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470日目 枕崎修行4日目

20080801152822
7月18日。5時起床。
このお寺には、サイゴウさんというご高齢のお坊さんがいらっしゃる。やはり尼さんである奥さんと一緒に住んでおられるのだが、このお寺に来たのは7年ほど前のことなのだという。
それまでは、日本にとどまらず、世界にまで『真の教え』を求めて行脚していたそうで、このお寺の住職さん(先生)に導かれて、ここに落ち着いたのだそうだ。
聞いてみると、他のお弟子さん方も、皆、口を揃えて
「先生は不思議なお方なんです」
と、住職さんのことを言う。
どう不思議なのか、それを自分も色々と聞いて回ったのだが、話が霊的なものなので、ここではうまく伝えづらい。なにぶん、自分は会ったこともないのでよく分からないが、とても尊敬されている先生のようだ。

ところで、このサイゴウさんであるが、なんと、あの西郷隆盛の子孫にあたる方なのだという。『正式』な子孫ではないらしいのだが、西郷隆盛の曾孫になるそうだ。
それだけで個人的には驚きなのだが、サイゴウさんはその後、もっとビックリするような話を自分にしてくれた。

皆さん、西郷隆盛の最期はご存知だろうか。
西郷隆盛は歴史上、西南戦争にて官軍に追い詰められ、鹿児島は城山の洞窟にて自害したことになっている。学校ではそう教えられた。

が。

サイゴウさん曰く、西郷隆盛は自害などしていないそうである。それよか、城山の洞窟で死んでもいないそうだ。

じゃあ、どうしたのか?

西郷隆盛は、なんと鹿児島南方にある徳之島へと逃がされたのだという。
そして、その逃亡劇には元々仲間であった官軍側の大久保利通や西郷従道などの手もあったんじゃないかと、サイゴウさんは語っていた。

有名な話だが、西郷隆盛の写真はほとんど残っていない。上野にある西郷隆盛像は本人とはかけ離れたものであると言われている。
では何故、写真が残ってないかと言うと、この時に別の死体を官軍へと渡す為、偽物とバレないように処分してしまったからなのだそうだ。
実は最近、西郷隆盛の写真というのが、当時の志士の集合写真という形で日の目を見たのだが、そこにある本物の西郷隆盛はサイゴウさん曰く、
「自分の若い頃にそっくり」
とのことである。

サイゴウさんは徳之島出身なのだが、小さい頃から祖母に、祖母の父親である西郷隆盛の話を聞かされていたのだという。
西郷隆盛は、もう自分が死んだことになっているから、迷惑をかける故、本土へ帰ることが出来ずに徳之島で亡くなったそうだが、いつも本州のある方角の海を眺め、日本を憂い、男泣きしていたそうだ。

と、まあ、これがサイゴウさんから聞いた話の全容なのだが、自分も俄かには信じがたい話である。

「全然、歴史が違うじゃないっすか!!」

とサイゴウさんに言うたれば、

「歴史なんて、そんなものなのよ。残った者の手で、いくらでも書きかえられてしまうんだから」

と淡々と話しておられた。

驚愕である。
しかし、考えてみればその通りだよなとも思うのだ。
歴史なんて、一番あやふやなものなのだろう。歴史ミステリーなんて言って、謎だらけの謎は、そうやってねじ曲げられてきた歴史にただボロが出て、説明がつかなくなっただけの話なのかもしれない。源義経の死体も、織田信長の死体も、ヒトラーの死体も見つかってはいないのである。

ただ、本当の歴史なんて、もう確認する手だてなどない。
サイゴウさんのこの話、信じるか信じないかは、聞く人間の好き好きなのだろう。
自分はロマンがあって好きだけれども。

天候
雨のち曇り
気温
朝25℃ 夜27℃
歩数
計測なし
累計7139263歩
出費
なし
累計946252円
食事
朝・・お粥、味噌汁、玉子焼き、たくあん、お茶漬け、キムチ、麦茶
昼・・ソーメン、メロンパン、アイスコーヒー
夜・・カレーライス、サラダ、コーラ、麦茶、びわ酒
間食・・コーヒー、レモンティー、チョコ
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471日目 枕崎修行5日目

20080802183221
7月19日。5時起床。
シンジョウさんは米倉涼子が好きである。

え?
坊主って、そうゆうのいいの?
と皆さんは思われるかもしれない。自分はそう思った。

お寺で修行をするのだ、という思いで、自分は初めてお寺で生活をさせて頂いたのだが、ここでの生活は、なんだか自分が思い描いていたお寺のイメージとは若干差異があって、時々ショックを受ける。
しかし、よく考えてみれば、自分の中のお寺に対するイメージのほとんどは先入観である。恐らく、これは『一休さん』の影響が強いんじゃないかと思われる。
これは、お坊さんにしてみれば、案外うざいことなのかもしれないな、とふと思った。
きっと、今はお坊さんだって、夏は海、冬になればスノボーをするし、夜は部屋でmixiをやったりしているのである。結構、現代的であろう。
聞いた話では、京都のお寺の住職さんなんかは、普通に外車を乗り回し、祇園に遊びに行くらしいし、
「え?それって浄財なの?」
とかは思うけど、きっとお坊さんも色々なのだろう。
お坊さんだから世間と離れて慎ましく生きてるんだろうな、という自分の中の観念は、なんと言うか、つまらぬイメージだったのかもしれない。

それで、シンジョウさんは米倉涼子が好きなんである。
コウゼンさんに、米倉涼子が出演しているTVドラマの録画を頼んでいた。
シンジョウさんは、普段はそんな様子などおくびにも出さず修行に没頭したりしているので、こういうギャップが、見ている方としては面白く、逆に魅力的である。
旅中に出会った時、それまでに経験したたくさんの苦行の話を聞き、
「それで、煩悩はなくなりましたか?」
と自分が質問したのだが、
「いや、なくならない」
と答えていらっしゃったのを覚えている。
多分、ここらへんのことなのかな、と今思う。
だって、米倉涼子って、なんか、モロ煩悩って感じがするんだもの。

煩悩と言えば、シンジョウさんはこんなこともおっしゃっていた。

「煩悩はなくならんで。そう簡単になくならん。でもな、よく考えてみ。煩悩があるから悟りがあるんやで。煩悩がなかったら、人間、何も悟れんよ。だから煩悩は・・少しくらいあった方がいいのかもしれんなあ」

食欲、性欲、睡眠欲。これらは人間の基本的な煩悩だけども、確かにこういった欲がなくなってしまえば、それは素晴らしい人間かと言うと、違う気もする。
欲が己から噴き出る『悪』ならば、その悪のおかげで今日の人間の活力が生まれてくるんじゃないか、というような気もする。

「煩悩って、難しいですね」

自分はそう言った。

そういえば、シンジョウさんは『白熊』という鹿児島名物のアイスも好きなんだ、と話されていた。
この白熊、バカでかいカキ氷らしいのだが、実は自分も鹿児島にいる間に一度食べてみたいと目論んでいる。

午前中、八十八ヶ所、物置掃除。午後、お百度、水行般若心経暗記。

天候
曇り
気温
朝26℃ 夜27℃
歩数
計測なし
累計7139263歩
出費
なし
累計946252円
食事
朝・・お粥、お茶漬け、さば、たくあん、カレーライス、麦茶
昼・・カレーライス、コーラ
夜・・スパゲティ、白飯、麦茶
間食・・チョコ、焼きイカ、コーラ、オレンジジュース

472日目 枕崎修行6日目

20080802183849
7月20日。4時半起床。
自分の寝ている道場の窓を網戸にして寝ていたら、夜中、やけにそちらの方がうるさい。しきりに、ブビビ、ブビッという音がする。
何かと思い、確認しに行ったら、全長8、9cmはあろうかという巨大なスズメバチが網戸の向こう側でこちらに腹を見せていた。
たまげた。世の中にはこんなにでかいハチがいるのかと思った。普通のスズメバチなど、あれに比べればかわいいものである。絶対に刺されたくない。

刺された、と言えば、実は沖縄で海に潜った時に、これまた直径30cmはあろうかという巨大なウニに刺された(自分的には、あれはどうも、ウニが毒針を発射したんじゃないかと思う・・)のだが、この傷がようやく癒えてきた。
なんか紫色の針を手に打ち込まれてしまって、しばらく指先が紫色であった。

今日はお寺で月1の大掃除日らしい。自分は本堂の扇風機掃除をした。
本堂の中は、いつも線香を焚いているので、部屋が全体的に黒くすすけてしまっている。扇風機は、それを吸い込んで吐き出しているわけだから、そのススの量ったらすごい。本体を水拭きすると、雑巾がすぐ真っ黒になる。
また、このススというのが、煙だけに至る所に忍び入るらしく、今日、米倉涼子のビデオを見ようとしたシンジョウさんが、ビデオが見れないとコウゼンさんに訴えていた。
どうやら、ビデオデッキがススにやられたらしい。
どこからか持ってきたビデオヘッドクリーナーを二人で何度も何度も試していたが、こういうシーンを見ると、シンジョウさんもやっぱり人間なんだなあ、と思って安心する。やっと同じ目線になれる所を見つけられた、というのか。
で、ようやく見えるようになった米倉涼子は、時々ノイズに邪魔されて、ナイスバディが一際魅力的であった。

境内には野良猫が多い。10匹くらいいる。いつの間にかお寺に住み着いたらしいが、どうにも幸せな野良猫達である。
まず、食べ物に困らない。ここの猫達は皆、餌をもらっている。なついているわけでもないのだが、お弟子さん達があげているのだ。それから寝床。基本的に外であればどこで寝ても、お寺の人は怒らない。広い境内が使い放題である。自分がもし野良猫であったら、お寺に住み着きたいとさえ思う。
だからか、野良猫のくせにせっぱ詰まった感じがしなくて、いつも玄関先に横になって伸びている。
この前、背後からソーッと近寄り、寝ているところを小突いたら、仲間の猫だと思ったのか、余裕ぶっこいてこちらに寝返り、開いた目で自分を確認すると、文字通り、飛び上がって逃げていった。その様子が面白く、自分はイッシッシと意地悪に笑ったのだった。

修行は残すところ、あと4日。
今日は他に水行、お百度、八十八ヶ所、般若心経の暗記と写経などをした。

天候
晴れ
気温
朝27℃ 夜28℃
歩数
計測なし
累計7139263歩
出費
なし
累計946252円
食事
朝・・お粥、味噌汁、お茶漬け、キムチ、漬物、昆布、麦茶
昼・・ソーメン
夜・・白飯、味噌汁、おでん、カツオのたたき、麦茶
間食・・アイス、スティック菓子、チョコ、コーヒー

473日目 枕崎修行7日目

20080802184634
7月21日。4時半起床。
TVでロボコンを見る。
ロボコンて何の略だろうか。ロボットコンテストでいいんだろうか。ずっと見ているとハマってしまう番組である。
気がついたら、番組を熱中して見ているのは、シンジョウさんとコウゼンさんと自分の3人だけであった。
きっと男は根本的にロボットとか、そうゆうものが好きなのだろう。女性はと言うと、たいして興味もなさそうである。なんとなく、不思議だ。

