スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

135日目 益田滞在

20070819205847
18日、8時起床。パチンコ屋入り口の前で起床。コンビニに移動して朝食。後、町中に入って銀行を探す。すっかり忘れていたのだが、今日は土曜日である。歩いていると、あまり曜日を気にしなくなるが、銀行も郵便局も市役所も土曜日は休みである。ATMだけは9時から開くらしいので、コインランドリーで汚れたズボンを洗うなどして時間をつぶした。コンビニATMはほとんど見かけない。
昨日のお金であるが、現金書留で送ろうと思ったのだが、郵便局がそんな理由なので、たまたま見つけた文房具屋で封筒を買い、それで送ることにした。銀行預金の残りがいくらかは覚えていたので、残額照会をして差額を引き出す。
好意を無下にするような気がする。こういうお金は自分が折れて受け取って、ありがとうと一言いうのが優しさなのかもしれない。でも、やはり受け取れない。自分の中の気持ちをしっかりと確認し、短い手紙をしたため、お金と一緒に封筒に入れてポストに投函した。
ところで、益田市である。自分はここに用がある。前にも少し書いたが、自分は高校時代にある1頭の馬を世話していた。出産からセリ市まで成長を見届け、競走馬として生まれてきた彼女をここ益田市にあった益田競馬場へと送り出すことが出来た。7年前の話である。
その後、この益田競馬場は廃止になってしまい、彼女は広島にある福山競馬場へと転厩したようである。しかし、そこからの情報が分からない。益田競馬場が廃止になってから、もう数年が経つが、益田に行って当時の関係者に行き合えれば何か話が聞けるかもしれないと思っていた。そして、その益田に着いた。
まず、駄目元で市役所に向かってみた。以前、問い合わせた時に市役所の方に彼女が所属していた厩舎を教えてもらったことがあるのだ。だが、やはり土曜日で、居たのは掃除のおばちゃんだけだった。「誰もいないよー!」と言う。仕方なく、競馬場へと向かう。
競馬場は廃止になってしまったために、地図からも場所が消えてしまっている。町の人に聞きながら、だいたいの位置を確かめ進む。競馬場を含む公営ギャンブルの施設というのは郊外にあることが多いので道順が分かりづらい。
途中のガストで休憩していたら、これが、はは、夕方になっちゃった。もう、人を訪ねるのには時間が遅いだろうということで、明日の朝にすることにして、今日は益田に滞在することにした。
コンビニでカップラーメンを買って、いつものように店の前で食べていたら、猫がやって来た。子猫のでっかい奴、とでも言おうか。食べ物の匂いに釣られてやって来たようである。
「なんだ、お前、これカップラーメン・・」
と言いながら猫の顔を見て言葉が止まった。
ひどい顔をしていたのである。目は開ききらないのか、両目ともまぶたが上がりきっていない。そうして、その半分開いた目は両方とも白く濁っている。目が見えていないようである。目やにが長く垂れ下がってプラプラしている。痩せ細った体の毛は湿って逆立ち、苦しげに開く口からはニャーという鳴き声も聞こえてこない。
こういうとこで餌付けをしてはいけない。ちゃんと責任を持った行動を。なんて人は言うが、そんなことは知らん。自分はそのあまりの痛ましさに、猫にちょっと待ってろと言い、コンビニで魚肉ソーセージを1本買ってきてくれてやった。目が見えないせいか、自分の足音にびくつきながらも、ちぎってくれてやったソーセージにかぶりついている。あまりくれても強すぎるから半分くらいにしようと思ったのだが、4分の1ほど食べて、もう腹がいっぱいになったようである。
あと1ヶ月。このままでは、あと1ヶ月も持たないだろう。人の手があれば、もしくはながらえるかもしれない。けれど、人なんていい加減なものである。自分に関係のないこの盲目の猫の命を誰が救うというのか。どんなに社会の景気が良くなっても、この猫は死ぬだろう。自分だって同じである。ここでわずかな食い物を与えてやることは出来るが、世話となると無理なのだ。でも今にも死にそうな猫に、うまいもんぐらい食わせてやったっていいじゃないか。
コンビニでもらったウェットティッシュで目やにを拭いてやり、それからこの猫に「ヨーカイ」と名前をつけてあげた。顔が妖怪みたいだからである。そうして、ヨーカイに「死ぬのは怖くない。今度、生まれてきたら強い強い格闘家のような人間に生まれてきなさい」と言い、頭をなでてやった。自分は残っていた魚肉ソーセージを食べて立ち上がり、その場を去った。ヨーカイはそこから動かなかった。
夜、寝床を探していた自分に親父から電話がかかってきた。ブログを読んだらしい。例のお金の件である。
「今、仕事から帰ってきて、メール(ブログのこと)読んだんだけど・・。俺は知らなかったんだけどさ、お前、何も送り返すことはないじゃないか。借りとけばいいじゃないか。あとで返せばいいんだから」
と言う。
親父の話しぶりから、あ、きっとおかんが泣いているんだな、と自分は察した。親父はおかんの側に立って話をしていた。
「もし、どうしても駄目だったら、その時はこっちから電話をして、悪いんだけどちょっと金を貸してくれと言うよ。何でそれまで待ってくれなかったんだ」
と自分は言った。
親父は苦笑いをしているようだった。そうして、いくつかのやり取りをして電話を切った。
甘えなのかもしれないな、子供の意地なのかもしれない。でも、餞別をもらうのなんかとは訳が違うから、受け取れなかった。旅の意義が大きくズレてしまうような気がしてね。
今日はほとんど歩いていないけど、なんだか特に酒が飲みたくなってコンビニに行き、発泡酒を買った。それを飲みながら、河島英五の「酒と泪と男と女」を思い出した。
後、閉店したスーパーまで移動して、店前のベンチで眠。

天候
晴れ
気温
朝31℃ 昼36℃ 夜29℃
歩数
15310歩
累計4328542歩
出費
飲料×2・・278円
コインランドリー代・・400円
封筒・・84円
80円切手・・80円
タバコ×3・・900円
カップラーメン・・176円
おにぎり×2・・210円
発泡酒・・195円
魚肉ソーセージ・・134円
ガスト代(山盛りポテトフライ、ドリンクバー)・・483円
計2940円
累計572929円
食事
朝・・おにぎり×2、飲むヨーグルト
昼・・ガスト(山盛りポテトフライ、ドリンクバー)
夜・・カップラーメン、発泡酒
道中・・ジュース
スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

05 | 2017/06 | 07
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

高沢 里詞

Author:高沢 里詞
埼玉県行田市出身
S57・12・7生
26歳♂
B型
パンクロッカー・詩人
行田秘湯の会会長
S・O’S(スーパーアウトドアーズ)部長
行田不毛の会会長
行田死語の会会長

注※どの会も新規会員募集は行っておりませんが、もしも会員になりたい方がいましたら密談でどうぞ。

お知らせ
☆NEW TOPICS☆
リンク、追加しました(9/24)
当ブログがFC2ブログランキング
バックパッカー部門において
第1位を獲得しました!!
(過去のTOPICSはこちらへ)

☆くるみ長者☆
現在のアイテム
『赤いラジコンカー』
~これまでの交換履歴~
くるみ→
折りたたみナイフ&小説→
革のケータイケース→
キュウリの種→
赤いラジコンカー
青雲の最新動画
青雲HPは下記リンクより!!
最近のコメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
メールフォーム
ご意見、質問、ご要望等は、お気軽にこちらへどうぞ!

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
ブログ内検索
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。