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390日目 島原~諫早

20080501142248
4月29日。7時起床。
ジョイフルにて起。しばし、ドリンクバーとスープバーに世話になってから退店。
外は快晴。よい天気。それは陽気。ポッカポカやね。ディスイズ日本晴れ。イヨーって歩いてたら、5円玉にひかれそうになりました。でっけぇなあ、この5円玉。誰が何のために作って、ここに置いたのか不明。ここ石屋かと思いきや石屋でもないようで、何故平成13年なのか、そこんとこも不明。めざせマルキンチョコを思い出した。
軽トラに乗ったおじちゃんに、どこから来たの?と話しかけられる。いつも思うんだけれど、自分はそんなに旅人オーラが出ているのだろうか。聞いてくる人は、もう完全に旅人と疑わず聞いてくるので、こちらが驚いてしまう。最近、日焼けもしたし、鼻の頭の皮が剥けてきた。って、ここら辺がチェックポイントなのだろうか。いや、多分薄汚れてるからだな。
軽トラの助手席にいた子供2人に
「頑張れー!!」
と言われたので
「ありがと!」
と返して、また歩き出した。
最近、暑くなってきた。昼間はTシャツで充分である。国見町という、サッカーで有名な町を通過。この辺りは、多比良ガネと呼ばれるカニが名物らしい。スーパーなどでもイケスで売られていて、小さい割に結構いい値段している。うまいらしい。うまいカニって、自分は「カニは上海ガニが一番うまい」と人に聞いたことがあるのだけど、一度食べてみたい。
夕方、諫早まであと少しというところで見えてきた海に浮かぶ一本の線。諫早湾干拓事業による堤防である。諫早湾を横切るようにして海の上を走っている。これがニュースで騒がれていたのはいつだったろう。ムツゴロウがいなくなる、とか、有明海苔の質が劣化した、なんてやっていたのを覚えている。初めて知ったのだが、この堤防、ただ単に排水の水門だけの役割しかないのかと思ったら、立派な道路になっている。諫早湾干拓堤防道路と言うらしい。歩道もしっかりしていて歩きやすかった。全長7kmということで、ほとんど歩いている人はいないが、海の中を走る真っ直ぐで気持ちのいい道である。これが思わぬショートカットとなり、今日は予定よりも早く進むことが出来た。
夜、商店で缶ビールを買って、ポテチで乾杯。チートスまろやかチーズ味うまし。うまいと言えば、今日、ローソンのおにぎりもうまかったな。あれ、作ってる地域、工場によって微妙に味が変わってくるのか、同じローソンでも違うのである。セブンのおにぎりはホントうまい。あれは完成品。で、ほろ酔いになって、バス停で眠。

天候
晴れ
気温
昼25℃ 夜17℃
歩数
42704歩
累計5638062歩
出費
アイス×2・・124円
チキンドリア・・399円
ドリンクバー・・130円
唐揚げ・・299円
洋食セット・・199円
スナック菓子×2・・220円
缶ビール・・193円
パン×2・・213円
おにぎり・・105円
カップラーメン・・168円
チョコ菓子×2・・59円
バナナ1房(4本)・・100円
野菜ジュース・・84円
計2293円
累計700184円
食事
朝・・唐揚げ、ライス、サラダ、スープバー、ドリンクバー
昼・・シーチキンマヨネーズおにぎり、ソーセージマヨネーズパン、カップラーメンとんこつ、うまい棒チョコ
夜・・コッペパン、わさビーフ(ポテチ)、チートスチーズ、缶ビール
道中・・バナナ×4、アイス×2、野菜ジュース、スーパービッグチョコ
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391日目 諫早~鹿島

20080502121811
4月30日。8時半起床。
バス停ベンチで起。支度して歩き始めた自分は、一路カキ焼き小屋を目指した。なんだか、この辺りではカキ焼きと呼ばれるバーベキュースタイルの店が海沿いの国道に多数並んでいるらしくて、自分はそれを地図の情報で知ったのだけど、数日前からマークしていたのである。
11時3分、歩き始めて程なく、佐賀入り。やっと長崎を抜け佐賀に戻ってきた。
太良という町に入り、道中にあった1軒のカキ焼き小屋に立ち寄る。とりあえず小手調べのつもりだったのだけど、水槽の中でザルに入れられたカキがうまそうに見え、即座にここで食べようと決めた。店主に火をおこしてもらい、自分は海が見える一角のバーベキュー台へ。昼時であったが客は自分だけであった。
店主に焼き方を教わりつつ、口の開いたカキをポン酢に浸して、つるっと食べる。瞬間、自分はもう今日はどうでもいいやと思った。本当に美味いものを食べた時って、それに満足して、もう他のことはどうでもよくなる。この焼きガキは、それほどうまかった。ビールをグビグビ、炭がパチパチ、で、カキはプリプリである。目を細めて海を見やり、静かに自分は、サイコーだ、と頭の中で何度もサイコーだを繰り返した。
ヒオウギ貝なる貝も食べた。ホタテに似ているがやや小ぶりで、色がカラフルな貝であった。店主オススメでホタテよりもうまいのだと言う。椎茸もうまかったし、何より安い。ビールだっておかわりして、全て込み1800円であった。ごちそうさまを言うと、デコポンを2つ頂いたので、それを食べながらまた歩き出した。
といっても酒が入っているので、あまり足が捗らない。コンビニでアイス休憩。ファミマで売っている、僕のおやつシリーズ、いちごチョコモナカアイスはオススメだ。うまい、でかい、安い、3拍子そろっている。
ちなみにこの辺り全体的にカキが名産なのか、道の駅でもカキが売っていて、千円でその量といったら、まあ、すごい。カキってこんなに安いの?って感じである。自分も家が近ければ買って持ち帰り、バーベキューがしたい。焼きガキ、本当にうまかった。今日一日、思い出す度にニヤけていたぐらいである。
太良町を抜けると鹿島市に入る。ここは毎年、ガタリンピックなる干潟でドロンコになってはしゃぎまわるイベントが開催される町だそうだ。そういえば、ニュースでそんなのをよくやるな、と思い出しながら歩いた。干潟に突っ込んでドロドロの老若男女。自転車で、ヘッドスライディングで、泥に突っ込む人々の映像が頭に浮かぶ。
この鹿島市、満潮と干潮による潮の高低差が日本一の町でもあるそうだ。6mとか?なんとか。適当で相すみません。
また、町の中心部にも、昔ながらの酒蔵通りがあったりして面白そうであったが、夜になり閉まってしまい残念だった。タイムアップであるね。今日のカキのうまさが忘れられず、どこかの居酒屋でもう一度焼きガキを食べながら今度は日本酒を猪口で飲んで、なんて考えていたら涎が出てきた。
しかし、それを我慢した反動からか、スーパーにて半額になった惣菜を大量に仕入れて失敗。欲をかきすぎた。一人酒にあまりつまみは要らないのだ。
後、祐徳温泉なる温泉に入浴。なかなかよい風呂。そうそう、近くに祐徳稲荷神社という有名なお稲荷さんもあったのだけど、夜だったのでスルーした。
具合いよく見つけたバス停ベンチにて眠。

天候
晴れ
気温
朝21℃ 昼25℃ 夜21℃
歩数
43606歩
累計5681668歩
出費
アイス×2・・210円
風呂代・・600円
ロッカー代・・10円
コーラ・・120円
野菜ジュース・・84円
トランクス・・399円
カキ焼き代(焼き場代、カキ×6、ヒオウギ貝×2、椎茸×5、缶ビール×2)・・1800円
おにぎり・・105円
カップラーメン×2・・249円
スーパービッグチョコ×2・・103円
缶ビール・・170円
おでんセット・・175円
焼き鳥つくね×2・・146円
切り干し大根・・62円
イカ刺し・・249円
サイダー・・100円
計4582円
累計704766円
食事
朝・・カップラーメン、おにぎり、スーパービッグチョコ
昼・・カキ焼き(カキ、ヒオウギ貝、椎茸、缶ビール×2、貝の佃煮)
夜・・焼き鳥つくね×2、おでんセット、切り干し大根、イカ刺し、スーパービッグチョコ、缶ビール
道中・・アイス×2、野菜ジュース、コーラ、サイダー、デコポン×2

392日目 鹿島~柳川

20080504123843
5月1日。3時半起床。
バス停ベンチにて起。寝袋なしで寝ていたら寒くて目が覚めてしまったので、起き上がって行動開始。まだ暗い。荷物をまとめて歩いていると、その暗い中で歩道を掃いているおばちゃんがいた。おはようございます、と挨拶して軽く会話。朝が早い仕事、夜からの仕事、世の中には色んな仕事がある。
福岡県柳川市を目指して歩く。佐賀の一面の麦畑を割ってひたすら行く。山間部と海に挟まれて、少し平野のように広がった麦畑である。
ところで皆さん、佐賀といったら何を思い浮かべるだろうか。
吉野ヶ里遺跡、なんて答えたあなたはすごく知的で素敵だと思う。自分は笑芸人のはなわが思い浮かぶ。って、でもこれ、佐賀県民にしたらすごくうざい思い込みなんだろうな、と同時に思うんだ。
「佐賀っていったら、やっぱりはなわだよね」
とか言ったら、
「歌の影響だけどね。別に他にもあるんじゃね?吉田屋とか、ねえし」
みたいな。きっと、そういう反感があるんじゃないかと思って、佐賀ではなわと言うのは憚れる。はなわさんには悪いけど。
その麦畑の中を歩いていると、土地改良記念碑なる石碑を見かけた。歩いていると、よく見る石碑である。大抵、道路脇にひっそりと建っているんだけど、この土地改良という行為、すごいなといつも思う。
開拓。例えばここを畑にする時、ここには何があったんだろう。でかい岩があったかもしれないし、大きな木があったかもしれない。それらを取り除いて、畑をつくる。その精神。開拓者精神。フロンティアスピリット。多分、自分にはない。そんな強い精神、ないと思う。開拓された土地の中でしか暮らしたことがない自分は持ってないだろう。悔しくなるんだよな。棚田とか見る度に、あの石垣を一つ一つ積んでいた先祖にはとても勝てないと思ってしまう。でも、負けたくない。自分は自分で、今の世の中にとっての開拓者でありたいと思う気持ちがあり、石碑に向かって、負けませんよ、と呟いたりする。
汝、開拓者たれ。いつでも己の裾野を広げる気持ちは忘れたくない。
道を歩いていると、脇の泥沼の中で動き回る人があり、何をしているのかと思ったらレンコンを採っていた。この辺りはレンコンも名産らしい。農産物直売所にレンコンが置かれているのをよく見かけた。
今日はその直売所で店のおばちゃんに話しかけられて、かりんとうを頂いた。最近、よく人に物をもらう。旅の話をすると皆、これ持っていきなさい、と食べ物を持たせてくれるのだ。いい人ばかりである。
「相手の立場になって物を考え、思いやりある行動をとりなさい」
小学校で習う人付き合いの基本。自分はちゃんと出来ているだろうか。こういう優しさに触れた時、自分を顧みて少し恥ずかしくなる。
おばちゃんは
「大きくなって、結婚してからまた来んさい」
と言っていた。なんだか愛が溢れていた。
図書館にて休憩、読書。通り道にあった図書館だったが、まだ新しいのか、綺麗な図書館であった。中に小上がり様になった畳の読書スペースがあり、そこがあまりに気持ちよくて、寝そべりながら本を読んでいたら、つい睡魔に襲われて寝てしまった。
とんとん、と肩を叩かれる。へっ?と思ってそちらを振り向くと、目の前におじさんの顔。図書館の職員のようである。何を言いたいか表情を見てすぐに分かったが、自分も寝る気で寝たわけでなく、何故寝てしまったのか寝起きでよく分からずに、あれ?なんてとぼけていると、半笑いのちょっとひきつったような顔で
「図書館は寝るとこじゃありませんからね」
と叱られてしまった。
「すみません」
と謝って起き上がり、本の続きを読み始めた。
夕方、歩き再開。夫婦だろうか、2台のデカバイクが自分を追い越していった。荷物の量が多く、旅であると思われる。歩いていると、結構夫婦で旅をしている人を見かける。さすがに歩きはいないが、キャンピングカーだったり、バイクだったり、普通車だったり。雰囲気でなんとなく分かるし、道の駅に行けば車中泊をしている家族も結構ある。
夫婦でバイクは少し憧れるな。二人乗りもいいけど、別々のバイクに跨ってツーリングしている夫婦ってカッコイイと思う。
麦の穂先が毛並の揃った絨毯のようで、風が吹くと揺れ、なびき、それが大海のうねりのようで美しかった。そんな道中で、旅史上最強の自販機を発見したので写写丸。この自販機、上から缶飲料、ペットボトル飲料、缶ビール、タバコ、コンドームと1台にそれだけの商品を詰め込む見事なラインナップで、しかも防犯カメラ内蔵という抜かりない自販機であった。シンプルだが、正に自分が見てきた中で最強の自販機である。
22時22分、国道444号から国道208号に入り、県境の筑後川を渡って佐賀から福岡へ。ここから一気に南下して熊本に向かう。
後、福岡県大川市を通過。ここは家具生産日本一の町とのことである。大川家具というのを聞いたことがあるが、あーなるほど、なんて思いながら歩いた。途中、マルハンを発見したが閉店時間のためスルー。今日一日でマルハンを3店舗も確認した。マルハン、この辺りは多いらしい。
深夜、柳川着。矢加部という駅のベンチで眠。

天候
晴れ
気温
朝19℃ 夜18℃
歩数
57883歩
累計5739551歩
出費
コーラ・・90円
スーパービッグチョコ・・53円
アイス・・105円
オレンジジュース・・84円
チートス・・88円
カップラーメン×2・・345円
おにぎり・・105円
ポテトチップス・・124円
缶ビール・・197円
計1191円
累計705957円
食事
朝・・カップラーメン、スーパービッグチョコ
昼・・かりんとう、コーラ
夕・・カップラーメン、おにぎり
夜・・カップラーメン、ポテトチップス、缶ビール
道中・・チートス、オレンジジュース、アイス