今日はお寺にて、イベント的な行事があるらしく、本堂にお客さんが多い。ここは檀家さんがいらっしゃらないので、お寺に来られるお客さんというのは、主に信者さんということになる。
では一体、どういう方が信者さんなのかと言うと、まあ、至って普通の人々である。言ってしまえば、善男善女ということになろうか。
失礼を承知で書かせてもらえば、お寺といえど、ビジネスはビジネスである。お墓を持たずに、お弟子さんを10人近く抱え、食事代などを賄うには、それ相当の収入が必要になってくる。
では、その収入をどうしているかと言うと、ここは祈願寺であるから、祈願お礼などに頼ることになる。ちなみにその中身の大小は、祈願を受けに来た人の志である。
もちろん、祈願というのは、当たらないと客足も遠のくわけで、こう言ってはなんだが、合格祈願や商売繁盛祈願などをより多く叶えることによって、噂は口コミで広がっていったりする。
で、それがここの住職さんのすごい所で、尊敬される所以であるらしいのだが、住職さんが回復祈願をしたところ、忽ちに末期ガンが治ったとか、人生が好転した、みたいな人が大勢いるのだそうだ。しかも、ご自分の方針により、一人でも多くの人を救うため、お金が無ければ無いで、お礼を頂かずに施しをしているのだという。(ちなみに自分がその一人で、宿泊料など払っていないが、修行したい意思を認めて頂き、住まわせて頂いている)
結局、そういうことの積み重ねで、今では東京などからわざわざ訪ねて来られる方がいるほどの有名なお寺になったらしい。

それで、今日、本堂に集まった十数人の信者さん方と一緒にお経をあげたのだけど、事後、自分が前に出て挨拶をすることになった。
「あちらは高沢くんと言って、シンジョウさんの縁でお寺に修行にいらっしゃったのですが、行も頑張られていて、せっかくなので一言挨拶を頂きたいと思います」
と、自分にマイクが回ってきたからである。

挨拶ったって何を話せばいいのだろうか。無い頭を33回転させ、自分はしどろもどろに喋り始めた。

「あの、えー、いや、自分みたいな者がアレなんですが、では一言だけ失礼致します。・・シンジョウさんとは旅の途中で出会いまして、あの、今僕は歩いて日本を一周するという旅を個人的にしておるんですが、えー、シンジョウさんとは新潟で偶然出会いまして、その縁でここにお世話になっております。ここでは色々な行をさせて頂き、また、とてもありがたいお話をたくさん聞かせて頂いて、自分の人生観、みたいなものが、どんどん変わって、豊かになっていくのを感じています。あの、えー、ここには10日ほどお世話になる予定なのですが、短い間ですが皆さん、どうぞよろしくお願い致します。ありがとうございました」

不手際であったが、拍手を頂いたのでホッとした。しかし、サプライズなので驚いた。

今日のその他の行動
八十八ヶ所、お百度、水行、お手伝い、般若心経の暗記と写経。7日目にして、般若心経の読み書き暗記が完了。間に合って良かった。

天候
晴れ
気温
朝27℃ 夜29℃
歩数
計測なし
累計7139263歩
出費
なし
累計946252円
食事
朝・・お粥、味噌汁、漬物、味のり、お茶漬け、麦茶
昼・・笹寿司、おにぎり、巻き寿司、せんべい、源氏パイ、チョコ、スティック菓子、玄米茶
夜・・白飯、味噌汁、ピーマンの肉詰めシチュー、漬物、味のり、麦茶
間食・・キットカット、チョコ、せんべい、桃、たこ焼き、アイス、ニッキ飴、コーヒー

474日目 枕崎修行8日目

20080804225109
7月22日。4時半起床。
毎朝、お寺では出張中の先生と電話で連絡を取っている。
一人一人、短い挨拶をするのだが、自分も時々喋らせて頂いて、今日は先生に
「歩き行に行ってみなさい」
と言われた。

歩き行とは、普段自分がやっている、お百度、八十八ヶ所、水行とは別の行で、お寺から枕崎市街を抜けて、立神岩という海辺の景勝地まで往復20kmほどの道のりを歩くというお行らしい。
なんと言ったらいいのか、それならば自分は普段からやっていることなので、行というよりは、なんとなくピクニック気分である。
元々、今日、尼さんが3人でやられる予定の行に自分が追加された形で、一緒に歩かせて頂いたのだが、話をしながら楽しく歩いた。

尼さんは女性であるが、ちゃんと剃髪をされている。女性で剃髪をするというのは、それなりに覚悟のいることであると思う。
何故、仏門に入られたのか、そこら辺が個人的には素朴な疑問で、今日一緒に歩かせて頂いたエイショウさんにそれを聞いたらば、3年前までは大阪でOLをなさっていたらしい。
「また、すっごい転職ですね。きっかけは何だったんですか」
と聞けば、生活に疲れ、人のアドバイスでここを訪れたのが最初なんだと話していらっしゃった。

ところで、お寺と言えば、袈裟とか数珠といった仏具が欠かせない。
ここにお世話になってからは、お寺にあるものを借りていたのだが、今後は四国でも必要になることだし、お経の本と合わせて、お寺の物を買わせて頂いた。数珠や経文には、一応値段があるのだが、わずかな志と合わせて包ませてもらった。

マイ数珠。

って何か変な感じだけど、真新しいものは何でも気持ちがいい。早速、愛用。
ちなみに数珠の玉って、全部で108個あるらしいのだけど、これは煩悩の数を表しているそうだ。
念仏を唱える時に、手の中で数珠をこすり合わせるのは、煩悩が消えるよう祈るためらしい。
色々と勉強になる。

天候
晴れ
気温
朝27℃ 夜28℃
歩数
計測なし
累計7139263歩
出費
数珠(腕輪、二連)×2、経文・・10000円
アイス×2、ジュース・・330円
計10330円
累計956582円
食事
朝・・お粥、玉子汁、さば、お茶漬け、のり、漬物、納豆、麦茶
昼・・おにぎり×2
夜・・焼き肉、焼き野菜、白飯、味噌汁、ウーロン茶、コーラ
間食・・アイス、コーヒー、コーラ、緑茶、チョコ、ゼリー、飴、キットカット

475日目 枕崎修行9日目

20080805234921
7月23日。4時半起床。
お寺は、国見岳という山の8合目に建立されていて、ここからの景色はとても見晴らしが良い。
一方は開門岳、一方は枕崎市街が一望出来る風光明媚な土地なのだが、周りに民家もなく、静かで、夏になるとあちこちの花火大会が眼下に見通せるのだという。
また、この辺りはお茶の名産地であるらしく、お茶畑も多い。なんとも、のどかな場所である。

今日はシンジョウさんの手伝いで、チェンソーを使って、お寺の奥にあった、不要だという材木の片付け作業をした。

自分はメカに弱くて、機械を使わせたら、これ以上ないってくらいの下手な使い方をする。
それで、子供の頃からよく物を壊してきた、と以前、ここにも書いたことがあったと思う。
トラックに乗ればサイドミラーを壊し、サンダーを使えばコンセントを切断して、ホイルローダーに乗れば車体をひっくり返し、仕事でも私生活でも、とにかく物を壊すつもりはないのだけど、壊しまくってしまってきた。

で、今日もやった。

何をやったかと言うと・・

チェンソーを壊した。

もう、自分はやっぱり機械を使う仕事はやめようかな、と思う。例えば、日曜大工みたいなことをした所で、本物の大工より道具代がかさむかもしれない。
一時、真剣に車の運転免許を役所に返上しようかと考えたことがある。
普通、お年寄りが考えることなのだろうが、自分はいつ事故を起こすか分からないと思ったからで、まあ、自分の愛車はいつもベコベコであった。メーターとか見ないから、よくガス欠もした。それくらいメカに疎い人間なのである、自分は。完全アナログ人間と言ってもいい。まあ、だから歩いているのだろう。

それで、その様子を見ていたシンジョウさんが、
「もう今日は、これで終わりやな」
と言われたので、謝って、本堂へと移動した。
幸いにも、故障がチェーン部だけだったので、チェーンを交換すればええ、とのことで、買い物に行くというコウゼンさんに、ついでにチェンソーのチェーンをお願いしますと頼み、自分達は少し休憩。
そこで、シンジョウさんがこんなことを話し始めた。

「・・もう坊主になりなさいよ」

「え?」

自分は、まんま、え?と聞き返してしまった。

「いや、あなたはお坊さんが向いてると思うよ」
「そうですか?」
「うん、あなた、普通の仕事は続かんと思うで」

そう言う。

「やはり、そうでしょうか」
「うん、続かんよ。勤め人なんか出来んね。続かん」
「出来んすか」
「出来ん、出来ん」
「そうですか・・」
「坊主はな、最終的に行き着くところや」
「どういう意味ですか?」
「色んな仕事しとる人間がおるやろ。生きている間に様々な苦境とかがあってやな、やっぱり年を取ってから行き着くところは仏様なんよ。信仰や」
「はい」
「だからな、若いうちからどうや」
「うーん・・」
「しばらくここに居てくれんか」

そう言う。

自分みたいなものにそこまで言って頂き、ありがたい限りである。やはり、自分は色々とシンジョウさんに見透かされていたのかもしれない、と思った。
自分としても、人間的なことでまだまだシンジョウさんに教わりたいことが沢山あり、出来るなら弟子入りしたい位であるが、まだまだ旅の途中である。

「しかし、旅が・・」
「そやな。まだ途中やもんな・・」

それで、話は流れた。
遅い昼食にソーメンを作って、皆で食べた。

そして、明日でいよいよ枕崎修行も終わりである。
たった10日間の滞在だが、ここまであっという間であった。ラスト1日は、10日間の中で一番頑張りたい。そう思った。

天候
晴れ
気温
朝28℃ 夜29℃
歩数
計測なし
累計7139263歩
出費
なし
累計956582円
食事
朝・・お粥、味噌汁、お茶漬け、納豆、漬物、昆布、麦茶
昼・・ソーメン、カレーパン、アイスコーヒー
夜・・白飯、味噌汁、鰻の蒲焼き、コロッケ、サラダ、ファンタ、缶ビール
間食・・菓子、アイスティー、アイスコーヒー、ウーロン茶、スイカ

476日目 枕崎修行最終日

20080807103024
7月24日。4時半起床。
何故、修行期間が10日間なのかと言うと、実は7月27日に東京で友人の結婚式があるからである。
それに合わせ、25日に鹿児島を発つから、修行は24日までということでお願いしていた。
移動費を抑えるために、今回はJRの5日間鈍行乗り放題切符「青春18切符」にて、4日かけて鹿児島⇔東京間を往復する予定だ。
当初の予定では、埼玉の実家に戻らず、東京に2、3日滞在、結婚式が終わればすぐに鹿児島へ戻ってきて旅を再開する予定であったが、8月6日にお寺へ帰ってくる先生に一度お会いして、お礼を言いたかったので、実家にて8月4日まで滞在することにした。
実家には、ついこの前帰ったばかりだし、自分としてはバツが悪いのだが、まあ、なんか、もう無理に流れに逆らわずやろうと決めた。今後も旅の間、地元での冠婚葬祭はあるかも知れぬし、素直にお世話になろう。

最終日ということで、朝食の時にサイゴウさんが
「10日間、どうでしたか?」
と自分に聞いてきた。
自分は今日の予定発表と合わせて、皆さんの前で、短く挨拶を述べて、お礼を言った。
「家に帰ったら、お墓へ行き、ここで覚えた般若心経をあげてあげたいです」
この10日間のうちに自然に思いついた、素直な心を述べた。
実家に行ったらまず第一に、今、自分があることを、自分が生きていることを、そして家族が元気で暮らしていることをしっかりと先祖に感謝しようと思う。

この10日間で色々なことがあり、ここに書ききれないことも沢山あったが、自分はいつもシンゲツさんという尼さんと一緒に昼食のソーメンを鍋で茹でて食べていた。
そのシンゲツさんと先日、
「自分はタコが好きなんです」
という話をしたのだが、それを覚えていたのだろう、シンゲツさんが
「今日の夕飯は、タコとカツオの刺身です」
と自分に伝えてくれた。
「せっかく枕崎にいるのだから、枕崎のおいしいカツオを食べていって下さい」
そうおっしゃる。

