3月24日。
冬になって空気が乾燥すると、シャワーを浴びるたびに肌が痒くなる。
痒みの正体は微々な痛みなのだと、昔、何かで見たことがある。
というのは、人間にはそもそも痒みを感じる感覚組織はなく、痒みとは痛覚が反応して起こる現象らしい。
で、自分はそこでふと思うのだ。
痒みというのは、掻くと気持ちいい。これはおかしなことだと。
だって、痒みは言ってみれば痛みなのである。だのに、そこに「掻く」という更なる微少な痛みを与えるのに、それが何故気持ちいいのだろう。
例えば、怪我なら触れば痛いのだから触りたくない。しかし、痒みは掻くことで解消できる。すっきりする。
微々な痛み+微少な痛み=気持ちよさ
このメカニズムは何だろうか。
それが分かれば、人生観が変わりそうな、そんな気がしているのだが、いかんせん自分はそんなことに詳しくなく、はむむ、愚鈍ながら痒いところに手が届かないでいる。
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