393日目 柳川~荒尾

20080505091507
5月2日。6時50分起床。
駅ベンチにて起。国道208号線を行く。わぁれぇはゆくぅ、あぁおぉじろきぃほほぉのまぁまぁでぇ、っちゅうやっちゃね。すばるぅよぉ。アーアーアアアー。
朝、エブリワンで食事。この前書いたコンビニだけど、また会えてよかった。
歩き始めて、しばらく快調に進む。コインランドリーで溜まった洗濯物を洗う。たまたまコインランドリー屋が半額セールを行っていたので安かった。しかし、そのコインランドリーと同じ敷地内にあった100円回転寿司につかまって、高い昼飯。
後、歩き始めてすぐにマルハンの看板を発見。昨日から4店舗目である。この辺り多すぎだ、マルハン。
「金曜か・・」
腕時計を見て独りごちた。パチンコ屋が一番出すのって何曜なんだろうね。行きつけの店だったら、あそこは第4土曜が出す、なんて情報があったりするんだけどな。
なんだか勝つ気もしないが、こんだけマルハンがあったのだし、とりあえずここで勝負してみるかと思い、マルハン西鉄銀水店へ。

が。

これが大失敗。結果、37500円負け。また傷を負った。
くっそう、覚えてろよ。と言いたいところだけど、もうこれで自分はマルハンを諦めようと思う。
マルハンでの負けがトータルで10万円ほどになった。それ以外のギャンブルの負けも含めて、この旅の中でギャンブルの赤が20万超。いや、広島での負けを入れたら40近い。負けすぎである。まあ数字はどうでもいいけれど、勝ってナンボの世界で負けばかりってのは、完全に落ち目である。もはや、センスがない。加えて最近のパチンコ事情。台が辛い辛い。パチンコもスロットも今は大きく勝ちにくい。ハイリスクローリターンな感じで。だから、マルハンはもう追わない。
そんなわけで、負け宣言。マルハン、自分は貴殿に負けた。斬られまくった。完敗である。もう行きません。
でも沖縄に着いたら、沖スロをちょっとやる予定。レポを頼まれてるんだ。本場の沖スロはどうなんだ、という。

夜、すき屋で豚丼を食べた。うまし。地元のすき屋で友達がバイトしていたので、毎週のように食べていたすき屋の豚丼。かきこんで食べた。
ちなみに豚丼は「とんどん」と読む。北海道帯広にも豚丼があり、こちらは「ぶたどん」と読むのだけど、これもまたウマウマなのでオススメである。
深夜0時20分、熊本突入。長かった長崎を抜けて、着々と進んできたことを実感する。この後、鹿児島に突入したら、次はいよいよ沖縄だ。一応の折り返し地点である。
南荒尾という駅椅子で眠。プラ製の並んだ椅子4つの上で横になる。ゴツゴツしていて寝にくい。

天候
晴れ
気温
朝18℃ 昼26℃ 夜18℃
歩数
42460歩
累計5782011歩
出費
コインランドリー代(洗濯・乾燥)・・400円
コーヒー・・120円
回転寿司代・・1575円
靴下×2・・210円
ピーチティー・・105円
おにぎりランチセット・・250円
チョコドーナツ・・130円
おにぎり・・105円
野菜ジュース・・84円
コッペパン・・105円
豚丼大盛・・380円
瓶ビール・・400円
パチンコ代・・37500円
計41364円
累計747321円
食事
朝・・おにぎりランチセット、チョコドーナツ、ピーチティー
昼・・回転寿司14皿
夕・・おにぎり、コッペパン、野菜ジュース
夜・・豚丼大盛、瓶ビール
道中・・ウィダーインゼリー、コーヒー

394日目 荒尾~熊本

20080507010831
5月3日。4時10分起床。
駅ベンチにて起。寒くて目が覚めた。寝袋を使わないから寒いのだ。
「ほんなら寝袋使えばいいやんけ」
と皆さんは思われるかもしれない。
いや、それが色々と面倒臭いんである。あの、自分は生来面倒臭がりだとよく話しますが、常軌を逸して面倒臭がりな所がありまして。
例えば腹が痛くなった時、リュックの中に薬があるから、それを飲めば落ち着くのだけど飲まない。何故なら、取り出すのが面倒だから。リュックの奥の方にある薬は、一旦全て荷物を出さなければ取れないから面倒なんである。
「じゃあ、何で薬を持ち歩くんだ」
と皆さんは思われかもしれない。
ズバリ、安心感のためだ。薬を持っている、という安心感をもって気合いで治すんである。実際、旅の中で何度か腹を下したけど、一度も薬は使わなかった。もう、はっきり言って阿呆だと思う。
歩いていたら、歩道で自転シャーがタイヤの修理をしていた。遠くに、先日歩いてきた雲仙の山々が見える。横島という町の農産物直売所でトマトを買って食べた。トマト、ナス、キュウリは夏の野菜。夏野菜を食べていれば夏バテしないというのは本当なんだろうか。自分は信じているのだけど。
この町はイチゴが名産らしく、通りのビニールハウスの中から赤い実が顔を覗かせていた。イチゴ狩りなんてのもある。
何故か知らないが、よくほっかほっか亭を見かける。少し前から数が多い。確か今、ほっかほっか亭ってモメてるんだよね。株主がどうとか、名称がどうとか。昔から、ほか弁の「のり弁当」に入っているチクワの天ぷらが好物で、たまに食べる。あれが好きでのり弁を食べる人って多いらしい。うまいんだよな、あれ。
他には馬刺し屋なんてのがあった。熊本は有名であるね。ちなみに自分は馬刺しを食べない。馬の世話をしていたことがあるから食べる気がしないのだ。北海道に住んでいた時、牛と馬と豚と鶏とそれぞれ世話している農家があったけど、どの農家も自分が世話している家畜の肉はやはりあまり食べなかった。
ジョイフルにて休憩していたら、地元の友達から電話。彼女が出来たという報告だったのだが、元気そうで何よりだ。
ところで、その彼女が19歳なんだという。19というと自分の6つ下で、6つ違うと話が少し合わないよな、みたいな話をしたのだけど、その時、この前N君と電話で話したショックなことを思い出した。
N君がキャバクラに行った時のこと。店の女の子を交えて皆でゲームをしたそうなのだけど、そのゲームが分からない。年下の女の子にリードされ、ついていけなかったそうだ。笑った。
で、自分はそれがどんなゲームだったのか、N君に聞いてみた。ところが、それがN君の説明不足か、自分の理解力の乏しさか、自分も理解できなかったんだな。
なんかさ、自分が高校の頃、牛タンゲームとか流行って、それを知らぬおっちゃんとかにルールを説明するんだけど、理解できないおっちゃんがいて。もういいよ、とか投げ遣りなんだ。それに対して自分は、簡単なのになー、とか思ってたんだけど、あのおっちゃんの気持ち、今よく分かるなあ。こういうことだったんだな、と思う。ついていけない感覚。何とかついていった時にはもう誰もやってないんじゃないか、って不安。少し早いと思うんだけど、自分は今おっさんの門の叩き時なのかもしれない。たけのこゲームがね、分からないんだよ。
夜、移動を再開。山道が恐ろしかった。手を合わせながら進む。手頃なバス停小屋を見つけ、ここで寝ようと中に入ろうとしたら、入り口に立て札があった。
「祭祭祭!1687年セイイ大将軍誕生祭、近々生まれることに驚きを隠せず祭祭祭祭祭死死」
みたいな。さっぱり意味不明なことが書かれており、もう背中がゾクゾクした。幽霊なんかより、よっぽど怖い。
後、コンビニまで移動し、店舗脇のベンチにて眠。

天候
晴れ
気温
朝17℃ 昼25℃ 夜22℃
歩数
42721歩
累計5824732歩
出費
スーパービッグチョコ×2・・106円
アイス・・126円
おにぎり×2・・210円
カップラーメン×2・・372円
トマト1パック・・120円
ファンタオレンジ・・100円
生ビール・・299円
唐揚げ定食・・499円
ドリンクバー・・130円
計1962円
累計749283円
食事
朝・・おにぎり、カップラーメン、スーパービッグチョコ
昼・・トマト1パック
夕・・唐揚げ定食、生ビール、ドリンクバー
夜・・カップラーメン、おにぎり
道中・・アイス、スーパービッグチョコ、ファンタオレンジ

僕が歩いたあとは灰ばかりでした
それは僕の体が燃えていたからで
その炎は恥であり
情けなさであり
しかし一番強かったのは
情熱の炎でした
灰からは何も生えませんでした
何も生まれませんでした
けれど灰はやがて土となり
この地球を耕したのです
類まれなる奇跡でした
光でした
僕はその時確信したのです
このようにして人はこれまで
進化を遂げてきたのだと

お墓にて

お墓にて

365日待ってました
去年の今日から
ずっとずっと ずっと待ってました
何せ私は動けない
あなたが来てくれにゃ 会えないもんで
ありがとう
あなたはたしか タエコの息子のお嫁さん
ありがとう
そんなにお花をいっぱい
今日はとてもいい天気ですね
風が丘から吹いてくる
来年もまた来てくれますか
この丘に イチョウの葉っぱが生い茂る頃
私は今日がとても待ち遠しい
毎年毎年待ってます
ここからあなた達の生活は見えないけれど
私はあなた達を見守っています
だから
また来年
また来年来てくれますか

風が強くなってきましたね

早く帰らないと 風邪をひいてしまう

さようなら
きれいなお花をありがとう
ありがとう
さようなら
さようなら

395日目 熊本~宇土

20080508151027
5月4日。4時40分起床。
コンビニ脇のベンチにて起。コンビニで雑誌を立ち読みしていたら、笑芸人のヒロシのコラムが載っており、
「僕の出身地は熊本県の荒尾という町です」
というようなことが書かれてあって、荒尾ってどこかで聞いたことが・・と思ったら、先日自分が通ってきた町であった。
ああ、あそこが!と思ったんだけど、こういうたまたま通りがかった町が有名人の出身地だったり、小説の舞台だったりするのが分かるとなんだか楽しくなってくる。小さな町などでは特にバックアップ感が強くて、町中に垂れ幕が垂れていたり、看板が出ていることもある。
そういえば、広島も多くの有名人を輩出している。Tくんにたくさん教えてもらったのだが、ほとんど忘れてしまった。強く印象に残っているのは永ちゃんである。
昨日、ほっかほっか亭が多いとここに書いたけど、たこ焼き屋もよく見る。小さな小屋様の建物で、たい焼きなんかと一緒にやっているのだけど、何でこんなに、というほどたこ焼きの文字を見る。たこ焼きは自分の好物の一であり、避けるのが大変だ。ここ最近で20軒は見たけど、全て避けてきた。たこ焼きなんて、8個位じゃとても腹が満足しないからなあ。24個入り380円とかで売ってくれないかな。無理だよな。冷凍食品に頼らなきゃだ。
冷凍たこ焼きは昔食べまくった。ビールのつまみに最高なんだ。あれ、ラップしてチンするとたこ焼きが潰れるからね、気をつけなきゃいけない。冷凍のたこ焼きを買えない時は、100円ショップでたこ焼きの素を買ってきてね、それ水に溶いて焼いて食べてたな。どうしてもたこ焼きが腹一杯食べたくって。タコ、入ってないんだけどね。代わりにネギを入れて。もう、腹一杯。
ところで、自分はどんなに金がなくても酒を最優先に暮らしてきた。つまみがなくても飲んでいた。考えてみればたいしたもんである。「好き」に一本、筋が入っている。酒じゃなければ、もっといいのかもしれない。
道中、タバコの栽培を見かけた。新潟辺りでよく見かけたのを思い出す。
久々にコンビニのポプラを見た。九州にはポプラがほとんどない。最近、セブンイレブンとエブリワンをよく見るようになった。長崎を抜けてから強し。
夜、ジョイフルへ。ここのジョイフルは深夜2時までの営業である。くつろいでいたら、久しぶりに地元のライブハウスから電話を頂いた。ライブがしたいなぁ、と思う。
深夜にジョイフルを出発したのだけど、外は雨。ケータイの天気予報を確認して、明日の予定と今日のノルマを引き算足し算して、歩き出す。
潮騒が聞こえないので、ぱっと横を見ると海がない。驚いた。そこにあるはずの海がなくなっていたのである。干潮なのだろうが、ずっと先まで続く夜の干潟は神秘的な光景であった。
肥後長浜という駅まで歩いて、駅ベンチにごろり。この駅、見つけるのがかなり難しい駅であった。蚊が出てきたので、寝袋着用して防御。ついにこの季節か、と思いながら眠。

天候
晴れ
気温
朝19℃ 昼28℃ 夜21℃
歩数
27978歩
累計5852710歩
出費
アクエリアス・・120円
スーパービッグチョコ・・53円
アイス・・126円
がっつり弁当・・498円
緑茶・・84円
コッペパン・・103円
野菜ジュース・・84円
カップ焼きそば・・195円
チキンドリア・・399円
生ビール・・299円
ドリンクバー・・130円
計2091円
累計751374円
食事
朝・・カップ焼きそば、コッペパン、野菜ジュース
昼・・がっつり弁当、緑茶
夜・・チキンドリア、生ビール、ドリンクバー
道中・・スーパービッグチョコ、アイス、アクエリアス