ここには書ききれなかったが、皆さんに本当にかわいがって頂いたのだ、自分は。
シンジョウさんが
「あなたはきっと、またここに来るよ。縁やからな。旅が終わったら、ここで修行するといいよ」
とおっしゃってくれた。

今日は、修理したチェンソーで昨日に引き続いての作業をして、いつもの行に加え、初めてカメ入水行もやらせて頂いた。
真水の中に50分浸かって、般若心経を50回唱えたら、指先の感覚が無くなった。夏でこれなのだから、益々シンジョウさんの冬の氷水行が信じられない。

そして、最後の夕食。刺身がとても美味しかった。
食事の後、食堂にてお別れの挨拶。床に膝をついて頭を下げた。自分は感謝の気持ちで一杯だった。

明日の朝の始発に乗って、東京へ向かう。次に会うのは8月6日か、7日か。
外に出ると、満天の星空が帰り道を照らしていた。うっすらと天の川がかかっているのが見えた。
自分は、寝床に使わせて頂いていた離れの道場まで歩き、室内とトイレを掃除し、仮眠して、始発に間に合うように駅まで歩き出した。
暗い夜道を、夜の茶畑を、縫うようにして進む。キヨシローを聴きながら、口ずさみながら歩いた。
キヨシロー、元気だろうか?大丈夫だろうか?ガンなんてクソッタレだ。またロックンロールを見せてくれ、キヨシロー。
ホロッと涙がこぼれた。お別れの涙か、キヨシローを案じての涙かは自分でも分からない。段々と白み始めた朝焼けの開門岳が美しかった。

別れってのはヤだな。何度経験しても、そう思う。でも、出会いがなくなってしまうのは、もっとイヤだ。
全く贅沢。
これもまた一つの煩悩だろうか。
なんて考えながら、ゆっくりゆっくり駅に向かって山を下った。

天候
晴れ
気温
朝27℃ 夜29℃
歩数
計測なし
累計7139263歩
出費
なし
累計956582円
食事
朝・・お粥、おすまし、漬物、お茶漬け、納豆、麦茶
昼・・インスタントラーメン
夜・・白飯、味噌汁、キムチ、カツオの刺身、タコの刺身、煮物、コーラ、ファンタ
間食・・アイスコーヒー、スイカ、スイスロール、アイス、コーラ、ガム

477~489日目 結婚式

20080808112035
※7月25日より、8月6日までの13日間は、友人の結婚式を中心として、主だった事柄を短く書かせて頂きます。

7月25日、枕崎より始発で広島を目指す。
これは、一日の枕崎からの鈍行での移動限界が広島だからで、深夜、糸崎という終着駅にて下車。
駅ベンチ眠。広島でお世話になったマツダの向洋駅なんかを通過して懐かしかった。
途中、電車がいつまで経っても動き出さない駅があって、何かと思ったら車内アナウンスで
「ただいま、車内で痴漢行為がありました」
と言い、パトカーがやって来て、グタグダになった高校生の男の子が警察官に連れていかれた。
車内はガラガラだったんだけど、一体彼は何をしたんであろうか。被害女性が苦笑いしていた。

26日、広島始発で20時に地元に到着。昨日からの鈍行乗り換え回数約20回。もう、乗り鉄気分。
実家にて、ビール飲みーの、明日の準備。

27日、友人と東京お台場に移動。友人T氏は中学からの同級生で、今日は共通の同級生T女士の結婚式である。T氏の勤めているホテルにて挙式が行われる予定で、スーツを着て会場に向かったらデラ暑かった。
盛大な披露宴。
なんか、自分とT氏の席が新婦友人のど真ん中にセッティングされていて、自分達は蒼二点であったから、嬉しいような、落ち着かぬような心地であった。ドレスアップした女性に囲まれた自分は、自分の坊主頭を呪った。
二次会は夕焼けに染まるレインボーブリッジと東京タワーを眺めながら会食。三次会はカラオケへ。ほほ、楽しかった。T氏、どうもありがとう。T女士、末永くお幸せに。

28日、実家にて諸用。ブログ改造に乗り出すも気力落ち。暑し。また今度な感じで昼寝して焦り。

29日、諸用、墓参り、メガネ屋。

30日、諸用、ミュージックダウンロード。
80’sパンク・ニューウェーブのオムニバス、イヌ、コブラツイスターズ、大光寺圭、ノーモアソルト、ハイロウズ、ブルーハーツ、頭脳警察。
踊り出しそう。

31日、家業手伝い。夜、先日の結婚式でお会いした、中学時代の恩師とT氏の3人で飲み。場所は地元の居酒屋『かもん』。帰省すると、この飲み屋は必ず行く。
仏教と宇宙の話で激盛り上が、アガガ、ってアゴがはずれるくらい興奮した。実に面白いテーマだった。また飲みたい。

8月1日、諸用、家業手伝い。暑い。

2日、諸用、ダラダラ。連日のビールどんちゃん。オヤジのゴーヤチャンプルーはうまい。我が家の冬瓜汁は絶品だ。

3日、諸用。先輩と飲みの予定が、急遽、事情により変更となり、盟友のドラマ―『B』と飲み。かもん。いつものカウンター。徒歩で帰宅。

4日、諸用、家業手伝い。現場で桶川へ。途中、上越新幹線の側道を通るのだが、この延々と続く橋桁には、一体いくらの工費、費用が、で親父と頭を捻る。
親父曰く、1万円札を束にして、ちょうどこの線路と同じ距離になる位かかってんじゃないかということで、100万円1cmと計算し、300kmで30兆円。
そんなかかるかな、と反論したものの、結局分からず。

5日、吹上より電車で鹿児島へ。悪天候。東京では落雷で電車がストップしたらしいが、自分は寸前でかわせた。熱海方面へ。名古屋、京都、大阪、神戸。途中下車したい町はいくつもあるがダメダメ。姫路からムーンライトに乗り、夜行。
ムーンライト、便利やなあ。初めて知ったわあ。

6日、朝、九州入り。門司に到着。八代から『行き』とは別のルートで鹿児島中央へ。
20時過ぎ、鹿児島中央駅着。以前、チラと見かけた駅前のゲストハウスを探し、発見。1泊1500円。
那覇だけでなく、こういう宿が全国的にあれば助かる。楽しいし。満室だったが、リビングに泊めてもらえた。
明日は、枕崎までを往復し、明後日から旅、九州後半を開始の予定。

490日目 鹿児島⇔枕崎

20080809170525
8月7日。7時50分起床。
朝起きて、身支度をととのえていた自分に、ゲストハウスのスタッフさんが
「乗り合いの車に乗って、霧島の方へ行きませんか」
と言った。
なんだか、霧島観光をするためにレンタカーを借りた外国人のグループが、一人分席が空いてるのでどうか、とスタッフを通して自分に伝えてきてくれたらしい。
行きたいな、と思ったが、今日は枕崎に行こうと決めていたので丁重にお断りした。
ゲストハウスには、いつも楽しい雰囲気が流れている。どんな雰囲気かと言うと、修学旅行みたいな感じである。だから、こういうことがままあるのだが、正直、一泊ではつまらないので、いつか長期で訪れてみたい。
礼を言って宿を後にした自分は、電車に乗り、一路枕崎へ向かった。

今日は枕崎を日帰りする予定である。
10日間お世話になったお寺であったが、出張中ですれ違いになってしまった先生に挨拶へ行くのが目的だ。
鹿児島から枕崎までは、電車で片道2時間半ほどかかる。
枕崎駅に着いて、お寺に連絡し、テクテク歩いていると、シンジョウさんが車で迎えに来て下さったので、それに乗り、お寺へ。
そのまま、シンジョウさんに案内され、食堂にて先生と初めて対面した。
写真でお顔を拝見してはいたが、先生は柔和な笑顔で自分を迎え入れてくれたのだった。

「先生のいない間でしたが、10日間お世話になりました。ありがとうございました」
と自分が言うと、先生は
「いえいえ、よく頑張ってくれたそうで」
と、笑ってうなづいてくれた。

その後、これからちょうどお盆で多忙期を迎えるというお寺の手伝いをしたり、ソーメンを頂いたりして、皆さんに挨拶。
夕方、終電に間に合うよう、シンジョウさんの車に乗せて頂き、駅へと向かったのだった。

車の中でシンジョウさんは
「何事をするにも、まず心を清くせなあかんよ」
「心を清くするには、信仰しかあらへんのやな。また、いつでもお寺にいらっしゃい」
とおっしゃっていた。

近くのスーパーで、車内で飲むビールとつまみを買って、いざ鹿児島へとんぼ帰り。

ガタンガタン、ガタンガタン・・。動き出す列車。

ガラガラの車内で、自分は先ほど買ってきたつまみを広げた。
取り出したのは

タコ刺しだ。

うまそうだったから、買ってしまったのである。
さすがに、電車の中でタコ刺しを食べるのは初めてかもしれない。食べづらいことこの上ないが、まあ、仕方ない。
しかし、ふふ、このタコ、うまそうだなあ。
そう考えながら、箸を割って、ビニール袋をまさぐる自分。別添えの醤油とワサビを取り出そうとしたのである。

ところが。

醤油がない。
袋の中には、ワサビしか入っていなかった。
おかしい、確かに醤油も持ってきたはずであるが・・。買い物カゴから落ちてしまったのだろうか。

焦燥。
そして、絶望。

自分は席を立ち上がって、車掌の所に醤油を借りに行こうと思った。
が、やめた。
車掌が醤油を持っているはずない、と思ったからである。

生まれて初めて、電車の中で醤油なしでタコ刺しを食べた。ワサビが効きすぎて、むせこんだ。
空しい。
味気ないツマ大根をビールで流し込んで、車窓を眺めた。
外はすでに真っ暗で、遠くにいくつかの民家の灯りが見えるばかりであった。

鹿児島に戻った自分は、野宿をしようと思ったけれど、久しぶりの野宿は寝床を探す感覚が戻らず、雨も降ってきたので駅前のサウナに投宿した。

491日目 鹿児島~姶良

20080809235827
8月8日。10時20分起床。
サウナで起。
このサウナ、めっちゃ混んでいる。休憩室のリクライニングチェアーが全く空いていないので、通路の床に、壁にくっつくようにして転がって寝たが、自分の頭の上にはやはりオッサンがこちらに足を向けて寝転がっていて、自分の足下にもオッサンが頭を向けて寝ていて、なんか、まるでオッサンの縦列駐車である。駐車場が一杯だったので、仕方なく路肩に停めました、みたいな。
そういえば、上のオッサンなどはさっきから、エンジン音みたいなイビキをかいているし。
エコやね、エコ。アイドリングストップは、うん、まあまあ、とかふざけているうちに、まあ、自分も熟睡したのだけれども・・。
朝起きてみると、喉が痛い。どうやら風邪をひいたようである。久々の歩き始めであるが、バファリンを飲んで歩き出した。

まず向かったのは、鹿児島天文館『むじゃき』である。ここは、鹿児島名物『白熊』というカキ氷の元祖店で、鹿児島市街を出る前に食べにゃあならんと思っていたのである。
出てきたのは、フルーツを盛った巨大なカキ氷。食べ切れるのか?と思いながら一口食べると、おお!「あすこは氷が違うよ」とは聞いていたけれど、なんとも口溶けのいいカキ氷である。例えるなら、パウダースノーだ。
ガツガツ食べていたら、寒くなってきたので、すぐに店を出たが、自分の周りの席にいた人は皆、白熊を食べていた。白熊、大人気である。

店を出た自分は、今度は城山へ。
実はまだ自分はそんなに鹿児島観光をしていなくて、城山にも行っていなかったのである。
ここは先日ブログにも書いた西郷隆盛終焉の地と言われている場所であり、自分は例の洞窟を見学してきた。
「ここで西郷隆盛は・・」
なんてことも考えたが、実は自分はもっと違うことを考えていた。
というのは、ここ鹿児島は自分の親の新婚旅行の場所なのである。
それで、親父も昔、この洞窟を見たそうである。おかんは忘れたらしいが、親父は事細かに覚えていて、その話を聞いていたので、自分はこの洞窟を見ていた、というより、この洞窟を眺めていた昭和49年位の親父を思い浮かべていた。
自分にはどうも、そういう癖があるのだ。観光地などに行くと、その名所を見る、というよりは、そこを訪れたという人の話を思い出して、その時その人はどういう景色を見ていたんだろうなあ、この土産屋はすでにあったんだろうか、などと考えてしまうのである。
で、洞窟自体は、思っていたよりも浅く、小さなものだった。本当の歴史なんて当事者しか知らないのだ、とつくづく思った。

いくらか晴れあがった空に虹がかかっているのが見える。
桜島はいつ見ても雄大だ。
海辺の国道10号を自分はひた歩いていた。感覚を取り戻すように、頼りない足取りで。
すると、ふと自分の耳に聞き慣れぬ音が聞こえてきた。
プシュッ、ブシュー、プブブ、ブシュー。

はて?何の音であろうか。
まあ、いいや。ほっとこう、と歩きながら、何気なくすぐ横の海を見やった時である。
海の上にヒラヒラと揺れる黒いものを見た。

え?
ええ?!
ま、まさかっ!!
ジョーズ!!?

