そんな調子でしばらく話していたら、段々に中学生や高校生もやって来て、駅が混んできた。皆、遠巻きに自分を見ている。どうもこの辺りの子は皆、汽車通学らしい。自分はリュックからカメラを取り出して小学生の写真を撮り、それを見せたりしながら、やがてやって来た汽車に乗る彼らと手を振り別れた。
「じゃあねー!」
「行ってらっしゃい」
動き出した汽車が待合所の壁の影に隠れ見えなくなるまで、彼らと手を振りあった。最後尾の車窓からジッとこちらを見ている女の子がいたので、なんだか気恥ずかしくって、自分は荷物をまとめる風をして目をそらし、立ち上がった。
後、7時38分、歩き出してすぐ長崎県突入。
この辺りの海は、なんとなく底が見えるほどの透明度である。海の中に落ちていたゴム手袋が不気味に揺らいでいた。
松浦という町まで一気に歩き進んでいると、途中で飯屋をいくつか見たが、さすが長崎、チャンポンの文字をよく見かけるようになった。飯屋のノボリが博多ラーメンから段々とチャンポンに替わってきた気がする。
松浦、着。この町はアジの水揚げ日本一だそうである。町外れのコインランドリーでズボンとジャージと下着を洗濯して、コンビニにて買い物。
レジで商品を打ってもらっていると、店員さんにいきなり
「徒歩・・旅ですか?」
と話しかけられた。
「・・はい。よく分かりましたね」
「いや、私もチャリダーですから」
チャリダーというのは自転車で旅をする人のことで、自分がこのブログの中で自転シャーと呼ぶ人達である。
「あっ、そうなんですか」
と返事すると、
「もしかしてして、日本一周じゃないですよね?」
と言う。
「へぇー!そうです、日本一周です、よく分かりますね!」
「あ、いや、雰囲気が・・」
「そんなに雰囲気出てますか?」
「チャリダーやってるんで、よく見かけますから、やっぱり」
「分かるんですか?」
「ええ、やっぱり、分かります」
「スゲー!」
そんなことを話して店を後にした。このコンビニがファミマであったのも何か因縁を感じる。
して、後。真っ暗な山道を行く。途中びびって、もうこの辺でいいだろうと思うのだけど、心の奥の声が
「いや、まだだ、このふぬけがっ、しっかりせえや」
と言うので、仕方ない、歩き続けた。周りの明かりといえばセンターラインに付けられた赤く点滅するキャッツアイだけで、それを見ながら歩いていたら、急に目の前に飛び出し注意と書かれた、今にも道路に飛び出しそうな小学生を象った看板があらわれたりして、ビックリした。自分、マツダの一件で幽霊が見えるようになってしまったんじゃないかという恐怖があって。犬はいきなり吠えてくるし、心臓に悪い。
深夜、非通知の無言電話が3回かかってきた。最初、「あー」と3秒ほど言ったあと切れたので、友達かと思い、かけてみたら違うと言う。その友達との電話を切ったあと、2回目にかかってきたのは鼻息だけの電話であった。して、3回目は全くの無言。プロファイリングの結果、3回目にして犯人はだいたい分かったが、放っておいた。
そうそう、こちらでは飛魚のことをアゴというらしい。特産のようでアゴクッキーとかアゴだしなんて文字をよく見かける。
深夜、田平平戸口という駅に到着、眠。

天候
晴れ
気温
朝12℃ 昼20℃ 夜13℃
歩数
39715歩
累計4951211歩
出費
コインランドリー代・・800円
タバコ・・300円
コーラ・・100円
野菜ジュース・・121円
カップラーメン・・195円
パン×4・・462円
チョコバット・・21円
コーヒー・・105円
計2104円
累計623933円
食事
昼・・パン×4、チョコバット、コーヒー
夜・・カップラーメン
道中・・コーラ

370日目 松浦~鹿町

20080412190516
4月9日。6時40分起床。
駅のベンチで目を覚ますと、辺りは高校生だらけであった。昨日とは違い、誰も自分を見向きするものはいない。なんだかバツが悪く、しばらく寝たフリをして、高校生達が汽車に乗って去った後、起き上がった。
朝になって気づいたのだが、この駅は日本最西端の駅らしい。外に碑が建っていた。昨日は暗かったので気がつかなかった。自分は、この旅のスタートが稚内であり、恐らく稚内駅は日本最北端の駅なのだけど、地図を見ると最南端の駅はこれから通る鹿児島県枕崎市にある。つまりは、残すところ最東端の駅ということになり、最東端は、えーと、今地図を確認したところ北海道は根室の方のようである。まだまだ先だ。日本三景を制覇して、東西南北の最端駅を制覇すれば、なんだかこの旅にもハクが付くような気がして、自分は俄然燃えてきた。
それにしても朝からの雨。初めてレインポンチョを取り出して使う。なかなかいい感じ。鏡を見てみると、阿呆がマントを付けているみたいであったが、自分は気にせず歩き出した。歩道はなかったが、雨だからか、車は幅を広めにとって避けてくれるのでそれほど歩きにくくもなかった。ただ、まあ、やはりそんな風にして歩いていたのは自分くらいで、ポンチョで隠れぬ膝下はすぐびしょびしょになったが。
途中、道の駅にて休憩。この道の駅は地図には載っていなかったので、思わぬ好都合、喜び勇んで駆け込んだ。虫の里・田平とあり、入り口にはカブトムシの大きなモニュメントが飾られていた。
しかし一度道の駅に入ってしまうと、雨ということもありなかなか出る気にならず、せっかく乾いたズボンもまた濡れると思うとやるせなく、出立したのは夕方。
車のドライバーをびびらせつつ、雨に打たれながら鹿町という町まで歩き、バス停に入った。小休止のつもりだったが、そこからまた峠道になりそうだということで、風もあるし、今日はもうそこで寝ることにした。コーラで乾杯して眠。

天候

気温
朝13℃ 昼14℃ 夜16℃
歩数
27606歩
累計4978817歩
出費
てりやきバーガー・・105円
チョコ菓子・・53円
カップラーメン・・195円
ポテトチップス・・126円
かっぱえびせん・・126円
パン・・115円
ジュース・・100円
グミ・・231円
タバコ・・300円
とんかつ弁当・・400円
パチンコ・・1000円
コーラ・・150円
計2901円
累計626834円
食事
朝・・てりやきバーガー、カップラーメン、チョコ菓子
昼・・とんかつ弁当、ポテトチップス、かっぱえびせん、パン、ジュース
道中・・ハリボーハッピーコーラ(グミ)、コーラ

371日目 鹿町~佐世保

20080413141242
4月10日。7時10分起床。
早朝、
「あんなところに寝ている」
と話す人の声が聞こえ、目が覚めた。うっすらと目を開けつつ言葉を聞いたのだが、今起き上がれば話し声の主はバツが悪いかもしれないと思い、寝ているフリをしていたら二度寝してしまった。
起き上がってから、あの言葉はどういう意味だったんだろう、と考えた。自分の寝床となるのは大抵公共の場所であるから、色々と心配りをしているつもりなのだけど、それも時に全く意味を為さないことがある。
ショックだったのは、その後、バス停にやって来た小学生を母親と思しき女性が
「バス、あっちにくるよ」
かなんか言って引き戻しに来たことで、場の状況から自分が全くの不審者であると思われているらしいことに気づいた。目もあわせないし、そんな様子なので自分も挨拶しはぐってしまった。
自分を知っている人は、世の中には変な人がいるから気をつけろと言ってくれるが、だいたいにしてその町その町で変な人なのは自分であり、どちらかと言うと、自分は変な人に思われぬよう気をつけなければならない。ただ、一つ思うのは、変な人ってのは突如として現れる上、誰もが生活上変な人を完全に回避することは出来ないのであって、ならば何に気をつければいいのか、ということである。泥棒は往々にしてスーツを着ているものだし、詐欺師は口がうまいものだ。変な人が見た目で判断出来れば楽だけど、そうするとやっぱり自分が変な人になってしまうんである。だってバス停で寝てるんだもの。
後、歩き始めてすぐ峠道。やはり昨日の選択は正解だったと思った。荒天の夜にここを歩くのは厳しかっただろう。
急坂に差し掛かり、山を越えていく道の手前に未完成のトンネルがあって、それに興味を抱いた自分は
「はっはあ、これはもしかして峠のショートカットだな」
と独り合点して、そのトンネルを通っていくことにした。
穴は貫通しているようだがまだ道は舗装されておらず、その先が本来の道に繋がっているかどうか不安であったが、ずっと歩いて行くと工事現場に行き着いた。フッツーな感じ。当然と言えば当然の終着点。警備員のおっちゃんが立っていた。ただ、その工事現場にはダンプが出入りしていて、これを辿っていくと国道に戻れたのであり、結果的にショートカットは成功したのであった。おっちゃんに方角を聞いて進んだ。
昨日今日と連日の雨だったが、今日は佐世保まで行こうと決めていたので、雨の中をひたすら歩いた。長崎は今日も雨だった、なんて歌いながら、道中、「九十九島」という景勝地もあったのだが、雨でよく見えず残念。
丘を越えて佐世保に入ると、急に造船所が見えるようになり、そびえるいくつもの巨大なクレーン、歩道はインターロッキングになっていてお洒落、丘に栄えた町並みは、どこか小樽の町を連想させた。港町特有の雰囲気なんだろうか。
16時半、佐世保市中心部に到着。
通りには外国人が多く、街はなんだか活気ある感じであった。福岡以来の都市って感じの都市だ。はやる気持ちをおさえつつ、とりあえず名物佐世保バーガー、と思ったのだけど、佐世保バーガーの店が見つからず、気づけばパチンコ屋に入っていた。昨日の日記に書き忘れたが、自分は昨日パチンコで1000円負けていて、今日は、はは、13000円負けた。悔しいのでスクラッチくじを1000円買ったら、500円当たって、売店のおばちゃんに
「半分んなっちゃった」
と当たりクジを渡せば、
「半分んなっちゃったねー」
と500円を渡された。
ますます悔しいので、目についた通りの回転寿司屋に行くなどして、腹一杯飲み食いし、カプセルホテルに宿泊。自分には、ギャンブルで負けると少しヤケをおこすという幼稚な癖がある。
ホテルの休憩所でくつろいでいたら、地元でお世話になっていた建設会社の先輩から電話がかかってきて、
「明日、仕事手伝えよ」
と言われた。
「明日はー・・ちょっとー」
と言葉を濁すと
「何してんだよ、旅やめて早く帰ってこいよ」
と言う。
先輩の言う仕事とは土方仕事であるが、自分は今思い出しても自分が仕事の出来る人間だったとは思えない。しかし、何故か会社の諸先輩方はそんなアルバイトの自分をかわいがってくれ、よくしてくれたのであり、こうして今も電話をくれるというのは素直に嬉しい。自分も土方が好きだし、期待に応えたい気持ちはあるが、今は帰ることは出来ず、
「そっからこっちに帰ってくるのにいくらかかるんだよ。払ってやるから帰ってこいよ」
と言ってもらったが、結構かかりますよ、とか何とか言っている内に電話はプツッと切れてしまって、話は流れた。
おっさんのいびきが聞こえてくる、蜂の巣みたいなカプセルにて眠。