396日目 宇土~宇城

20080510000222
5月5日。8時40分起床。
肥後長浜駅ベンチにて起。昨日とは打って変わって海に水が満ちている。潮の干満というのはすごいなあ。しかしこれも午後になるとまた干潮になってきて、今度は潮干狩りをする人が増えてきた。潮干狩、一度やってみたい。貝が好きなんだな。多分、夢中になって採るだろうな。秋に山でキノコを探すが如く。狩りって楽しい。
歩いていて、なんだか南国風な道が増えてきた気がする。ディズニーランドのゲート前みたいな。シュロとかソテツが自生して、ハワイアンな感じ。
目的地に向け、ひたすらテクテク歩いていると、横のミカン畑で農作業中らしきおばちゃんと、おじさんに話しかけられた。おじさんの方が、今日自分を見かけるのが3度目なんだと言う。
「歩くの早いねー、だいぶ前から歩いてたよね。どこまで行くの?」
というので自分が、
「今日は不知火温泉まで行こうかと思ってます」
と話をすると、おじさんは
「そんなら、うちに泊まりに来たらどうだい?」
と言い始めた。
さすがに悪いだろうと断り続けていたのだけど、しばらく話をしながら、ね?泊まりに来たらどうだい、今日はかみさんも留守で誰もいないから遠慮することないよ、とずっというので、次第に自分もその気になってきて
「じゃあ・・お願いします」
と言ってしまった。
おっちゃんの自宅は、今自分が歩いてきた道を戻っていく途中の、戸馳島という島にあるのだという。明日またここまで乗せてきてあげる、ということで車に乗って家まで案内してもらうことになった。その途中で酒と活イカを購入。話によると、昨日海で採ってきたサザエがあるから、それも食べさせてくれるという。
・・いいんだろうか。なんだか話が最高である。しかし、ええい、甘えてしまえと思い、おじさんの家へ。
このおじさん、どういうおじさんかと言うと塗装屋さんであった。さっきの農作業をしていたおばちゃんは、そのお客さんだそうである。生まれも育ちも東京下町。生粋の江戸っ子64歳で、30年前に思うことがあり、ここへ越してきたとのこと。
「思い切ったことをしましたね」
「うん、若かったからね」
「大変じゃなかったですか」
「最初の3、4年は大変でしたよ。必死だった」
昔は本格的に山登りをやっていたらしく、寝袋とかカメラの話で盛り上がった。生まれが東京ということもあり、いくつか共通する地元話もあった。おじさんが探して持ってきてくれた昔の写真を見ながら、ビールをグビグビ。
その内に、隣の家に住んでいるという息子さん夫婦がやってきたので挨拶。酒が入っていたので、デタラメな挨拶をしてしまった。子供がかわいかったなあ。奥さんが自分に
「あいのり出たら?」
と言っていた。
あいのり、というのはTV番組のことだけど、このセリフもよく人から言われるんだな。この番組はすごいと思う。ファンがなくならない。
「日本一周を歩いたとか言ったら、絶対オーディション受かるよ!」
と言われ、なんだか自分もその気になってきて
「そっかあ・・あいのりかあ。受けてみますかっ!」
と相槌した。乗せられやすい性格である。この奥さんには、カロリーメイトを頂いてしまった。
おじさんは、色々な物を自分に食べさせてくれた。貝やイカもそうだけど、今庭で採ったばかりのインゲン豆やアスパラガスを茹でてくれた。マヨネーズで頂いたが、涙が出るほどうまかった。海原雄山もビックリである。納豆ご飯、サイコー。
おまけにシャワーを貸してくれ、布団まで用意してくれるという待遇ぶり。なんだろうか、このお接待は。いくら優しいといっても、ここまでしてくれる人があるのだろうか。こんな時自分は、似顔絵の一つでも描ければな、と思う。どうやって、お礼をしようか迷ってしまうのだ。
よく、こういう恩は次の人に返せ、という。つまり、この恩をくれたおじさんと自分というのは一期一会であり、自分がいつか家を持ち落ち着いた時に、次の人に同じことをしてあげればそれでおじさんへの恩返しになる、ということなのだが、自分は出来ることならおじさんに直接恩返しがしたい。
「明日、仕事を手伝わせて下さい」
と言ったのだが、これは断られてしまった。
おじさんはすごく元気で、途中、倅さんも交じり、深夜まで酒を飲みながら旅の話を続けた。1時過ぎ、お開きになり、自分は少し悶々としながら布団に入った。どうやってお礼をしたらいいものか考えていたのである。が、布団に入った途端、爆睡。泥眠。

天候
雨のち晴れ
気温
朝18℃ 昼25℃ 夜19℃
歩数
34078歩
累計5886788歩
出費
アイス・・126円
野菜ジュース・・84円
パン×2・・206円
スーパービッグチョコ・・53円
計469円
累計751843円
食事
朝・・コッペパン、ナイススティック、スーパービッグチョコ、野菜ジュース
夜・・イカ刺し、インゲン豆、アスパラガス、イカの煮物、納豆ごはん、ニシ貝、豆腐、缶ビール×5
道中・・アイス

397日目 宇城~八代

20080510190320
5月6日。7時起床。
目覚まし時計で目を覚ますとおじさんはすでに起きていて、朝食の用意をしていた。
「おはようございます」
と挨拶すると、
「ああ、早いね。おはよう。ちょっと、高沢くん・・」
と自分を手招きするので、何かと思い、そちらへ行くと、わ、わわ、廊下にテントが出ている。一人用の小型テントだが、おじさんがそのテントの使い方を説明しながら、
「高沢くん、これ持っていきなよ。これから絶対に役に立つから」
と言う。どうやら、自分のために朝早く起きて、これを用意してくれたらしい。何度も断ったのだが、
「絶対役に立つから!」
と押しきられ、持たされてしまった。
おじさんは、自分のために昼飯おにぎり用のワカメご飯まで作っておいてくれ、こう言っていた。
「あ、それだけあれば足りるでしょ?持ち歩く間、悪くならないように冷ましておいたから、自分で握って。シソも入れておいたから大丈夫でしょ?はい、これ手袋」
自分は言われるままに、握り飯を作った。大玉が5個出来た。
おじさんは他にも、ゆで玉子と塩、焼きタラコと梅干しを自分に持たせてくれた。
また、おじさんは朝から車の掃除をしていた。自分を乗せるために車の中の仕事道具を片付けていたのだ。
「何か仕事をやらせてください」
と再三言う自分に
「いや、いい、いい」
と言い続け、昨日の場所まで自分を運ぶと、昨日のおばちゃんに挨拶してサッと行ってしまった。
自分はしばらく呆然としていた。その様子を見ていたおばちゃんが
「いい人じゃろう?」
と言うので
「うん」
と自分はうなづいた。
「胸がつまるね」
おばちゃんは自分を見て言った。
例えば、このおじさんが何かの小説の中に登場してきたら、こんないい人がいるわけない、と自分は言ってしまいそうである。
昨日、おじさんは自分に名刺をくれ、
「親が心配するといけないから、うちの電話から電話しなさい。はい、これうちの住所」
と自分の親のことまで気遣ってくれていた。世の中にはすごい人がいるものだ、と思う。おじさんに比べれば、自分なんかゴマ粒である。でも、こうやってまた優しさの手本を一つ教わったのだと、そう思うことにした。

国道266号線からのスタート。歩き始めてしばらくしない内に、脇に1台の乗用車が止まり
「どこまで行くの?」
と言うので、今日の目標地点を言うと、
「宇土行くけど、乗っていく?」
と言われた。九州初の逆ヒッチハイクだ。昨日、今日となんだか怖い位、優しい人の多い土地である。
「いえ、歩いているので大丈夫です。ありがとうございます」
と頭を下げて、また歩き出す。
昨日の目標地点であった不知火温泉まで一気に歩き、横の道の駅で休憩していると、目の前を風呂上がりの女性が通っていった。女性の濡れた長い髪というのは官能的だよな、と思いながら昼飯。ゆで玉子を5個食べて、東屋にてしばし昼寝。
起き上がり、続きを歩く。県道338号線に入り、目指すは八代市。川を渡る橋の上で、カーブ部分の欄干が壊れていて、事故でもあったんだろうかとその下を覗くと、5m程下の畑に車大の焦げ跡があり、恐ろしかった。
コンビニで変なトイレを発見。小と大が同室にあり、どっちかにならんのん、といった感じ。よっぽど仲良しじゃないと同時に使えんわ。それでも大の方は嫌である。
最近、足の親指の爪が変だ。この靴も、もう少しでソールに穴が空きそうだし、鹿児島までもつだろうか。足回りを慎重にいこうと思う。
夜、八代到着。なかなか寝床が見つからず、深夜2時を回ってしまったので、もう町中の商店街にあったベンチで眠。

天候
晴れ
気温
朝19℃ 昼25℃ 夜17℃
歩数
47184歩
累計5933972歩
出費
コーラ・・120円
アイス×2・・261円
缶ビール・・141円
パイナップルティー・・105円
ライフガード・・125円
オレンジジュース・・105円
計857円
累計752700円
食事
朝・・納豆ごはん、インゲンと厚揚げの味噌汁、焼きタラコ、イカの煮物、梅干し
昼・・ゆで玉子×5、おにぎり×2、梅干し、焼きタラコ、コーラ
夜・・おにぎり×3、梅干し、魚肉ソーセージ×2、オレンジジュース
道中・・ライフガード、パイナップルティー、缶ビール、アイス×2

398日目 八代~田浦

20080510195342
5月7日。6時半起床。
町中の商店街ベンチで起。そのまま、八代城跡を見学し、図書館へ向かう。が、図書館が9時半開館のため、歩くことにして、少し進んだところにマックスバリューを発見したので、ここで朝食にすることにした。
マックスバリュー。これも旅の間で欠かせないものの一つである。マックスバリューをご存知ない方に、簡単にマックスバリューを紹介しますと、イオングループのスーパー専属形体、基本的に24時間営業が売りであるが、その分、調理物にあまり値引きのないスーパー、ということでよろしかったか。間違いなかったか。である。ここは店舗前のベンチ設置率の高いスーパーで、旅人には大助かりなスーパーだ。ちなみに、イオングループのベンチはね、平で幅が広いので、ベンチ最上クラスの寝心地である。ベンチファーストクラス。
朝食後、しばらく仮眠(寝すぎ)した後、歩き出した。国道3号線を行く。
道路標識についに鹿児島の文字を捉えるようになった。そんな中、変わった自販機を発見。タバコの自販機であったが、九州では5月1日からタスポの導入が始まっており、今はみな、タスポ識別装置付きの自販機になっているはずである。ところが、その自販機はタスポの読み取り装置がない旧式タイプのもので、自販機に
「タスポが無くてもタバコが買えます!」
という張り紙がしてあった。実にアナーキーな自販機だと思った。
この辺りの山にはミカンが自生している。勝手に生えてきたのではなく、畑を管理するものがいなくなり、そのまま荒れたといった感じ。採って食べても大丈夫なようだ。
夜、もう暗くなり、海沿いの県道を行くか、山を回る谷の国道を行くかの二股の道で、自分は県道を選んだ。だがしかし、この県道が実に奇妙な道であった。
何が奇妙かと言うと、この県道、海沿いの鉄道に沿って走っているのだが、外灯もない一車線の狭い道路で、せいぜい軽自動車がやっと通れるような道だったのである。おまけに荒れている。ほったかされた道、という感じの道だったのだ。自分は本当にこの道であってるのかと思い、手持ちの地図じゃ物足りなく、ケータイのGPS地図を使って調べてみた。
結果・・道は合っているようである。ところが、ケータイのボタンをポチポチ押して地図をずらしながら、自分は思わず、あっ、と小さい声をあげてしまった。
このまま何もない海沿いの道がまた国道3号にぶつかるまで続くのかと思ったら、途中、ちょうど真ん中辺りに小さな集落があったのである。
・・実に奇妙。何故こんなところに町があるのだろうか。
実際にその町に辿りつくまでに、こんな看板があった。
「この先、幅1.4m以上の車は通れません」
そんな町、あるだろうか?幅1.4m以上の車が入れない町。誠に奇妙な道、奇妙な町である。
自分は、
「これ、杉沢村なんじゃないの?」
と思った。杉沢村ってのは、青森にあったという地図から消えた伝説の集落のことだ。熊本版杉沢村。なんて言ったら怒られそうだからもう言わないが、本当に変わった場所であった。ケータイの電波は入らぬし、GPSは使えないし。
道中、流れ星を見た。町は、夜だったためによく分からなかったが、全体的にひっそりしていた。明かりもあまりなく、ほとんど人の姿も見なかった。
しばらく続いた山道を抜けて、コンビニで休憩。その後、道の駅へ。夜の峠越えは精神的にくる。あの気の張りつめ方は尋常じゃない。崖、獣、何かいる、何かある、それが何か分からない暗闇の道。よく言えば、精神鍛練ではある。ギリギリな感じ。
道の駅に畳があった。おお!道の駅「たのうら」、最高クラスの駅である。ILove道の駅サイコー、って言って、畳の上にて眠。

天候
晴れ
気温
朝17℃ 昼27℃ 夜18℃
歩数
36619歩
累計5970591歩
出費
海藻サラダ・・198円
おにぎり・・105円
コッペパン・・92円
ハムサンドイッチ・・94円
がぶ飲みメロンソーダ・・100円
三矢サイダーグミ・・88円
缶緑茶・・39円
ミニトマト1パック・・78円
おにぎり・・50円
マカロニサラダ・・104円
カレーライス・・190円
缶ビール・・183円
カップラーメン・・100円
ポテトチップス・・128円
計1549円
累計754249円
食事
朝・・おにぎり、コッペパン、海藻サラダ、サンドイッチ、がぶ飲みメロンソーダ、三矢サイダーグミ
昼・・カレーライス、マカロニサラダ、おにぎり、ミニトマト、缶緑茶
夜・・カップラーメン、ポテトチップス、缶ビール
道中・・カロリーメイト