イルカであった。
焦って損をした。プシュッ、ブシュー、と背中から水を吐きながら、すぐ横の海を自分が歩くような速度で平行して泳いでいたのである。
しかし、イルカだってびびる。野生のイルカなんて滅多に見れるもんじゃない。
イルカって、こんな岸辺まで寄ってくんのんじゃあ!と呟いた。呟いて、いいな広島弁、と思った。
誰かにこの感動を伝えたかったが、周りには誰もいない。
それでも自分は独り言で
「イ、イルカ!イルカ!」
と叫んだ。反対側の国道をブブゥと車が走り抜けていったのが虚しかった。

イルカは何頭か群れになって悠然と海を泳いでいたが、そうして、あるところまで行くとUターンして、虹のかかる海へと消えていった。
自分は、今、目の前で起こっている事が、まるで何かの映画でも観ているようで、しばらく興奮しながら様子を見守っていた。

夜、姶良という町に辿り着いた自分は、偶然ジョイフルを発見したので、そこでジョイることに。
いつの間にか、生ビールがキリン一番搾りからプレミアムモルツに変更になって、50円値上がりしていた。
ジョイフルもこの物価高で大変なのだろう。自分は生ビールと枝豆のセットを注文した。それでも、500円である。ありがとう、ジョイフル。
で、しばし読書。

天候
曇り時々雨
気温
昼32℃ 夜27℃
歩数
32484歩
累計7171747歩
出費
飲料×4・・440円
白熊・・683円
パン・・80円
カップラーメン・・198円
生ビール、枝豆セット・・500円
ドリンクバー・・130円
計2031円
累計958613円
食事
昼・・カップラーメン、パン、野菜ジュース
夜・・生ビール、枝豆、ドリンクバー
道中・・白熊、カルピスソーダ、アクエリアス、オレンジジュース

492日目 姶良~垂水

20080810234158
8月9日。10時10分起床。
ジョイフルにて引きこもり。
自宅がある場合、一人でファミレスに籠って、読書しながら徹夜などということは、まずしない。
しかし、今、それをするというのは、ひとえに自宅が近くにないからである。
だから、どこかで夜を越す。バス停だったり、駅舎であったり、道の駅であったり、何もない時は歩道でも寝る。
テーブルがあるというのは有難いもので、歩き旅において手頃な休憩スペースは、なかなかないもんである。コンビニにベンチがあればいいのにな、とよく思う。
ジョイフルを見つけると嬉しくなるのは、そうして、安価な食事をとりながら、24時間営業の店舗が多く、ゆっくりと腰を下ろして休憩が出来るからである。空調もある。

何が言いたいかというと、自分がジョイフルに長居する言い訳を言いたい。

そりゃあ、まあ、自分も長居して悪いなあ、申し訳ないなあ、歩かんとなあ、という気持ちは心の片隅にある。
しかし、外は雨だし、今出ても簡単には寝床が見つからんだろうしなあ、という憂鬱が、自分を長くジョイフルに引き留め続けるのだ。
で、問題なのは、時々、その長居によって店員さんとの折り合いが悪くなってくることである。
折り合い、と言っても、別に自分の方は何も変わらない。ただ、店員さんの方に
「ええ加減にせえよ、コラ」
という雰囲気が流れてくることがあるのだ。
気がつくと、店員同士がこちらを見て眉をひそめてヒソヒソ話をしていたり、猿でも見るようにニヤニヤとこちらを見て笑っていることがある。
しかし、これはあれだ。もしかすると、自分の中にある、悪いなあ、という気持ちが目に映るものを卑屈に見せているだけで、実際はあの眉をひそめてヒソヒソ話をしているおばちゃんは、今日日の税率の高さを憂いているだけかも知れないし、猿を見るような目でこちらを見てニヤニヤしている若い男性は、ただ昨日の助平な出来事を思い出してニヤニヤしているだけかも知れぬ。
そう思うのだけど、今日、朝方店内でウトウトしていたら、店員のおばちゃんに肩を叩かれ
「たいがいにして下さいね」
と怒られた。

結構ショックである。

「すいません」
と謝って起き、モーニングセットを注文し、たいらげてから店を出た。

ジョイフルを出て、2時間後。
またジョイフルを発見したので、そこで日替わりランチを食べた。今度は、あまり長居せずに立ち去った。

自分の方を見て、クロマニヨンズというバンドの話を仲間と始めた人があったので、はて、何でだろう?と自分自身を見てみたら、自分がクロマニヨンズのTシャツを着ていたからであった。
忘れていたが、最近、自分はバンドTを着て歩いているのである。
特にこのクロマニヨンズTは、今年6月に見に行ったピッチピッチチャプチャプランランランツアーのもので、イカしている。
この前など、宿で一緒になったおじさんに
「俺のTシャツと交換してくれ」
と言われたほどで、なんやらインパクトがあって面白いらしい。無論、交換は断ったが。

今日は目的地であった道の駅「たるみず」まで夜を中心に歩いた。道中、雨が降ったりして雨宿りしつつ、23時きっかりに到着。
駅内でテントを張っていたおっちゃん達と話しつつ、ここは全長60mの日本一長い無料の足湯があると聞いていたので、入ろうとしたら、栓が抜けていた。
どうやら、タイムアウトだったらしい。
消沈して、トイレのベンチで眠。

天候
曇り時々雨
気温
昼29℃ 夜26℃
歩数
48679歩
累計7220426歩
出費
飲料×3・・340円
モーニングセット・・399円
日替わりランチ・・399円
ドリンクバー・・130円
計1268円
累計959881円
食事
朝・・モーニングセット(目玉焼き、ベーコン、サラダ、ライス)、ドリンクバー
昼・・日替わりランチ(ハンバーグ、白身魚のフライ、サラダ、ライス)、ドリンクバー
道中・・コーラ、アクエリアス、カルピスソーダ

493日目 垂水~鹿児島

20080814014624
8月10日。7時20分起床。
道の駅トイレ、鏡正面ベンチにて起。
昨夜は、このトイレの前でずっと屯している若者のグループがあり、一向に帰る気配がない。
彼らは時折トイレに入ってきては、鏡に向かって自分の顔を眺めるなどし、その度にトイレ内の照明がセンサーにてブアッと点くものだから、自分は目が覚める。外では始終ゲラゲラという笑い声。
何故、彼らはトイレの前に屯して駄弁っているのか、夜更けに自分は腹がたってきた。
このような何も無いところに集まって、一体全体、何の目的があるというのだ。駄弁るんだったら、駄弁るべき場所で駄弁らんかい。北京ベルリンダブリンリベリア。
とは言っても、そんなことを言えば自分はトイレなんかで寝ているのであって、なんて言うんだろうか、駅で寝ているホームレスが公園で寝ているホームレスを叱る、みたいなものであり、笑止千万である。
黙って寝ていたのだが、どうして自分はそんなに腹がたつかというと、これ、一昨日からの風邪が悪化して、気分が悪かったからである。

喉からきた風邪は鼻に移り、今朝は朝から鼻づまり、頭がポヤンとしている。
午前中は道の駅で休憩。昨日のテントのおじちゃんグループから野菜や果物を頂いて別れたが、しばらく自分はベンチに腰かけていた。
今日の目標地点は垂水市街。桜島を一周して向かう予定だったが、これじゃダメだと目標切り替え、半分の20km地点にある道の駅「桜島」として、歩き始めたのは午後1時。
鼻水がポタポタと垂れる。完全な水っ洟である。
ティッシュなど洒落たものは使っておれぬから、汗のしたたる手で鼻を摘んで、歩きながら絞り出した鼻水をそのまま歩道に投げる。痰を吐く。
「汚えなあ、俺は」
と思うのだけど、不思議だ。汚らしい方が自分っぽい。汚らしい方が頑張っている気がする。汚らしい方が力強い。
クアーとか、クエーとか、クキョーとか叫びながら、坂道を上ってゆく。木陰に立ち止まりながら、途中、桜島の噴石避難壕にしゃがんで、梨を2つと甘夏みたいな柑橘系果物を食べた。

桜島は、溶岩が辺り一面を覆っている。無数ある、その溶岩石の中に文字が書いてある岩を見つけた。歩きの自分が道端の奥の方にチラと見えた程度だから、滅多に人の目に触れない岩であろう。書かれていたのは、こんなことであった。

青春に限界はない
旅の終わり
鹿児島県桜島
S47・7・20
福岡県八女郡○○○21才

○○○は、字がかすれて見えなかった。縦横1mほどの岩肌に白ペンキのような物で書かれていて、自分は思いに耽った。

昭和47年か・・。21才ってことは、今・・何歳だ?歩きだろうか?青春に限界なし、か。いい言葉だ。この人、というか、このおっちゃんは、今でも青春を送っているだろうか?会ってみたいな。

自分はリュックから赤ペンを取り出して、その岩の端に、
埼玉県行田市も〓
と書いて、また歩き出した。

白浜の温泉センターまで歩いた自分は入浴、休憩室で仮眠した後、残り、道の駅までの8kmほどの道のりを出発。
ここらのバス停にはナイスベンチがある。いいバス停だ。ここで寝てしまおうかと思ったが、なんの、道の駅までは歩く。一歩一歩あるく。頭と首筋が熱い、熱いぞ桜島。ついでに汗でかぶれた会陰が痛いわ。蟻の門渡りってやっちゃね。なんて歩く。

道の駅に到着したが、ここはレベルの低い道の駅だった。ベンチが一つもない。軒下にシートを敷いて眠。雨。

天候
曇り時々雨
気温
朝27℃ 昼32℃
歩数
36369歩
累計7256795歩
出費
飲料×5・・580円
風呂代・・300円
シャンプー・・100円
缶ビール・・200円
のり弁当・・280円
おにぎり・・120円
計1580円
累計961461円
食事
朝・・のり弁当、おにぎり、コーラ
道中・・梨×2、甘夏?×2、緑茶、アクエリアス×2、コーラ、缶ビール

494日目 鹿児島~垂水市街

20080814160457
8月11日。7時50分起床。
道の駅前の吹き溜りみたいなところで起。シートと寝袋を畳んだあと、道の駅でアイスを買ってコンビニへ。
茶色いローソンである。少し手前に茶色いファミリーマートもあった。旅を始めて色々なコンビニを見てきたが、コンビニには様々なバリエーションがあって面白い。

