
7日、8時半起床。朝、目が覚めると8時半。やっばぁ!と朝食カードを手に取り見てみると、朝食7時~8時半とある。うああ、朝食があぁ、と慌てふためいて寝起きのまま食堂へ走った。ギリギリセーフだった。しかし、自分が最後で他に食べている人はいない。急いでおかわりして食べた。
部屋に戻って落ち着いてみると、そういえば雨の音がしない。携帯電話の天気予報を確認してみると、予報が昨日と変わり、雨から曇りになっている。やった、雨が止んだのだ。緑茶を飲んでからホテルをチェックアウトして国道338号線を南下。歩き出してすぐ、大間のスーパーでパンとジュースを購入。道路標識には、むつまで113kmとある。
町中でハイロウズTシャツを着ている人を見た。ハイロウズというのは自分の好きなバンドで、そのTシャツというのはリラクシンTと呼ばれる、記憶が正しければハイロウズが1999年6月9日、ロックの日に発売したCDのタイトルで、そのツアー会場で物販されていたもの。ついつい、「うおー!」と叫んでしまい、話しかけようとしたが相手は仕事中のようだったのでやめた。しかし嬉しいなあ、自分は地元にいてもハイロウズTを着た人とまず出会ったことがない。今度会ったら、近くのお寺で一緒に地ビールを飲みながら音楽話をしたい。
大間の町を出るといきなり峠だった。これはパッと見の意見なのだが、この辺りは北海道に比べて道路幅が狭く歩道もない。道路自体が古い感じがする。峠道も北海道のそれはどちらかと言うとなだらかで、谷間を縫っていくような道だったが、こちらは一つ一つの山を乗り越えていくという感じでアップダウンが激しい。今日も自転シャー(これから自転車の旅人のことを自転シャーと呼ぶ)とすれ違ったが、自転車をこいだり押したりするには困難な坂だろう。また、ここにも熊は出没するらしく、出没注意の看板があった。森の中ではウグイスとカッコウの鳴き声が聞こえ、湿度が高いのか、歩いているとムシムシする。ただ、足の調子はすごくよくて、この旅にほぼ順応した感じ。夏装備への切り替えも正解だったと思う。
まだなんとなく北海道を歩いている感覚が抜けていなくて、時々「そういえば、ここは本州なんだよな」と思う。「どこまで行くんですか?」と聞かれると「函館です」と答えそうになってしまう。この辺りの人達は大きな病院へ行く時、フェリーで函館に行く方が近いのか、町の通りには函館の病院案内の看板が立っていた。そして夕方、仏ヶ浦着。
今日はここの公衆トイレに泊まろうか、それとも日没まであと少し歩こうか考えて、結局歩くことにしたが、次の町にたどり着いたのは19時半になってしまった。もう暗い。一軒だけあった商店で買い物をして、公衆トイレで眠。電気がつかない真っ暗なトイレ。「昔、トイレの花子さんって怪談があったな」と思い出す。それはそれで怖いが、現実的に問題なのは床を這うゲジゲジである。
天候
曇り
気温
朝21℃ 昼23℃ 夕17℃
歩数
61355歩
累計1404615歩
出費
パン×3・・330円
ジュース・・98円
カップラーメン・・126円
スナック菓子・・150円
発泡酒・・150円
計854円
累計156369円
食事
朝・・ホテルバイキング
昼・・パン、ジュース
夕・・カップラーメン、スナック菓子、発泡酒
道中・・水
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