399日目 田浦滞在

20080511170433
5月8日。11時10分起床。
道の駅、休憩室にて起。やはり畳はいいね。畳であるよ、畳。
畳って字、よく見ると風呂上がりの人みたいじゃないっすか?
ふーっ>畳
って感じやね。分かります?
田浦というのは「たのうら」と読むのだけど、ここは甘夏が日本一の生産量らしい。田浦産ミカンの、○に田と書くマークは有名で、自分も見た覚えがある。
今日は一日中、道の駅にいた。道の駅から出たのは、近くのコンビニに酒を買いに行った時だけである。だから、特に変わったこともな・・あ、そういえば今日、鼻血が出たな。鼻水かと思ったら、鼻血だったというパターンで。まあ、そんなわけで昼はたいしたこともなく過ぎていったのだけど、楽しかったのは夜。
昨日と同じ、道の駅休憩所で寝ようとしたところ、先客の方がいらっしゃる。この人はハーレーに乗って全国を回るライダーの方で、59歳のおっちゃんであった。
寝袋を広げて、もう寝る恰好になりながら話をしていると、なんだか話が盛り上がり、二人で飲み直そうということになった。起き上がって、テーブルに移動したんだ。おっちゃんは自分の荷物の中から焼酎を取り出して、テーブルの上に置いた。
「焼酎飲む?」
「ええ、飲みます」
「よっしゃ、じゃあ飲も」
自分は外で、割り用のコーラを買ってきた。おっちゃんはバイクにクーラーボックスを積んでいて、この中にコンロやらヤカンやら、調理道具が入っていたんだけど、その中から魚肉ソーセージを2本取り出して、自分に1本くれた。
おっちゃんと色々な話をした。旅はやっぱり1人がいいよ、とか、畳って幸せでしょ?とか、奄美にいーい道の駅があってね、俺はそこに4日間住んでいたよ、とか。宮崎に家があるそうで自分よりも年上の息子、娘もいると話していた。
仕事は自由業で、1年の内、200日位はこういった旅をしているそうである。実にパワフルな人だ。
「こういうことを始めるきっかけは何だったんですか?」
と聞けば、17、8年前から、色んな人に出会ってみたくて少しずつ始めたんだ、とのこと。
やはり、人間、何かをしようとした時、歳や状況なんてあまり関係ないんじゃないだろうか。自分はこの旅のことをよく人から、若いから出来る、とか、独りだから出来る、と言われるが、このおっちゃんと話していて、そう思った。若輩者で世間知らずな自分であるが、老若男女、やるならやる、やらないならやらない、事は簡単にそれだけなんじゃないだろうか、なんて考える。このおっちゃんに自分はパワーをもらった気がした。
外の駐車場で若者が集団で騒いでいた。音楽をかけたり、花火をしたり、スケボーやったり、ハッピーバースデーなんて叫んでいる。楽しそうだ。
若者よ。いつかそういう風に騒ぐことも叫ぶことも出来なくなる時がくるかもしれない。元気がなくなる時が訪れるかもしれない。だけど、情熱だけは失っちゃいけない。心はひねくれちゃいけない。体にシワが増える度、心の中に建てた1本の筋は、ピカピカに磨きあげていきたいものだな。自分はそう思うよ。
焼酎を飲み干し、時間を忘れ、おっちゃんと2人語らい、この前自分がもらったテントを広げてみたり、写真を撮ったりした。おっちゃんは、このテントをくれた人には感謝した方がいいよ、と言っていた。
一段落したのは深夜1時、もうこんな時間かあっ、て二人で言って、互いの寝袋にくるまり眠。

天候
晴れ
気温
夜24℃
歩数
4915歩
累計5975506歩
出費
たこ焼き・・380円
コーラ×2・・300円
唐揚げ弁当・・350円
缶ビール×3・・516円
ポテトチップス×3・・394円
鶏五目おにぎり弁当・・290円
りんご・・100円
計2330円
累計756579円
食事
昼・・唐揚げ弁当、たこ焼き、缶ビール、コーラ
夜・・ポテトチップス×3、缶ビール×2、りんご、焼酎、コーラ、最中

400日目 田浦~水俣

20080511173656
5月9日。6時半起床。
きた、400日目。
広島にいる間に200日目と300日目を迎えた。その時はあまり感慨もなかったが、実際に歩いている中で区切りある日を迎えると、感慨深い。
400かあ・・。最終日は何日目になるんだろう。そんなことを考えれば鬼が笑うだろうか、なんて。
2日連続の畳の上での起床。昨日のおっちゃんはすでに起きていて、朝食の支度をしていた。起き上がった自分にコーヒーと味噌汁を作ってくれ、二人で朝食をとった。コンロ、いいな。休憩室の中でおっちゃんはお湯を沸かしていた。これで焼肉なんかもするそうだ。
その後、出発する準備をしていたら、休憩室を掃除しに来たおばちゃんからおにぎりをもらってしまった。最近、貰い物ばかりである。自分も人にあげるお菓子の一つでも持ち歩こうか。
支度を終え、外へ。おっちゃんはハーレーに跨った。カッコイイなあ。よく似合っている。一流品は人を選ぶ。人はお金さえあればどんな品でもだいたい買うことが出来るけど、物は人にレベルを合わせてくれない。人が物を選んだつもりが、実は人が物に選ばれている、とはよく言う話だ。自分などが跨ったら振り落とされてしまうだろうな。俺の背中に乗るな、と。
別れ際に自分はおっちゃんにあるお願いをした。というのは、くるみ長者の件である。覚えている方はいるだろうか。自分はこの旅の中で、北海道の仁木町にてトマト農家のアルバイトをさせてもらった。この時、その仁木のバイト先でクルミを2つ頂いてきたのだけど、自分はこのクルミを旅先で出会った人と物々交換して歩いているのである。
と言っても、今まで交換したのは1回。函館で出会ったF君とM君にそれぞれナイフと小説に交換してもらったきりである。そして、それから約1年。自分の荷物の中にそれがそのまま入っていたのであるが、自分は常々、どげんかせんといかん、そう思いながら歩いてきた。で、今回久しぶりにそれを交換させて頂く運びとなったのである。というか、一方的にお願いした。
F君のナイフと、M君の小説は、なんと、おっちゃん手作りの革製ケータイケースに交換となりました!ショーケースに入れられて売っていそうな、渋い一品である。よっしゃ!また、次の相手を探そう。ありがとう、F君、M君、おっちゃん!
握手をして別れ、歩き出す。少ししたら、おっちゃんがクラクションを鳴らしながら自分を追い越していった。笑いながら手を振り返したら、あっという間に見えなくなってしまった。
水俣までは国道3号線にて半日ほどで行けるのだが、自分は海岸線に沿って進む県道56号線を歩くことにした。自分の中のルールということもあるのだが、県道の方が車が少ないし、景色がいい、そしてコンビニなどの誘惑も少ないので都合がいいのである。
山の中を歩いていたら、急に公園のようなものが現れた。スキー場のリフトみたいなものがあり、あれ何だろうと思っていたら、あっ!あれあれ!名前が分からないが、大きな風船のような球に人が入って、坂を転がっていくゲーム?スポーツ?のプレイ場である。
「これ面白そうで、一度やってみたかったんだよな!」
そう思ったものの、残念ながら閉まっていたのでスルーであった。惜しい。
この辺り、熊本に入った辺りからだったか、お墓の形が他の地域と少し違う気がする。何か文化の違いだろうか。
山の中を歩いていると、1台の軽トラが止まってくれ、乗りなよ、と言ってくれたが礼を言って断った。人のいいおっちゃんであった。
夕方、湯の児温泉に入浴。この頃、雨が降りだしてきた。お客さんは少なく、ゆっくりと湯につかって風呂から上がると、受付のおばちゃんがお茶を注いでくれた。新茶なんだという。漬物まで出してくれて、しばし会話。おばちゃんが、おにぎりでもあればね、というので思い出した。朝、道の駅でもらったおにぎりが、まだリュックの中にあったのである。おにぎり(サケ)、漬物、新茶。このトリオに勝るものもなかなかあるまい。無料のマッサージ機にかかりながら、至福の時であった。
後、水俣市街で少し買い物と用事を済ませ、駅まで移動。駅の待合室のベンチにて眠。

天候
曇りのち雨
気温
朝20℃ 昼23℃ 夜19℃
歩数
53029歩
累計6028535歩
出費
アイス・・100円
風呂代・・400円
DVDケース・・105円
レターセット・・200円
CD-R書き込み料・・525円
ポストカード・・180円
計1510円
累計758089円
食事
朝・・鶏五目おにぎり弁当、味噌汁、魚肉ソーセージ、コーヒー、コーラ
昼・・アイス
夕・・おにぎり、漬物、緑茶

401日目 水俣滞在

20080511211536
5月10日。9時半起床。
朝からの雨。水俣駅待合室ベンチにて起床。起き上がると、駅員さんに
「ゴツゴツしていませんでしたか?」
と笑いながら言われ、
「いえいえ!大丈夫です。ありがとうございました」
と笑って返事した。
さあ、水俣に着いた自分は調べてみたいことがあったので、それを実行しようと動き出した。
熊本県水俣市。この土地が戦後日本史に悲しき爪痕を残したのは昭和20年代からのことである。日本の産業が急発展してゆく高度経済成長の中で、未曾有の公害病を発生させた。
水俣病。
チッソ株式会社から有機水銀を含む工場廃液が海に流されることにより発生した中毒症で、被害者はその汚染された海域で捕った魚や貝を食すことによって発症した。
別に自分は水俣とは何の関係もない人間だ。水俣病は中学校の社会科でサラッと習っただけである。しかし、この旅の中で全国各地を回ってきた自分は、自分がいかに自分の住む国について無知であるかを思い知らされてきた。上辺だけをなぞってばかりで、中身を何も知らなかったのである。中身、とは実際にそこに住む人々の声だ。
例えば、19○○年にこんなことがありました、と自分達は学校の授業で習う。これは事実である。テストでそれを正確に答えれば、丸だ。しかし、その結果、現在そこではどのような暮らしがあって、そこに住む人がどんな思いを抱えているか、これを正確に答えられる人はなかなかいない。
そこで何があったのか。そして、それによる現在の影響は。この両方を知らなければ、何も知らないのと同じである。だから、ここ水俣でもそれを学ばせてもらおうと思ったのだ。
それで、実際に現地で学んでみて、自分は色々なことを知り、色々なことを感じた。この色々が簡単に言葉に出来れば苦労はないのだけど、それはやはり、皆様にも機会があれば自身で感じて欲しい。水俣には水俣病資料館という施設があり、誰でもこれを学べる。入館料は無料である。
ただ、水俣病というのは過去のことでなく、今でも多くの問題を抱えた現在進行の問題である、ということは言える。なまじなことは言えぬが、類似災害を防ぐため、もっと世界に向けて情報を発信するべきだと思う。
水俣市は環境都市賞という国が行っている賞を2年連続で受賞しているそうだ。それは全国で一番よい環境の町づくりを行っているということである。有機水銀が流された水俣湾は今は埋め立てられ、水俣エコパークという公園になっている。海は綺麗になり、サンゴの生息も確認された。すでに熊本県による漁業の安全宣言も出されている。
後は自分達、消費者による応援が不可欠であると思う。
夜、水俣の町を後にして国道3号線沿いのコインランドリーへ。ここで、まとまった洗濯物を洗いながら読書。そのまま、そこのベンチで寝させてもらうことにした。コインランドリーって、ミョーに落ち着くのね。寝袋にくるまって眠。

天候

気温
朝20℃ 昼18℃ 夜18℃
歩数
13842歩
累計6042377歩
出費
ざるうどん・・660円
コーラ×2・・240円
コインランドリー代・・500円
パン×3・・328円
野菜ジュース・・147円
おにぎり・・105円
ポテトチップス・・105円
缶ビール・・197円
うまい棒×2・・18円
計2300円
累計760389円
食事
朝・・パン×3、おにぎり、野菜ジュース
昼・・ざるうどん、緑茶
夜・・ポテトチップス、うまい棒×2、缶ビール
道中・・コーラ×2

402日目 水俣~出水

20080513082812
5月11日。8時半起床。
コインランドリーベンチにて起。支度をして歩き出す。

して。

9時22分、鹿児島突入。
ついに来た、鹿児島。いやー来たね、いよいよ九州の最南である。
この辺はゴキブリが多い。よく見かけるようになった。ヤマトとチャバネ以外に、初めて見る種類までいる。気温がグングン高くなってきたからなのだろう。しかしまあ、虫が多いというのもまた南国ムードではある。九州に石垣が多いのは何故だろう。この石垣も、一つの南国ムードを演出している。
旅をしていると、チェーンテーンシンドロームという病気になる。
って、こんな話、前にもしたろうか。ある程度大きな町に入ると、ファミリーレストラン、ラーメン屋、カレー屋、牛丼屋、ハンバーガー屋なんて、チェーン展開している飲食店に出会う機会が増えるのだけど、このチェーン店の魅力というのが物凄い。地元にいる時はそうでもないのだけど、旅の中での誘惑はすごいものがある。
皆さんもないだろうか。地理に暗い土地に行った時、駅前のチェーン店とかに安心してしまうような心理。どこかおいしい居酒屋を探そうと思ったんだけど、
「あ、魚民あるじゃん」
という感じの。それも一種のチェーンテーンシンドロームである。
もう味も値段も分かっていて、店員の絡みもマニュアル通り。はっきり言ってつまらない。が、つまらない故にある最大の安心感。決してハズれない参加賞のみのクジ、というチェーン店の魅力。強み。
去年までに比べると、最近はある程度飲食にお金をかけられるようになったと思う。それは食費の予算が増えたからなのだけど、これによりチェーン店を利用する機会が増えた。ジョイフルがいい例である。そして、いつの間にかそれはどうやら重症になっていたらしい。
今日、出水という町に入った時に通りでリンガーハットを見つけた。入った。そりゃもう、吸い込まれるように入った。長崎ちゃんぽんを食べたんだ。満足して店を出たさ。
5分後、CoCo壱を見つけた。でも、さすがに今食べたばかりであるし、入りはしない。いいなぁ、と思っただけである。それでも、全くチェーン店の魅力は強い。後ろ髪を引かれる思いでその場を後にした。
その2分後、すき屋を見つけた。吸い込まれた。入った、入った、自分はリンガーハットを出て、7分後にすき屋に入ったね。見事に吸い込まれた。あっ、すき屋だ!と思った次の瞬間、ドアを引いていたもの。多分ね、CoCo壱がいけなかったんだな。CoCo壱で1回我慢しちゃったから。
チェーンテーンシンドローム、恐ろしい。
今日、久しぶりにサンクスを見た。そのサンクスで、「専務 島耕作」の最終回を立ち読みして、缶ビールと貝ヒモを購入。閉店間際のスーパーまで移動して、そのスーパーでも買い物し、店前のベンチを拝借。夜空に乾杯して、自販機に猛烈にアタックを繰り返す蛾の情熱的なダンスを見つめながら、貝ヒモを食べ、眠。

天候
晴れ
気温
朝19℃ 昼25℃ 夜18℃
歩数
23434歩
累計6065811歩
出費
メール便代・・160円
ポテトチップス×2・・254円
缶チューハイレモン・・109円
チーカマ・・108円
みたらし団子1パック・・105円
缶ビール×2・・337円
貝ヒモ・・160円
アイス・・126円
豚丼並・・280円
ちゃんぽんめん・・450円
チキンラーメンビッグカップ・・195円
コーラアップグミ・・148円
おにぎり・・105円
パン・・58円
計2595円
累計762984円
食事
昼・・ポテトチップス、おにぎり、パン、チキンラーメンビッグカップ、コーラアップグミ、缶ビール
夕・・ちゃんぽんめん、豚丼並
夜・・ポテトチップス、貝ヒモ、缶ビール、缶チューハイレモン
道中・・アイス