体調は引き続き良くない。節々が痛くなってきた。歩きづらい。
日差し、ぐぅ、日差しめ。ふふ、あはははは、へーへっ、ひー、はっひふっへほー、なんちゅって、自分はもう気違いのようである。鼻水が出すぎて、唇が乾く。しかし、負けない俺。俺負けない。
「逆境にこそ、俺は強く生きられる。這いつくばるからこそ見上げられる。上へ行ける。Go!パンクロックGo!!」
独り言を呟き歩いた。

で、全く話が変わるんだけど、皆さん、ご存知でした?コーラとアクエリアス。コーラは内容量がml表示なのに、アクエリアスはg表示なんだよね。最近、気づいたんだけど、何ででしょうか。あと、ポカリスエットは無果汁と書いてあるのに、原材料に果汁って書いてあるんだけど、何ででしょうか?答えは風の中、風の中。

お金を拾った。鹿児島を出てから4度目くらい。毎日、拾っている気がする。
「まちの駅」なる休憩所にて、ケーキとコーヒーを頂く。海を見やれば、海の中をマンタだかエイだかが泳いでいるのが見えた。なんだか現代の生き物じゃないみたい。

コインランドリーにて洗濯。まわる~まわる~よ、時代はまわる~、洗濯機がまわる~、乾燥機がまわる~、頭もまわる~。
宿を探して、今日は民宿泊まり。しかし、手持ちのお金がなくて、ATMもなくて、どうしようか困っていたところ、財布の中にお守りにしていた千円札が2枚入っていたので、これを使った。
この千円札、以前、この旅の中で歯医者の前につぐんでいたら、知らぬおじちゃんがくれた千円である。
ありがとう、おじちゃん。おじちゃんのおかげで助かりました。こうやって、世の中回っていくんだなあ、と思った夜。宿にて快眠。

天候
曇り時々雨
気温
朝29℃ 昼32℃
歩数
28594歩
累計7285389歩
出費
飲料×5・・550円
アイス・・120円
コインランドリー代・・500円
宿代・・3500円
おにぎり×2・・210円
ポテトチップス・・110円
カップラーメン・・168円
缶ビール×2・・394円
計5552円
累計967013円
食事
朝・・おにぎり×2、オレンジジュース
夜・・きゅうり×2、ポテトチップス、カップラーメン、缶ビール×2
道中・・ケーキ、コーヒー、アイス×2、オレンジジュース、アクエリアス、コーラ、レモンティー

パワフル

泣き声だけ持ちこの世に生まれ
自我が芽生え
それを自我と知り
人にも自我のあることを知った
ある時その自我を卑しく思い
切り離そうと試みたが
全く切れず
これを持ち生き続けると決心した
19歳
されども卑しさは増すばかり

問い:己の心の中にはびこる汚らわしさの根源は何だ
答え:人であること
問い:人はその汚らわしさから永遠に解放されないのか
答え:・・・・・

自分が一番かわいくて
他人に一番など譲らない
少なくとも
付き合う人を選ぶ時点でそうなのだ
自分を見る目で人を見て
人を見る目で自分を見る
まだまだ修行が足りないと気づいた
25歳
(07~08年、広島にて)

夢の完成形

つぶしてはこね、つぶしてはこねして作り上げたものが、中途で気に入らなくなり、またつぶしてはこねる。
夢の形を作る僕の粘土は、もう何度もこねくりまわしたものだから、いつの間にか手垢まみれになってしまった。どこからか混ざった陰毛が、ひび割れた隙間からチョロッと飛び出している。
けれど、まだボロボロじゃない、まだ乾燥していない。必死の形相で向かいあって、頭に浮かんだイメージを、形にならないイメージを、どうにか形にしようとあがいている。
25歳。
仲の良かった友達は、自分に黙って地元に帰った。家業を継ぐつもりなのだろう。負けそうだ。折れそうだ。自分は一体今までに、いくつ夢をすりかえてきたんだろう。
夢を追うのがカッコイイのは、まだその粘土が新品だからだ。古くなると固まるのを知らない、伸び伸びとした艶があるからだ。
何もかもが分からなくなり、くじけそうになる度に思い出す夢の終着点。そこに立つ自分はいつも光り輝いている。
悩みを抱え踏ん張る、全てのちゅうぶらりんな若者へ。
僕はそれでも粘土をこねる。だからあなたも、頑張れ。
(07年、広島にて)

495日目 垂水市街滞在

20080815123351
8月12日。7時半起床。
朝、民宿にてモーニングをとっていたら、同じテーブルに座ったおっちゃんに話しかけられた。
おっちゃんは愛知で味噌煮込みうどんの店を経営しているらしい。垂水は自分の生まれた所だそうで、親の墓参りにこちらへ来られたそうだ。
そうか、もうお盆かあ、と自分は思った。

お盆。

好きである、この時期が。夏至を過ぎて、日本列島が猛暑猛暑と騒ぎ立てる頃、一瞬、セミの声も風鈴も、松の葉が揺れる音も白く煌めく太陽の光となって、無音になる昼がある。
凪。
まるで凪のようだから、自分はそれを夏の凪だと一人で思っているのだけど、それがお盆の時期である。

おっちゃんは、勤めていた銀行を早期退職して、うどん屋を始めたらしい。わざわざ自分に住所を教えてくれて、愛知に寄った時は是非寄りなさい、うどんをご馳走してあげるから、と言ってくれた。

そんなことがあり、自分は朝から目標が出来たのだけど、その目標は何かというと、
「愛知へ行ってうどんを食べよう」
てなことじゃない。
名刺を作ろう、ということである。
何故、今まで思いつかなかったのだろう。自分はこれまで出会ってきた人達に、自分のことをほとんど伝えずに来た。ただ、歩きで日本一周をしています、としか話してこなかった。せっかく、こうやってブログも書いているのである。もっと自分をアピール、ってんじゃないが、紹介する気持ちがあってもいいんじゃなかろうか。今朝のおっちゃんとのやり取りでそう思ったのである。
名刺を作ろう。
このブログのアドレスを載せて
「こんなもの書いてます」
くらいの挨拶はしよう、と思った。

しかし、アレである。名刺ってドコで作るんだろうか。

・・その前に肩書き、どうしようか?

考えることが多かった。
肩書き無しでもいいけれど、名前だけって何だか怪しいし寂しい。
うーん。
「フリーター?」
肩書き、フリーター。
なんか、間抜けである。プッて笑われそうだ。実際にフリーターではあるが、フリーターを名刺の肩書きにはしたくない。
「埼玉県民」てのはどうだろうか。でも埼玉県民て仕事じゃないしな。
ここはやはり
「旅人」か。
いやぁ、これはなんか気取ってるな。
あっ、徒歩ダーちゅうのはどうだろうか。徒歩で旅をする人のことを旅人用語で徒歩ダーと言う。
しかしなあ、一般向けじゃあない。
・・自由業にしとこうかな。間違ってないしな。
ギャンブラー。負けっぱなしなのに?
うーん。

肩書きって、ムズイ。

ところで、名刺ってどこで作るんだろう?

そんな訳で街中を歩いてみたのだけど、名刺屋みたいなものは見当たらない。皆、一体どこで名刺を作ってるんだろうか。不思議である。

今日はそんなこんなで結局、垂水市街から出なかった。図書館に入り浸っていた。本来であれば、これより佐多岬方面に向かって歩いていくところなのだけど、体調が思わしくないのと、この垂水市街にライダーハウスといって、激安の宿があることが分かったから、そこへ泊まることにしたのだった。

夜、ライダーハウスにin。ここにはお風呂がついてないらしく、着いて早々、他の宿泊客とともに近くの温泉へ向かった。
TM技研という温泉で、はて、TM技研ってどこかで聞いたことがあるなと思ったら、なんと、あのテイエムオペラオーの馬主のTM技研であった。
うっそー、こんなところにある会社だったんだ!ってか温泉?!と思った。
テイエムオペラオー。日本競馬界に燦然と輝く名馬中の名馬である。
彼は強かった。高校の頃、テイエムオペラオーが出走する鉄板レースで、有り金の8万円を全て叩いて、テイエムオペラオーから馬単の一点買いをした友人がいる。
まるでバカであった。
だが、しかし、そいつはそれを当てた。配当金は約50万。彼はそれで大学の入学式に着るスーツを買っていた。偉いヤツだと思う。今は、どこぞの牧場で働いていると風の噂に聞いた。

温泉から上がり、ライダーハウスに戻った自分は宿泊客の皆と夕食。その後、畳にごろ寝して眠りについたのだった。

天候
曇り時々雨
気温
計測なし
歩数
4241歩
累計7289630歩
出費
宿代(夕食代込み)・・1320円
アイス・・62円
缶ビール・・197円
カフェオレ・・100円
風呂代・・330円
計2009円
累計969022円
食事
朝・・宿モーニングセット(メロンパン、ゆで卵、バナナ、コーヒー)
夜・・うどん、アサリの酒蒸し、焼酎、缶ビール
道中・・アイス

496日目 垂水市街滞在

20080815123426
8月13日。16時10分起床。
一日中寝ていた。
一日中寝ていたのだから、治っているだろうと思ったら、風邪はまたぶり返している。
ムカつく。
腹が立つ。
自分の腑甲斐無さに。

白血球だか赤血球、しっかり働かんかい!と思う。
何を食べても味がしない。くっそ、鼻づまりめ、と思う。
あきゃん、あっかんわー。シンジョウさんに教わった言葉を思い出した。
「良いことがあって、ありがとうゆうのは簡単なことや。これは出来て当然やな。感謝ゆうんは、自分に起こった悪いことに対してもありがとう思う気持ちを、感謝ゆうんよ」
そうだった。
今、自分は風邪に苦しめられている。でも、だからこそ、この風邪に対して感謝せなあかんなー、と自分は思ったのである。
そこで自分は部屋で横になりながら、こう言ってみた。
「ありがとう、風邪さん。いつもお世話になります」
なんか違うな、と思ったが、何が違うのか、よく分からない。まあ、いいや、とその後も寝続けた。

夕食が出来たよ、食べられるかい、と宿のオーナーが2階の部屋まで自分を呼びに来てくれたのが、20時。

健康とは宝である。体が健康であればこそ、仕事が出来、遊びが出来、美味しいものが食べられ、感動し、泣き、笑い、怒り、悲しみ、そうゆう一切合切を人生という名の下に楽しめるのである。ね、健という字は、人を建てる、と書くのだ。
健やかなる家を建てよう。なんでダイワなんだ?