天候

気温
朝13℃ 昼16℃ 夜15℃
歩数
43269歩
累計5022086歩
出費
タバコ・・300円
チョコ菓子×3・・117円
カップうどん・・105円
おにぎり・・105円
ジュース・・84円
唐揚げ定食・・700円
パチンコ代・・13000円
宝くじ・・1000円
(宝くじ配当・・-500円)
コーラ・・150円
ジュース・・150円
回転寿司・・1680円
生ビール×2・・1000円
宿代・・2940円
計20831円
累計647665円
食事
朝・・カップうどん、おにぎり、チョコ菓子×2、ジュース
昼・・唐揚げ定食
夜・・回転寿司、生ビール×2
道中・・チョコ菓子、コーラ、ジュース

372日目 佐世保~大塔

20080413142839
4月11日。9時起床。
カプセルホテルにて起き、荷物をまとめてチェックアウト。表に出ると、外は昨日の雨が嘘のように気持ちいい快晴であった。
まずは佐世保バーガーを食べようと思い、昨日ホテルを探す間に偶然見つけたハンバーガー屋へと向かった。開店まで少し時間があったので、コンビニでガイドマップを立ち読み。すると、佐世保バーガー特集の記事があり、これから自分が行こうとしているハンバーガー屋も載っている。よしよし、なんて独りごちて、いざハンバーガー屋へ。オススメとあったベーコンエッグバーガーを注文。
で、食べての感想なんだけど、でかい、高い、味はホームメイドって感じであった。しかし、ちょっと期待しすぎていたかもしれない。ボリュームはあるけど、なんか色々とザックリしているような気がして、函館にラッキーピエロというご当地ハンバーガーの店があるのだけど、そこで食べたハンバーガーの方がおいしかった気がする。まあ、他の店に行っていないのでよくは分からないが。その店の界隈には競うようにしてマックとロッテリアがあった。
佐世保には他にも海軍さんのビーフシチューや、レモンステーキなる名物もあり、自分はノーチェックであったが、観光で来ることがあれば回ってみたい。
して、ここから全く個人的ではあるが、佐世保の街をぶらつきつつ、昨日負けたパチンコ屋へ向かった。全国展開するマルハンにも貸しがあるし、佐世保のパチンコ屋に貸しは作っておけねぇ、っていう安っぽいギャンブラー根性で昨日の負けを取り戻すべくリベンジ。
結果、1万1500円の投資で、57000円出し。差し引き45500円の浮きであった。昨日、一昨日の負けを差し引いても3万強の勝ちであり、いやぁ、すっきりした。海の達人とKさんに教わった海物語というパチンコ台での勝利であり、2人に感謝。で、さらば佐世保。
駅前まで移動して、遅い昼飯にこれまた長崎の名物であるチャンポンメンを頂く。一応、ガイドマップでオススメされていた店に行ったのだが、これも自分が味覚オンチなのか、リンガーハットの方がうまく感じた。どうしたことだろう、有名な名物なのに。というか、実家の近所にある芳味亭という飯屋のチャンポンメンの方が自分には美味いと思われ。芳味亭は何でもうまいんだ。どうでもいいけど、芳味亭のオヤジさんはギター弾きでタクローなんかやるんだな。それもいい。オススメです。
まあ、チャンポンメンは本家本元の長崎市があるので持ち越すことにして、さあ、旅、旅。って歩きだして、それほど進まない内にまずいことになった。何があったかというと、佐世保にマルハンがあることが発覚したのである。
このブログを途中からご覧の方に今一度、自分とマルハンの因縁関係について説明しますと、自分は北海道のマルハンというパチンコ屋にて20000円の負けを喫して以来、旅の途中、ちょこちょこと全国のマルハンで負け続け、きっとこの旅の中でマルハンを討つと決め、見かける度に勝負を挑んでいるのですよ。
で、そのマルハンが佐世保にあった。しかも、自分のこれからの通り道にあるようである。仕方ない、さっき勝負したばかりだが、自分はこのマルハン佐世保店で今一度勝負することにした。
結果、4500円の負け。もう今日は勝つ気がしない。さっきの勝ちで気が緩んだから、集中力がないのだ。早々に撤退。
その後、ジョイフルに入店。今後の日程を練るなどして夜更かし。

天候
晴れ
気温
朝16℃ 昼20℃
歩数
11432歩
累計5033518歩
出費
タバコ×2・・600円
クリーニング代・・300円
ベーコンエッグバーガー・・660円
コーラ・・140円
大盛りチャンポン・・900円
瓶ビール・・600円
パチンコ代・・16000円
(パチンコ配当・・-57000円)
計-37800円
累計609865円
食事
朝・・ベーコンエッグバーガー、コーラ
昼・・大盛りチャンポン、瓶ビール
夜・・バニラカフェゼリー、ドリンクバー
道中・・味ごのみ(おかき)

373日目 大塔~針尾島

20080413145632
4月12日。5時40分起床。
昨夜からずっとジョイフルにいて、自分はジョイフルの住人みたいである。ところでジョイフルとはどんな意味なんだろうか。ジョイをフル。電子辞書で調べてみたら、ジョイってのは「喜び」で、フルってのは「満ちた」であるから、ジョイフル=喜び満ちたファミレスということになる。正解。蓋し、適切な名前である。
ジョイフルにて、町田康「パンク侍、斬られて候」を読み切った。すげぇ。自分はこの作家が好きで、実家に居る時にほとんどの作品を読みあさり、本屋に置いてない作品は図書館で借りてきて読むなどしていたのだけど、この作品は時代小説のようで後回しにしていた。時代小説、あんま読む気がしなくって。ところが、すげぇ。すげぇすげぇ、ってすげぇばっかり言ってると、まるで阿呆なんだけど、圧倒的筆力、というのか、他の小説と明らかに一線を画する文学、っておかしいな。言葉?魂であり、狂気と誠実の境みたいな、まあタイトルからも分かるようにパンク、純文学でありながら純パンク文学なんである。心酔するわぁ。
夕方、店を出て、イオンにライターを買いに行った。こんな広い店内でライターを探すのは困難だなと思いながら、えーライターライター、とぶらぶら店内を歩き回り、乾電池売り場なんか覗いたりしたが見つからない。自分はいつもそうなんだけど、探し物を見つけるのが下手である。以前、地元で絵葉書を買いに街まで出掛けたことがあったのだけど、大型書店に行っても、スーパーに行っても、ホームセンターに行っても、コンビニに行っても置いてなくて、頭にきたことがある。なんでこの街には絵葉書1枚売っとらんのじゃあっ!と叫んだ。売ってないんである、絵葉書。思いだしたら腹がたってきた。結局近所の、やってるのかやってないのか分からないような文房具屋がやっていたので、そこで色あせた絵葉書を買ったんである。
で、ライター。これはレジにあった。そういえばよくガムなんかと一緒にレジの棚に置いてあるのを見かけるが、忘れていた。盲点である。出来れば売り場にも置いといてほしい。
しかし、都合のいいことに自分のお気に入りのライターが置いてあったので、これは良かった。ターボ式のやつで、もう同じ100円ライターを3つも使っている。全く同じものをKさんも使っていたので、これ、100円ライターの売れ筋なのかもしれない。
後、ガストに移動。後、ジョイフルに移動。で、本日ファミレスを3軒ハシゴ。

天候
晴れ
気温
昼20℃ 夕17℃
歩数
9986歩
累計5043504歩
出費
ライター・・100円
タバコ×2・・600円
バニラカフェゼリー・・299円
ドリンクバー・・130円
日替わりランチ・・399円
ミックスピザ・・514円
生ビール・・472円
計2514円
累計612379円
食事
昼・・日替わりランチ
夜・・ミックスピザ、生ビール
深夜・・生ビール

374日目 針尾島~大村

20080414141515
4月13日。9時起床。
ジョイフルにて朝食を食べてから出発。このジョイフルは針尾島(佐世保市)という島にあるジョイフルであったが、同島内にはハウステンボスもある。ハウステンボスって、自分は宮崎にあるもんだとばかり思ってたんだけど、長崎なのね。針尾島ってのは島と言っても、川を一本隔てただけの島であり、国道も一旦この島に入るようつくられているので、昨日は島内のジョイフルで過ごした。
さて、朝、国道205号線を歩き始め、大村方面へ。長崎県はなかなか複雑な形をしていて、これから通る諫早をくびれとしてそこから陸地が碇のように左右に伸びている。これを全て回らねばならない。途中、ハウステンボスに寄り、テーマパークに一人で入ってみるのもいいかもしれない、なんか新鮮で、と思い入場ゲートまで行ったのだけれど、入場料だけで3200円してるのでやめた。それよりもハウステンボスの奥にあったウインズ佐世保の方が気になって。桜花賞を買いたかったのだが、大村には大村競艇もあるし、まあいいやと本来のルートに戻って歩き出した。
道々の民家でこいのぼりをよく見かけるようになった。立派なものばかりである。時には子供の名前を書いたのぼりまで掲げられたものがある。自分の実家にもこいのぼりと雛壇があるはずなのだが、あまり出しているのを見たことがない。
国道205号線から34号線へ。歩道を歩いていると、やたら向こうから歩いてくる人がある。皆、自分みたいにリュックを背負って歩いているので、何かと思っていたのだが、一人が胸にゼッケンを付けていたので、歩け歩け大会でもあったんだろうか。仲間が増えたみたいで、何度も会釈してすれ違った。
夜、大村着。大村といえば、はいっ、そこのあなた、何でしょう。そうっ!ズバリ正解です。大村競艇です!上にも書きましたねー。
それがね、どうやら明日は本場開催しているらしくって。本場開催っていうのは、場外の逆。つまり、実際に大村競艇場に選手が集まりレースをするらしくて、むふ、これを逃す手はないなと。ふっふっふっふ。むははははは!待ってろよ、大村競艇。
チャンポン屋でチャンポンメンを食べて、K-1見て、後、24時間営業のマックに入り、作戦会議。一人でも、会議。最近のマクドナルドにはモバイルシートというコンセントの設けられた席があるので、ここでケータイを充電しつつ、明日の大村攻略法を練る。外ではMの看板がひたすらグルグル回っている。全部禁煙席なのがちょっと痛い。しかし、大村。むはっ。楽しみだなぁ。