403日目 出水~阿久根

20080514115829
5月12日。6時起床。
スーパーベンチにて起。歩き初めてすぐ、国道3号線から県道367号線へと入る交差点の角に早朝営業している温泉があったので、朝風呂に入っていくことにした。
広い浴室に客が数人。サウナに入って水風呂につかって、今頃みんな働いてるんだろうな、と思えば、申し訳ない反面幸せを噛み締めてしまう。朝風呂の醍醐味である。ゆっくり温泉につかった後、1時間ほどして上がった。
脱衣所にて体重を計る。風呂に入ったら毎回体重を計っているが、最近は食べ過ぎだろうか、体重が増えている時がある。今日も増えていた。なんのこっちゃ。
風呂屋を出る時、くだらないガチャガチャを目にした。
「華麗なる便器たち」
って便器のおもちゃシリーズである。和式クリスタル便器とか、洋式クリスタル便器ピンク便座とか色々ある。子供は下ネタが好きだ。このくだらなさ、自分が小学生ならたまらないだろうな。クリスタル便器とか、その無意味なカッコよさは子供にしてみればツボである。友達が持ってたりすると、無性に欲しくなってくる手のおもちゃだ。
「男子って何でこういうのが好きなんだべか」
思いながら通り過ぎ、玄関へ。店を出た。
そんなことがあったので店を出てからというもの、自然、自分は下ネタのことを考えながら歩いていた。テーマは屁汁である。食事時の方には申し訳ない。
屁汁。へしる、でなく、へじる、ね。
あれって、きっと誰でもやったことがあるはずである。屁をしようと思ったら出てしまった、というやつ。どんな美人も、どんな天才も、したことない人間がこの世にいるだろうか。自分など何度もしたことがある。もし、屁汁をしたことがないという人がいれば会ってみたい。
いや恐ろしいな、屁汁は。恐ろしいよ。なんて屁汁の脅威を考えながら歩いていたら、右手首に何か違和感があるのに気づいた。見ると、青いゴムバンドがついている。うわっ。あまり夢中で屁汁について考えていたので、風呂屋のロッカーキーを返し忘れてきたのである。
「くああっ!」
自分は叫びながら今来た道を戻り、風呂屋へキーを返しに行った。くそう。
この後、今日は県道378号から365号を経て国道3号に戻るというルートで阿久根の道の駅へと向かった。
山道を歩いていたら、どこからかドパンドパンという音が聞こえてくる。この音、多分発破の音だと思うんだけどよく聞く。採石場とかなんだろうか。道端に黒いゴム紐のようなものが落ちていたので、よく見ようとしたら紐が動き出した。マムシであった。やだなぁ。マムシはやだよ。
スーパーを発見したので昼飯を食べることにして買い物。外のベンチで食べて昼寝。飯を食べた後は必ず眠くなる。起きたら、隣におっちゃんが座っていて、話しかけられた。このおっちゃん、宮崎県知事にそっくりなおっちゃんで、都会と田舎の暮らしの差についてしばらく話をした後、栄養ドリンクをくれ帰っていった。
また歩き出す。脇の林の奥からザザァという潮騒が聞こえてくる。すぐそこが海なのだろう。気持ちのいい道。
阿久根の町を通り過ぎて、崖っぷちの道を行く。途中に唐揚げ屋があって、唐揚げ屋とは珍しい、たこ焼き屋なんかはよく見るが、赤鶏の唐揚げとあり、おいしそうなので買っていくことにした。
メニューを見て悩む。唐揚げを食べたいのだが、値段が結構よくて考えていると
「骨つきフランク1本100円」
とあったので、これを注文してみた。そこは唐揚げ屋である。自分としてはチキンボーンみたいのを想像していたのだけど、出てきたのはフツーにフランクフルトであった。豚肉である。ショックだった。
夜、道の駅「阿久根」に到着。近くで食堂、スーパーを探したが見つからず、夕食を諦めてベンチにて眠。

天候
晴れ
気温
朝16℃ 昼27℃ 夜21℃
歩数
52058歩
累計6117869歩
出費
風呂代・・350円
アイス×2・・182円
コーラ・・120円
メロンクリームソーダ・・120円
骨つきフランク・・100円
緑茶・・105円
おにぎりセット・・180円
パン・・120円
計1277円
累計764261円
食事
朝・・みたらし団子
昼・・おにぎりセット、パン、緑茶
道中・・コーラ、メロンクリームソーダ、骨つきフランク、アイス×2

404日目 阿久根~串木野

20080516111607
5月13日。7時半起床。
寝袋にくるまって寝ていたら、いきなり雨が降ってきた。なんか様子がおかしいなと思って目を覚まし、寝袋から顔を出すと土砂降りである。自分が寝ていたベンチというのは変わった形のベンチで、なんと言ったらいいのか、玉子を半分に割って、下半分がコーヒーカップ様の椅子、上半分が屋根という感じのベンチだったのだけど、横から吹きこんでくる雨が寝袋にバスバス当たっていたのだ。
やばい。焦った。自分の寝袋はダウンなので、濡れてはいけないのである。急いで寝袋を脱いで、背中で雨を受けながらグルグルに畳み、リュックにしまった。と、今度は急に雨が止み始めた。どうやら、通り雨だったようである。朝から人騒がせな雨だ。
今日のルートは国道3号線から県道338号に折れて、県道43号を回るというルート。
この辺りまで来て、薩摩という文字をよく見るようになった。主に地名、駅名に薩摩が付くことが多く、薩摩川内(さつませんだい、と読む。自分はさつまかわちと読んで恥をかきそうになった)市や南さつま市など、薩摩という名称が今も生きていることを感じる。歴史に誇りがあるんだろうな。自分の地元は武蔵であるが、武蔵という名称をこれほどまでは使わない。
西郷隆盛の文字もよく見る。西郷隆盛、と言えば薩摩であり、桜島というイメージがある。歴史上でこれほどまでに、場所と人物のイメージが合致する人もそういないだろう。
ところで薩摩と言えば、さつま揚げにさつまいもである。さつまいもから作られる芋焼酎は鹿児島の名産品だ。自分は専らビール党で、焼酎はあまり飲まないのだが、せっかく鹿児島にいるのである。機会があれば、さつま揚げをつまみに焼酎なんぞ傾けてみたい。
途中、川内原発の横を通過。ちょうど退社時間だったようで、原発構内から車が続々と出てきていたけれど、皆、ゲートでチェックを受け出てきていた。原発はどこも物々しい雰囲気である。もう、いくつ原発を見たろう。柏崎原発では危なかった。あと3日4日遅く歩いてたら自分は被爆していたかもしれない。
山道を歩いていると、時々、自分が今上ってるのか下ってるのか分からなくなる時がある。あの感覚は不思議だ。あと、自分の歩くスピードと全く同じで顔にまとわりついてくる虫がいて、これにはイラッとくる。
そして、とうとうこの靴も底に穴が空いてしまった。アシックスのウォーキングシューズ「ハダシウォーカー」。43日間の命であった。自分の統計上、運動靴、スニーカーの寿命はだいたい徒歩千kmくらいだ。ソールがなくなってしまうのである。
夜、串木野の町に到着。この町から甑(こしき)島という島への連絡船が出ているが、この甑島、自分の記憶に間違いがなければ「Dr.コトー診療所」のモデルになった島である。仁木バイトの時に読ませてもらった単行本に書いてあった。上甑島と下甑島。少し興味がある。
その後、コンビニでビールを買って乾杯。串木野駅まで行くもののよい寝床が見つからずウロウロしていたところ、デパートのベンチを発見したのでそこで眠。

天候
晴れ時々曇り
気温
朝18℃ 昼27℃ 夜18℃
歩数
51955歩
累計6169824歩
出費
コーラ×2・・245円
アイス×2・・167円
野菜ジュース・・121円
パン・・116円
おにぎり弁当・・280円
白菜キムチ・・134円
のり弁当大盛・・370円
カップラーメン・・188円
ウーロン茶・・125円
缶ビール・・197円
串カツ・・150円
焼き鳥皮・・100円
いいだこ唐揚げ串・・160円
計2353円
累計766614円
食事
朝・・おにぎり弁当、パン、白菜キムチ、野菜ジュース
昼・・のり弁当大盛、カップラーメン、ウーロン茶
夜・・串カツ、焼き鳥皮、いいだこ唐揚げ串、缶ビール
道中・・コーラ×2、アイス×2

405日目 串木野~日置

20080516201303
5月14日。8時20分起床。
朝から暑い。夏みたいだ。デパートベンチにて起、後、串木野の名物『マグロラーメン』を食べようと、情報収集を開始。何故、マグロラーメンが名物かというと、串木野港はマグロ漁港であるかららしい。マグロといえば青森の大間港を思い出すが、こっちの方にもマグロ漁港があるのを初めて知った。こちらのマグロ漁は遠洋漁業らしい。
でね、自分は考える。マグロの遠洋漁業って、俗に言う『マグロ船』てやつじゃないかな、と。あの、借金のカタに2、3年船の上で働かされ、船上は無法地帯。ケツは掘られ、周りに気にいられないと船から突き落とされ事故死にさせられるという、噂の。
・・・。
まあ、いいや。聞けば気の毒、見れば目の毒である。知らんふりして、マグロラーメンを探すために駅の案内板を覗いてみることにした。
そこで町の地図を見ていると、一人のおっちゃんに声をかけられた。
「旅行ですか?」
「ええ、そうです。マグロラーメンを食べようと思ってお店を探しているんですけど・・」
自分がそう答えると、おっちゃんは続けてこう言った。
「あれはマズイ!」
意外な言葉であった。まあ、マズイなら食べることもないか。そう思い、
「そうなんですか・・。じゃあ、いいや」
自分はそう言って、その場を去ろうとした。
しかし食べないとなると、ますますマグロラーメンとはどんなラーメンなのか気になる。どうやらこのおっちゃんはよく知っているようだし、マグロラーメンが一体どんなものなのか、ここは一つおっちゃんに聞いてみることにした。おっちゃんはこう言っていた。
「マグロの頭よ。マグロの頭をダシに使ってるんだ。もし食べるんなら、この先に○○食堂ってのがあるから、そこで食べるといいよ」
「そこがおいしいんですか」
「おいしくないけどね。地元の人は食べないよ」
「へー、でもよくご存知ですね」
「んー、私はマグロ船のコックをやってたから」
「えっ?」
「コックをやってたから知ってるんだよ。マグロ漁船のね」
「マグロ船のコックですか?」
「そう」
もし、この時の会話に効果音をつけるならジョジョばりに
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
である。
びっくりした。何にびっくりしたって、自分はついさっきまで思いを巡らせていたマグロ船の乗組員だった人に話しかけられたことにびっくりしたのだ。すごく興味深かったが、このおっちゃんは自分と連れションをした後、電車が出る、と言ってホームに行ってしまった。
だから結局、マグロラーメンは食べなかった。

なんだか右目のまぶたがブヨブヨするので鏡を覗いてみたら、ものもらいが出来ていた。めばちこ、ってやつである。
マグロラーメンは諦めたが、同時におっちゃんにうまいさつま揚げの店を聞いておいたので、そこへ向かうことにした。と、その前に靴である。今の靴はもう限界だ。歩いていると砂利が入ってくる。ベンチを借りたデパートの靴屋にて新しい靴を購入した。アシックスのランニングシューズ。アシックスいいね。デザインがイマイチだが、いい靴を作る。お気に入りである。
さつま揚げ屋では、自分が期待していたようなさつま揚げのバラ売りをしていなかったので退店。自分としては肉屋のコロッケみたいにサッと食べられるものかと思っていたが、そうでもなかった。ちなみに鹿児島ではさつま揚げを『つけあげ』と呼ぶ。さつまいもは『金時いも』だ。考えてみれば、鹿児島にいてさつま○○なんて言うのも、地元の人からすれば変な感覚なのかもしれない。広島の人が広島風お好み焼きを広島焼きと言わず、お好み焼きと言うようなものだろうか。
温泉に入って、新しい靴を履く。さっぱりすっきり、調子がいい。
道中、濱田屋伝兵衛という焼酎の酒蔵を見学した。男一人の飛び込みであったが、快く蔵の中を見せてくれた。麹のいい匂いが漂っている。
販売所で試飲をして、うまいと思った焼酎を履き潰した靴と一緒に実家へ送ることにした。この酒、めちゃくちゃうまかったが、1000本限定で市場には出回っていない原酒とのこと。値段は張るが、こういう酒が容易に手に入るってのが酒蔵の素晴らしさである。この旅の中でウイスキー工場もワイン工場も見てきたが、一流の酒は何でもすっ・・・ごくおいしい!もう、全国の酒蔵を見学しまくって、地元に帰ったら酒蔵で働こうかと思うほどだ。
夕方、偶然見つけたバイキング料理の店にこれまた飛び込む。ここがなんと680円という格安の値段。サラダ、惣菜、カレーライス、チャーハン、焼きそば、デザート等々、3人前を頂いてゴチソウサマ。
江口蓬莱館という海辺の農水産物直売所に移動して眠。ここは道の駅のように規模の大きな施設であった。

天候
晴れ
気温
朝25℃ 昼25℃ 夜17℃
歩数
19859歩
累計6189683歩
出費
ポカリスエット・・120円
風呂代・・250円
バイキング代・・680円
生ビール・・500円
焼酎×2・・4000円
焼酎送料・・900円
メガマックLセット・・730円
靴・・6195円
計13375円
累計779989円
食事
昼・・メガマック、ポテトL、コーラL
夜・・バイキング料理、生ビール
道中・・ポカリスエット、焼酎試飲

406日目 日置~大浦

20080518144922
5月15日。8時半起床。
頭を手持ちのリジョイで洗ったから、頭からリジョイのニオイがするのだけど、リジョイのニオイはなんだか残念なニオイだ。

