
へっへらへーのほっほいほー。
宮島厳島神社と原爆ドームへ行ってきた。自分は知らんかったけど、厳島神社ってフェリーに乗っていくんだね。てっきり、本州側の沿岸から、あの海に浮かぶ鳥居を眺めるだけかと思っていた。
干潮時には鳥居もくぐれるようで、歩いて鳥居の所まで行くと、でかっ!鳥居、でかっ!何メートルぐらいあるんだろうか。ビル3階から4階分くらいありそうだ。朱色に塗られていて、足が2本ではなく4本ある。その全てが1本物の木をそのまま使っているようで、近くで見ると、ゴツゴツしていて太い。普段、海水に浸かる根元部分にはフジツボがびっしりとくっついていた。
たまたま厳島神社で結婚式が行われていて、それを見たり、猿まわしを見たりして、Uターン。原爆ドームへ。日曜日ということもあり、観光地も電車も混んでいる。
原爆ドームというのは、どんな所に建っているんだろう、と路電の駅、原爆ドーム前で下車すると、すぐ近く、元安川という川沿いに静かにそれはあった。
ドイツではナチス時代に犠牲になった人々の墓をわざと街の中心につくり、常に人の目に触れるようにしている、と聞くが、この建物も周りはビルが並ぶ中にひっそりと、しかし異様な存在感を持って、建っていた。建物自体が息をしているような、不思議な不思議な光景で、失礼ながら言わせてもらうと、一つのアートのようであった。
原爆資料館へも足を運んだが、そこで見たことは、ここには到底書けない。言葉なんて、いざ、という時、弱いものだ。黙ってしまう。ただ、ただ、無言で圧迫される。痛すぎた。これが歴史なのだろうか。広島の人は、小学生の頃からこれを学ぶのだという。だから、広島の人は優しいのかもしれない、と不遜にもそんなことを思った。
ところで、これで自分は日本三景である松島、天橋立、厳島を全て制覇した。日本は小さな島国だと言うが、その小さな島国の中に、素晴らしい景色がいくつもある。これからも、自分が住むこの国のことをもっとよく見つめていきたい。
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