天候
曇り時々雨
気温
朝16℃ 昼20℃ 夜14℃
歩数
46068歩
累計5089572歩
出費
古本・・250円
マックシェイク・・100円
生ビール×2・・599円
唐揚げ定食・・499円
タバコ・・300円
カップラーメン・・195円
野菜ジュース・・84円
コーラ・・100円
チャンポンメン・・580円
計2707円
累計615086円
食事
朝・・唐揚げ定食
昼・・カップラーメン、野菜ジュース
夕・・チャンポンメン、生ビール
夜・・マックシェイク
道中・・コーラ

375日目 大村~諫早

20080415170128
4月14日。7時起床。
マックにて朝飯食べて仮眠して、昼飯食べて、頃合いになったところで、大村競艇場へ。
一夜漬けの研究によると、大村競艇場というのは海に造られた競艇場ということで、どうやらこれがキーポイントのようである。
と、その前に競艇をご存知ない方に競艇というスポーツを簡単にご紹介申し上げると、競艇とは水上にて6艇で競われるモーターボートのレース、であり、全国には競艇場が24ある。北は群馬県桐生市から南はこの長崎県大村市までで、競艇場の水面に利用されているのは、海、川、池、湖といった場所だ。1レースは6艇がコースを3周して行われ、1日12レースを数日間開催し、これを一節とする。一節は一つの大会であり、成績上位者が最終日の優勝戦へと進み、その大会の優勝者を決めるわけだ。
で、自分は7Rからの観戦。今日は大会3日目の準優勝選である。
大村競艇に着くと、入り口に「競艇発祥の地」という碑があり、大村が全国で初めて造られた競艇場だということを知った。道理で九州は競艇が盛んなわけである。初めてレースが開催されたのは昭和27年とあるから、競馬と比べたらまだ歴史は浅い。
手始めに買った7Rは当たった。2連複4-5、オッズは1.9倍。滑り出し好調であった自分は、よっしゃいったろ、と買った次の8Rで珍しく3連単、おまけに2連単も同時に当てて絶好調であった。
ところが、9、10、11R、これがカスってばかりで当たらない。
迎えた12R。今日、大村では地元埼玉戸田競艇の場外も同時発売されており、これの優勝戦を買ったが外した。4号艇の魚谷がターンマークでフッ飛んでいったんである。そして、大村12Rも外した。
結果、8000円弱の負け。勝てない。勝ち切れない。駄目である。大村に遺恨を残すことになった。次は・・えーと、下関競艇か。結構あるなぁ。
夕方、諫早市まで移動。街に入って、目についたのはパチンコ屋である。LIONという名前のパチンコ屋の隣にTIGERという名前のパチンコ屋がある。ギャグだろうか。試しにライオンの方に入ったら、痛い、かまれた。
親から電話があり、兄貴の結婚式のことで話をした。6月に兄貴の結婚式があるので、それに合わせて地元に帰らねばならない。その時どこら辺にいるだろうか。考えて進まねばならない。親父がまた「鹿児島の寺に行ったら修行を云々」と話し始めたので、うんうん、と言って電話を切った。
後、リンガーハットで飯を食べて、その後マックへ移動。2日連続のマック。

天候
晴れ
気温
朝13℃ 昼21℃ 夜14℃
歩数
26686歩
累計5116258歩
出費
メガマフィンセット・・470円
メガマックLセット・・730円
飲料×3・・300円
タバコ・・300円
ちゃんぽんセット・・680円
生ビール・・490円
舟券代・・16000円
(舟券配当・・-8250円)
パチンコ代・・6000円
計16720円
累計631806円
食事
朝・・メガマフィン、ハッシュドポテト、コーラ
昼・・メガマック、フライドポテト、コーラ
夜・・チャンポンメン、餃子、生ビール
深夜・・コーヒー
道中・・コーラ、リアルゴールド

376日目 諫早~時津

20080417134428
4月15日。11時半起床。
昨日の夜マクドナルドに入って、今日はここで飯を食べて本読んで、少し寝ようなんて思っていたんだけど、店内の送風が激しくて眠れず、ジョイフルもそうだけど24時間営業の飲食店はどこも深夜に掃除をするので、席を移動したりしながら歯をカチカチいわせていたら、朝になってしまった。
で、少し寝ないとまずいなと思い睡眠。昼前になり、店員さんがやって来て
「お客さん、ご気分が悪そうですが・・大丈夫ですか?だいぶいらっしゃるようなので・・」
と起こされた。ランチの時間になり、いつの間にか店内が混み始めていた。
店を出て、県道37号線から国道34号を経て国道207号線へと歩き出す。もう5日風呂に入っていないので今日こそは風呂に入ろうと思う。なかなか温泉が出てこないが、地図を見ると今日は通り道に温泉が一つあるので、とにもかくにもそこへ向かうことにした。
道中、トトロの歌を流しながら走る車とすれ違い、のぞみ公園という高台の公園で休憩。名前通り、海と島が一望できる気持ちのいい公園だった。芝生の上でノックをする親子があり、子供がキャッキャ言いながらボールを追いかけている。その脇で作業員風の人が景色を眺めながら弁当を食べていて、自分は東屋の中でコーラを飲みながらタバコを吸っていた。
国道は海沿いと山間をジグザグに縫って走っている。この一帯を多良見町といい、ここはミカンの名産地らしい。丘につくられた棚田には延々と続くミカン畑があり、一面のミカンの木々にはいくつか熟れた実をつけているものもあった。向かうには海を挟んで先日歩いてきた大村の町が見渡せる。実に美しい光景だった。皆に見せてあげたいと思った。写真を撮ったが、自分の腕も悪く、写真ではどうしても「それ」が伝わりそうにない。旅の中でよく悩むことだ。きれいな景色を感じたままに写真におさめるのは難しい。
それにしても不思議なのはミカンである。褐色の土とやはり鈍い色をした木の幹に緑色の葉っぱが生え、どうしてあんな宝石のような橙色の実をつけるのか。神秘的に思えてくる。各農園にはジェットコースターのレールのようなものがあり、これはミカンを棚田から運ぶ時のトロッコか何かだろうか。独特であった。
歩いていると、近くを飛行機がやけに低空に飛んでいき、そのまま小島に入っていった。歩きながら、海の向かうの陸地に長い橋のかかった離れ小島のようなものが見え隠れしていて、「あれ何だろうな」と思っていたのだけど、なるほど。あれは長崎空港である。
夜、目的であった温泉に到着。久しぶりの風呂だ。ゆっくり入ろうと思って、入り口の料金表、それを見て自分はびびった。1、8、0・・0?え?1800円?日帰り入浴が1800円??
今まで歩いてきた中で、色々な温泉に入ってきたが、日帰り入浴が1800円したことは一度もない。観光ホテルの日帰り入浴でも1000円ほどではなかったろうか。そこは宿というわけでもなく、日帰り入浴専門の温泉なのだ。この料金の高さの理由は何であろうか。自分のすぐ後にきた家族連れもこの値段にびびったのか、
「結構、高いんだ」
と言って帰っていった。価値観て何だろうか。もしも、日本に温泉が数箇所しかなかったら自分は1800円払って入ったかもしれない。でも、他にも温泉はいくつもあるのである。自分はそこに入るのをやめて、また歩き出した。
当てがはずれた自分は、その先にある時津の町で様子を見ることにした。今日は昼間暑かったが、夜になっても暖かい。歩きやすくて何よりだ。汗もかいたし、やはり風呂には入りたいが・・。
途中、公園で猫が会議していた。猫の会議とよく言うが、猫はいつも単独で行動するのに、たまに夜な夜なぐるり集まって会議していることがある。嘘のようで本当の話である。
人に道を尋ねつつ、ジャスコで買い物。はは、今日は火曜だから火曜市である。ンッフーよね、ンッフー。
後、ジョイフルを発見したので、ジョイフルへ。って、またこのパターンかぁ。

天候
晴れ
気温
昼25℃ 夜20℃
歩数
40785歩
累計5157043歩
出費
メガてりやきセット・・650円
チキンマックナゲット・・100円
パン・・100円
タバコ×2・・600円
飲料×2・・204円
アイス・・120円
靴下×2・・210円
おにぎり・・105円
カップラーメン・・198円
グミ・・231円
イカ刺し・・318円
缶ビール・・155円
チョコシュー・・50円
計3041円
累計634847円
食事
朝・・メガてりやきバーガー、フライドポテト、コーラ、チキンマックナゲット
昼・・おにぎり、カップラーメン、ハリボーフルーツグミ
夜・・イカ刺し、カレーパン、チョコシュー、缶ビール
深夜・・ごぼう天うどん、ドリンクバー
道中・・野菜ジュース、コーラ、アイス