直売所ベンチにて起。起きると、すぐ横のたこ焼き屋でお兄さんが開店準備をしていた。
直売所にてイチゴを購入。1パック130円。安いっ!さらに、店の外でさつま揚げをバラ売りする出店があったので、ここでさつま揚げを2枚購入。ごぼう入り、にんじん入り、豆腐入り等々、1枚50円程度だ。安いっ!
ベンチに戻り、朝食。と思ったら、たこ焼き屋の一番たこ焼きが焼けたようで、おいしそうなのでこれも購入。朝から豪勢な朝食だ。
たこ焼き屋のお兄さんと話していたら、お兄さんはあまり旅人を好きではない人だった。旅人のことを
「夏になるとどっかから湧いてくるよね。彼らは」
と言っていた。続けて話を聞いていたら、
「あなたはやっぱり、あれ?親に資金援助とかしてもらいながらやってるの?」
と言うので、
「いえいえ、ちゃんと働いて稼いだお金でやってますよ」
と答えた。お兄さんは
「あ、そう」
なんて言いながら、たこ焼きをクルクル回していた。
もちろん旅人も様々なのだが、旅人を取り巻く人々も様々である。いい事を言ってくれる人がいて、いい事を施してくれる人がいて、嫌な事を言う人がいて、嫌味なことをする人がいる。単純に言えばそうなのだが、まあ、どの人ともタイミングであり、縁であると思う。
そのすぐ後にこんなことがあった。
朝食を食べ終え、海辺を歩いていると、ある看板が目に入った。
「田舎暮らし、物件紹介します」
不動産屋であった。
「こんな不動産屋があるんだな」
と思いながら歩いていた。すると、ちょうどその家から一人のおっちゃんが外に出てきたのだ。どうやら新聞を取りにきたらしい。おっちゃんは自分を認めるや、
「歩いてるの?」
と聞いてきた。
「そうです」
と自分が答えると
「朝ご飯は食べた?」
と言う。
「ええ、さっき食べました」
「パンくらいあるけど、食べていくかい?」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
「ホントに朝食食べた?食べなくて大丈夫?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
わずかな時間のことであったが、なんとも嬉しい出来事であった。
昼飯に立ち寄った店で海鮮丼を注文。サラダバー付きで980円。安いっ!そしてうまいっ!個人的にはサラダバーにあったきな粉もちが好きであった。ところで、ここは恐らく夜居酒屋になるのだけど、置いてあったドリンクメニューに日本酒がない。こっちの方では焼酎を飲むから清酒がない、と聞いたことがあったけど本当だった。飲み屋に日本酒がないのは軽くカルチャーショックだ。
途中から、自転車専用道を歩く。森の中を通る道にて、入り口に『マムシ注意』の看板を見た。その数分後、マムシに遭遇。伸びきった体で行く手を塞いでいる。どうしようか迷った。

たたかう
はなす
じゅもん
どうぐ

自分はまず
→はなす
を選択してみた。
「こんちゃーす」
と挨拶してみたが返事はない。どうやら、ただのマムシのようである。
「ダメか」
独りごちて、自分は
→たたかう
を選択した。
武器がないので武器をさがす。こいつを焼酎の中に漬けてマムシ酒でも作ろうか。そんなことを考えながら少し威嚇してみたが、マムシは依然として動きを見せない。
迎えた3ターン目。自分は
→どうぐ
を選択した。リュックの中からデジカメを取り出してマムシを撮り始める。するとマムシ、恥ずかしがって草むらに逃げていった。どうやらきゃつ、メスだったようである。よかった、よかった。自分は先へ進んだ。
万世特攻平和祈念館という施設を見学。太平洋戦争末期、窮地の日本軍はある作戦をここ鹿児島の各飛行場にて断行した。神風特別攻撃隊である。往きの燃料と積めるだけの爆弾を積み、敵艦に突っ込む、自爆の攻撃。
ここ万世特攻平和祈念館は、その特攻隊員達の遺影や遺書などが展示されている施設であった。
館内は凄まじかった。出撃前に自らの血で決意を綴った血書や故郷の親に宛てた手紙。そこには
「必中」
「轟沈」
「お母さん、ほめてやってください」
「国あっての我々です。家です」
といった言葉が並べられていた。
激戦地である沖縄に飛び立った隊員の多くは、10代後半から20代前半の若者。自分にはその『時代』がどんなものだったのか分からぬが、自分自身の生ぬるさはしっかりと痛感出来て涙が出てきた。
国あっての我々。国あっての家。
右寄りなわけじゃないが、これを古い言葉と言えるだろうか。彼らが今の日本を見たらどう思うだろう。例えば、年金のことでギャアギャアと騒いでいる国と国民を見て、これでよかったと思ってくれるだろうか。愕然とするんじゃないだろうか。自分には彼らの志がよほど崇高に思える。
戦後63年、アメリカは、そして日本国民自身は、この国をこんなに骨抜きにしてしまった。金、学歴、権利、あらゆる保障に身を任せていないと不安になってしまう、そんな弱い体にしてしまった。それはきっと自国への誇りを失ってしまったからだ。

自転車専用道を抜け、国道226号に出た自分は道中の自販機で缶ビールを買って歩いた。釣り銭が400円多かった。空に虹が3つかかっていた。
暗くなるまで歩いて、偶然見つけた公園型直売所ベンチにて眠。

天候
晴れ
気温
朝18℃ 昼25℃ 夜17℃
歩数
49450歩
累計6239133歩
出費
さつま揚げ×2(ごぼう、豆腐)・・110円
たこ焼き・・350円
海鮮丼(サラダバー付き)・・980円
万世特攻平和祈念館入館料・・300円
缶ビール210円
イチゴ1パック・・130円
スーパービッグチョコ・・50円
パン・・136円
かっぱえびせん・・126円
餃子1パック・・155円
計2547円
累計782536円
食事
朝・・さつま揚げ×2、たこ焼き、イチゴ
昼・・海鮮丼、サラダバー
夜・・かっぱえびせん、スーパービッグチョコ、餃子、パン、缶ビール
道中・・水、緑茶

407日目 大浦~笠沙

20080518163432
5月16日。8時20分起床。
直売所ベンチにて起。そういえば今週、ヤングマガジンで『赤灯えれじぃ』という自分の好きな漫画が最終回であった。まだまだ続きそうな感じで終わったので、その後が気になる。ダスティン・ホフマンの『卒業』ラストみたいだ。
いやーしかし、今までも山が多かったけど、鹿児島南部の山はすごい。山の中の山、って感じだ。逆から読んでも山本山って感じだ。それは海苔だ。
今日、道端を歩いていたら、自分の横をオート三輪が走っていったからびっくりした。たまに道端に棄てられているのは見るが、走ってるのは初めて見た。
自分の後ろから自転車に乗ったおっちゃんがやって来て、話しかけられる。自分がおっちゃんに
「どこへ行ってたんですか?」
と聞くと、片道1時間20分かけてパチンコ屋に行ってきたのだと言う。
『海』で軽く出た、と話していて、帰りにどこかのホームセンターに寄ってきたらしい。両手にビニール袋をぶら下げ、自転車カゴの中には新品の鳥カゴが入れられていた。おや、鳥を飼うのかな、と思ったが別に聞かなかった。
これから自分が回る野間半島の町は石垣が多いらしい。歩いていると、なるほど、道端にも結構石垣を見かける。驚いたのは、山の急斜面を削って作られていた石垣の段々畑である。よくこんな所に・・といった景色なのだ。何故、こんなに石垣が多いのだろう。
夕方、トンビが海面を叩いていた。魚を探しているのだが、餌はなかなかつかまらない様子。最近は、とても暑くなった。汗をかきながら自分は坂を上り、坂を下り、海と森を見つめながら歩いた。
野間半島の先端にあった笠沙恵比寿という観光・宿泊総合施設にて日帰り入浴。新しい施設で快適だった。風呂上がりにビール。土産売り場でカップラーメンを買って食べていたら、フロントのお姉さんがお盆にご飯とお新香をのせて持ってきてくれた。
感動。ホスピタリティー精神ってやつだろうか。
「ご飯、少し冷めて硬くなっちゃってるかもしれませんけど」
と言っていたが、とんでもない、うめぇうめぇってむさぼり食べた。
夜、礼を言ってそこを後にし、山の中を行く道。友達から電話を貰ったが、着信音でビビる。そのケータイもその内、圏外になった。『杜氏の里』という焼酎伝承展示施設にたどり着き、庭の東屋にて眠。犬がよく吠えていた。

天候
晴れ
気温
朝24℃ 昼26℃ 夜18℃
歩数
32763歩
累計6271896歩
出費
風呂代・・360円
缶ビール・・210円
コーラ×2・・225円
アイス×4・・420円
鶏唐揚げ・・200円
パン×2・・236円
カップラーメン・・168円
おにぎり×2・・200円
野菜ジュース・・120円
どでかばー・・52円
計2191円
累計784727円
食事
朝・・鶏唐揚げ、パン、コーラ、アイス
昼・・おにぎり×2、どでかばー、野菜ジュース
夜・・カップラーメン、パン
道中・・アイス×3、コーラ、缶ビール

408日目 笠沙~枕崎

20080519105813
5月17日。9時起床。
東屋ベンチにて起。後、引き続きの山道を歩き出す。昨日から、この辺りはケータイの電波も途切れ途切れである。圏外になったのなんていつぶりだろう。そんな中、地元の友達Bさんから電話があって、6月10日のクロマニヨンズライブのチケットが取れたことを教えてくれた。
というのは、自分は6月7日に兄貴の結婚式で地元に一旦帰るのだけど、10日に隣の熊谷市でたまたまクロマニヨンズのライブがあると聞いたもので、Bさんに頼んで、チケットが取れたら観に行こうという話をしていたのである。
でも、頼んでおきながら取れると思わなかったんだよね。クロマニヨンズでキャパ300位のチケットなんてさ。しかもロッピで。Bさん、ごめん。自分はもう最近のライブ事情をよく知らないし、なんか変わったのかもなあ。まあ、何にせよ嬉しい。感謝である。
自分はライブハウスが好きなんだ。カウンターで酒を飲みながら、名も知らぬパンクバンドの演奏を聴く。アコースティックを聴く。そういうのが好き。
海沿いの山道を歩きつつ、ほどよく見つけた食堂で昼飯。メニューは刺身定食のみである。店主が
「800円でよか?1000円?」
と言うので、自分は
「じゃあ、1000円でお願いします」
と言った。素朴で飾りっ気のない感じが心地いい。どんなのが出てくるか楽しみになった。
お膳を待つ間、店のおじいちゃんと会話。おじいちゃんが、長崎の地図を見せてくれ、と言うので地図を見せてあげた。どうやら、おじいちゃんは長崎に原爆が投下された時、近くの三菱造船所で工員として働いていたようで、貴重な話を色々と聞かせてくれた。実に生々しい話であった。
出てきた刺身定食は、豪勢だった。だいぶサービスしてくれたのだと思う。食後にコーヒーまで頂いてしまって、お礼を言い退店。
ちなみに、この食堂がある場所は秋目という地域なのだけど、ここは映画『007』のロケ地になった場所らしい。丹波哲郎が出演したやつ。あと、鑑人和上の日本上陸地だそうだ。
道中、立ち寄った商店ではビワを頂いた。長崎でよく見かけたビワだが、鹿児島でも名産らしい。甘くておいしかったので、店のおばあさんに
「ビワが甘くておいしいですね」
と言うと
「おいしいでしょ?」
とおばあさんは笑っていた。
帰り際、自分の旅について
「何か得るものがあるよ、頑張んなさい」
とも言ってくれたのだった。
夕方、枕崎市街地入り。市街地に入ると安心する。枕崎はカツオで有名な町である。ねじめ正一さんの『高円寺純情商店街』に枕崎の鰹節のくだりが出てくるのを思い出した。街中にはカツオ、かつお、鰹と、カツオの文字が踊りまくっていた。どうでもいいのだけど、行司の38代式守伊之助さんは枕崎市出身らしい。ガードレールに横断幕が出ていた。
銭湯に入り、コインランドリーで洗濯をして、スーパーにて半額になった惣菜を買い込み、店前のベンチにて一人酒盛り。しっかりとカツオの刺身も購入。うまうま。買い物客のおっちゃんと話をしたりしながら夜も更けて、そのままベンチにて眠。

天候
晴れ
気温
朝21℃ 昼27℃ 夜22℃
歩数
46332歩
累計6318228歩
出費
コーラ・・150円
刺身定食・・1000円
アクエリアス・・150円
ラムネ・・100円
スーパービッグチョコ・・50円
風呂代・・360円
コインランドリー代・・600円
アイス×2・・193円
缶ビール×2・・324円
ピーチジュース・・126円
Tシャツ・・500円
カツオの刺身・・240円
デザートパイン・・70円
肉団子と野菜の甘酢和え・・149円
豚バラあぶり焼き・・123円
ポテトサラダ・・77円
計4212円
累計788939円
食事
昼・・刺身定食、コーラ
夜・・カツオの刺身、肉団子と野菜の甘酢和え、豚バラあぶり焼き、ポテトサラダ、缶ビール×2
道中・・アイス×2、ピーチジュース、アクエリアス、ラムネ、スーパービッグチョコ、ビワ×2

409日目 枕崎~松ヶ浦

20080520091812
5月18日。8時半起床。
いけね。リジョイじゃなかった、メリットだった。ごめんなさい。

スーパーベンチにて起。近くで祭りが行われるようで、朝から人が多い。スーパー開店と同時に入店し、朝食を調達。で、半日、スーパーのフードコートに居た。
実は、ここ枕崎ではやろうと思っていたことがあったのだけど、それが事情により白紙になってしまったのだ。
やろうと思っていたこと、というのは、自分がこの旅の途中で出会ったお坊さんであるが、お坊さんのお寺がここ枕崎にあったので寄っていこうと考えていたのである。しかも、ただ寄ろうとしていたのではなく、そこに滞在させて頂く気でいた。
広島にて旅を再出発する段取りの中、うちの親父が
「お坊さんの所へ行ったら、ちょっと修行をさせてもらえよ」
と口を酸っぱくして言っていたのは、このブログにも書いたと思う。バカ正直に受け取ったわけではないのだが、
「へえへえ」
なんて返事をしながら、自分自身もそのつもりでいたのだ。というのはつまり、お寺で数日間お世話になって、自分の精神を少しでも鍛えなおせたらなあ、という願望があったのである。この旅を豊かなものにするためにも。
ちょっと話はズレるけど、自分というのは見えているようでなかなか見えていないものだ。むしろ、自分は自分がしっかり見えていると自惚れた時ほど、自分というのは見えていないもので、これには本当に苦しめられる。
『過ちて改めざる、これを過ちという』
なんてことを言う。靴の乱れは心の乱れ。いや、この乱れ方!ってそこらへん、まず過ちを自覚するためにお坊さんの教えが聞きたかったのだ。
それで枕崎まで期待しながら歩いていたのだけど、お寺に電話してみたら、お坊さんは新たな修行に出ていて居ないのだという。電話口の女性に聞いた話だと、室戸岬で百日行という百日間洞窟にこもっての修行をしているらしい。本当にすごい人である。それで、その修行が明けるのが7月というので、自分は今回の事を断念したわけだ。
そんなわけで、それから先の予定も大幅に変更となり、その組直しに今日はだいぶ時間を割いた。
それまで立てていた予定を簡単にまとめると、
5月末まで修行