思い返せば、自分の今までは健康な人生であった。
入院したのは今まで2回しかない。
一度目は小学校4年生の時。
夜中に急に腹が痛くなって、病院に担ぎ込まれ、急性盲腸炎の疑いで4日間入院した。
しかし、あれは結局、ただの糞詰まりであった。思い出すと、恥ずかしい一件である。
2度目は、この旅に出る1年前。
ショベルカーと喧嘩してボッコボコにやられた。あべしっ、て吹っ飛ばされて、肋骨と膝をやった。

健康が一番である。つくづく、そう思う。

宿に連泊を決め、夜、屋上にて皆で夕食。他の宿泊客の方が佐多岬で捕ってきてくれたタコ(!)を食べながら、これまた貰い物のビールで乾杯。
うまいなあ。
おっ!飯がうまく感じるから、もう大丈夫だろうか。
なんつって、今日も一日が終わっていく。

天候
晴れ
気温
計測なし
歩数
計測なし
累計7289630歩
出費
宿代(夕食代込み)・・1300円
サイダー・・100円
計1400円
累計970422円
食事
夕・・カステラ、カフェオレ
夜・・バーベキュー、タコ刺し、唐揚げ、焼酎、缶ビール、アイス、サイダー

心の会社

この人間の心には
お客様相談室があらぬのか
ムムムム
だから今キレたんだな
批判されて
ブチ切れとんやなこいつは
人をうまくかわせん人間やの
お前は
だけどお前が

キライじゃないぜ

お前の心は
人のクレーム受け付けず
我が身振りまくり
ギャアギャアと騒ぎたて
お前の心は
お前の心は
もう倒産だ
誰も客などやってこない

リコール隠しをした会社
あれはちと頭が良かったの
世間は分かっちゃいないのさ
マニュアルが顔をのっぺらさすんだと

ずるくないから
お前が好きなんだぜ
頑固だから
愛してるんだぜ

心に会社を建てちまうのは
大人の悪い癖かもしれないな
分かるだろ
至って簡単な
子供の頃の約束だ

猿山

世界という猿山にボスが必要なのならば、人間の理性は何の為にあるのだろう。

性癖

スカトロでも青姦でも
SでもMでも
なんでもいいじゃないっすか
性癖なんて人それぞれで
正しいものなどないんだから
恥ずかしがらず
堂々とすりゃいいじゃないすか
ケツの穴が好きだったり
足の指が好きだったり
臭いのが好きだったり
見せ合うのが好きだったり
色んな奴がいるんだから
気にするこたぁないんすよ
性癖にスタンダードなんてないっ
正常位だけなら普通なんて大間違いっす
何かするのが性癖だけど
何もしないのも性癖です
人のやること批判するやつぁ
自分が見えていないだけじゃんかよ
何でもやりゃあいいじゃないっすか
嫌なら嫌で
好きなら好き
隠したってムダムダムダ
バカにされても
胸を張ってりゃいいんすよ
応援しますよ
あんたの性癖

勝負を投げ出すな

気づいているのに
口に出さないことがある
何もしないことがある
気づいているのに
知らぬふりをすることがある
とぼけることがある
人のためなら本物だ
自分のためなら偽物だ

小さな偽が
正しさよりも
一つでも多ければ
あなたの心は
偽物なのだ
まるでオセロゲームのように
どちらかがどちらかに
支配されてしまうのだ

全ての責任は
あなたの中にある

勝負を投げ出すな

497日目 垂水市街滞在

20080815124902
8月14日。正午起床。
前夜、だいぶ調子が良くなってきたなー、と思って眠りにつき、起きてみると風邪がぶり返している。ここ3日間くらい、そんな調子である。夏風邪は厄介だ。
とりあえず、栄養をつけなきゃなと思って、起き上がり、プラプラと近所の薬局へ栄養ドリンクを買いに行った。
栄養ドリンク、って初歩的な手だが、初歩的だけあって結構効く。リポビタンとかじゃダメだけど、ある程度値の張るものは、それだけ効果がある。
自分が買ったのは1本900円のものだが、中には1本ウン千円のものがあるのだから、なかなか奥が深い。パッケージがエライことになっている。
で、その場で飲み干して、コンビニでカップラーメンを買って帰ってきた。ダメじゃん。

今日、宿を出ようかどうか迷ったけれど、もう一泊することにした。
他の宿泊客は皆、昼の間は各々で出掛けているのだが、自分だけ部屋で一日中寝ていた。
畳の上にごろ寝しながら、窓の外の入道雲を眺めていたら、少し時間が止まった気がした。

風呂に入ると熱が上がるので昨日は入らなかったが、汗をかいて、それはそれで気分が悪く、今日は行くことにした。
同じく宿泊客のライダーさんと一緒に向かう。

ライダーハウス、というのは一つの宿の種類であり、北海道ではよく見かけたが、雰囲気的にはゲストハウスのような感覚で、料金は激安である。
ちなみに今自分がお世話になっている『垂水ライダーハウス』は1泊1000円で、2泊目900円、3泊目以降800円。その名の通り、ライダーのための宿なので、別に誰でも泊まれるのだが、宿泊客はライダーさんが多い。
ここにいたライダーさんは、全国津々浦々より集まっていたのだが、ほとんどの方が旅人である。日本一周の途中という人が多い。
ライダーと徒歩ダー。
差はあれど、同じ日本一周なので話をすれば、会話が弾む。

風呂から帰ってくると、夕食。
ここは、毎日、宿泊客達の飲み会が開かれるらしい。
ゲストハウスもそうだが、オーナーの趣向によって、宿の雰囲気は変わってくる。垂水ライダーハウスは、なんとも和気あいあいとした雰囲気の宿である。

0時消灯。
オーナーは、ダチョウ倶楽部のリーダーに似ているから、皆にリーダーと呼ばれている。クリソツである。
そういえば、屋久島で泊まった宿のオーナーは池乃めだかに似ていたから、めだか師匠と呼ばれていた。あの人もクリソツであった。
自分は、
「明日は宿を出て歩き始めます」
とリーダーに宣言してから、部屋に戻って眠。

天候
晴れ
気温
計測なし
歩数
計測なし
累計7289630歩
出費
栄養ドリンク・・900円
チューハイ・・118円
缶ビール×2・・340円
飲料×3・・305円
風呂代・・330円
アイス×2・・210円
宿代・・800円
ガス代・・10円
こんにゃくゼリー・・100円
カップラーメン・・190円
計3303円
累計973725円
食事
昼・・栄養ドリンク、カップラーメン、こんにゃくゼリー、アイス
夜・・タコ刺し、冷奴、インスタントラーメン、缶ビール×2、スナック、ウーロン茶
間食・・アイス、サイダー、ライフガード

498日目 垂水市街~錦江

20080816165026
8月15日。9時10分起床。
ライダーハウスにて起。体調は相変わらずで、もうどうにでもなれの体で僕はライダーハウスを飛び出した。飛び出したのであった。ああ。
僕は携帯電話を交換したかった。何故なら、携帯電話が最近不調な事が多く、例えばどんなことかと言うと、音が鳴るべき場面で音が鳴らない、充電器を差し込むところの蓋がだいぶ前からない、などといったことで、つまりこれは後者によって前者の故障が引き起こされた可能性も高く、故障が故障を呼ぶ、みたいな事態になりそうだったからで、それなら然るべき対処、つまり交換、などといったことを早めに行う必要があると判断したからである。
で、僕は去年より携帯電話に書き溜めた33編の詩のうち、完成の6編の詩をブログに投下、つまりこれは、保存メールの処理などを工作することによって、新たなる携帯電話の購入を準備、目論んでいたのである。
ところが。
なんたるちあサンタルチア、って、いかん。これは自分の高校時代の社会科教師の口癖であった。
なんたることか。
自分が愛用している携帯電話の外部メモリー、これがソニー社製のメモリースティックプロDuoちゅな商品で、この外部メモリーをそのまま使用出来る機種、ってのは、メモリースティックはソニー社独自のものであるから、ソニー社製の携帯電話を買えば、これが継続使用出来るだろうと、もう何も疑わずにいた自分は、新たなる携帯電話を選ぶ時点で派手にコケた。
すなわち、最新のソニー社製携帯電話。これが外部メモリーとして採用していたのはSDカードであって、メモリースティックなどはメの字もなく、まるで時代遅れ然としていたからである。
何故だっ。
何故、ソニーなのにメモリースティックじゃないのだ、と訝りつつも、頭に浮かんだのは、この激しいコンピューター関係の流れ、またはそれに付随する雑多な商品の主力争いのこと、かつてソニーのベータがビクターのVHSに負けた、みたいなそんな展開がいつの間にかあったのかもしれない、ということであった。あった。
しかし、それだけでは納得がいかない、というのは自分が所有したるこのメモリースティック。これには膨大な量の音楽データがメモリーされているのであり、これをスティック出来ない、つまり、新たな携帯電話にinしてplay、listening出来ないちゅうのはあまりに悲しく、結局、自分はこの壊れかけの携帯電話を壊れるまで使う、ということに相成ったのでありました。思春期。

夜、立ち寄ったコンビニで立ち読みをしていたら、雑誌コーナーにやって来たおばちゃんが店員を呼びつけて
「コロコロコミックはどこ?」
と聞いていた。
店員さんが言う。
「コロコロコミックはぁ、ないですねー」
「そんなはずないよー、今日発売日だよー」
「売れちゃったのかなあ」
「TVでもやってたよー」
「うーん」
「コロコロコミックが欲しいんだよー」
「ないですねぇ」
コロコロかあ。懐かしいなあ、と思って聞いていた。

電話でN君に名刺の話をしたら、N君が
「俺が作ってやるよ」
と言ってくれた。家のパソコンに名刺作成ソフトが入っているのだという。ありがたい。
それで仔細打ち合わせをしていたら、結果、こういう案に落ち着いた。
自分はN君に自分の名刺を作ってもらう。片面刷りの簡単なものである。
裏面にN君の名刺を刷る。
これにより、必然的、自分は全国各地で名刺を配ることが同時にN君を紹介するということにもなり、N君はそこに書き込む内容で、友人や恋人、もしくはビジネスパートナーをGETすることも可能になるという画期的アイデアで、これを了承したN君に自分はタダで名刺を作ってもらえることになった。ほほ。やった。
10月に引き渡しの予定。

天候
晴れ
気温
朝30℃ 昼34℃ 夜28℃
歩数
38486歩
累計7328116歩
出費
アイス・・60円
風呂代・・350円
飲料×4・・408円
缶ビール×2・・394円
ポテトチップス・・105円
パン・・120円
おにぎり×2・・210円
計1647円
累計975372円
食事
昼・・おにぎり×2、パン、野菜ジュース
夜・・ポテトチップス、缶ビール×2
道中・・ウーロン茶、アイス、緑茶、コーラ、アクエリアス、菓子

499日目 錦江~南大隅

20080819144417
8月16日。6時起床。
東屋ベンチにて起。ひょろろろろって歩き出した。辺りにひゅるるるると風が吹いていた。
歩き始めて割かしすぐ、ある酒蔵を発見した。焼酎の酒蔵である。
って、エヘッ、焼酎かあ。見学しようかしらん。
現を抜かしながら、まだ早朝の開いていない酒蔵を眺めていて、恐れ入った。ってのはコレ、その酒蔵が『魔王』という焼酎をつくっている酒蔵だったからである。
魔王。
焼酎を飲む人間なら知らぬ人はいないであろう、伝説的な焼酎である。希少価値が高く、なかなか手に入らない酒として有名だ。プレミア価格で一升瓶がウン万円する。
あまり焼酎を呑まぬ自分でも、『魔王』と『森伊蔵』くらいは知っているのであり、少なからず興奮した。

地元の人が言うには、それほど旨い酒でもないらしい。
「名前だよ」
なんてことを言うのだが、まあ批判せずにはいられないのだろう。その心理は分かる気がする。高い酒は貶したくなるのが人情というものだ。地元なら、なおさら。
森伊蔵などは酒蔵が垂水市にあるのだが、酒蔵見学は抽選なんだという。全国から希望者が集まってくるらしい。
高いのだから旨いのだろう、とは自分は思わぬが、機会があれば呑んでみたい酒だ。
そうしてやはり、
「あれはそんな旨い酒でもないよ」
と言ってみたい。酒のプレミアなんて、その為のものである。

コインランドリーにて洗濯。道の駅にて休憩しながら、順調に進む。ただ心配なのは天気である。
日没と同時に辺りに雷鳴が轟き始めた。
外灯の無い暗い夜道を自分はN君と電話しながら、ひた歩いていた。
北海道在住のN君は
「これから札幌に遊びに行くんだ」
と話していた。
自分が
「何をして遊ぶん?」
と聞くと、
「何をしよっかなぁ」
と言っている。

