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212日目 ヒゲと親父

ヒゲは、たくわえると言う。何故だろう。髪も眉毛もたくわえるとは言わないが、ヒゲはたくわえるのである。ヒゲというのは本来剃るべきものという考え方からだろうか。立派にたくわえたヒゲ。ただ、生やしっぱなしにしているヒゲは無精ヒゲで、到底たくわえたとは言えない。
親父はいつも、手入れのされた形のよい口ヒゲをたくわえている。ヒゲのない親父の顔を見た記憶が自分にはない。風呂場で、洗面所で、よく鏡に向き合っている親父は、いつ頃からか、白髪染めの薬を塗る機会も増え、市販の白髪染めを買ってきては至極真面目な目つきで鏡を睨んで、ヒゲにクシを入れている。頭髪よりもヒゲの方が重要なのではないか、と思わせるほど、その姿は自分の中に印象深くある。
口ヒゲよりも顎ヒゲを生やす方が流行りなのだとTVでやっていた。今の若者は口ヒゲを剃り、顎ヒゲを生やすのだ、と。親父が若い頃はどうだったのだろう。
ヒゲというのはおかしなもので、思春期を過ぎた青年には髪の毛のように生えてくるものであるのに、十代、二十代くらいの若者が生やしていると、「剃れ」なんて年長者に叱られる。失礼だ、と言うのだ。ヒゲを生やしていることが、どうして相手に対して失礼に当たるのか、自分にはよく分からない。生意気に見えるのか。ただ、年を重ねた人間ほど、威風堂々とした風格にほど、ヒゲが似合うのは確かだ。
親父はいつからヒゲを生やしていたのだろう。
ヒゲのない親父が想像できない。いつだったか、自分もヒゲを生やしたら親父みたいな顔になるだろうかと思って、ヒゲを生やしたことがある。伸びるにつれ胡散臭い顔になってきたので、すぐ剃ってしまった。やはり、まだ自分にはヒゲが似合わない。まだまだ、渋み、重み、人生経験とか、そういったものが足りないのだろう。身内ながら、親父ほどヒゲが似合う人もそうそういないと思う。
いつか関羽のようなヒゲを、と思いながら、今日も自分はヒゲを剃って仕事に向かう。
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プロフィール

高沢 里詞

Author:高沢 里詞
埼玉県行田市出身
S57・12・7生
26歳♂
B型
パンクロッカー・詩人
行田秘湯の会会長
S・O’S(スーパーアウトドアーズ)部長
行田不毛の会会長
行田死語の会会長

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