3、4日で鹿児島市へ移動

フェリーにて、鹿児島→屋久島→鹿児島

鹿児島から鉄道にて地元へ
という形である。
それの頭が抜けてしまったので、正直これには参った。5月末までどう過ごすかが問題だ。あまり時間を無駄にもしたくないが、焦って沖縄に入ったり、鹿児島を突き抜けたりすると色々不都合が起こる。
で、自分が考えた案は以下の通りである。
①ストレートで鹿児島市街地に入り、日取りを調整しながら鹿児島市内観光と短期バイト。
②ストレートで鹿児島市街地に入り、鹿児島から屋久島、さらに種子島、奄美大島などを巡るオプション的離島観光。
③知覧、開聞岳、指宿などの鹿児島県内観光に時間をかけて回り、6月頭に鹿児島市街地に入る。
下手に進んでもごちゃごちゃしてしまうし、ただ闇雲に過ごすのもバカらしいしで、さあ、どうしたものかとゆっくりゆっくり歩きながら考えた。
で、答えが出ぬまま10km位歩いて、バス停小屋にソファーを発見したので、そこに横になりながらまた考えて、そのまま眠。

天候
晴れ
気温
朝23℃ 昼25℃ 夜22℃
歩数
17555歩
累計6335783歩
出費
缶ビール・・197円
回転焼きカスタード・・80円
レモンティー・・88円
おにぎり×2・・210円
飴・・100円
こんにゃくゼリー・・100円
ぶどうゼリー・・88円
パン×2・・275円
ビワ1パック・・100円
ポリンキー・・105円
タコ刺し・・210円
酢の物・・107円
さつま揚げ×2・・100円
計1760円
累計790699円
食事
朝・・おにぎり×2、パン×2、ぶどうゼリー、こんにゃくゼリー、レモンティー
夜・・タコ刺し、さつま揚げ×2、酢の物、ポリンキー、ビワ×8、缶ビール
道中・・飴

410日目 松ヶ浦~頴娃

20080522100217
5月19日。7時10分起床。
昨日、電子手帳が壊れてしまって電器屋に持って行ったのだけど、メーカー修理になりますとのことで諦めた。

バス停ソファーにて起。ソファーはベンチと違う。So Fur.そう、ファーのような柔らかさである。って、なんのこっちゃ。
歩き始めてしばらくすると、ポツポツと雨が降ってきた。いや、ツポツポだったかもしれない。スカみたいに裏拍で。ッポッポッポッポ。
まあ、雨の音なんかどうでもいいんだ。
結構激しい雨だったので自分はコインランドリーに避難した。で、しばらくコインランドリーにいた。TVで水戸黄門を見たな。越後のちりめん問屋の爺の正体は、なんと副将軍水戸光圀公だったってんで、皆驚いていた。
「ええい!頭が高い!控えおろう、控えおろう!」
角さんを名乗る体格のいい男が懐から印篭を取り出すと、その印篭がどアップになってティラーンという効果音と共に菊の御紋が画面に全映しになる。周りで騒いでいた輩が、うっは、わいや、ヒハヒハ、狼狽して膝をついている、なんて有り様なのがおかしくて愉快であった。
そこで番組を切り替えたけど、料理番組とかしかやってなかったので外に出て、自分は雨の中を歩くことにした。
コンビニに入る。歩く。農協に入る。歩く。をした後、今日はもうホテルに泊まることにした。雨の日に怠けるのは好きじゃないが、まあ晴耕雨読というし、無理して歩くこともないでしょ、御隠居!って、うっかり八兵衛の真似をして、宿で休むことにしたのだ。
というわけで、夕方ホテルに入って、風呂に入って、ビールを飲んで、浴衣で布団に寝転んだ。いやぁ、愉快痛快。若女将が美人だった。自分が本物のうっかり八兵衛ならイチコロである。
ところで、ケータイで宿を調べた時、この近辺には宿泊施設が2軒あって、自分は両方に電話をしてこのホテルに泊まることにしたのだけど、こちらの方が料金が高かった。
本当は安い方に泊まりたかったのだが、安い方の電話に出た女将は、自分が
「素泊まりでおいくらになりますか?」
と聞いたところ、声が曇り
「素泊まり・・ですか」
と言ったので、やめたのである。
素泊まりを嫌がる宿は結構多い。嫌がっているわけじゃないのかもしれないけど、声のトーンが落ちるのでそういう印象を受ける。何故だろう。儲けが減るからだろうか。自分なんか料理を作る手間が省けていいと思うんだけど。

ホテルの部屋でTVを見ていたら、何だか今、鹿児島がアツいらしいということを知った。最近、鹿児島各所で篤姫、篤姫って、篤姫を推すポスターをよく見かけていて、自分は「篤姫って誰?」と思っていたんだけど、NHKの大河ドラマで『篤姫』という、大奥を題材にしたドラマをやっているんだそうで、いや、知らんかったなあ。鹿児島がその篤姫の出身地ということで、元々の鹿児島の魅力にプラスして今アツいみたいである。
しかもそれが、自分が今歩いている開聞岳やら指宿の辺りだってんで、もう、自分は決めた。明日は天気もよくなるし、観光を重点に回ることにする。幸い、ブログのコメントでもその辺りの観光スポットを教えてもらったので、助かった。
鹿児島ってすごく力強い土地である。歩いていて『地力』を感じる。鹿児島は鹿児島だけで生きていける、といったような誇り高い勇ましさを持っている気がする。薩摩隼人のプライドか。素敵である。
ホテルの窓から雨に霞む開聞岳を見つめ、ムッフッフと一人笑い。布団にてゴロゴロ眠。

天候

気温
朝22℃ 昼23℃
歩数
15943歩
累計6351726歩
出費
宿代・・5250円
カップラーメン×2・・333円
おにぎり×2・・215円
乳酸菌飲料・・105円
グミ・・231円
パン×2・・165円
カフェオレ・・88円
ハンバーガー・・105円
缶ビール×2・・410円
ポテトチップス・・88円
カール・・88円
キムチ・・64円
白菜漬け・・64円
スパゲティサラダ・・99円
計7305円
累計798004円
食事
朝・・カップ沖縄そば、おにぎり、パン、乳酸菌飲料、ハリボーハッピーコーラグミ
昼・・ハンバーガー、パン、おにぎり、カフェオレ
夜・・ポテトチップス、カール、カップラーメン、白菜漬け、キムチ、スパゲティサラダ、缶ビール×2、緑茶
道中・・飴

411日目 頴娃~開聞

20080523093410
5月20日。6時40分起床。
布団にて起床。浴衣で布団に寝ると、朝必ずはだけているんだけど寝相が悪いんだろうか。
起き上がって、お茶を飲む。ポットで湯を沸かして、急須で茶をいれる。それを湯呑ですする。・・うまいなぁ。朝茶は七里帰っても飲め、なんて言う。七里帰ってたら日が暮れちまうじゃねえか、と思うけど、まあそれだけ体にいいってことである。うまいよな、茶は。
ホテルを出る時に、大女将から飴を1袋頂いた。昨日、若女将と旅の話をしたから、きっと若女将に旅の話を聞いたんだろう。旅のことを応援してくれた。
さあ、今日はどこをどう回ろうか。コンビニで朝食をとりながら考えてみた。開聞岳がよく見える。開聞岳には薩摩富士というあだ名がついているが、全く富士山のように秀麗な形をした山である。美しい。
とりあえず自分は、この開聞岳をグルッと回る外周道路を歩いた。セミの鳴き声が聴こえる、車通りの少ない林の中の道であった。そこを抜け、二手に分かれた道でどちらに進もうか立ち止まって考える。
本来のルートなら右。だが、自分はやりたいことがあった。開聞岳を眺めているうちに、開聞岳に登ってみたくなったのである。開聞岳に登るためには、登山口のある左である。時刻は午後1時過ぎ。その場で20分ほど悩んで、左に曲がった。開聞岳に登ることにしたのだ。
開聞岳は日本100名山の1つだそうだ。標高は924mとそれほど高くはない。下から見上げる分には、サッと登れそうな山である。
登山口に到着したのは午後2時過ぎ。山に登るには遅い時間だろうか。自分は山登りをさっぱり知らないので、山登りの常識みたいなこともさっぱり知らない。登山口では、今下山してきたらしき登山客が数人いたので、挨拶をして情報を聞いてみた。その中に同年代と思しきカップルがいたので、しばし会話。やっぱり山に登るには遅い時間らしく
「これからですか!?」
と言っていた。しかし、遅すぎるというわけでもないらしい。
彼らの装備は『山登り』って感じで、それを見た自分は少し不安になったが、自分だって考えてみれば山登りみたいな恰好である。むしろ、テントと寝袋を装備しているし、ズボンもリュックもモンベルであるから、十分な装備だ。初めて気づいたが、いつでも山に登れる恰好をしていたのである、自分は。靴がランニングシューズというのが心許なかったが。
さあ登ろう、としたところでカップルが自分に
「水は持ちました?」
と聞いてきた。
水?あれ、山登りに水持つのって常識かな?と考えて
「いや、持ってません」
と答えると、
「・・山登りは初めてですか?」
と言うので
「ええ、初めてなんですよ。開聞岳が綺麗だったので、登ってみたくなったんです」
と自分は言った。
するとカップルは自分に困ったような表情を向け、
「水は持っていった方がいい」
と言って、新品のペットボトルの水をくれた。
どうやら山登りに水を持つのは常識らしい。お礼を言って受け取った。
登山口を登り始め、自分は駆け足で山を登っていった。開聞岳を駆け足で登りきろうと思ったのである。何度も言うが、自分は山登りなど普段しないから、山登りの常識など知らない。駆け足でいけるだろ、と思ったからタッタッタッタッと走っていったのだ。
ところが、これが10分でバテた。
山の傾斜は結構きつかった。なんだか、すっごい汗である。もうだいぶ登っただろうと思って、途中にあったベンチに腰かけ、立て札を見てみると2.5合目とある。登山口が2合目だったから、0.5合しか進んでいない計算になる。
びっくりした。こんなに疲れたのに、まだ20分の1しか進んでいなかったのである。もうここで下山しようかと思った。すでにさっきもらったペットボトルの水もここでほとんど飲んでしまった。何やってんだよ、って感じだ。冗談でなく、本気でやってこれなのである。
だが、まあまあ、しかしね、そこで諦めぬのが高沢里詞。0.5合で諦めたら男が廃るよ。知らねえよ、山登りなんてよ、と呟きながらハアハア言って登り続けた。
山頂からの景色はそりゃ大層なものであった。山登りって楽しいなと思った。結局、下山時間も含めて、なんだかんだで目安よりもだいぶ早く往復出来た。これは正直、毎日歩いている効果であると思う。足自体に疲労は感じられなかった。
夜、寝床を探すものの良い場所が見つからず、自分は初めてテントを建てることにした。記念すべて初のテント設置場所は、無人駅の駐輪場であった。駅にベンチがなかったんだよね。だから仕方なく駐輪場にテントを建てた。
テントの中で晩酌をして、寝袋にくるまって眠。

天候
曇り
気温
朝24℃ 昼26℃ 夜18℃
歩数
43460歩
累計6395186歩
出費
パン×3・・218円
コーヒー・・100円
缶ビール×2・・415円
カップラーメン・・195円
スーパービッグチョコ・・53円
もずく酢・・98円
ところてん・・100円
ポテトスナック・・100円
惣菜セット・・158円
タコ刺し・・166円
しみチョココーン・・58円
計1661円
累計799665円
食事
朝・・パン×3、コーヒー
夕・・カップラーメン、スーパービッグチョコ、缶ビール
夜・・もずく酢、ポテトスナック、惣菜セット、タコ刺し、缶ビール
道中・・水、飴

412日目 開聞~指宿

20080523103816
5月21日。7時起床。
駅駐輪場テントにて起。テントの中で、昨日買ったしみチョココーンを食べる。と、テントの周りがガヤガヤし始めた。電車通学の学生が駅にやって来たようだ。テントの中で息を潜める。って何で息を潜めるんだと思われるかもしれないが、送り迎えの親などがいて今見つかったら問題になりそうだからである。
電車が行って静かになったところでテントから出て、それを畳む。テントを畳んだ後、ゆっくりとところてんを食べた。うまし。
歩き始めてすぐ、日本最南端のJR駅、西大山駅に到着。記念撮影。いやぁ、きたね。最北端稚内駅、最西端佐世保駅、最南端西大山駅、残すは最東端の北海道根室駅である。別に鉄ちゃんじゃないんだけどね。なんとなく駅を目標にしている。
今日は指宿に行って、砂むし温泉に入る予定。途中、少し長めのトンネルを抜けた。
トンネルの中というのは結構汚れている。車通りの多いところなど、目が痛くなるし、すぐ鼻も詰まる。のどもおかしくなる。車で走ると気づきにくいかもしれないが、運転する時は窓を閉めた方がいい。
指宿の温泉街は栄えていた。さすが指宿、といったところである。街の至るところで『篤姫』の文字を見たのだけど、篤姫って大河ドラマでやる前からこんなに人気があったのだろうか。それとも大河ドラマがきっかけなんだろうか。すごいプッシュである。他にも指宿には、与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑なんてものがあった。
砂むし温泉は、イメージ通りであった。あれ、浴衣で入るんだけど、浴衣の中はすっ裸なんだね。当然と言えば当然なんだけど、砂に埋もれた自分の目の前を、こう、温泉上がりで蒸された女性が通り過ぎて行くんだよね。ちょっと浴衣が汗で濡れてほてってはだけた感じの女性がさ。それがとてもエロかった。だって、中はスッポンポンでしょ。あれは水着よりエロい。自分の目の前が通路だから、皆そこを通っていくのだけど、もう混浴みたいなもんである。
風呂から上がった自分は、知林ヶ島という島へ向かった。ここは干潮になると海にモーゼみたいな砂の道が現れて、800mほど先にある島まで歩いて渡れるようになるという面白い名勝である。ちょうど干潮を狙って行ったのだが、海に現れた砂の道を渡ろうとしたところ、
「もうすぐ潮が上がってくるから、島へは行っちゃダメ」
と、監視員のおっちゃんに止められてしまった。交渉の末、半分まで行くことが出来たが、半分行ったところで特に何もなく、砂の上に干上がったクラゲを写真に撮って戻ってきた。
夜、道の駅「いぶすき」まで移動。道の駅の売店は閉まるのが早い。閉店した焼き鳥屋台の前に、大きな発泡スチロールに書かれた日本地図があって、これが面白かった。
「あなたはどこから来ましたか?出身地に食べ終わった串を刺してね」
とあるのである。実にナイスアイデアだと思った。ゴミは減るし、刺すのも見るのも単純に面白い。これを考えた人は偉い。串がたくさん刺さっていて、埼玉から来ている人も何人かいた。
その後、奥の東屋にてベンチを見つけたので、そこで眠。