「何をしよっかなぁって、何かするんで札幌に行くんでないの?」
「うん、そうなんだけど、何をしようかは決めてないんだよね」
「遊びでしょ?」
「そう」
「じゃあ、あれだ。ロフト。全階、見て回ればいいんでないの」
「何でロフト?」
「え?だって、あそこ面白いものがたくさんあるじゃない」
「いや、そうだけどさぁ」
N君は渋っている。まあ、それは冗談として、男の一人遊びなんてだいたい昔から相場が決まってるんであって、それは何かと言うと、すなわち「呑む・打つ・買う」である。
この内、打つ、すなわちギャンブルはN君はあまり嗜まないので除外。残った呑むと買う、これに打ってつけの場所が札幌にはあるのであり、すなわちススキノ。
「ススキノ行きゃあいいじゃない」
と助言したれば、N君は何やらかんやら言いながらススキノに向かったのであった。
電話を切り、自分はまた暗い道をヒタヒタと歩き続けた。

暫く歩いていると、小さな集落で自分を引き留める集団があった。
「少年、どこ行くか?」
一人のおっちゃんが声をかけてきた。
自分が今日の目的地を告げると、
「雨が降ってくるから、上がって酒を飲んでいけ」
と、おっちゃんは後ろの家を指して言った。
一も二もない。ってのは、一溜まりもない。二言もない。おまけに三省もない。
で、家に招じ入れられ、酒と肉をご馳走、しかもおっちゃんの家で泊めて貰えることにまでなった。どうやら、集団は近所の集まりだったらしい。
うまい米、うまい肉、うまい酒を呑みながら、やっぱり名刺やんなー、と一人思った。

天候
曇り時々雨
気温
朝28℃ 昼32℃
歩数
27943歩
累計7356059歩
出費
飲料×4・・450円
コインランドリー代・・500円
ラーメン・・550円
アイス・・62円
おにぎり×2・・210円
計1772円
累計977144円
食事
朝・・おにぎり×2、オレンジジュース
昼・・ラーメン
夜・・焼肉、おにぎり、缶ビール、焼酎
道中・・アイス、ミネラルウォーター、コーラ×2

500日目 南大隅~伊座敷

20080819181545
8月17日。4時半起床。
前夜、おっちゃんの家に泊めて貰った自分は、おっちゃんと話し合いの結果、今日の早朝より漁を手伝う事になった。

おっちゃんはカワグチさんと言って、漁師をしているそうだ。
実は、昨日自分を引き留めてくれた集団というのは漁師の集まりだったのである。
カワグチさんは、今年で57になるらしいが漁師を始めたのは最近とのこと。それまで何をしていたのかというと、20歳から54で定年になるまで海上自衛隊に勤めていたそうだ。
自衛隊時代は、南極観測の砕氷船『しらせ』に乗っていたらしい。南極のペンギン、湖、絶景の星空、色々と素敵な話を聞かせてくれた。
カワグチさんは、奥さんも、自分と同じ位の子供もいるそうだが、アパートを借りて一人暮らしをしながら、漁師をしているらしい。好きなことをやって生きていきたい、というようなことをおっしゃられていた。

以上の話は、昨日の夜におっちゃんと話したのだが、自分は一宿一飯のお礼として、今朝の漁を手伝わせて頂くことにしたのである。

ところが。

早朝、港に向かい、仲間がやってくるのを待っていたのだが、待てど暮らせど誰も港にやってくる気配がない。

何故か?

今日は休漁日だったからである。おっちゃんは、今日も漁があるものと勘違いしていたのであった。
仕方ないので、おっちゃんと家に戻って朝飯と酒をちょっとやって二度寝した。

昨日、携帯電話が壊れた。全く自分の予想通りの展開で、やはりあの時に交換しておくべきだったと悔やんだ。使用していると勝手に電源が落ちるようになってしまったのである。
放っておくわけにもいかないので、一旦バスに乗って、昨日見かけたドコモショップまで戻って携帯を交換してきます、というようなことを言って午後、出掛けようとしたらば、それなら俺が車で乗せてってやるとおっちゃんが言うので、お言葉に甘え、おっちゃんにドコモショップまで乗せて行ってもらうことにした。
自分が歩いてきた道を車で走るというのは、妙な感覚で、どうもムズ痒い。しばし、おっちゃんとドライブして、昨日、通り道で見かけたドコモショップへ。

や、や、や。新しい携帯というのは気持ちがいいね。
考えてみれば、自分はいつも1年で携帯電話を壊す。去年も旅中に交換したのだが、1年経つと携帯電話が力尽きるのである。使い方が悪いのだろうか。
無事に機種変更を済ませたが、携帯電話、高い。なんか、いつの間にか料金制度が変わったとかで、本体が4、5万円もしている。もはや、冷蔵庫や洗濯機を買うのと変わらんのだから、今度は1年で壊れないように大事に使おうと思った。

夜、また昨日のような集まりがあるということで、自分も参加させてもらうことになった。
漁師の親方の家でバーベキューである。
ぞろ呑んで、食べて、明日こそは定置網漁があるというので、明日の朝、それを手伝ってから自分は出発することにした。
手伝う、といっても、自分など何も出来ないだろうが、何事も経験である。漁を教わってみたいのだ。燃料代がどうだとかで問題になっている日本の漁師の現実を知りたい。日本をあまねく知りたい。そういう気持ちである。
というわけで、カワグチさんの家にまた泊めてもらうことになった。そして、やっぱり呑み。

天候
曇り時々雨
気温
計測なし
歩数
6785歩
累計7362844歩
出費
昼食代・・500円
計500円
累計977644円
食事
朝・・ご飯、味噌汁、魚の煮付け、缶ビール
昼・・いなり寿司、巻き寿司、味噌汁、魚の煮付け、缶ビール
夜・・焼肉、おにぎり、鳥刺し、焼酎、生ビール、缶ビール、麦茶

501日目 伊座敷~大泊

20080820144245
8月18日。4時20分起床。
カワグチさんの、南極に焼酎を150L持って行ったという話は痛快だった。
カワグチさんは海上自衛隊だが、船乗りではなく、飛行機の機関士だったのだという。船から飛び立つ戦闘機やヘリに搭乗していたのだそうだ。
それで南極観測船『しらせ』に乗る時も、
「俺達の出番は、昭和基地の手前で氷によって進めなくなった時にヘリを飛ばすのが仕事だから。それ以外は呑んでたよ」
と話していて、日本から船に乗る時、焼酎を150L持って行ったそうである。
「ドラム缶に3分の2ぐらい」
と話していた。
もちろん、他の人も酒を持っていくわけだが、
「科学者の先生方はナポレオンとかドンペリを持ってくるんだけど、あんな酒はちっとも旨くないからね。結局、みんな俺の焼酎を呑んでたよ」
とも話していた。

朝、4時20分に起きた自分とカワグチさんは、車で港へと向かった。
漁港には昨日と変わり、チラホラと人影がある。空はまだ暗い。月明かりが海に道をつくっていた。
自分はカワグチさんに貸してもらったカッパを着て、皆に挨拶し、船に乗り込んだ。なんだか海の男になった気分。
目指すは港から5kmほど離れた地点に仕掛けてある定置網である。15人が2隻の船に分かれて作業を行う。

定置網漁とは読んで字の如く、定めた海域に設置してある網で魚を捕まえる漁、とのこと。現場に行ってみると、海の中に幅20mくらいの四角く縁取られた浮きがプカプカしていて、その下に網が風呂敷のように広がっているのだそうだ。網は特殊な網だから、一度魚が入ると逃げ出せないらしい。
すっかりと白んだ空の下、2隻の船が一辺の両端に付き、反対側の辺に向かって網を巻いていった。そうすると、魚は段々隅に追いやられていくという寸法だ。単純だが、豪快なやり方である。
そうやって網を巻きながら、段々に姿を現し始めた魚達を見ていて、自分は思わず小便をチビりそうになった。

何故か。

船が激しく揺れるので怖かった、というのもあるが、今まさに自分がつんのめって落っこちそうな正面の海、その網の中に巨大な背びれが言ったり来たりしていたからである。
誰かが言った。

「カジキだ!」

でっけえ。
あんなでかい魚を自分は初めて見た。
今までに自分が見た最大の魚は何だったろうか。解体ショーのマグロか、水族館のナポレオンフィッシュか。
それよりもでかい。モリのような道具で突き刺し引っ張り上げた魚は、クチバシから尾びれまでが2、5mほどあった。例えるなら、ジャイアント馬場である。
しかも、それが2匹かかっていたのだ。例えるなら、ジャイアント馬場とチェ・ホンマンである。
船に引き上げられた、その巨大な魚は掛矢で頭を砕かれ、直ぐに内蔵を取り出して氷漬けにされていた。

一方、網の中ではすでに他の大量の魚が窮屈そうにバシャバシャと飛び跳ねていた。カツオやシイラ、見たことのない魚やシマシマ模様の綺麗な魚、アホ面の魚、オジサンという可哀想な名前の魚、イカなどが必死にもがいていた。飛び魚がパタパタと飛んだ。
そうして狭い網の中で一斉に魚がもがくものだから、辺りには大量の血が噴出。海が褐色に染まっていた。ビオレUの空き袋が間に揺れている。それをタモで掬う。もう掬う掬う、全部掬う。
一網打尽とは正にこの事である。

やがて漁を終えた船は帰路に着いたが、港へ戻ると今度は出荷である。今捕ったばかりの魚をそれぞれの種類で箱に詰め、トラックに積み込む。
無数の魚。
自分は大漁であると思ったので、大漁ですね、とカワグチさんに言ったのだが、別に大漁でもないらしい。というのも、どれもあまり値がつくような魚ではないからだそうだ。
お礼のつもりで手伝ったのだが、自分は帰りに分け前の魚まで貰ってしまった。
シイラとイカとカツオ。
自分では食べきれないので、冷凍にして土産に実家へ送ってもらった。

昼過ぎ、カワグチさんや漁師の皆さんにお礼を言って、自分は歩き始めた。
とりあえず、目指すは佐多岬。北の宗谷岬から、ようやく、南の佐多岬に到着するのである。
一つの区切りの場所だ。

天候
曇り一時雨
気温
昼35℃ 夜27℃
歩数
16027歩
累計7378871歩
出費
飲料×5・・506円
そば・・218円
発泡スチロール箱・・160円
送料・・900円
宿代(朝食付き)・・5775円
生ビール・・525円
カレーライス・・580円
計8664円
累計986308円
食事
朝・・シイラの刺身、イカ刺し、カツオのたたき、缶ビール
昼・・そば、野菜ジュース
夜・・カレーライス、生ビール
道中・・コーラ×2、ミネラルウォーター

502日目 大泊⇔佐多岬

20080820145708
8月19日。7時20分起床。
ホテル「佐多岬」にて起。
ここは全室オーシャンビューのホテルで、昨日、自分はちょっとリッチな時間を過ごしたのであった。
どういう風にリッチだったかというと、夕食にホテルの食堂でカレーライスと生ビールを飲食した。大広間が貸し切りであった。
食後、風呂に入った。最上階の展望大浴場である。もちろんオーシャンビューの大判ガラスから、これまた夜の海を貸し切った。
さらには廊下。廊下も貸し切りである。フロントも貸し切って、
ウハ!
自分はこのホテルそのものを貸し切った。
って、客は自分以外におらんのかい!
風呂のサウナは節約のためか電源を切ってあって冷んやりしているし、部屋の卓上灯は切れているし、時計が滅茶苦茶に狂っていて目覚ましがセット出来ない。
何だ、このホテルは。それはね。
ザ・貸し切り。その代償。