377日目 時津滞在

20080418131435
4月16日。6時起床。
先日古本屋で買ったヘミングウェイの「老人と海」を読みながら夜更かし。この本、カバーと表紙の間に前の持ち主のものであろうか、写真が1枚入っていて、それが何の写真かと言うと、小泉元首相の選挙演説の写真だったのだけど、何故に?
ジョイフルにて朝飯と昼飯を食べた後、ケータイにて近くの風呂屋を探し、向かう。6日ぶりの風呂である。「ホッとランド時津」という、なかなかいい銭湯だった。入浴料600円。そうそう、これくらいが一般的な値段である。
驚いたのはこの銭湯、サウナが4つあって、奥から、通常のサウナ、ミストサウナ、塩サウナとあるのだけど、一番手前、それが冷凍サウナとあり、冷凍サウナとは初めて聞いた。どんなサウナだろうと入ってみれば、文字通り、冷凍サウナである。冷凍庫のようになっている。もちろん裸の自分は寒い。寒いのだけど、これがなかなかどうして、結構入っていられるものであり、通常のサウナみたいな息苦しさはない。説明書きを読んでみると、冷たさによって人間の皮下脂肪の燃焼が促進されるのだとか。通常のサウナと交互に入ると効果的らしい。色々なサウナがあるものだ。非常ボタンが凍ってたんだけど大丈夫だろうか。
風呂から上がり、二階の休憩室にてケータイの充電をしつつ、転がって漫画を読んだ。風呂屋の休憩室は畳だったり、リクライニングチェアだったり色々だが、とにかく気持ちよい。自分は棚にあったキン肉マン2世を読み耽った。
その後、今日は雨だし、まあゆっくりするかーなんて思っていたのだけど、なんだかこの旅を再開してからというもの、どうも自分は怠けすぎ、それに対して出費が多すぎの念があり、そこんとこ誰かと話したくて、N君に電話してみれば、N君は
「誰かに叱ってもらうといいよ」
と言う。
一体、誰が自分を叱ってくれるというのか。N君との電話を機に、そうだ、自分で自分を叱らねば誰が自分を叱るというのだ。そう強く思い、立ち上がって、よし歩こう、今のお前の仕事は歩くことだ、なんて玄関まで行くものの雨。うっわ、やだなぁ、と一度引きこもってから、考え、風呂に入ったばかりなのにな、呟き、意を決して表に出た。
しかし、どのみち、もう夜である。この先は暗い山道。結局ほとんど進まず、町外れのインターネットカフェまで行き、今日はそこに泊まることにした。
インターネットカフェにて漫画、雑誌を読み(赤灯えれじぃは本当にいい作品だ)、せっかくなのでインターネットで他の旅ブログを覗けば、すっごい数。旅をしながらブログを書いてる人って多いんだな。日本にはこれだけ旅人がいるんだと驚いた。しかし、また、自分を含めみんな似たようなものである。情報を得ようと思ったが、そんなに参考になるようなこともなく、自分は自分のブログを振り返りながら、このブログももっと違うアイデアを取り込んでいかんといけんな、と思い、自分が普段から撮りためているデジカメの写真をアップしたりしたいのだけど、どうやってやんの?パソコン持ち歩かないけんよなーなんて漠然と思案。アイデアはそこら中に満ち溢れていたが、自分は結局もっとパソコンの勉強をしなければいけないのだろう。
TVのニュースで「閉ざされた聖火リレー」なんてことをやっていた。インターネットには様々な情報が溢れている。北京オリンピック、開催されるんだろうか。中島みゆきの「ファイト!」を聴きながら眠。

天候

気温
計測なし
歩数
6215歩
累計5163258歩
出費
ごぼう天うどん・・399円
ドリンクバー・・130円
モーニングセット・・399円
日替わり昼膳・・499円
タバコ・・300円
風呂代・・600円
生ビール・・380円
冷奴・・120円
インターネットカフェ代・・1500円
カップラーメン・・180円
計4507円
累計639354円
食事
朝・・モーニングセット
昼・・日替わり昼膳
夕・・生ビール、冷奴
夜・・カップラーメン、ドリンクバー
道中・・飴、ハイチュウ

378日目 時津~琴海

20080419213328
4月17日。11時50分起床。
目を覚まして時計を見ると11時半であった。支度をして会計を済ませる。延長料金が発生しているので高い。無駄遣いだよなぁ。
歩き始めてすぐ。時津にはボートピアがあったんだね。ボートピアというのは競艇の場外舟券売り場のことだけど、通り道だったので吸い込まれてしまった。
今日は広島の宮島競艇という競艇場で名人戦が開催されていた。名人戦というのはベテランの競艇選手だけで行われる大会なのだけど、GⅠだし、なかなか面白い。この大会に加藤峻二選手が出場していたのだけれど、氏は66歳の大ベテランである。すごいことだよね。66歳でハンドル握って、レースに勝つんだから。いつまで現役でいてくれるのか楽しみだ。競艇選手はジョッキーや競輪選手と違い、現役期間が長いというのも一つの特徴である。
レースの様子を見ていると、時々画面の隅に映る宮島が霞んで見えた。広島も天気が悪そうだな、とボンヤリ思いながら2Rやって、つまらない外し方をしたのでやめて歩き出した。
国道206号線をひたすら行く。
途中、100円ショップでトランクスとTシャツと小説を買った。今日知ったのだが、100円ショップには名作シリーズみたいな感じで小説が売っているのだ。安っぽい作りだが、読むに不便はない。これはオススメである。
店の前のベンチに腰かけて、トランクスとTシャツを小さくまとめるためにタグをとって目の前で広げていたら、なんとなくトランクスの柄が気になり、まあ100円だからこんなものか、どうせ誰に見られるわけでもなしいいか、なんて考えていたんだけど、その様子をめっちゃ他の客に見られていて、ぷぷっ、と笑われた。広げたトランクス越しだったから気づかなかったのだ。恥ずかしかった。ぷぷっ、てのは屈辱的な笑いである。笑っていたのは自分よりいくつか年上の女性で、一緒にいた彼氏にもたれかかって笑いを堪えるようにして店内に消えていった。自分はすぐにトランクスを折り畳んでリュックにしまった。
道端に自分のと全く同じ100円ライターが落ちていた。自分が落としたのかと思った。やっぱり売れてるんである、このライター。
ところで長崎はキリスト教と縁が深い。キリシタンの何々とか教会とか、それに関係した人々の墓など、そういう観光名所を時々見かける。この辺りは日本とキリスト教の歴史をテーマにして歩いてみるのも面白いかもしれない。
夜、今年結婚した地元の友達に電話。そろそろ子供が生まれるはずと思ったら、あと1ヶ月先であった。やー君もついに妻子持ちかぁ、なんて話した後、しばし世間話。
コンビニで立ち読みしていたら、つい手前の棚にあった文庫本を3冊も買ってしまった。100円ショップのと合わせて今日は文庫本を4冊も購入してしまった。でも、まあいい。本は何冊読んでも読み足りないんだ。
琴海パーキングエリアという場所まで移動して眠。今日は久しぶりのベンチ眠。

天候
曇り時々雨
気温
昼19℃ 夜16℃
歩数
22622歩
累計5185880歩
出費
インターネットカフェ代・・2500円
舟券代・・2100円
ラーメン・・620円
瓶ビール・・480円
コーラ・100円
文庫本×4・・2825円
缶ビール・・197円
カップラーメン・・195円
トランクス・・105円
Tシャツ・・210円
グミ・・198円
チョコ菓子・・53円
タバコ×2・・600円
計10183円
累計649537円
食事
朝・・ウインナーロールパン、コーンクリームスープ、ドリンクバー
昼・・ラーメン、瓶ビール
夜・・カップラーメン、缶ビール
道中・・シゲキックスフルーツグミ、スーパービッグチョコ、コーラ

379日目 琴海~西海

20080421002832
4月18日。6時20分起床。
地元農産物の直売所ベンチにて起きる。歩いていると、こういった直売所をよく見かけるが、朝から結構賑わっている。
歩き始めて少しすると、道端に長崎バイオパークという看板を見つけ、バイオパークとは何だろうか、考えながら歩いていると、何やら動植物園であるらしいことが分かった。面白そうな気配。T字路にさしかかり、右の橋を渡ればその長崎バイオパーク、直進すれば先へ進むという信号で、立ち止まってしばし思考。iタウンページでクチコミ情報を閲覧し、決めた、長崎バイオパークだ、と自分は橋を渡り始めた。
長崎バイオパークは橋を渡ってすぐの所にあった。入園料はいくらであろうか。その前にちょっとトイレトイレ、と入園ゲートの手前にあったトイレに入ると、げっ、トイレからオウムが歩いて出てきた。目が合う。何だ、このオウムはっ!とすれ違ったオウムの方を振り向けば、げげげっ、オウムの奥にはラクダがいる。まだ、入園ゲートをくぐっていないのである。動物が放し飼いだ。・・いいね、このフリーさ。気に入った。自分はトイレで用を足した後、チケットを買って園内へと足を踏み入れた。長崎バイオパーク入園料は1600円であった。
園内で色々な動物を見た。ラクダかと思った動物はラマだった。ここは触れ合いを基本にした動物園らしく、だいたいの動物に触れられる。オリの外から、というのではなく、サファリパークの中を歩いている感じだ。自分はカンガルーの群れに混ざったり、ラマとキスしたり、サルに至っては肩に乗せるなどした。園内の各所に動物のエサがガチャガチャで売っていて、リスザルにエサをあげようとしたら、ガサガサっと木の上から下りてきて素早く自分の肩に飛び移ったかと思うと、手からエサを奪われた。エサってのはレーズンなんだけど、自分が残ったレーズンをもう奪われまいと握りしめていると、肩に乗ったサルは困ったような顔をしてこちらを見ている。レーズンをあげるかわりにその様子を写真に撮ってきた。
ここには昆虫館なんてものもあり、世界最大クラスのゴキブリがいた。えっらい気持ち悪かったが、動きはのろかった。他にもペンギン、フラミンゴ、サイ、レッサーパンダ、アルマジロ、ヤマアラシ、カバなんかを見た。カバはモモちゃんという名前で、自分もなんとなく記憶にあるのだが、一昔前、泳げないカバとしてTVで有名になったカバらしい。人がエサのキャベツをあげていたが、寝てばかりでやる気のないカバであった。いや、しかしこの長崎バイオパーク、面白い。大動物は少ないが、穴場だし、コースに様々な工夫が凝らされているから回っていて飽きない。
土産物屋にて、インカコーラなる舶来のコーラが売っていたので、コーラファンとしては飲まなければなるまい、早速買って飲んでみた。うまし。別名ゴールデンコーラという黄色いコーラであった。園内に佐世保バーガーの店があったので、そこで昼食。
後、長崎バイオパークを出てからしばし歩いて、図書館を見つけたので、図書館へ。人に勧めてもらった本を探したが無く、自分はたまたま目にした「スーホの白い馬」を読んだ。有名な童話だが、久しぶりに読むと、ああこういう話だったかと今でも感動する。絵本、好きだなあ。自分ももう少し絵心があれば、童話作家みたいに絵本を書いてみたい。
夕方、今日の目標地点までひたすら歩く。なんでだか知らないが、暗くなってきてからの方が歩きが調子いい。途中で立ち寄ったコンビニにて夕食。
「自転車?バイク?」
急に店員のおばちゃんに声をかけられ、店内のベンチでカップラーメンを食べながら会話。海沿いのコンビニや商店というのは旅人慣れしている。
夜、国道206号線から国道202号線へ。これでだいたい自分は大村湾をぐるっと1周したことになる。
23時頃、目標地点に到着。港から対岸に佐世保の町明かりが揺れているのが見え、タバコを吸いながら夜景を眺めた。近くのスーパーのベンチに移動して眠。