天候
晴れ
気温
朝17℃ 昼25℃ 夜17℃
歩数
40528歩
累計6435714歩
出費
コーラ・・120円
砂むし温泉代・・900円
ハムエッグミックス弁当・・390円
新茶・・100円
ポリンキー・・53円
カップラーメン・・189円
ファンタパイナップル・・105円
スーパービッグチョコ・・50円
オレンジジュース・・168円
パン・・110円
計2185円
累計801850円
食事
寝起き・・しみチョココーン、ところてん
朝・・ハムエッグミックス弁当、新茶
昼・・カップラーメン、ポリンキー、スーパービッグチョコ、ファンタパイナップル
夜・・パン、オレンジジュース
道中・・コーラ、飴

413日目 指宿~鹿児島

20080524131450
5月22日。9時起床。
道の駅、東屋ベンチにて起。ここは少し小高くなった丘にある東屋で、景色がいいし、ムードあるしで、昨夜は深夜でもカップルがちょくちょく来ていた。しかし、カップルもまさか深夜にこんなところで人が寝ているとは思わないのだろう。キャッキャと騒いでいたのが、自分を確認するや、シーンとなって去って行くのである。自分はそれを見ているわけじゃないが、気配で分かる。
「あ、今こっちに気づいた」
といったような。自分としては、周りがいくらうるさくても寝られる性格なので一向に騒いでもらって構わないのだが、向こうは気味が悪いのだろう。でも、そこしかベンチがなかったので、悪いなと思いつつ寝ていた。まあ、「さっきあそこに人いたよね」位で盛り上がって頂ければ幸いである。
昼飯にざるうどんを食べたが、めんつゆが甘かった。九州では関東や関西と違って醤油が甘く、これにはもう慣れたが、めんつゆまで甘いとは。何故、甘いのだろう。まるで砂糖を大量に溶かしたみたいである。
道中にプライベートビーチ付きの中古一戸建てが売られていて、軽くカルチャーショックを受けた。温泉地では温泉付きの物件があるし、珍しいことじゃないのかもしれないが、プライベートビーチなんてまるで海外の島の別荘みたいである。自分は海無し県の埼玉で生まれ育ったから、これだけ毎日海を見ていても、まだどこか根本的な所で海に対する幼稚な憧れがあるのである。
その後も、屋久杉の民芸品店なんかを見学しつつ、爆風スランプの『Runner』を聴きながら歩いた。ランナーはいいね。爆風はいい。好きなバンドの一つだ。
しばらく調子よく歩いていたのだけど、そこで親から電話がかかってきた。おかんが、
「沖縄と屋久島が梅雨に入ったから今屋久島に行くと危ないよ」
と言う。しかし、梅雨明けを待っているわけにも行かず、
「梅雨位なら大丈夫だよ」
と言うと、
「あんたはね、またそうやってなめてるとね、ハブなんかが出てきて怖いんだから」
かなんか言い出して、自分は別になめているわけでなし、また、ハブが怖かったら誰も沖縄には行けないだろう、第一、屋久島も沖縄もおかんは行っているはずである、と思いながらも、
「うん、うん」
と聞いていたら、
「あんたね、そうやってうんうんなんて聞いてるふりしてちゃダメなんだよ!屋久島だって縄文杉までは長いんだから、ガイドさんがいないといけないんだからね、梅雨になるとね・・」
と繰り返すので、自分はつい声を荒げて
「わぁかってるよ!」
と言ってしまい、また喧嘩になった。
心配してくれるのは分かるのだけど、うちのおかんはその気持ちを伝えるのが下手であると思う。自分も分かっていて声を荒げるくらいなのだから、これも遺伝か、負けず劣らず不器用な性格なのだけど、こんな時に助け舟を出してくれるのは大抵親父で、
「梅雨に入ると色々危ないから、そんなに焦らず、もしあれだったら少し早く家に帰ってきて、こっちでバイトでもすりゃいいじゃねえか、って事で電話したんだよ。別にいいんだよ。お前の好きにすりゃいいよ」
と話をまとめてくれた。
親父のセリフを聞いて、ああそういうことだったのか、と思い反省し、
「分かった。考えてみるよ」
という言葉も出てきた。
おかんも親父も言いたいことは同じなのだ。それは分かっているのだけど、おかんの言い方はどうも感情的で参る。で、その後、自分は決まって自分の幼さを責めなければいけなくて、そんなことをしている内に、今日もガタガタと調子が悪くなってしまった。相変わらずメンタル面が弱いな。なんて考えている内に、マイナスマイナスになっていく。終いには、おかんを責め始めてしまう。歩きはストップである。
こうなると男ってのは厄介な生き物で、自分の頭の中で問題が解決するまでは他の事が手につかなくなる。キリまで黙って考え込んでしまう。
コンビニにて天気予報を見てみたら、確かに明日から屋久島は雨だし、出来るだけ早く家に帰ろう、と決めた。そうなんだよな。こういう空いた時間だからこそ、自分は少し早く家に帰っておかんを安心させてあげないといけないよな、とそこに考えが至ったのである。自分、合ってるだろうか。あまり自信はないな。
どうやって帰ろうか。今はその帰り方を考えている。

天候
曇り
気温
朝25℃ 昼26℃ 夜22℃
歩数
29868歩
累計6465582歩
出費
大盛ざるうどん・・650円
ポカリスエット・・98円
サクサクしっとりチョコ・・105円
アイス×2・・252円
たこやきスナック・・105円
グリーンアップルティー・・105円
缶ビール×2・・422円
かしわおにぎりセット・・80円
携帯平型アダプタ・・580円
カップラーメン・・195円
計2592円
累計804442円
食事
昼・・大盛ざるうどん
夜・・かしわおにぎりセット、たこやきスナック、カップラーメン、缶ビール×2
道中・・ポカリスエット、サクサクしっとりチョコ、グリーンアップルティー、アイス×2、飴

414日目 鹿児島滞在

20080526161418
5月23日。8時50分起床。
コンビニのイートインスペースにしばらくいて、近くのベンチに移動、少し横になってから起きて移動を開始した。
もうすでに鹿児島市内に入っているのだが、ここから鹿児島市街地を目指す。最近の市町村合併でか、どこの都市も町が大きいが、鹿児島市も例外でなく、市内に入ってから市街地まで軽く30kmはある。ただ、広い範囲で町が栄えているので、国道を歩いていてもずっと街中を歩いているような安心感があった。歩道も広く快適だ。
そんな道を歩いていたら、自分の脇に1台の車が止まった。なんか座席が革張りのVIP車である。助手席の窓が開いて、奥の運転席からおっちゃんがこちらを覗き込み、
「旅をしてるの?」
と聞いてきた。
「ええ。そうです」
と答えると
「あの、よかったら、乗ってかない?」
と言う。
わざわざ自分を乗せようとして、この車通りの多い国道で止まってくれたのだ。
「ありがとうございます。でも、歩き旅なんで大丈夫です」
と、いつものように断ると、おっちゃんは
「ああ、そうなんだ。いや、ほら、自分も昔旅をしてたもんだから」
と言うので、自分は笑って
「やっぱり、そうでしたか」
と答えたのだった。
おっちゃんは
「頑張ってね」
と言って先へ走って行った。
今まで何度もあったことだ。色んな車が止まってくれた。その中には元旅人の方が多かった。旅に出てみれば、世の中には何故こんなにいい人が多いのかと思うほど人に助けられる。だから、旅人は旅をやめた時、ごくごく自然な流れで人を助ける側に回れるのだと思う。自分が出会ってきた旅人の方達は口を揃えてこう言う。
「いや、自分がそうやってよくしてもらったからさ、自分もそうしたいんだ」

鹿児島市街地に到着。とりあえず、ここで一旦旅を中断である。明日にでも実家に戻ることにして、今日一日は鹿児島市内の観光を中心にブラブラ土産物でも見て回ろうと思う。
山形屋というシニセ~な感じのするデパートで薩摩切子のグラスを見てみたら、やはりこれは高いね。お猪口が2万強だもの。宝石みたいであった。
薩摩には変わったお猪口があって、『そらきゅう』という名前なのだけど、これはどういうお猪口かと言うと底がないお猪口である。底がないというのは、置けないということだ。三角の器で、下がとがったままなのである。だからずっと手に持っていなければいけない。仲間と酒を飲む時に「そら!」と注がれた酒をすぐにきゅうっと飲まなければいけず、それで『そらきゅう』という名前がついているのだ。
他にも薩摩焼酎やら郷土品を散々見て歩いた自分は、金券ショップを回り、明日の帰省方法を模索。『こむらさき』という有名なラーメン屋で鹿児島ラーメンを食べ、キャパルボというライブハウスに向かった。なんかライブやってるかな、と思って行ったのだが、見知らぬビジュアル系バンドが出ていたので、それを見てきた。コスプレしている女の子の観客がたくさんいた。
で、温泉にも入り、満足満足。深夜、商店街のベンチで寝ていたら、警察がやって来た。というのは、自分の寝ていたベンチが交番の目の前だったのだ。全く周りを気にしていなかったので、警察がやって来て起こされ、
「君、それ何の建物か分かる?・・交番なんだよね、それ」
と言われた時、
「ああ・・本当だ」
と間の抜けたことを言ってしまった。一通り聞かれたことを答えたら、お巡りさんはジュースをおごってくれた。
その後、ネットカフェに移動して眠。そうそう、鹿児島市内を観光していたら、パチンコ屋でイベント撮影会中のモト冬樹さんに会ったので、一緒に写真を撮らせてもらいました。

天候
曇り
気温
朝21℃ 昼26℃
歩数
31744歩
累計6497326歩
出費
ライブ代(1ドリンク)・・2300円
ジーマ・・400円
風呂代・・360円
ラーメン・・1000円
缶ビール・・197円
オレンジジュース・・84円
おにぎり×2・・210円
野菜ジュース・・84円
パン・・105円
ラズベリーティー・・105円
特盛カレーライス・・700円
計5545円
累計809987円
食事
朝・・おにぎり×2、パン、野菜ジュース
昼・・特盛カレーライス
夜・・ラーメン
道中・・飴、オレンジジュース、ラズベリーティー、缶ビール、生ビール、ジーマ

415日目 地元(1)

5月24日。
というわけで・・埼玉への帰省。愛する行田への帰省。
旅に出ている間は実家に帰ることはないだろう、と思っていたのだが、これで結局2度目の帰省ということになる。2度とも結婚式が理由であるが、自分が旅に出てからというもの、周りでの結婚話が多い。25歳。そういう歳なんだろうか。
鹿児島から埼玉まで、散々帰省の仕方を考えた自分は、新幹線をチョイス。鹿児島中央駅みどりの窓口で
「埼玉の熊谷まで新幹線自由席で」
と購入した切符は、29500円であった。ちなみに自分の調べた限り、公共機関で一番安いのは夜行バスの乗り継ぎである。今回は生物の土産物などを持っていたので新幹線にしたのだが、それでも10時間かかるのだから、鹿児島というのはやはり遠い。
実家に到着したのは夜。わずか半年ぶりであまり大した感慨もないが、町は微妙に変わっていた。しかし、この空気。地元である。少し汚れてて、生ぬるくって、愛すべき空気。体がよく覚えてる。

416日目 地元(2)

20080527160827
5月25日。
実家のパソコンにて、ブログを確認。これ、投稿した写真が全く見れないすね。どなたか見られる方いらっしゃいますでしょうか。しばらくパソコンと格闘していたのですが敗北。原因不明。
ブログトップページにカテゴリを追加しました。実家にいる間に出来るだけ、ブログの方、整理整頓したいです。
夜、親父とおかんと3人で行きつけの居酒屋へ。飲んで食べて、カラオケ。飲みまくって、深夜、ハッと起きたら実家の居間で倒れていた。胃腸薬飲んでベッド眠。

417日目 地元(3)

20080527172240
5月26日。
朝から実家の手伝い。実家は鉄工業を営んでいるのだが、親父が
「ちょっと仕事を手伝えよ」
というので手伝った。
もう親父と一緒に仕事が出来るとは思っていなかったので嬉しい。県内の現場にて、床鉄板溶接の仕事。自分は現場仕事が好きだ。兄貴と、もう一人職人さんがやって来たので4人で仕事をしたが、兄貴と仕事をするのは初めてかもしれない。男親子3人揃って仕事をするのは新鮮で恥ずかしくて、楽しかった。
夕方、以前お世話になっていた会社の職場に顔を出した。ついこの間まで居た感じがする。3日ぐらい前まで働いていたような感覚だ。少し話をしてから家に戻ってきた。
夜、パソコンと向き合う。パソコンむずいなあ。
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プロフィール

高沢 里詞

Author:高沢 里詞
埼玉県行田市出身
S57・12・7生
26歳♂
B型
パンクロッカー・詩人
行田秘湯の会会長
S・O’S(スーパーアウトドアーズ)部長
行田不毛の会会長
行田死語の会会長

注※どの会も新規会員募集は行っておりませんが、もしも会員になりたい方がいましたら密談でどうぞ。

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