今日は佐多岬を往復する予定だ。なんだか天気が怪しいが、とにもかくにも自分は歩き始めた。辺りを猿がうろついていた。

この辺りには猿が多数棲息しているらしいのだが、猿と出会ったら目を合わせてはいけないらしい。襲いかかってくるのだそうだ。
しかし、そうは言ったものの猿がいれば、あ、猿だ、と見てしまうし、突然目の前に現れるなどしたら尚更のこと、見つめずには居られないだろう。ああ、恐いなぁ、思いながら自分は歩いた。しかし、まあ、猿から見れば自分など大猿なわけで、大猿を見れば猿は逃げ出す。
ということで、結局は杞憂であったが。杞妃の憂い。

果たして、佐多岬は岬であった。
宗谷岬は岬っぽくなく、間延びしたような鈍角のカーブであったが、佐多岬は岬の中の岬という感じで、来たんだな、という感じがした。
ここには縁結びの神社があって、数組のカップルと自分はすれ違った。
そのカップルの中に、どこかで見たような顔があり、というのは男の方だが、どうも浦和レッズの小野選手に似ている人と自分は挨拶した。勘違いだったろうか。

折り返しで佐多岬を後にした自分は観光船の船着き場を今夜の寝場にし、シートを広げ眠りにつくことに。

その夜。

ものすごい雷、嵐。想定外の事態。
ここに雷が落ちたら自分は死ぬんじゃないだろうか、とシートにくるまりながら思った。
一応、屋根の下ではあったが、吹き込んでくる横殴りの雨、雨、雨。右フック、左フック、も一つ右フックといった感じ。
地を這って迫り来る大ムカデ。
ギャーッ、ドーン、ガラガラガラ、って、そんな夜。

天候
曇り時々雨
気温
昼33℃ 夜27℃
歩数
15519歩
累計7394390歩
出費
コーラ×2・・220円
缶ビール・・150円
佐多岬入場料・・300円
計670円
累計986978円
食事
朝・・ホテル朝食(和)
夜・・カロリーメイト、コーラ
道中・・コーラ、缶ビール

503日目 大泊~大中尾

20080823072215
8月20日。9時半起床。
ひやー、昨日の雷は凄かったなー、と思いながら船着き場にて起床。天気はまだぐずついている。
船着き場の食堂でカレーうどんとライスを食べた。ああ、今カレーうどんと書いていて涎が出てきたってのは実に卑しいが、美味かったなあカレーうどん。出し汁にカレーがかかっていてね。カレーうどんカレーうどんカレーうどんって、こんな歌ハイロウズにあったなあ。なるほど、こんな気持ちで書いた詩だったのかもしらんなあ。
彼らの作る曲には食いもんの歌が多い。ブルーハーツの頃からして『レストラン』てな曲でカツ丼やら冷奴とシャウトしているし、甚だしきはクロマニヨンズに至って『うめえなあもう』という歌を歌っていることで、どんな歌詞かと言うと、
♪カニよりうまいぜ/俺の足の方が/イケるぜ勝ちだぜ/俺の足の方が/すすむすすむご飯がすすむ
てな歌詞である。もう滅茶苦茶であるが、かなりノリノリな曲なんだぜベイビー。あー、またカレーうどんが食べたい。

そういや、友人Bから電話があり、
「パチンコ屋へ行ったかい?」
と自分に聞いてくるので
「いや、行ってない。なんで?」
と聞き返すと、パチスロのニューマシーンに『ザ・ブルーハーツ』という台が出たんだそうで、
「(パチンコに)行った方がいいんちゃうん」
と言うので
「えーや、あては行きません」
と『渡る世間は鬼ばかり』に出てくる、あの、ほれ、関西弁のお婆ちゃん、医者のおかんの、ほら、えーと、ああ思い出した、京唄子である。京唄子師匠の物真似をして電話を切った。
こういう、誰も気づかないだろうなーという物真似をやはり気づかれぬ内に完了して、一人満足している自分が自分の中には居る。
しっかしブルーハーツかあ。ブルーハーツがパチスロになっちゃったんかいな。そりゃロックがギャンブルと融合したというのは、まあ歓迎すべきとこなのかもしれないが、いやあ、納得出来ないな僕は。大当たりしてリンダリンダとか流れてきても泣けないわ。ロックってそーゆーもんじゃねえっていうか、やっぱロックって初期衝動?蒼き暴動?赤の世界みたいな。そんなんですから、やっぱ、ちょっとナンセンスだと僕は思うんです、はい。気が狂いそう。

商店でカップラーメンとパンとアイスと缶ビールを買ったら、店のおばちゃんが「もし、772円だぞな、もし」
って、そんな言い方はしないんだけども、772円というから、おかしい、と思って。
というのは、自分の計算ではアバウトに500ちょいという値段だったからで、おばちゃんに再計算を促すと、
「えーと、これが、170円。えー、ひゃぁく、なぁなじゅーぅ・・ゼロっと」
と、わざとか知らんが、カタツムリみたいなスピードでレジを打ち始めたから、自分は瞬間イラッときてしまって、というのはカップラーメンにすでにお湯が入っていたのだけれども、それが3分を超すか否かのボーダーラインだったこともあり
「おばちゃん、外でラーメン食ってるから計算終わったら言ってくれい」
と言い放って表に出たのであり、そのラーメンを食べ終えた頃におばちゃんは
「間違えてました。521円」
と自分の所へやって来た。
しかし、まだ「?」と思ったのは、先前のやり取りがあったので自分の方でも商品に貼ってある値札を計算し、確認算までした結果が519円だったことで、おばちゃんはどこかで2円を間違えているのである。
けどたかが2円だ。2円ごときでクドクド言う自分ではない。強がって、あいよ521円ねと気軽に答え、財布を開けた自分はイラッの波に飲み込まれた。

財布の中に入っていた小銭。それがピタリ519円だったのである。
くあああっ!
自分は心の中で、唸るイラッの高波に抗いながら叫んだ。そうして、財布の中から震える手で千円札を取り出し、1円玉を1枚、合わせて1001円をおばちゃんに渡すと、おばちゃんはこれを受け取りながら、自分に1円玉を返し、
「1円はまけとくわ。520円でいいよ」
と言ったのであった。
うまく言葉を返せない自分が、いた。

天候
曇り
気温
朝28℃ 昼31℃ 夜24℃
歩数
30941歩
累計7425331歩
出費
カレーうどん・・600円
ライス・・150円
缶ビール×2・・360円
ミネラルウォーター・・200円
アイス・・63円
カップラーメン・・170円
パン・・127円
コーラ・・120円
計1790円
累計988768円
食事
朝・・カレーうどん、ライス
夜・・カップラーメン、パン、缶ビール、アイス
道中・・コーラ、缶ビール、ミネラルウォーター

入っちゃった系

20080823075827
20080823075825

504日目 大中尾~肝付

20080823163429
8月21日。7時40分起床。
山の中にある小さな集落のバス停にて起。
正面の商店にて朝食。歩き出した。
昨日より、ずっと山中を歩いている。大隅半島を抜け、志布志辺りに出るまではこんな感じが続くようである。
ルート的に言うと、県道68号→74号→国道448号だ。
特に今日歩く県道74号は自分の中で一つの難所という意識を持っており、まさしく今日は山場であると、、山だけに、山場なんだという思いで臨んだ。

「分け入っても分け入っても青い山」
と詠んだのは、種田山頭火だったか。
今日の道のりはそれくらい凄まじかった。まず、町がない。これほどに長く続き、町がない峠道は恐らく青森の大間から脇野沢に抜ける峠道以来、そしてそれ以上である。
初めのうちこそ、山中で野グソを垂れて、その垂れた野グソに防虫スプレーを吹きかけハエが近寄れないように細工するなど、余裕をぶちかましていた自分であったが、次第に減速。町はどこだ、とただそればかりを考えるようになった。
携帯電話は佐多岬からほとんど圏外である。一応アスファルト舗装はされているが、一車線の車が行き違い出来ないような道路で、所々、崖崩れを起こした跡が残っている。なんでも、この辺りの山というのはシラス台地といって砂地の山で崩れ易いんだとか。暫く町がないのを象徴するように、電柱は見当たらないし。人はおろか、車ともすれ違わないのでとても心細い。

道中、その山中で急に自分の横からウ゛ッウ゛ッウ゛ッウ゛ッという音が聞こえ、横を見ると、まだ瓜坊みたいな猪が横たわっている。
何だコイツは、と思ったが、奇妙なのはその猪に大量のハエがたかっていたことである。
次の瞬間、猪が立ち上がろうとした。
おっ、向かってくるのか、と身構える自分。
すると猪は、左右に揺曳しながら立ち上がったかと思うと、前足から崩れるようにドサリと横倒しになった。何度も立ち上がり、そして崩れ落ちる。
どうやら、猪は体に重大な怪我を負っているらしかった。自分を見て、一応逃げ出そうとはするのだけど、立てない。その瀕死の猪が命尽きる前から、大量のハエはこの肉体を付け狙っていたのである。なんたらハエであろうか。
やがて、猪はフラフラのまま、這うようにもがくように自分の前から姿を消した。自分はただその場に突っ立っていた。崖から落ちたのか、車に轢かれたのか、何にしても切ない出来事である。

あまりに町がないのが、ちょっと自分の想像以上というか、いや、それよりもやはりこのアップダウンが半端なく、自分は今日いくつの山を越えたのだろう、連綿と続く山々を見てそう思ったのだけれど、ちょっと今日は初めて体験することがあった、というのは飲料水のことである。
山中で手持ちの水を切らせてしまったのである。
抜かった。
はっきり言って、結構なピンチである。だって町まであと20km位あったし、日差しは強いし、携帯圏外だし、車は通らないし、倒れたら終わりだ。
まるで水の亡者に成り果て、ヒタヒタ歩いていたが、もうどうにも歩けないという状態で目についたのが、川である。
川を見ていてジョロジョロと流れる水、これって飲めるんじゃないか、と思いつつ、流石にそこまで這いつくばるのは自分もプライドが許さないというか、一度は通り過ぎたのだけど、引き返して戻ってきた。
そして、生まれて初めて川の水を飲んだ。
そりゃあ、飲んでも大丈夫ですよと保証された川の水なら自分も飲んだことがあるが、そこらへんの川の水を飲むのは初めてである。
一口飲んで、大丈夫そうだな、と思ったのでゴクゴクいった。
飲まなきゃやってられなかったのである。今日自分は川の水を2度飲んだ。キャメルバックにも詰め込んで歩きながら飲んだ。川がなかったら、水がなかったら、危なかったろう。水のありがたさを身に沁みて理解した。無駄遣いはしちゃダメだ。

その夜、一日中歩き続けた自分はなんとか山中を抜け、自販機でジュースも買うことが出来、一安心。東屋の下で寝ていたら、うわっ、ひっどい蚊にやられて額がボコボコ。そして気づけば、うわっ、うわっ、腕に大量のジンマシンがっ。
かっ。
どうもこりゃ、水に当たったっぽい。猿の小便でも混じってたかな。

天候
曇り
気温
朝22℃ 夜27℃
歩数
68856歩
累計7494187歩
出費
パン×2・・250円
グミ・・100円
飲料×4・・460円
計810円
累計989578円
食事
朝・・パン×2、コーラ
道中・・カロリーメイト、グミ、ミネラルウォーター、コーラ、カルピスソーダ×2
07 | 2008/08 | 09
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プロフィール

高沢 里詞

Author:高沢 里詞
埼玉県行田市出身
S57・12・7生
26歳♂
B型
パンクロッカー・詩人
行田秘湯の会会長
S・O’S(スーパーアウトドアーズ)部長
行田不毛の会会長
行田死語の会会長

注※どの会も新規会員募集は行っておりませんが、もしも会員になりたい方がいましたら密談でどうぞ。

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