天候
曇り
気温
朝14℃ 昼19℃ 夜14℃
歩数
43649歩
累計5229529歩
出費
パン・・105円
野菜ジュース・・84円
カップラーメン×2・・393円
うまい棒×2・・20円
タバコ・・300円
バイオパーク入園料・・1600円
コインロッカー代・・200円
クモザルのえさ・・100円
リスザルのえさ・・100円
インカコーラ・・150円
佐世保バーガー・・360円
コーラ×2・・250円
計3662円
累計653199円
食事
朝・・カップラーメン、パン、野菜ジュース
昼・・佐世保バーガー、インカコーラ
夜・・カップラーメン、うまい棒×2
道中・・コーラ×2、飴

380日目 西海~外海

20080421211620
4月19日。6時40分起床。
スーパーのベンチで起きると、辺りは地元の人らしきおじちゃんおばちゃんで賑わいでいた。どうやら、このスーパーに農産物か何かを持ち込みにきたらしい。一人のおっちゃんが、
「どこから来たんですか」
と自分に話しかけてきてくれたので、少し会話してから、荷物をまとめ立ち上がった。スーパーの軒下にはツバメが巣をつくり、朝からせわしなく飛び回って子供に餌をあげていた。
朝飯を食べようと、コンビニを探しながら歩く。スーパーはまだ開店前だ、早くコンビニが出てこないだろうかと歩けど歩けど、コンビニが出てこない。3時間ほど歩いたが、一向にコンビニが現れないので、通り道でやっていた商店に入った。鶏農家兼商店のようである。そこでパンとトマトを購入。ここでの野菜もやはり地元の農産物なのだろう。トマトが一袋に3個ずつ入れられてズラッと並べられており、おいしそうだったので一袋買った。
店内のベンチに座り、トマトをTシャツでサッと拭き、かぶりついていると、店のおばちゃんに話しかけられた。
「自転車で来たの?」
「いえ」
「バイク?」
「いえ」
「何さ?車?」
「いえ、歩きです」
「歩き?どこから?」
「北海道です」
「北海道ぉ?!」
って、お決まりのパターン。しばらく休憩してから、帰り際にデコポンを2つ頂いてしまった。
「ありがとうございます!」
「たまにね、あなたみたいのが来るのよ」
「旅人ですか?」
「そう。前は・・いつだったっけかなー。教師の人が来たのよ」
「教師ですか?」
「そ、先生。やっぱり日本一周をしててね、靴が7足目だって言ってた」
「7足?!(ちなみに自分は4足目)え、どこの人でした?」
「んー、東北だって言ったけな。毎週、休みを利用してやってるみたいよ」
「へぇぇぇぇぇ」
いや、すごい教師だなと思う。教師を辞めて旅をしている、というのではなく、教師をしながら、である。そして7足目。何年やってるんだ?もうゴールしたんだろうか。そういう先生であれば、子供達も大きな影響を受けるんじゃなかろうかと思う。
自分が学生の頃、
「君達はまだ何でも出来る。これからいくらでも好きな道に進んでいけるんだ。うらやましいよ。俺はもう駄目だ。こんな歳だし、もう道が決まっちゃってるから」
と言う教師があり、反抗的に思ったのを覚えている。ただ単純に、夢を持ちなさい、と言いたかったのかもしれないが、自分に夢がない人間が人に夢を持てというのも変な話だ。夢とは別に大きなものを狙うことじゃない。何かを成し遂げようとする力、壁への突進力をもたらすものが夢であり、教師にその力がないなんて悲しい。
「俺は夢を叶えて今ここに立ってるんだ」
とか
「実はまだ自分もやりたいことがあるんだ」
とか言ってほしかったんだ、自分は。不遜ながらもそんなことを思う。
お礼を言って店を後にし、歩き出す。道中、バス停にトトロを発見。よく出来ている。そっくりだ。ほどよく歩いてから昼飯にスーパーで260円という激安のヒレカツ弁当を買って食べた。弁当を食べてから昼寝して、夕方起床。さあ、ここから後半戦。夜まで歩く。
日の沈んでゆく国道を行く。夕景が美しい。見とれながら歩いていると、突然、脇の草むらがガサガサッと音をたてた。何だ、とそちらを注視する。大抵はトカゲ、ヘビ、鳥などだが、たまにそれとは思えない大きな音の時がある。今日のガサガサッは正にそれで、正体は猪であった。
うげげっ、と一緒固まる自分。それに対し、うげげげげっ、とパニクる猪2頭。突進してくるかと構えたが、猪は山に向かって小枝をバキバキ折りながら逃げていった。ブフブフ言っていた。
夜、目標地点の道の駅「夕陽が丘そとめ」に到着。24時間無料開放の休憩所。これだから道の駅最高である。外は風がゴウゴウいっている。自分は無風。タバコを吸って、ぬくぬくベンチ眠。

天候
晴れ
気温
朝13℃ 昼20℃ 夜14℃
歩数
49160歩
累計5278689歩
出費
トマト1袋(3個入り)・・120円
パン×2・・200円
コーラ・・120円
アイス・・63円
チョコ菓子×2・・63円
タバコ・・300円
緑茶・・103円
おにぎり・・110円
ヒレカツ弁当・・260円
計1339円
累計654538円
食事
朝・・トマト×3、パン×2
昼・・ヒレカツ弁当、おにぎり、ビッグチョコモナカ、おーいお茶
夜・・デコポン×2、コーラ
道中・・アイス、チョコバット、飴

381日目 外海~長崎

20080422204635
4月20日。8時半起床。
道の駅にて起床後、駅内探索。今日の目標地点は長崎市街である。一応すでに長崎市内なのだが、市街地までは25kmほどある。道の駅内の農産物直売所でチャーハンと皿うどんのパックを買う。道の駅では、こういうものも売っているのだ。電子レンジなんかもあって便利便利。本当にサービスがいい。
この道の駅にはすぐ奥に遠藤周作文学館なんてものもあったが、自分は遠藤周作を読んだことがないので寄らなかった。でも、寄っとけばよかったかなと少し後悔した。そういうことが「知る」きっかけになったかもしれない。まあ、これも縁か。
休憩所でだいぶゆっくりした後、昼頃に出発。いつの間にか道の駅は大勢の観光客で賑わっていた。ケータイでクロマニヨンズを聴きながら快調に行く。きぃらぁぁびぃぃぃ。
ほどよく汗をかきながら歩き、もうしばらく来たろうと思い、途中にあったコンビニに立ち寄る。中途半端な時間だが昼飯にして、コンビニ脇でカップラーメンとパンを食べ、休んだところで、さ、あと12、3km位かなと歩き出して、自分は目を疑った。目の前の道路標識に
「長崎 25km」
と書かれてあったのである。
あれ、え?・・嘘だろ、間違ってるよあの看板。自分は荷物を下ろして中から地図を取り出して、再度距離を測り直してみた。すると、ん、んん?む、むむ、ああ、なるほど、そういうことか。たまにあるんだよな。道が曲がりくねっているので、縮図だと短く見えるんだけど、実際は結構距離があること。よかったよかった、解決解決。っくないっ!!
自分は慌てて、それからの予定を組み直した。25kmということはストレートに行っても5時間かかる。ええと、今からだと・・えー!21時近くじゃんかー!自分は長崎に着いたら、少し余裕を持って街中を回りたかったのである。ブーたれながら、とにかく歩き出した。
そんなこんなで休まずガンガン歩いていると、いくつかのトンネルをくぐり、案外ペースが早かったので、巻きで進むことが出来た。あともう一つトンネルをくぐれば街が見えてくるという場所で喉が渇いたのでレモンティーを飲む。甘いものは疲れた体によく効く。
さあ、あともう一歩である。行くか、と誰に言うわけでもなく呟いて、トンネルへ。1500mほどの少し長いトンネルである。中に入ると内壁は落書きだらけであった。市街地近くのトンネルだから、このトンネルを通る通学生によるものだろう。お決まりの文句が並んでいる。いつも思うけど落書きって、まんま本音、まんま本性、まんま本能である。落書きには嘘がない気がする。見ていて面白い。気になったのは、延々と続く「植田」の文字である。1m間隔ぐらいでずっと続いている。植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田植田。
何個植田って書くんだよ!100じゃ利かないだろう。途中、植田に飽きたのか、平仮名で「うえだ」になり、植田植田に戻って、また飽きたのだろう、ウエダになって、それがUEDAになった時は笑った。最終的に「のぶひと」で締めくくられているのを見た時は、やるなぁこいつ、と感心したほどだ。
他にも
「それではみなさんさようならbyるり →あっそ!!」
と書かれてあったり、
「東大入ったよ」
とミミズのぬたくったような字で書かれてあったり、「家出」
と一言、多分家出してきてここにしゃがみこんでいたんだろう、やけに低い位置に寂しげな字で書かれてあったりした。右肩下がりで、「出」なんか垂れてグニャッてなってるんである。あと、トンネルを歩いてみると分かるんだけど、自分の影が横の壁に映って何度も何度も自分を追い越していくんだけど、あれは面白い。不思議な気持ちになる。
で、さあ、トンネルを抜けていよいよ長崎の市街地だ。来たぜ、長崎。都会だぜ。
思ったよりも早く目的地に到着した自分は、長崎の夜景を見るために稲佐山という山にロープウェイで登った。ここが長崎の夜景スポットらしい。ロープウェイに乗ると、「行き」の乗客は自分一人で、ガイドの女の子と車内に二人っきりになった。男として、自分はなんだかムラムラしてきたが、そこはグッと押さえて努めて冷静に
「長崎でおいしいチャンポンが食べられるのはどこですかね」
なんて話をした。ガイドさんも二言三言いうと、努めて冷静にマニュアル通りの説明をしだしたので、自分は夜景に目をやった。夜景よりもガイドさんを見ていたかったが、嫌がられたら嫌なのでやめた。
展望台へ到着した自分は屋上まで階段で上り、長崎の夜景を見下ろした。函館の夜景を思い出す。夜景はその名の通り、1000万ドルの揺らめきを湛えていた。月明かりの下、人々が集まって暮らしていた。
「帰り」も二人っきりだったらいいなと思ったが、帰りは満員であった。
その後、長崎の街中をふらつきつつ、タクシーの運ちゃんに聞いた「泊まれるサウナ」に移動して、風呂に入って眠。明日は1日、長崎観光をする予定。

天候
晴れ
気温
朝15℃ 昼23℃ 夜14℃
歩数
49755歩
累計5328444歩
出費
チャーハン・・300円
皿うどん・・350円
飲料×3・・335円
パン×2・・185円
カップラーメン・・150円
タバコ・・300円
ロープウェイ代・・1200円
サウナ代・・1890円
牛丼・・380円
缶ビール・・350円
計5440円
累計659978円
食事
朝・・チャーハン、皿うどん、メロンパン、緑茶
昼・・カップラーメン、ちぎりパン、野菜ジュース
夜・・牛丼
深夜・・缶ビール
道中・・レモンティー、飴

382日目 長崎滞在

20080423132851
4月21日。6時起床。
サウナの仮眠室で起きて、準備をし退店。隣接されたコインランドリーへ。
ズボンからジャージから全て洗濯機に突っ込んで洗濯。別売りの洗剤から乾燥機まで、込み500円。安いっ!
コンビニで朝食にして、さーどう回ったものか。昨日、自分は長崎でやりたいことを箇条書きにしてメモっておいたのだけど、たくさんありすぎて忙しくなりそうだ。とりあえず、『風呂』と『コインランドリー』は終わった。そうだな、まずカメラから行こうか。自分はケータイで辺りのカメラ屋を調べ、街をフラつき始めた。
カメラってのは、SDカードのデータ書き写しのことである。旅中に撮りためた写真でカードのデータが一杯になるといけないので、200枚たまったらCDへ書き写して実家に送っている。その作業をカメラ屋でやってくれるので、自分はカメラ屋へ向かったのである。
テクテク歩いて、街中にあった店で注文。書き写しにしばらく時間がかかるので、その間、店のおばちゃんに長崎で一番うまいカステラはどこのカステラかと、ガラス工芸品の店を聞き、また来ます、と言って移動した。次はこの旅でお世話になった方々へのお土産である。
ガラス工芸品の店にはグラスを探しに行ったのだが、いいのがなくて持ち越し。薩摩切子のグラスを福岡、というか広島からずっと探しているのだが見つからず、店の人に聞くと「あれは鹿児島ですよ」と言う。ガラス工芸のルーツについて詳しく教えてもらうと、長崎はステンドグラスが有名なのだそうだ。ビードロと呼ばれるガラス工芸は西洋からまず長崎に入り全国に広まったそうである。店内には綺麗に装飾されたステンドグラスの品が多数置かれてあり、それを見ていた自分はある一つのガラスが目に留まったので、それを購入した。別にステンドグラスを買うつもりはなかったのだが、「物との出会いも縁ですから」という店の人の言葉に誘われ、買うことに決めた。草原を馬が駆けている美しいステンドグラスである。
店を出て、今度はカステラ屋へ。長崎のカステラと言えば文明堂が有名だが、カメラ屋のおばちゃん曰く、「長崎の人はやっぱりここよ」というオススメのカステラ屋へ向かう。これがまた見つからない見つからない。大丸デパートの中をグルグルして、店員に聞き、やっと隅っこで小ぢんまりとやっているその店を見つけ、注文。カステラとオランダケーキのみというすごくシンプルなお店で、確かにうまそうであった。
カメラ屋へ戻って、出来上がったCDを受け取り、カードのデータを初期化。これでまた200枚撮りためるのだ。街の写真を撮りながら、昼になったので昼飯を食べに。このブログにコメントを下さった、いぬみんさんのオススメでトルコライスを食べられるお店へ向かう。これも、ガラス工芸店の人にオススメのトルコライスの店を聞いていたのであって、抜かりはない。教えてもらった店まで歩いて行き、入店。「ツル茶ん」という喫茶店で、長崎で一番古い喫茶店なんだそうだ。有名な店らしく、芸能人のサインが多く飾られていた。旅の中で時々見かける「まいうー」のサインもある。石ちゃんはすごいと思う。ついこないだも佐世保で見かけた。どれだけ食ってるんだろう。
トルコライスは一言で言うと、大人のお子様ランチであった。ピラフの上にカツとルー、脇にナポリタンとサラダ、全てワンプレートに乗っかった豪快な料理である。西洋料理だそうで、食べてみると、うん、うまい。コックさんと話したり、写真を撮ったりしながらツル茶んを後にした自分は平和公園へと足を伸ばした。
長崎はかつて出島があった場所で、西洋諸国と深い繋がりのある土地だ。先に挙げたガラス然り、トルコライス然り、明治維新の時には様々な文化が入ってきたらしく、例えば街中を歩いていても変なところに「ボウリング発祥の地」なんて碑があり、面白い。日本で最初にボウリングをしたのは坂本竜馬だと聞いたことがあるから、ということはここで?なんて感慨にふけったりする。
平和公園までは歩いてもいけるが、せっかくなので路電に乗ることにした。長崎には駅前を中心にしていくつかの路線で路面電車が走っており、この雰囲気は広島によく似ている。くしくもこの2つの都市には同じ悲しみの歴史があり、共通点、と言いたくはないが、ここにいて広島のことを思い出さずにはいられない。長崎の平和公園は駅から北に向かった場所にあった。
まず、平和公園内にある平和祈念像へと向かう。修学旅行生がちらほらいる。修学旅行生ってのは基本的にテンションが高いので、怒られたりすると凹み方も激しい。いや、別に今関係ない話だけど。
平和祈念像はでかかった。以前、冬にあの像にマフラーがかけられるという事件?をニュースで見たことがあったので、等身大くらいなのかと思っていたが、台座を入れて10mくらいある。びびった。祈念像より手前に噴水と長崎の鐘なる鐘撞があるのだが、ここに書かれてある詩と言葉には思わずゾッとした。知らない人は、インターネットでも見られるかもしれない。
後、原爆の爆心地を見学して、長崎原爆資料館へ。途中でアイス売りのおばちゃんがいたのでアイスを購入。あまり客がいなかったのか、手を叩いて喜んでいた。「(パンッ)お客さん、あっりがとー!」って。100円という安さだったので悪い気がしたさ。
原爆資料館は・・言葉がないな。広島の時もそうだったけど、気分が悪くなった。吐き気がしてくる。資料館のすぐ脇に平和祈念館というのがあるんだけど、ここに原爆死没者の名簿が置かれている間があって、その空間。名簿の厚さ。耐えられない。
館内には至るところに噴水のような水が溢れていて、これは原爆で亡くなっていった人達が最期に求めた水を絶やさぬようにしようということらしい。
資料館を後にした自分は、もう今日は観光をやめようかと思ったが、せっかくなので次の場所へと向かった。路電に乗って今度は南へ。それにしても長崎には外国人が多い。住民らしい人、留学生らしい人、観光らしい人、大勢いる。
自分が向かったのは長崎県美術館である。実はここには佐世保にいた時から行こうと思っていたのであり、それは何故かと言うと、ここで福山雅治の写真展が行われていたからである。
え?と思われるかもしれない。実は自分は福山雅治の大ファン・・というわけではないのだが、その写真展のポスターに軍艦島が写っていて、軍艦島というのは長崎にあるかつて炭鉱で栄えた島なんだけど、今は無人島になっている島である。どうやら福山雅治がそこへ行き、撮ってきた写真を展示しているようなのだ。折からの廃墟ブームにより廃墟ファンには有名な島で、この島に興味があった自分はそこへ行くことが出来ないのだけど、それを撮ってきた福山雅治の写真が見たかったのである。

ところが。

もっと考えるべきであった。福山雅治と冠のついた写真展で、軍艦島の写真ばかりあるはずはなく、風景をメインにしたものは数点で、後は、福山雅治が撮った写真ではなく、福山雅治を撮った写真が中心であった。福山雅治だらけである。
福山雅治はカッコイイし、悪い気はしないが、周りの客も女性ばかりで、自分は紅一点、紅一点の男版て何て言うの?蒼一点でいいかなあ。蒼一点であり、なんとも居づらかった。
美術館を後にした自分は、グラバー園へと向かったんだけど、グラバー園は時間によりすでに閉園。仕方ないので、ここはまた明日行くことにして、近くにあった四海楼というチャンポン発祥の店へ夕飯を食べに行った。ここは、昨日のロープウェイのガイドさんオススメの店である。いや、これだよね。チャンポン、美味しかった。もう一つ、長崎の名物である肉まんもここで食べた。
いや、しかし今日は長崎を堪能した。濃い1日であった。後は寝床を、と辺りをウロウロしたが、いい場所が見つからず、流れ流れて最終的にバーミヤンへ。昔ね、友達と初めて横浜の中華街に行った時、奮発して5000円位のコースを「うまい、うまい」って食べていたんだけど、隣にいたカップルが
「バーミヤンの方がうまくね?」
と話していて、あれ、頭にきたなあ。って、そんなことを思い出した。
で、バーミヤン、2時閉店。っかしいなあ、表には確かに5時閉店って書いてあったんだけど。深夜に街に投げ出された自分は、近くに東屋を見つけたので、そこへ向かった。歩いていたら、警察が裏通りに路駐していた車に尋問してトランクを開けているのを見て、なんだか警察24時みたいだなぁ、と思いながらベンチに横になって眠。いや、今日は1日暖かかった。

天候
晴れ
気温
朝20℃ 昼23℃ 夜20℃
歩数
23085歩
累計5351529歩
出費
オーギョーチ(デザート)・・199円
ドリンクバー・・199円
SDカードデータのCD保存代・・525円
瓶ビール・・683円
肉まん・・262円
ザーサイ・・210円
チャンポンメン・・997円
原爆資料館入館料・・200円
カステラ切れはし・・290円
ステンドグラス+送料・・8820円
長崎県美術館入館料・・1000円
カステラ、オランダケーキ詰め合わせ×2(+箱代、送料)・・9050円
カステラ・・1680円
タバコ・・300円
おにぎり・・105円
カップラーメン・・195円
コインランドリー代(洗濯機、洗剤、乾燥機)・・500円
コーラ・・100円
トルコライス・・980円
路電代(一路線乗り放題)×2・・200円
アイス・・100円
計26595円
累計686573円
食事
朝・・カップラーメン、おにぎり
昼・・トルコライス
夜・・チャンポンメン、肉まん、ザーサイ、瓶ビール
深夜・・オーギョーチ、ドリンクバー
道中・・飴、コーラ、アイス

383日目 長崎~長崎湾

20080424205306
4月22日。11時10分起床。
東屋ベンチにて起。コンビニでヤンマガを読んで、朝食にした後、グラバー園へ。
グラバー園って、つい最近まで自分は何なのか全く知らず、人に
「長崎といえばグラバー園」
と言われても
「何ですか、それは?植物園ですか?遊園地?」
ぐらいな感じだったのだけれども、分かりました。分かりましたよ、何なのか。グラバー園というのは、日本が開国した当時の外国人居留地だった場所のことでした。
園内には、明治時代に使われていた西洋風の建物がいくつか保存されており、当時の外国人の暮らしぶりが窺えるようになっている。そこをぐるりと回っていると、長崎、この町が現代日本において繋がりの深い町であることがよく分かる。例えば、園内には日本で最初につくられたアスファルト道路があり、テニスコート(跡?)がある。場所は外れるが、最初に鉄道が走ったのも長崎であり、気球を飛ばしたのも長崎、おおよそ外国から入った文化というのは長崎からスタートしていたのである。
知らなんだ。そうだったのかあ。社会の授業で薩長という言葉を習い、何故、その昔、九州や中国の方にそんなに力があったのか、元気であったのか、腑に落ちないところがあったが、なるほどなあ。当時、この辺りは日本において最先端を行く都市だったのである。だから近隣も栄え、藩士も元気だった、ということだろうか。思えば、九州を歩いていても、どこかそういう意味での気高さがあるような気がする。勉強になった。
ちなみに、このグラバー園、観光としてもいいが、デートをするのにすごくいい場所であると思う。函館の時も同じようなことを書いたが、それと雰囲気が似ている。やはり、西洋なんだろうか。お洒落なんだなぁ、雰囲気が。ちょっとした小径なんかもレンガだったりね、落ち葉さえも演出になっている。小高い丘の上にあって景色も綺麗だし。で、夜は稲佐山からの夜景でしょ。中華街なんかでシーメ食って・・・最高じゃないかっ!!
グラバー園を発った自分は、野母崎に向け歩き出した。途中、パチンコ屋によって、思わずパチンコをやりそうになるんだけど、そこはグッと我慢して、休憩所のテーブルを借りる。昨日長崎を歩いている時、なんだか自分もカステラが食べたくなったので切り落としを買っておいたのだが、それを食べながら家計簿つけて、ってやってたら夜になって、コンビニに移動。
夜食を食べて、月を見ながら少し歩いて、スーパーのベンチで眠。

天候
曇り
気温
朝21℃ 昼25℃ 夜19℃
歩数
15460歩
累計5366989歩
出費
グラバー園入場料・・600円
タバコ×3・・900円
コーラ・・120円
野菜ジュース・・84円
チョコ菓子・・53円
カップラーメン・・218円
缶ビール・・197円
カップそば・・195円
計2367円
累計688940円
食事
昼・・カップラーメン、スーパービッグチョコ、野菜ジュース
夕・・カステラ、クッキー、コーラ
夜・・カップそば、缶ビール

384日目 長崎湾~野母崎

20080426031247
4月23日。6時起床。
スーパーベンチにて起。寝袋なしで寝たのだが、なんとか寝れた。朝の気温が18℃だったので、この位がギリギリだろうか。なるべく寝袋を使いたくないんだな、怪しいから。
ルートを国道499号線から国道一本で行くか、より海沿いの県道29号→県道229号で行くか悩んで、県道を取ったのだけど、やっぱり県道は分かりづらい。何度も迷子になってしまった。ただ、車が少ないのと景色が綺麗なのが良かった。
しかし、朝からの雨である。国道499号にぶつかり戻ってから、雨は何度か降ったり止んだりを繰り返していたが、次第に強まってきた。変な看板が目に入り、読んでみると悪政だの村八分だのとおどろおどろしい言葉が並んでいる。ダム工事の癒着がどうのこうのと書かれていたが、あまり長文なので最後まで読まずにその場を去った。
レインポンチョを着て海の方を見ながら歩いていると、お、おお、あーーっ!ある一つの島が海の向こうに見えるようになった。
軍艦島である。まさか、あんな近くに見えるとは思っていなかったので、これは嬉しかった。実は軍艦島というのは通称であり、本来は端島という名前なのだけど、では何故軍艦島と言うか、それは島の容貌がまるで軍艦に見えるからなんだという。おーっ、軍艦に見える!と、しばらく興奮気味に歩いた。すっげぇ。
途中、葬儀場の軒下を借りて雨宿り。一層雨が強くなってきた。しばらく休憩していたが一向に止みそうにないので出発し、ケータイで美空ひばりの「みだれ髪」を聴きながら行く。雨に演歌はよく似合う。塩屋の岬ってどこにあるんだろう、そういえば親父が行ったって言ってたなと考えながらテクテク。
歩いている途中にいいことを知った。なんと、この軍艦島を間近で見るクルージングがあるようなのだ。この先の港からその船が出るそうで、そこに温泉もあるようなので、とりあえずそこまで行くことに。
温泉の近くにあった町民施設のようなところに軍艦島資料館というものがあり、入ってみた。そこで知った情報によると、軍艦島は周囲が約1.2kmの小島で、昭和30年代から40年代の炭鉱ピーク時には、その中で5300もの人が暮らしていたそうである。その人口密度は東京の9倍、日本一だったそうだ。信じられるだろうか。今は無人島のこの西海の小島に日本一の人口密度があったのだ。島内には、学校はもちろん、お寺、病院、商店、パチンコ屋まであり、生活水準は標準よりも高かったという。日本で初めて鉄筋コンクリート造の高層住宅が建ったのもこの島だそうだ。その全てが今は廃墟。人っ子一人いない。これは・・魅力的である。ますます行きたくなってきたが、今は軍艦島には立ち入り出来ないようになっている。実は「軍艦に見える」というのも、そのほとんどが建物部分である。海に浮かぶ廃墟が、そのまま海に浮かぶ軍艦を思わせるのだ。割と近いので、よく見ると建物の窓くらいは対岸からでも分かる。現在、地元の青年会が軍艦島を世界遺産にしようと活動
中なのだとか。
しかし、そこで自分は同時にがっかりしてしまった。クルージングが今日、明日とも貸し切り運行のみということが発覚したのである。
温泉に入った自分はレインポンチョを乾かしながら、閉店までそこに居た。ケータイの天気予報で夜には雨が止むとあったので、それまで待ってから出ることにしたのだ。温泉を出ると、外は雨は止んでいたものの暴風であった。近くのバス停に移動。
心残りだ。明後日までいようか。それとも明日、貸し切り客に混ざって船に乗せてもらおうかなんて考えた。が、諦めることにした。また今度の機会にして、明日は晴れるみたいだし先に進むことにしよう。
バス停のベンチで寝ようとしたところに地元の先輩からの電話。
皆、自分のことを気にかけてくれる。ありがたい。ブログ毎日見てるよ、と言われ嬉しかった。自分の以前の職場であった会社が、今色々と大変らしい。
「兄貴の結婚式で帰ってきた時、寄れよ」
「はい、寄らせて頂きます」
と話をして、しばらく世間話をした後電話を切って、眠。

天候

気温
朝18℃ 昼20℃ 夜15℃
歩数
29670歩
累計5396659歩
出費
パン・・105円
野菜ジュース・・84円
風呂代・・400円
缶ビール・・400円
あごだしラーメン・・400円
焼きイカ・・300円
アクエリアス・・120円
計1809円
累計690749円
食事
朝・・コッペパン、野菜ジュース
昼・・あごだしラーメン、焼きイカ、缶ビール
道中・・アクエリアス、飴

385日目 野母崎~矢上

20080427132602
4月24日。7時半起床。
バス停にて起。昨日の夜から風が強かったが、歩き始める頃には段々と弱まってきた。さあ、行くかな、って靴下を履こうとして思わず苦い顔。靴下が昨日の雨で靴もろともビショビショになってしまい、干しておいたのだけど全く乾いていなかったのである。ちべてー、と言いながら、まあ歩いてりゃ乾くんだ、と歩き出した。
国道499号線から海沿いに県道34号線へと入っていく。多少高低差はあるが、車もそれほどないし、時折林の中を抜けたりして景色のいい道である。旅をしながらこんなことを言うのもなんだが、旅情に誘われる道だ。拝啓私は今長崎にいます、みたいな。そんな手紙を書きたくなる道。
歩いていると、よくビワ畑を見かける。長崎はビワも名産らしい。名物がたくさんあるというのはいいことだ。『実』に一つ一つ白い袋がかぶせてあって、大切に育てられている。それが丘一面に広がると、まるで木々が競うように白い花を咲き誇らせているようで、眺めていて壮観である。
所々に簡易な無人販売所が設けられていて、ビワ、ポンカン、デコポン、いよかん、甘夏、朝採りのタケノコなんかが売られており、自分は甘夏を買って、脇の砂利道に座りこんで食べた。料金箱はペットボトルだったり空き缶だったり、色々だ。甘夏も1袋に3個入ってるのやら、4個のやら、5個のとバラバラだが、値段は全て100円である。今日は歩きが快調で、食べ終わるとすぐに立ち上がり、また歩き出した。
リュックからカッパを取り出して被る。昨日の雨で濡れたままだったのだが、止まって干していたのでは時間がもったいないので、着て歩くことで乾かそうという作戦。しかし、晴天の日にカッパを着て歩いていたら、まるでおちゃんぽんである。おちゃんぽんてのはおちゃらけたアンポンタンの意ですがね、そんなもんですれ違う人や車がおかしな目で自分を見てくる。まあ、気にしない気にしない。今はより効率的にカッパを乾かすのが先決なのである。ただ、さすがに町に入ったら恥ずかしいので脱いだ。
商店で休憩。のどかだなあ。下校時間だろうか、小学生や中学生が商店にやって来て、公衆電話で家にお迎えコールをしていた。
「あ、おかん?終わったから来てー。はーい。ガチャ。しゃー!」
ちゅって仲間とはしゃいでいる。元気だ。
地図を見ていて、あることが気になった。というのは明日か明後日に辿りつく場所が小浜温泉という温泉地なのだけど、はて、小浜って最近どこかで聞いたなと思ったのである。考えていて、すぐにハッと気づいた。ここって、もしかして今話題の小浜じゃないだろうか。某国の大統領選の一候補者を応援してるっていう。なんだか、町名と候補者の名前が一緒だからという理由で。あはっ、そうかあ、小浜かあ。俄然楽しくなってきた。
夕方、矢上という町に到着。この辺りは東長崎という呼ばれ方をしているらしく、少し栄えた町である。通り道に中央卸売市場があり、なんとも魚がうまそうな気配。市場の中に食堂があったのだが閉まっていて残念であった。近くに海転寿司を名乗る回転寿司屋があったので、つい外から中を覗きこんでしまった。うまそうだなぁ、と唾を飲み込んで、イオンへ。もう、市場とか漁港とかそういう文字を見ると自然に体が反応して、自分はなんだかパブロフの犬みたいである。
結局、イオンで半額になったハマチの刺し身を買って、それをつまみに酒を飲んだ。好物のタコ刺しは売り切れてしまったのか置いてなかった。ところで、スーパーの刺し身ってワサビは付いてるんだけど、醤油ってあんまり付いてなくて、言うと出してくれたり、その場でかけてくれたりする。何事も交渉である。
後、少し先のスーパーまで歩いて行き、ベンチで眠。そうそう、このスーパーに入って行った時、閉店したスーパーの駐車場にしゃがみこんでいる女性がいて、少なしくびびった。まあ、人でも待ってるのかもしれないと思い、ベンチに腰かけてケータイをいじくっていたら、やがて車がやって来て、ああやっぱり、と思ったんだけど、問題はこの後で。その女性が「怖いー」か何か言って、車に乗り込んで行ったんだな。グロリアか何か。して、その車がUターンしてきて自分の前をノロノロと走りながら、こちらを見てくる。これがねー、自分はすごく嫌であった。
というのは、この女性。閉店したスーパーの暗い駐車場にしゃがみこんでいる女性と、そこにフラフラやって来た自分は等しく不審であると思うのだけれど、この女性は自分を棚上げして、一方的に人を怖いと言う。車に乗って安全になってから、それを眺める。これは侮辱である。それなら近くにいくらでも明るいところがあるのだから、そちらに移動して人を待てばよいのだ。
その後にやって来た車は無遠慮に思いっきしヘッドライトを当ててきて、すっごくまぶしいし。人を何だと思っているのか。
で、さらにその後にやって来たおっさんがいて、こんばんは、と挨拶すると
「おっ、(人が)いたんですね、ちょっと隣のベンチいいですか」
と言い、隣のベンチに腰かけてきた。
いやー、ほんっと、救われるわーおっさん。

天候
晴れ
気温
朝13℃ 昼19℃ 夜12℃
歩数
63208歩
累計5459867歩
出費
甘夏・・100円
飲料×3・・343円
チョコ菓子×2・・84円
タバコ×2・・600円
カップラーメン・・195円
パン×3・・275円
焼き鳥皮・・100円
缶ビール・・175円
ハマチ刺し身・・125円
ハンバーガー・・100円
計2097円
累計692846円
食事
朝・・カップラーメン、ウインナーパン、カフェオレ
昼・・甘夏
夜・・ハマチ刺し身、焼き鳥皮、ピザパン、カレーパン、ハンバーガー、アップルジュース、缶ビール
道中・・スーパービッグチョコ、日本一ながーいチョコ、ドデカミン、飴

386日目 矢上~千々石

20080428090752
4月25日。8時半起床。
スーパーベンチにて起。国道251号線からのスタート。エブリワンという初めて見かけたコンビニにて朝食にした後、歩き始め。このエブリワン、なかなかいいコンビニであった。
コンビニというと、これまで北海道から本州の日本海側を歩いてくる中での勢力変化をここに書きつづってきたが、その特徴の差がまた面白い。例えば、北海道最強のセイコーマートはコンビニだけど安売りをする。九州ではまだ一度も見かけていないがイートインスペースを兼ね備えたミニストップも好きだ。弁当に炊き立ての飯をその場で詰めてくれるポプラ。コンビニ内でパンを焼くヤマザキデイリー。それぞれに特徴があり、置いている商品にも各コンビニでクセがある。
実は九州を歩いていて一番多く見かけるコンビニは、圧倒的にファミリーマートである。その他にセブン、ローソン、デイリーなどを見かけるが、ファミマに比べれば弱いだろう。少数派ではココ、リックというコンビニもある。ファミリーマートには無印良品が置いてあり、これがファミマの特徴ということになるか。
そして今日初めて見たコンビニ、エブリワンであるが、このコンビニがよかったのは、店内にパン売り場と惣菜売り場があったことである。店内で焼いて、揚げたやつだ。普通のコンビニのフライヤーコーナーを拡大した感じ。パックマンみたいな看板もいいし、エブリワン、また出てきてほしい。
とりあえず小浜を目指して歩く。昨日あまり調子よく歩き過ぎてしまい、今日は体が重い。しばらく、休み休みで歩く。いい天気だ。コンビニでアイス休憩。アイスの値段って上がったろうか。スーパーカップって105円だったと思うんだけど。最近、色んなものがうまい具合いに値上がりしてるからなぁ。しれーっと値上がりしてるよね。気づかないのは気づかないもんな。昨日まで150円で、今日から168円でも
「ずっとこの値段ですけど、何か?」
って感じでチンと座ってるしさ、カップラーメンは。今回の原油高で、結構一斉に値上げしたんだろうな。
その後、通りに面した農産物直売所に行ったんだけど、ここではその農産物や海産物を使ったバイキングをやっていた。料金は大人1000円。食べなかったが、こういうバイキングは歩きながらちょこちょこ見かけるので、一度うんと腹を空かせて入ってみたい。
そこの店の入り口で、この辺りの名物「蒲鉾」(普通の蒲鉾でなくさつま揚げのような揚げ物)を売っている出店があり、そこのお兄さんと話していたらば、えらいたくさんお土産を頂いてしまった。リンゴ、いよかん、メロン、カステラ、ちくわ、蒲鉾、ゴマ豆腐、メロンパン。お礼を言って先に進んだのだけど、あまり一杯のお土産で手がふさがってしまったので、早速頂こうと食べることにした。でも、ちくわと蒲鉾はせっかくの酒のつまみだから、酒が欲しいな、と思っているとジョイフルを発見したのでジョイフルへ。ジョイフルで生ビールを飲みつつ、こっそりとちくわと蒲鉾を食べ、したら眠くなってきたので寝てしまった。

天候
晴れ
気温
朝13℃ 昼24℃
歩数
35311歩
累計5495178歩
出費
タバコ×2・・600円
トマト・・130円
アイス・・126円
飲料×2・・189円
カップラーメン・・158円
おにぎり・・190円
パン・・120円
計1513円
累計694359円
食事
朝・・カップラーメン、おにぎり、ハムカツロール、野菜ジュース
昼・・トマト
夜・・鳥なんこつの唐揚げ、ちくわ、蒲鉾、ゴマ豆腐、生ビール×2、ドリンクバー
道中・・アイス、オレンジジュース、蒲鉾、ネーブル

387日目 千々石~小浜

20080429114659
4月26日。
ほぼ徹夜の状態にてジョイフル店内。ドリンクバーとタバコで朝になり昼になった。日替わりランチを食べる。
ダメだっ!なんで昼までいるんだっ。とりあえず用を済ませて、ここを早く出なくては。なんて思いながら、本を読む。松下幸之助「道をひらく」を自分は読んだ。氏は言わずと知れた松下電器の創業者であり、経営の神様と呼ばれた方である。その中に「真剣」を語った言葉があり、それを読んでいた自分は思わず唸ってしまった。
真剣勝負は生きるか死ぬか。今日は負けたけど、いつか勝つさなんて言っていられない。真剣勝負は一度たりとも負けられないのだ、と。
自分は果たして今真剣になりきれていたか。いや、心の中でどこか負けへのいざないがあったんじゃないか。今日も負けて楽になっちゃおうよ、の気持ちがあったんじゃなかろうか。ダメだ、それじゃ。日々、アグレッシブに行かなければ。
ってことで、タバコやめました。ジョイフルにて手持ちの3箱を吸いきって退店。体力のため、節約のため、健康のため、全ては真剣に生きるため、いえ、本当はただ吸うのが面倒になっただけかもしれない。タバコをやめました。
今いる場所は千々石という町である。ここの海水浴場は湾になった砂浜で綺麗な海水浴場であった。国道251号線→県道201号線→国道251号線と進み、小浜へ。
歩いている途中に防空壕跡のようなものを見かけた。道路脇の崖にいくつも穴が掘ってあったのだが、歩いていると、時々そんなのを見かける。
小浜着。オバマ、オバマと騒いでいる人があるかと期待したが、誰もオバマと叫んでいる人はいなかった。「浜の湯」という市営の温泉へ。市内客50円、市外客150円という安価な値段設定で、中は地元民らしき人達で込みあっていた。この小浜温泉、源泉の温度が日本一の高さで100℃あり、かつては弘法大師も訪れた名湯らしい。面白いのは町の通りの至る所から突き出た土管である。もくもくと白煙を吐いている。源泉の温度が高いために、湯煙の量もすごいんだとか。
町内を歩いて、スーパーにて買い物。活魚料理、旅館の看板が光っている。自分、最近よく町で見かける「いけす料理」の店に行ってみたくて。高いんだろうなあ。寝場所を探し歩き、結局買い物したスーパーのベンチで眠。

天候
晴れ
気温
昼21℃ 夜18℃
歩数
18619歩
累計5513797歩
出費
風呂代・・150円
生ビール×2・・598円
鳥なんこつ唐揚げ・・299円
ドリンクバー・・130円
日替わりランチ・・399円
おにぎり・・84円
パン・・108円
缶ビール・・139円
計1907円
累計696266円
食事
昼・・日替わりランチ、ドリンクバー
夜・・おにぎり、焼きそばパン、缶ビール
道中・・リンゴ、青リンゴ、メロン、メロンパン
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プロフィール

高沢 里詞

Author:高沢 里詞
埼玉県行田市出身
S57・12・7生
26歳♂
B型
パンクロッカー・詩人
行田秘湯の会会長
S・O’S(スーパーアウトドアーズ)部長
行田不毛の会会長
行田死語の会会長

注※どの会も新規会員募集は行っておりませんが、もしも会員になりたい方がいましたら密談でどうぞ。

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